能登半島地震における石川県内での住宅被害は7万6000棟余りに上っています。 死因などが公表されている人のうち約8割は「家屋の倒壊」で亡くなっていて、住宅の耐震化の必要性が指摘されています。 国は2030年までに耐震性が不十分な住宅を解消することを目指しています。 しかし現行の耐震基準を満たす住宅は全国で87%。 なぜ100%に届かないのか? いち早く取り組みを行ってきた静岡県で課題を探りました。 (おはよう日本 ディレクター 谷圭菜・川上慈尚)
能登半島地震の影響を受けた観光業を支援する「北陸応援割」の予約受け付けが福井、富山、新潟に続き、12日から石川県でも始まりました。 一方、予約がすぐに埋まるケースも相次いでいて、すでに予約枠がいっぱいになった民宿の女将は「被災地での通常価格での旅を損だと思わずに楽しんでほしい」と話しています。 石川 加賀のホテル「予約の電話が鳴りっぱなし」 「北陸応援割」は、地震の影響を受けた石川、福井、富山、新潟の4県の観光業を支援するため、観光客の宿泊代などを1回の宿泊予約で2万円を上限に半額を補助する国の事業で、今月16日から来月26日までの宿泊分が対象です。 福井、富山、新潟の3県分の受け付けは今月8日に始まっていて、12日からは石川県分の受け付けが始まりました。 加賀市の片山津温泉にあるホテルでは早速、予約や問い合わせの電話が相次ぎ、従業員が対応に追われていました。 このホテルは地震で被災した人
東日本大震災から13年を迎えた11日、キリスト教、神道、仏教の3宗教合同による「鎌倉の祈り 3・11 追悼・復興祈願祭」がカトリック雪ノ下教会(神奈川県鎌倉市)で行われた。宗教や宗派の垣根を越えて神職、僧侶、司祭、牧師ら約50人が祈りをささげた。 祈願祭では、震災発生の午後2時46分に合わせ、教会の鐘の音が鳴り響く中で、全員で黙祷。その後、神職は大祓詞(おおはらえことば)を斉唱。僧侶が読経、司祭・牧師らが聖書を朗読し、震災の犠牲者らを悼んだ。一般の参列者を含め約250人が献花や焼香を行った。 鎌倉市内の3宗教が震災発生1カ月後の平成23年4月11日に合同祈願祭を開催。以降、毎年3月11日に鶴岡八幡宮や建長寺、円覚寺などが持ち回りで会場となって継続しており、今回で14回目となる。この日寄せられた寄付金は能登半島地震の被災者への支援にも活用するという。 カトリック雪ノ下教会の古川勉主任司祭(6
13年前の東日本大震災では電話が使われなくなった地域での救助や支援の要請などでSNSが注目されましたが、能登半島地震では旧ツイッターのXで救助を求める投稿の中で偽情報が過去の災害より多い傾向があることが国の研究機関のデータからわかりました。 専門家は災害時に偽情報の拡散を防ぐため、SNSの運営会社による改善や法的な対策が必要だとしています。 目次 東日本大震災 ツイッターで救われたケースも 気仙沼市 震災時ツイッターどう活用? 東日本大震災のあと、災害時の情報伝達の手段としてツイッターを始めとするSNSが注目され、その後起きた地震や水害などの災害では行政が細かい地域に応じた情報を発信するなど、情報インフラの1つとして活用されるようになりました。 しかし、ことしの能登半島地震のあとは特にXで偽の救助要請が拡散されていて、国の研究機関、情報通信研究機構が災害時に日本語でのXの投稿を収集している
小規模分散型水循環システムを手がけるWOTA(ウォータ、東京都中央区)は3月11日、大規模な地震などで被災者が感じる「災害水ストレス」に関するリポートを公表した。令和6年能登半島地震で、被災地にシャワーや手洗い場を提供した経験を元に、長期の断水へ備える必要性を訴えた。 能登半島地震では、主要な浄水場や管路が被害を受け、10万人以上が“1カ月以上の断水”を経験したという。地震から2カ月以上が経過した現在でも、1万7250世帯が断水している(3月8日時点、厚生労働省調べ)。 過去の震災でも同様で、例えば1995年の阪神・淡路大震災では水道が仮復旧するまでに約1カ月、神戸市全域の復旧には3カ月掛かった。東日本大震災(2011年)では復旧完了までに約6カ月半を要した。 能登半島地震の場合、備蓄品の配給や救援物資もあって飲料水の問題は数日で解消した。しかし入浴や手洗いの機会は不足し、被災者を疲弊させ
千葉県東方沖などを震源とする地震が2月下旬以降に相次ぎ、千葉県内のスーパーなどでは水や非常食などが売れている。発生から13年となる東日本大震災の節目が近づいていることや、1月の能登半島地震も影響しているとみられる。東日本大震災時の品薄などを踏まえ、各店舗は在庫を確保しているといい、ある店の担当者は「慌てて購入しなくても、商品は十分にある」と話している。(石本大河) 【リスト】あなたは大丈夫?非常用持ち出し袋に用意すべきもの 「千葉でも揺れを感じることが多くなった。いつ大きな地震が起こるかわからないので、水などを買いに来た」。総合スーパー「イオンスタイル幕張新都心」(千葉市美浜区)で7日、習志野市の男性(75)は、飲料水のペットボトル6本が入った1箱を買い物カートに積み込んだ。1本は2リットル、計12リットル分だ。
これまでの災害で明らかになった数々の課題や教訓。決して忘れることなく、次の災害に生かさなければ「命を守る」ことができません。防災・減災につながる重要な情報が詰まった読み物です。 「来ていますよ、津波。来ている、来ている! 川を上って来ていますよ! 正面」 それまで冷静だったパイロットの緊張した声で、カメラを前方へと向けると、名取川を津波が遡上してくる様子が確認できた。 午後3時54分。ヘリの映像が、テレビで生中継され始める。 白波がザーッと川を上ってくる様子の撮影を続けていると、再び前方の席に座るパイロットと整備士の叫び声がした。 「海、海、海。もっと左、左、左」 カメラマンの座席は後部右側。真ん前や左側はよく見えない。指示された側にカメラを振ると、黒い津波が陸上にも押し寄せていた。 東日本大震災の津波の恐ろしさに、世界中の人が気づいた瞬間だった。 撮影できたのは「偶然」 この映像を撮影し
「30年以内に70〜80%」とされる南海トラフ地震の発生確率を検討した政府の地震調査研究推進本部(地震本部)が、2013年の会議の資料に、算出に使った特別な計算式のデメリットを「科学的事実に反するおそれ」と明記しながら、それを伏せたまま確率を公表していたことが分かった。地震本部の非公開資料で判明した。(小沢慧一) 13年に発生確率を検討した地震本部傘下の地震調査委員会側の会議では、地震学者の多くの委員たちが、算出に使った計算式「時間予測モデル」は「科学的問題がある」と採用に反対した。一方で全国基準の単純平均モデルを使うと確率が20%に落ちるため、地震本部は報告書の公表方法を検討する合同部会を開催した。 地震調査委員会 阪神・淡路大震災で地震の研究成果が国民に伝わっていなかった反省から設立した政府の特別機関「地震調査研究推進本部」の下部組織。地震学者を中心に19人で構成し、地震の発生確率など
CGTN America @cgtnamerica The American military carried out its first air drop of aid into the Gaza Strip on Saturday (Mar 2). pic.twitter.com/CO49vUFQf6 2024-03-04 09:30:00 町山智浩 @TomoMachi カリフォルニア州在住の映画評論家。自由民主主義者。BS朝日『町山智浩のアメリカの今を知るTV』放送中。TBSラジオ『こねくと』毎週火曜午後3時から生出演。週刊文春『言霊USA』連載中。Podcast「町山智浩の映画特電」はopen.spotify.com/episode/6sq4Yu… note.com/tomomachi 町山智浩 @TomoMachi ガザにアメリカ軍が救援物資を空中投下しました。そういえば能登の
罹災証明書を受けたり公費解体や生活再建補助金をもらうための第一のステップである被害認定作業のほとんとを県外都市部自治体からの応援職員が行っているよ。 スピード優先で「立っているか」、「立っていないか」ぐらいの判断で被害認定を行っているよ。 そのせいで倒壊は免れたものの、被災により柱がズタズタな古民家や屋根がブルーシートで覆われているような古民家に対して「被害なし」の認定を連発しているよ。 住民は避難所や2次避難中で不安でしかないなのに生活再建ができないと絶望しているよ。 一部の元気な人たちや義憤にかられた漁師たちが、市役所に2次調査申込で怒鳴り込みに来て怒号の能登弁をまくしたてたことろ、応援職員が号泣するという地獄の光景がひろがっているよ。(七尾市は漁師町です)。 このまま被害なしとすると公的解体も補助金も支援が受けられないので、住民が七尾市から逃げ出す算段を始めているよ。 特に東京や大阪
東京大学(東大)は2月27日、微小な振動である「微動」を用いて、地殻深部の変化を高い時間解像度でモニタリングする手法を開発したことを発表。同手法により、地震が火山活動に与える影響を調べることが可能となったことから、富士山や箱根直下を調査した結果、2011年の東北地方太平洋沖地震の際に水圧が上昇していたことや、火山地域では地震前の水圧に戻りにくいことなどが明らかになったことも併せて発表した。 2011年の東北地方太平洋沖地震と静岡県東部地震で影響を受けた富士山と箱根地域(出所:東大プレスリリースPDF) 同成果は、東大大学院 工学系研究科の垣内優亮大学院生、同・辻健教授、産業技術総合研究所の二宮啓研究員らの共同研究チームによるもの。詳細は、地球科学に関する幅広い分野を扱う学術誌「Journal of Geophysical Research - Solid Earth」に掲載された。 地震が
千葉県いすみ市の海岸にある観光スポット、夫婦岩が今月に入って崩れているのが確認されました。 千葉県東方沖を中心とする地域では先月下旬以降地震活動が活発化していて、県の土木事務所は地震の影響で崩れた可能性が高いとみて調べています。 いすみ市によりますと、SNSで「岩の一部が崩れた」という投稿があったことから、職員が今月2日に現地を調べたところ、大きな岩の一部が崩れているのを確認したということです。 海岸を管轄する県夷隅土木事務所は、数年前から強風や高波の影響で大きな岩の浸食が進んでアーチ状になっていたため、この弱くなった部分が地震の揺れで崩落した可能性が高いとみています。 千葉県東方沖やその周辺では先月下旬以降、地震活動が活発化し、いすみ市では先月29日の夜と今月1日の明け方に震度3、今月2日の未明には震度4の揺れを観測していました。 県夷隅土木事務所は今後の揺れなどで崩落する危険性があるこ
清水俊史 @AKBhVis 「仏教的には地震や津波の犠牲者も過去世の業が原因なのか?」という問題がしばし炎上しますが、仏典とその註釈を注意深く読む限り「その可能性が高い」と言う外ないです。 こういう見解は顰蹙を買うかもですが、これは私の意見ではなくて、仏典と注釈にそう書いてある以上、どうしようもないのです。 x.com/AKBhVis/status… 2024-03-03 19:36:55 清水俊史 @AKBhVis 上座部の理解なら、そのように「今の苦しみは過去世の業が原因でどうしようもない面もあるが、前向きに現世で頑張ればOK」となります。 なかなか難しい問題ですが、恐らく仏教的価値観からすれば「今の苦しみは過去世の業が原因ではない」と考えることは、「無反省な唯物論」に映ると思います。 x.com/bero_triratna/… 2024-03-03 19:02:15 筑摩書房 @ch
「この投稿をみたときに膝から崩れ落ちました。もう、何やってんだと。被災地の方々に負担をかけて、レンタカーで渋滞の一因になって、国会議員がやるべきことじゃないだろうというふうに私は本当に思います」 1月8日、<迷惑系国会議員!被災地の悲痛な声を無視して現地入りしたれいわ新選組・山本太郎議員が批判されるべき理由>と題したYouTube動画で、こう語ったのは日本維新の会の音喜多駿参議院議員(40)だ。 能登半島地震の発生直後の1月5日に、被災地の視察に行った、れいわ新選組の山本太郎代表(49)は猛烈なバッシングにさらされた。 震災発生から2カ月。山本氏が“ボランティアバッシング”に感じた違和感、そして自らに向いた批判について振り返った(全2回の2回目)。 ■“余りもの”のカレーを食べたら猛烈バッシング 「私は1月5から6日にかけて輪島に視察に入ったんですが、ご存じの通り、そのとき避難所でNPOの
能登半島地震で活動するボランティアの宿泊先の確保が課題になる中、石川県珠洲市ではキャンプ場にテントを設置して、ボランティアの滞在拠点にする取り組みが始まっています。 今回の地震の被災地では宿泊施設が不足し、がれきの片づけなどを行うボランティアの宿泊先の確保が課題になっています。 こうした中、珠洲市蛸島町のキャンプ場には、今月1日からボランティア向けにテントを使った滞在拠点が設けられています。 電源が使えるおよそ50のテントが設置され、最大で60人が宿泊できます。 キャンプ場内には仮設トイレがあり、近くの仮設風呂も毎日夕方から利用できます。 運営する支援団体は、今後、被災者や実家の片づけなどで一時的に滞在を希望する人も受け入れたいとしています。 ボランティア活動のため2泊3日で利用した東京の54歳の男性は「日帰りだと限られた時間での活動になってしまうので、泊まれる場所があってありがたかった」
nuryouguda.hatenablog.com 中身はだいたいこんな感じだ!(なぜか今回測った時は11kgから13.4㎏にふえていたけど、LEDランタンや隙間に入れられる水やレトルト食品を追加したからの模様) (それにしても、ゴールデンカムイの杉元は食糧が現地調達とはいえ、軽装だなあ。まあ萬画なんだけど) 能登半島地震が起きる前から背負って歩くテストをする予定だったけど天候とかその他の用事で今年三月まで日延べしてしまった。 防災カバンは出来合いの物もいいのだけど、トイレ袋とかカイロの枚数が少なかったりするので、自分で各品目を買い集めた方がコストパフォーマンスがいい。 しかし、重くて動けなかったら、どれだけ有益なものが入っていても災害時には無意味である。 というわけで今回はその検証テストを行ってみた。いや、作ってからすぐにやれよって話だけど、まあ、詰めたところで満足してちょっと飽きたって
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1月1日に発生した能登半島地震は特殊な地勢に加え、道路が破損し土砂崩れで寸断が生じるなど救援活動は難航した。発生から約2カ月経った今も自衛隊は活動を行っている。災害派遣された自衛隊に対し、ネット上では「なぜもっと大量に投入しないのか」「逐次投入だ」といった批判の声も見られたが、どのような方針で救助態勢を敷き、どのような活動をしたのか。東日本大震災や熊本地震との状況の違いは。自衛隊の災害対応を担当する防衛省参事官に話を聞いた。(文・写真:ジャーナリスト・小川匡則/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 「過去の大災害のときと比べても、能登半島地震はものすごく素早い対処ができたと感じています」 こう語るのは、防衛省統合幕僚監部の田中登参事官だ。能登半島地震を受けて、自衛隊派遣のために奔走した一人である。対外調整がメインの仕事で、統合幕僚長に状況を報告し、それに対する指示をもらい、現場に
先月下旬以降、地震活動が活発化している千葉県東方沖やその周辺では3日も引き続き地震が発生しています。政府の地震調査委員会は、今後、震度5弱程度の強い揺れを伴う地震が起きる可能性があるとして注意を呼びかけています。 気象庁によりますと、千葉県東方沖を中心とする地域では先月26日以降、地震活動が活発になっていて、3日の午後6時までに震度1以上を観測した地震は31回にのぼっています。 このうち、千葉県を中心に震度4の揺れを観測したのは、先月29日の午後6時35分ごろに起きたマグニチュード4.9の地震、今月1日の午前5時43分ごろに起きたマグニチュード5.3の地震、そして2日午前1時49分ごろに起きたマグニチュード5.0の地震の3回です。 地震は千葉県東方沖だけでなく、陸側の千葉県南部でも起きています。 政府の地震調査委員会は地震活動が活発になったのとあわせて陸側と海側のプレート境界がゆっくりとず
東日本大震災の復興に携わった専門家は、能登半島地震の状況をどうみているのか。元防衛大学校長で東日本大震災の国の復興構想会議で議長を務めた五百旗頭(いおきべ)真ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長(80)に、人命救助に取り組んだ自衛隊の初動や能登に生かすべき東日本大震災の教訓などを聞いた。【聞き手・安藤いく子、島袋太輔】 ――能登半島地震の初動についてどう感じたか。 ◆自衛隊の初動は今回、手抜かりがあったとみている。陸上自衛隊の全ての駐屯地に「ファスト・フォース」と呼ばれる初動部隊がある。24時間代わる代わる待機し、大きな災害があったらすぐに出動する部隊だ。最も被害が深刻だった石川県の輪島市や珠洲市は陸自の駐屯地がある金沢市から100キロも離れていた。道路が寸断され陸路から行けないと分かったら、すぐに海と空から救助に向かうことを決断しなければならなかった。 ただ、海底が隆起して海から上陸す
先月下旬以降、地震が相次いでいる千葉県東方沖やその周辺では2日未明に千葉県で震度4の揺れを観測し、その後も地震が起きています。 政府の地震調査委員会は、今後、震度5弱程度の強い揺れを伴う地震が起きる可能性があるとして注意を呼びかけています。 気象庁によりますと、2日午前1時49分ごろ、千葉県南部を震源とする推定でマグニチュード5.0の地震がありました。この地震による津波はありませんでした。 各地の震度は以下のとおりです。 ▽震度4 千葉市若葉区、千葉県いすみ市、一宮町、睦沢町、長生村、白子町、長南町。 ▽震度3 千葉市花見川区、千葉市美浜区、船橋市、茂原市、成田市、東金市、習志野市、勝浦市、市原市、鎌ケ谷市、君津市、山武市、大網白里市、九十九里町、長柄町、大多喜町 その後も午前3時38分には千葉県の一宮町、睦沢町長南町で震度3の揺れを観測する地震が起きたほか、午前9時44分ごろには一宮町と
昨日の昼前から地震の回数が増え、11時13分頃、12時30分頃、16時27分頃、18時35分頃と最大震度3〜4の地震が多発しました。 夜になって一旦、地震の回数が落ち着いたものの、日付が変わって今日の5時43分頃にはマグニチュード5.2と一連の活動で最も強い地震が起きて、関東の広い範囲で震度3〜4の揺れを観測しています。 地震の発生位置は大きな変化がなく、九十九里浜の沖が震源です。 千葉県東方沖ではしばしば地震活動が活発になり、最近では2018年に地震が多発しました。この活動はフィリピン海プレートと陸側の北米プレートの境界面で起きた「ゆっくり滑り(スロースリップ)現象」と関連があると考えられています。 今回の活動に関しては2018年に比べて震源が北寄りであること。深さが2018年の60km前後に対し、30km前後であることなど、若干の違いがあります。また、実際にスロースリップが起きたかどう
房総半島の電子基準点観測データに、2024年2月26日頃から、通常とは異なる地殻変動(非定常地殻変動)が検出されています。これまでに検出された非定常地殻変動は大きいところで約1cmです。 この変動は、房総半島沖のフィリピン海プレートと陸側のプレートの境界面で発生している「ゆっくりすべり(スロースリップ)現象」によるものと推定されます。 2月28日までのデータを用いた非定常地殻変動からプレート境界面上のすべりを計算したところ、房総半島沖で最大約2cmのすべりが推定されました。 房総半島沖では、1996年5月、2002年10月、2007年8月、2011年10月、2014年1月、2018年6月の6回、同じような場所でゆっくりすべりが発生したことが、電子基準点の観測データで確認されています。発生間隔は、それぞれ77か月、58か月、50か月、27か月、53か月で、今回は68か月でした。過去6回のゆっ
地震活動が続いている千葉県東方沖で、陸側のプレートと海側のプレートの境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」が起きているとみられることが国土地理院の分析でわかりました。 千葉県東方沖では先月27日から地震が相次いでいて、1日早くにはマグニチュード5.2の地震が発生し、千葉県と埼玉県で震度4の揺れを観測しています。 衛星を使って地殻変動の観測をしている国土地理院によりますと、房総半島では先月26日ごろから、ふだんとは異なる変化が起きていたことがわかりました。 この地殻変動をもとに分析した結果、千葉県東方沖では陸側のプレートと海側のプレートの境界がゆっくりずれ動く「スロースリップ」が起きているとみられ、ずれ動いた量は最大でおよそ2センチと推定されています。 千葉県東方沖では1996年から2018年にかけて「スロースリップ」が6回観測されていて、同じ時期に地震活動が活発になっています。 過去の
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