新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が長引く中、兵庫県明石市内の海岸には週末ごとに大勢の人が訪れている。利用者が増えるにつれて近隣住民を悩ませているのが放置ごみ。松江海岸(同市松江)ではレジャー客が残していったバーベキューのごみが散在し、大型連休明けには地元から悲鳴が上がった。住民はコロナ禍のいまこそ、互いに気持ちよく海辺を利用できる思いやりとマナーの順守を訴える。(長沢伸一) 【写真】レジャー客の残したごみが散在する海辺 焼き肉のたれや酒の空き瓶、ペットボトル、焼き網。袋詰めされたごみが放置され、砂浜が炭の燃えかすで黒く変色している。樹脂製のベンチは熱のためか焼けただれていた。 林崎、松江海岸には市の条例でバーベキュー禁止区域(約2万平方メートル)と可能区域がある。今年は新型コロナの感染拡大を防ぐため、市は先月29日からは可能区域の2カ所(計約5千平方メートル)でもバーベキューの利用を