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学問・研究の検索結果1 - 40 件 / 123件

  • 「論文入門」というより「学問全般への入門」・小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』 - そういちコラム

    このあいだ小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』(講談社現代新書、2022年)を読みました。 本書の話をする前に、著者の小熊英二さん(1962~)について。それが本書を語るうえで大事なのです。ご存じの方も再確認ということで。 *** 小熊さんは著名な社会学者で慶応義塾大学教授。東京大学の農学部を卒業後、岩波書店に数年勤務しましたが、東大の社会科学系の大学院に入りなおして博士号を取得。 大学院在学中に、修士論文を書籍化した『単一民族神話の起源』(1995年)が出版され、評判となる。 その後は博士論文にもとづく『〈日本人〉の境界』(1998年)や、『〈民主〉と〈愛国〉』(2002年)、『1968(上・下)』(2009年)などを著す。これらの代表作はいずれも、近現代の日本の社会・思想を扱った学術的な大著です。このほかにも、話題になったいくつもの著作がある。 それらの仕事は高い評価を得ていますが、

      「論文入門」というより「学問全般への入門」・小熊英二『基礎からわかる論文の書き方』 - そういちコラム
    • 世界第10位の研究力になってしまった我が国:国立大学「独法化」と財務省の「選択と集中」政策の「成果」 - 物理屋の不定期ブログ

      日本の研究が世界10位になったという報道があった。これに関連して、2018年12月に書いたもの*)に手を加えたものを掲載する。 %%%%%%%% 大学は、独法化とそれに期を一にして取られた「選択と集中」政策のために、組織も人も貧困化している。「貧すれば鈍する」、これが今回の数字に表れた帰結である。 ます誤解を解かないといけないのは、研究費よりも前に大学の「維持費」である運営交付金というデフォルトの教育・研究・人件費が毎年削減されている、ということである。これには教育費と人件費が含まれているので、なんとか最低限の大学教育を誠実に維持するために教員スタッフの給料を実質下げ(20年ほど前に年齢ごとの給与曲線を下に平行移動した)だけでなく、常勤の特に若い人のつく助教、准教授のポストを毎年のように減らしている、という状況なのである。したがって、有為の将来を担う若手研究者が付く常勤の教員ポストの絶対数

        世界第10位の研究力になってしまった我が国:国立大学「独法化」と財務省の「選択と集中」政策の「成果」 - 物理屋の不定期ブログ
      • 大村知事リコール運動反対に関するQ&A – 日本共産党愛知県委員会

        大村知事リコール運動反対に関するQ&A 「表現の不自由展・その後」はどういう企画だったの? Q.「反日の象徴」という意見がありますが? A.『慰安婦』被害の歴史を記憶し、人権のたたかいを継承するモニュメントです。 「平和の少女像 」 は日本軍「慰安婦」被害者の人権と名誉回復を求める韓国の水曜デモ1000回の記念として2011年12月に建てられた追悼碑です。 作者であるキム・ソギョンさん、キム・ウンソンさんはしんぶん赤旗のインタビューに次のように答えています。 「日本の一部の政治家や保守系のメディアは、少女像を『反日の象徴』などといいますが、それは違います。『慰安婦』被害の歴史を記憶し、人権のためにたたかい続けるハルモニ(おばあさん)をたたえ、運動を継承するためのものです。少女像には、ハルモニの苦しく長かった人生や未来への夢など、すべてを込めました。」 Q.天皇の写真を燃やす作品? A.自分

        • 日本学術会議の会員任命拒否は何が問題か|弁護士ほり

          日本学術会議の会員の任命拒否問題 学問研究に関する国の機関で、実績のある研究者を会員として構成されている日本学術会議が新会員として推薦した候補のうち6名について、菅首相が会員に任命しなかった問題が報道されています。 これについては既にメディアやネットで議論されていますが、一体何が問題なのか、私なりに整理してみましょう。 議論の出発点 - 総理も自由自在に任命できるわけではない まず初歩的な話になりますが、そもそも論として 「民主主義国家の機関の人事なのだから、内閣総理大臣がその人員を任命したり任命拒否したりできるのは当然だ。総理は民主的に選ばれたのだから、総理の判断に不満があるなら、次の選挙で勝てばいい」 という類いの単純な議論は通用しないことに注意してください。 民主主義の国で為政者を国民が選んでいるといっても、国民は別に独裁者や万能者を選んでいるわけではなく、あくまで憲法や法律で定めた

            日本学術会議の会員任命拒否は何が問題か|弁護士ほり
          • 私が一橋大学の教員を辞めた理由〜国立大に翻弄された苦しい日々(河野 真太郎) @gendai_biz

            国立大の教員が私立に移るケースが増えている 私事で恐縮なのだが、私河野はこの新年度に、昨年度まで勤めた一橋大学大学院経営管理研究科(旧商学研究科)を退職し、専修大学法学部に着任した。 大学教員がキャリアの間に何度か大学を移ることは珍しいことではない。だが、私の今回の移籍のニュースを聞いた知人の中には「なんで?」という反応をする人もいた。 そう反応した人の言いたいことはなんとなく分かる。つまり、言いにくいことをはっきり言えば、一橋大学といえば研究者が望みうる最高の所属先のひとつであり、なぜわざわざ中堅どころの私学に移籍するのか、と考えたのだろう。これから私が勤める専修大学に対してとても失礼な話だが。 しかし、そのように考えるのも無理はないかもしれない。というのも、私の今回のような移籍は、確かに一昔前であればあまりないことだった。 かつて、国立大学から私立大学に移るケースと言えば、国立を退職し

              私が一橋大学の教員を辞めた理由〜国立大に翻弄された苦しい日々(河野 真太郎) @gendai_biz
            • いわゆる「ボーイズクラブ」問題に寄せて - 過ぎ去ろうとしない過去

              昨年三月頃に明らかとなった呉座勇一氏による誹謗中傷事件の被害者に対して、これまで見るに堪えない激しい二次加害が行われている。その件に関して、考えていることをここでいくつかコメントしておくとともに、ジェンダーや他の差別問題に対してバックラッシュを行い、学問研究の風通しを悪くさせている醜いボーイズクラブ文化が一刻も早く消滅することを願っている。 被害者に対する二次加害は問題が発覚したときから続いていたが、それがより激しくなったのは、呉座氏の処分が明らかとなり、それが訴訟問題へと発展したときからだ。 呉座勇一氏によれば、彼は昨年一月に常勤職への昇格の内定を日文研から受け取っていたが、三月の誹謗中傷事件ののち再審査が行われ、内定が取り消しになったという。また呉座氏はかかる事件について一ヶ月の停職処分も受けている。呉座氏は自身の行いや考え方が誤りであったことは認めつつ、この「処分」は不当に重く、また

                いわゆる「ボーイズクラブ」問題に寄せて - 過ぎ去ろうとしない過去
              • 日本学術会議任命拒否問題 2020年10月8日参議院内閣委員会 田村智子議員質疑文字起こし|上西充子/ Mitsuko Uenishi

                質疑映像(国会パブリックビューイング) ●水落敏栄内閣委員長 田村智子さん。 ●田村智子議員 日本共産党の田村智子です。 日本学術会議が新たな会員として推薦した105人のうち6人を、菅総理が任命拒否した。これは日本学術法に反し、憲法にも抵触する重大な問題だと考えます。 私は加藤官房長官の出席を要求いたしましたが、理事会で与党の了承を得られませんでした。やむなく本日は、大塚官房長と法制局に質問いたします。 日本学術会議は、科学が文化国家の基礎であるという確信のもと、行政、産業および国民生活に科学を反映浸透させることを目的として、政府から独立して職務を行う特別の機関として設立されました。職務として、科学に関わる事項で、政府に勧告を行うことができるなど、法に定められています。 新型コロナ感染症のパンデミックのもとで、私達は科学的知見が行政にとっても、国民生活にとっても、どれほど重要かということを

                  日本学術会議任命拒否問題 2020年10月8日参議院内閣委員会 田村智子議員質疑文字起こし|上西充子/ Mitsuko Uenishi
                • 反フェミニズムの論点|小山(狂)

                  反フェミニズム(アンチフェミニズム)的言論の盛り上がりが無視できない規模になってきた。少なくない人々がそう感じているようだ。 そこで本稿では、この分野にあまり詳しくない初学者に向け、反フェミニズムとはどのような諸言論によって構成されているのか、可能な限り客観的な視点でまとめてみたいと思う。 筆者の個人的な意見はここでは述べない。あくまで「反フェミニズム」を構成する諸言論の思想地図を作成することが目的である。 それでは始めよう。 ①平等主義からのフェミニズム批判反フェミニズム論壇において現在(2021年4月)活発に議論されているテーマのひとつが、社会的不平等の文脈に基づく異議申し立てだろう。 これらの主張はふたつに大別できるように思う。男性差別に対する異議申し立てと、告発権力の格差に対する異議申し立てだ。 「マスキュリズム」もしくは「弱者男性論」マスキュリズム/弱者男性論とは、男性差別に対す

                    反フェミニズムの論点|小山(狂)
                  • 「25歳なのになんで学生なの」という漫画のあるセリフに刺さりまくってしまう人々「あっ…」「大きなお世話」

                    銅板 @dover_dover 年々就学期間は長くなっていく傾向にあるので、将来的には25歳が学生なのが当たり前になる可能性は普通にありそう twitter.com/dst0m/status/1… 2021-03-09 23:13:42 Rey @Rey_Fortissimo D進していたら、こんなことを言われる運命だったのかな…_(:3 」∠)_ 自分の好きな学問・研究を仕事にしたいと思って、進路としてD進を真剣に考えていた時期もあった。 twitter.com/dst0m/status/1… 2021-03-09 22:18:42

                      「25歳なのになんで学生なの」という漫画のあるセリフに刺さりまくってしまう人々「あっ…」「大きなお世話」
                    • まず読みたい100冊

                      I. <まず読みたい図書> 1)全学生向きの図書 著作名 著者・編者名 *シリーズ名な ど 出版社 西暦発行年 現在書店で 入手が可能 か(○または ×) 筑波大学図書館 での所蔵の有無、 ある場合は配架番 号 *その他の情報 紹介コメント(80字以内) 三四郎 夏目漱石 岩波文庫 岩波書店 ◯ 081-I95-G10-6 漱石が明治時代の大学生を描いた名作です。自分と比べて見るのも一 興。 地獄変・偸盗 芥川龍之介 新潮文庫 新潮社 ◯ 無 各作品は図書館所蔵 の他の版で読むこと ができる。 何百もの小説を残した芥川。「羅生門」だけじゃ物足りない。 万葉集と日本人:読み継がれる 千二百年の歴史 小川靖彦 角川選書 KADOKAWA 2014 〇 911.12-O24 古典と呼ばれる作品が現代までどのように読み継がれてきたのか、そして それは書物(モノ)としてどのように伝えられてきたのか。

                      • 美学は何の役に立つのか?

                        以下の原稿は、もともと2019年10月12-13日、東京の成城大学における第70回美学会全国大会のために用意した講演原稿ですが、台風19号のために中止となったため、2020年1月12日に同じく成城大学において発表させていただいたものです。その後、雑誌『美学』に掲載するという話もあったのですが、字数制限などがあり残念ながら実現しませんでした。美学会の将来ということを意識した内容なので、このまま一般の雑誌原稿としても発表しにくいため、ここで共有したいと考えました。 〈1〉「歴史の終焉」が意味するもの 2010年、中国の北京大学において、第18回国際美学会議が開催されました。その時の大会テーマは「美学の多様性(Diversities of Aesthetics)」というものでした。企画者のひとりであった佐々木健一氏はそこで「美学の哲学的役割(Philosophical Role of Aesth

                        • 下関市立大学の暴走、学長・市役所OBらの独裁…理事を突然解任、無審査で次々と縁故採用

                          10月18日、「大分大学のガバナンスを考える市民の会」主催のシンポジウムの模様 大学の権力的支配を許していいのか――。 全国の大学で「大学改革」の名のもとで学長への権限集中が進められ、教員の意思が軽んじられているとして、大学運営のあり方を考えるシンポジウムが10月18日、大分市で開催された。 報告されたのは2つの国公立大学の現状だった。ひとつは大分大学。2015年に学長の任期上限と、学長選考の教員による意向投票が撤廃された。その結果、学長に権限が集中し、昨年には経済学部長の選考をめぐり学長が教授会の意向を無視して学部長を決めたほか、医学部の教授採用でも学長が教授会が選んだ候補者とは別の人物を採用した。大分大学の問題については、『大分大学、学長“独裁化”で教授会と内紛』に経緯を書いた。 もうひとつの報告は下関市立大学。安倍前首相の元秘書である前田晋太郎下関市長によって「私物化」が進められてい

                            下関市立大学の暴走、学長・市役所OBらの独裁…理事を突然解任、無審査で次々と縁故採用
                          • 「慰安婦は売春婦」のラムザイヤー論文で、アメリカは日本の歴史修正主義に目覚めた

                            2007年、従軍慰安婦について「旧日本軍 が強制的に連行した証拠はない」とした当時の安倍晋三首相に抗議する台湾の元慰安婦(台北) Richard Chung (TAIWAN)-REUTERS <慰安婦制度は日本軍による「性奴隷制度」だったことは学術的に立証済みなのに、なぜ今更このような論文が出てきたのか。いずれにせよ、米学会では撤回要求が殺到している> 2020年12月、ハーバード大学のJ・マーク・ラムザイヤー教授が、「太平洋戦争における性行為契約」という論文を"International Review of Law and Economics"に発表した。ゲーム理論を用いて日本軍「慰安婦」制度が単なる「商行為」であったことを示そうとする試みで、国際的な問題となっている。 この論文は経済専門誌の査読を経て発表されたものだ。それにもかかわらず資料に書かれている内容とは真逆の帰結を導き出したり

                              「慰安婦は売春婦」のラムザイヤー論文で、アメリカは日本の歴史修正主義に目覚めた
                            • 日本学術会議のこと(2)

                              昨日の記事について、たくさん質問をいただきました。全部に答えるのは無理だけど、いくつか。 ◯ まず、お前は誰だ?(笑) 的な質問。 ちょっと失礼だけど、まあいい。 このブログは「hirunenotanuki」という名前で動かしてきましたが、別にアイデンティティを隠しているわけではありません。過去の記事を見れば分かります。 日本学術会議の会員ならエラい先生なのだろうと思う人もいるかもしれませんが、実は学問的にたいした業績も貢献もありません。別に謙遜して言ってるのではない。ただ京都大学で美学の教授を10年くらいつとめ、この4年間は美学会の会長をしてきて、歳も相応にとってきたので推薦を受けたのではないか。 ◯ 次に、あなたも左翼なのか? というような質問。 違います。たしかにぼくは若い頃テオドール・アドルノやユルゲン・ハーバーマスを読んでいて、その意味ではフランクフルト学派つまり新左翼の哲学を勉

                              • 研究室のフリーアドレス化でトラブル

                                校舎建て替えに当たり個人研究室を廃止し、フリーアドレスの「共同研究室」を設けた大学で、教授らが大学を運営する学校法人を訴える裁判が起こった。原告側は「研究・執務に専念できない」と反発の声を上げた。 日本で初めて、教員や事務職員の執務室をフリーアドレス化した大学校舎を巡り、教授らが大学を運営する学校法人を訴えた。講義に向かうたびに机の上を片付けなければならず、独自の研究や試験の問題作成なども行えないという。原告側は、大学教員には「研究室利用権」があり、被告はそうした環境整備を行う義務を負う、と主張した 今回取り上げる事件は、研究室のフリーアドレス化を巡る裁判だ。トラブルが起こったのは山口県下関市にキャンパスを置く私立大学だ。 問題の「共同研究室」は、校舎老朽化に伴って建て替えられた新校舎に配置されたものだ。大学は著名建築家が代表を務める設計事務所(訴外)と設計契約を締結。また校舎新設に関する

                                  研究室のフリーアドレス化でトラブル
                                • AIの著作権問題が複雑化 (1/4)

                                  以前、画像生成AIを使ったイラストの模倣、「AIトレパク」が問題になっているという話をしましたが、画像生成AIと著作権の問題は国際的にも複雑化しています。まだ、現時点ではどうなるのかがはっきりしない混沌とした状況が進み続けています。しかし、現時点で大きなボトルネックになっているのは、計算をするGPUのチップ性能であるため、長い目で見たときには、今後必ず起きると予測できるのは、画像生成AIがリアルタイムに使われるようになり、それで生み出されるコンテンツが登場する未来です。 画像生成AIが集団訴訟を起こされる アメリカで、1月に画像生成AIを開発し、サービスを展開しているStablity AIやMidjourneyなどを相手取って集団訴訟が提起されました(米The Vergeの記事)。著作権侵害を理由に、損害賠償と利用差し止めを求めています。プレスリリースでは「LAION-5Bデータセットに含

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                                  • 「日本学術会議任命見送り問題」と「黒川検事長定年延長問題」に共通する構図(郷原信郎) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                    菅義偉総理大臣が、日本学術会議の新たな会員候補の一部の任命を見送ったことについて、野党側は学問の自由への介入だとして追及姿勢を強めているが、菅首相を始め政府側は「法に基づき適切に対応してきた」としており、与党の一部からは、日本学術会議の在り方を問題にする意見も出されている。安倍政権時代から繰り返されてきた「二極対立」の様相を呈している。 この日本学術会議の会員任命見送り問題は、今年2月、国会、マスコミでも厳しい批判を浴びた黒川弘務東京高検検事長の定年延長問題と、多くの共通点がある。 検察が、刑訴法上の権限を持つ「権力機関」であるのに対して、日本学術会議は、「科学に関する重要事項」の審議機関であり、直接的に権限を行使する立場ではない。しかし、いずれも、「独立性」を尊重される組織の人事の問題であり、政府の対応の違法性が指摘され、それに関して「法解釈の変更」があったことに共通性がある。二つの問題

                                      「日本学術会議任命見送り問題」と「黒川検事長定年延長問題」に共通する構図(郷原信郎) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                    • 変貌する下関市立大学への危惧 2年間で3分の1の教員去る 前田市長ごり押しの教員採用が契機 | 長周新聞

                                      市長や政治家、市幹部職員OBの介入による私物化や独裁的な大学運営が問題視されてきた下関市立大学で、今年度末に12人の教員が退職することが明らかとなり衝撃が走っている。昨年度の退職者も合わせると、2年間で17人が大学を去ったことになる。全教員が50人前後しかいないのに3分の1がわずか2年で去っていき、退職後の教員補充は数人にとどまっている。一昨年から前田市長がごり押しした教員の採用をめぐって、学内で定められた手続きを経ることなく決定したのを機に、今年度はさらに理事会や学長権限を強めた独裁的な大学運営に拍車がかかり、嫌気がさしたり精神的に疲弊させられた教員たちが他大学へ転出していく動きが加速している。大学に在籍する学生からは「とりたい専攻の先生がいない」「ゼミ定員が14人から18人に増えて、少人数教育とはいえない状況」という声も上がっている。下関市立大学でいったい何が起こっているのか、取材して

                                        変貌する下関市立大学への危惧 2年間で3分の1の教員去る 前田市長ごり押しの教員採用が契機 | 長周新聞
                                      • 心理学は信頼できるのか? 再現性の問題【心理学】|手記千号

                                        心理学は重要な学問だと思っている。 心理学上の研究成果は、法学、経済学、社会学、教育学、哲学、文学に至るまでさまざまな学問で援用されている。 重要かつ影響力のある学問だと思っているからこそ、最近は集中的に色々と読んでいるわけだが、同時に警戒感もあった。 先日、心理学の入門書の目次を眺めたところ、心理学研究手続上の諸問題について書かれた項目をみつけた。読んでみると、10年ほど前にショッキングな事実が続けざまに発覚し、心理学は危機を迎えたという。 内容が衝撃的であったので、素人ながら調べて考えてみた。そうとうな長文になってしまったが、それは驚きの反動である。 1 心理学における再現性の危機 2010年代、心理学研究の信頼性を揺るがせる大事件が立て続けに発生した。 2011年には、ダリル・ベムという社会心理学・パーソナリティ心理学分野における重鎮が、人間の予知能力を確認したとする研究論文を、世界

                                          心理学は信頼できるのか? 再現性の問題【心理学】|手記千号
                                        • 廃刊船舶雑誌の全巻号・全文閲覧:「船舶」・「船の科学」 | デジタル造船資料館

                                          造船資料保存委員会 資料番号:月刊雑誌「船舶」 124041/月刊雑誌「船の科学」 124047 「船舶」および「船の科学」の全巻公開に当たって 廃刊二雑誌「船舶」および「船の科学」の全巻公開に当たり次の様に立場を表明するものであります。 1.既に廃刊されて久しい「船舶」と「船の科学」の出版社、著者の方々の、戦後から長年に渡った造船工学一般への著書を通しての貢献に対し、敬意と賞賛を表明するものであります。 2.この雑誌を広く、かつ末永く閲覧可能とすることにより、日本の海運界、造船界の活動及び技術を多くの方々にお知らせし、歴史に留め置くためにした作業であります。 3.この行為は非営利であり、公開の目的が研究・教育・啓発などであり、公開による効果が対象事物本来の目的に近いことなどを考慮した結果で、かつ船舶、海洋分野の学問研究、調査研究への貢献を目的とした学会活動の重要な一環を成すものと考えてい

                                          • 【主張】学術会議の拒否 変わらないなら民営化だ

                                            政府は、日本学術会議の在り方に関し、会員の選考過程に第三者が関与することを柱とした改革方針をまとめた。来年の通常国会への関連法改正案の提出を目指す。 政府方針に対し、学術会議は「学術会議の独立性に照らしても疑義があり、存在意義の根幹に関わる」として再考を求める声明を発表した。 同会議の梶田隆章会長(東京大卓越教授)は会見で「70年以上の歴史を持つ学術会議の性格を変えてしまいかねない」と危機感を示した。見当違いも甚だしい。 政府方針では、会員以外にも推薦を求める仕組みを導入し、選考について意見を述べる第三者委員会も設置する。声明は「任命拒否の正当化につながりかねない」と反発した。だが、任命権限は首相にある。「独立性」の意味をはき違えているのではないか。 学術会議は、法律に基づいて設置された「国の特別の機関」である。税金で運営され、会員は特別職国家公務員だ。国政選挙や首相指名選挙などの民主的な

                                              【主張】学術会議の拒否 変わらないなら民営化だ
                                            • フェミニストに関する「ある1つの仮説」|神崎ゆき

                                              こんにちは、神崎ゆきと申します。 今回のnote記事における考察内容は、あくまで私の推測に基づく「仮説」であり、確証があるわけではありません。それをご承知おき頂いたうえで、ご覧ください。 先日、幻集郎氏という方がこのようなnote記事を投稿されました。 この記事は、Twitterで活動するフェミニストやジェンダー系のアカウントについて、量的調査が為されたものです。 具体的には、当該ユーザーのツイートで「200いいね」を超えるものが月間でどの程度あるか、その数をカウントしたうえで、2021年7月〜2021年12月までの平均値を算出してランキングにしたとのこと。 この調査を踏まえて、幻集郎氏は以下のような傾向分析と提言をされています。 以上の考察は、あくまで全体の傾向に関するものであり、個別のアカウントについては、そのような傾向に当てはまらないものも多いと思います。その点を誤解しないようご注意

                                                フェミニストに関する「ある1つの仮説」|神崎ゆき
                                              • 大学非常勤講師として、「人並み」に生きる―個人事業主という選択―|萩原真美

                                                はじめに 大学非常勤講師に対して、どのようなイメージを抱かれているだろうか。なかには、非正規ながらも高給取りという印象を抱く人もいるかもしれない。しかしながら、実際のところ、大学非常勤の平均年収は、200万円前後と言われている。まさにワーキング・プアである。 大学非常勤講師は、読んで字の如く、大学の授業科目を担当する非正規の教員のことである。この仕事は、大学院博士前期課程を修了した後(修士号取得)、さらに博士後期課程に進学、学会発表や査読論文の本数をこなし、研究実績を積み、博士課程満期退学または博士課程修了つまり、博士号を取得した人たちが主に担っている。なお、博士課程を修了するまでには、大学に入学してから最短でも9年を要する。 ところで、博士課程に進んだ者が、自分が学んできた専門知識を生かして職業人として生きていくには、大学専任教員になるのが最も確実な方法である。しかし、そのポストは非常に

                                                  大学非常勤講師として、「人並み」に生きる―個人事業主という選択―|萩原真美
                                                • 上野千鶴子さん「自由や平等は学問とともにある。任命拒否はあなたの問題」(女性自身) - Yahoo!ニュース

                                                  国内の科学者を代表する機関である日本学術会議が推薦した新会員候補のうち、6人を菅義偉首相が任命しなかった問題が波紋を広げている。日本学術会議の「会員」を務め、現在も「連携会員」である上野千鶴子さん(72)はこの問題をどう考えているのか。 「今回の任命拒否問題には、怒り心頭というよりも、学問の自由が脅かされることに強い危機感を持っています。これまで日本学術会議は、政権に対して耳の痛いことを言ってきましたから、“潰したい”という意図があるのだと思います」 今回、任命拒否された6人は、安倍政権下で安全保障関連法や“共謀罪”に反対の立場をとった学者たちだ。以前から政府の意に反する学者は排除しようという動きはあったと上野さんは語る。 「たとえば、自民党の杉田水脈議員は『慰安婦問題は捏造だ』と主張して、研究する学者たちを攻撃しました。さらに、ジェンダー研究など自分が敵視している研究に対して、『科研費(

                                                    上野千鶴子さん「自由や平等は学問とともにある。任命拒否はあなたの問題」(女性自身) - Yahoo!ニュース
                                                  • パリ国際大学都市日本館での杉田水脈講演会が「中止」・会場変更:石田英敬の弾圧思想 - 事実を整える

                                                    以下のキャンペーンに賛同をお願いします!「パリ国際大学都市日本館館長: 歴史修正主義者・差別主義者の杉田水脈氏のパリ講演に断固として抗議する。」 https://t.co/8qZb4xm9A1 @change_jpさんから — 石田英敬 (@nulptyx) August 24, 2019 魚拓:http://archive.is/kubss 他人の講演会の妨害をして喜んでる人間が東京大学の名誉教授だったのですが、その言ってることがまぁまぁ支離滅裂だったので取り上げます。 パリ国際大学都市日本館での杉田水脈講演会が中止・会場変更 石田英敬の弾圧思想 学問の自由の問題ではない 表現の自由の問題でもない 歴史修正主義は軽犯罪の対象というごまかし 「一度でもミスしたら大学で講演するな」と言う石田英敬 まとめ:政治闘争のためにいいかげんな事を言う教授職 パリ国際大学都市日本館での杉田水脈講演会が中

                                                      パリ国際大学都市日本館での杉田水脈講演会が「中止」・会場変更:石田英敬の弾圧思想 - 事実を整える
                                                    • 序 「学問」について:文部科学省

                                                      (1)「学問」の意義 学問の意義は、人類の知的認識領域の拡大である。それは、個人の知的好奇心を満たすということを超えて、人類共有の知的財産の拡大を意味している。 学問には2つの効用がある。第1は、生活上の便宜と利得の増大である。第2は、自分を作り上げていくこと、確立していくこと、いわゆるBildungとしての教養であり、このような教養による人間形成を通じての社会の形成である。前者も後者も重要であるが、後者の効用を忘れてはならない。 「科学」とは、人間が生きていくために必ずしも必要ではないけれども、人間活動の一部として大事と思われるものという意味での「文化」の一部である。これに対して「技術」とは、人間が生きていくのに必須のあらゆるものという意味での「文化」の一部である。 「科学」を「文化」の一部として考えるならば、「科学」に対する支援というのは本来的にフィランソロピー(慈善活動)という性格を

                                                        序 「学問」について:文部科学省
                                                      • 社会人にも役立つAI人材育成プログラムの講座が無料に | Ledge.ai

                                                        株式会社ドコモgaccoは10月30日から、オンライン講座サイト「gacco(ガッコ)」において、シンギュラリティバトルクエスト実行委員会による「シンギュラリティバトルクエスト 基礎講座」を開講している。受講料は無料。 「シンギュラリティバトルクエスト 基礎講座」は、高校生を対象に人工知能(AI)や情報通信技術(ICT)のエキスパートを発掘・育成するプログラム「シンギュラリティバトルクエスト」の予習講座として活用された講座。講師は同競技会で出題された問題を制作した東京工業大学工学院機械系 特任准教授の遠藤央氏や、株式会社日立ソリューションズ・クリエイトの長船司氏など。 本講座では、AIやサイバーセキュリティ、データサイエンスだけではなく、ロボットの設計・製作・制御を手がけるロボティクス(ロボット工学)、人とコンピュータの相互作用に関する学問研究分野のひとつであるHCI(ヒューマン・コンピュ

                                                          社会人にも役立つAI人材育成プログラムの講座が無料に | Ledge.ai
                                                        • 表土とウイルス

                                                          この記事は、ソニーCSLが発行しているメールマガジン T-pop News No.177 に船橋真俊が寄稿した文章です。 新コロナウイルス発生の本質について考えるための情報として、ここに公開します。 表土とウイルス ウイルスの波間に 2月中旬より、アフリカ南部へ研究プロジェクトのため出張に出た。日本では新型コロナウイルスの感染者はまだ40人足らずであり、ヨーロッパ各国でも十数名、アフリカでは報告数がゼロという状況だったが、指数的な増加傾向を危惧して日本では大企業が拡散防止の内部対策を講じ始めた頃だった。現地に到着して数日後、ソニーからも海外出張を全面的に禁止する通達がなされた。私はソニーCSLと堅密な連絡を取りながら、ウイルスの拡散状況をモニタリングし、アフリカ南部で研究を続けた。 3月初旬にFAOの会議のためイタリアに渡航する予定だったが、渡航直前の三日間で新たに千人の感染者が発生し、急

                                                            表土とウイルス
                                                          • 表現や発言に攻撃を加えてきたのは一般人、と主張する漫画家の藤栄道彦氏は、単に権力による攻撃を除外しているだけ - 法華狼の日記

                                                            政治家による漫画規制の動きにおいて、政治家の立場を誤認するように漫画の一頁が断片的に流れていることを紹介した。 『アニメ店長』の断片的な描写から、あたかも蓮舫氏が表現規制派のように受容されている違和感 - 法華狼の日記 それに対して、別の私のエントリが誤解や偏見をまねいていると漫画家の藤栄氏がうったえていた。 この人が引用している「法華狼の日記」というのも、そもそも私の漫画の文脈から全く異なる形で引用して、誤解や偏見を招いてるんですけどねえ。https://t.co/FACyQJQHRS まあ、左巻きの人から見れば私にいい印象を持たれないのは自覚してますけども。 https://t.co/iVr2dNMkCJ— 藤栄道彦 (@michihikofujiei) 2021年12月20日 一応反論しとこうかしら。 この後数年間、漫画を始めさまざまな表現や発言に攻撃を加えてきたのは、ポリコレを始め

                                                              表現や発言に攻撃を加えてきたのは一般人、と主張する漫画家の藤栄道彦氏は、単に権力による攻撃を除外しているだけ - 法華狼の日記
                                                            • 「アイデンティティへの疑問がナショナリズム研究につながった」藤原帰一教授 退職記念インタビュー【前編】 - 東大新聞オンライン

                                                              東大で30年以上国際政治研究に携わり、東南アジアのナショナリズム、民主化から国際秩序に至るまで活発な議論を展開してきた藤原帰一教授のロングインタビューを2回に分けてお届けする。前編では、藤原教授に自身の学生生活や研究内容の展開、現地調査での経験などについて聞いた。 (取材・円光門、撮影・中井健太) 藤原帰一(ふじわら・きいち)教授(法学政治学研究科)  米イエール大学大学院政治学研究科博士課程留学を経て、84年東大法学政治学研究科博士課程単位取得退学。東大社会科学研究所助教授(当時)などを経て、99年より現職。著書に『平和のリアリズム』(岩波書店)、『国際政治』(放送大学教育振興会)、『不安定化する世界——何が終わり、何が変わったのか』(朝日新書)など。 【インタビュー後編はこちら】 「恐怖の中で思考し続けることが国際政治の分析だ」藤原帰一教授 退職記念インタビュー【後編】 ──1975年

                                                                「アイデンティティへの疑問がナショナリズム研究につながった」藤原帰一教授 退職記念インタビュー【前編】 - 東大新聞オンライン
                                                              • 直言(2018年7月23日)「学位」をめぐる規制緩和の「効果」

                                                                「末は博士か大臣か」という言葉がある。誰が言い出したのかは諸説あるが、優秀な子どもについて、将来が楽しみだというニュアンスで使われていたと思う。しかし、少なくとも「大臣」については、ほめ言葉にならなくなって久しい。まともに漢字が読めない(総理)大臣、から「友だちの友だちがアルカイダ」と発言した法務大臣、「(共謀罪審議で)私の頭脳というんでしょうか、ちょっと対応できなくて申し訳ありません」と答弁した別の法務大臣、答弁不能で涙ぐむ防衛大臣に至るまで、およそ「大臣」が子どもたちの理想や目標になることは、おそらくないだろう。私が「憲法違反常習首相」と呼ぶ安倍晋三首相に至っては、世論調査における「不支持」の理由として、「総理の人柄が信頼できないから」が急増しているという(日本テレビ調査結果から)。「末は大臣か」は、ほめ言葉の逆になってしまったかもしれない。 では、「博士」はどうか。東大社研とベネッセ

                                                                  直言(2018年7月23日)「学位」をめぐる規制緩和の「効果」
                                                                • 中野善夫 on Twitter: "しかし、日本の大学に論文を期待している人がまだいることに驚きますね。国会議員まで。日本の大学は学問研究の場ではなく職業訓練の場であるべきだという人たちの意見が重視されていたのに。職業訓練をする人がコロナウィルスの研究するわけがないだろう。"

                                                                  しかし、日本の大学に論文を期待している人がまだいることに驚きますね。国会議員まで。日本の大学は学問研究の場ではなく職業訓練の場であるべきだという人たちの意見が重視されていたのに。職業訓練をする人がコロナウィルスの研究するわけがないだろう。

                                                                    中野善夫 on Twitter: "しかし、日本の大学に論文を期待している人がまだいることに驚きますね。国会議員まで。日本の大学は学問研究の場ではなく職業訓練の場であるべきだという人たちの意見が重視されていたのに。職業訓練をする人がコロナウィルスの研究するわけがないだろう。"
                                                                  • 【黒柳徹子さん】四柱推命・紫微斗数「卓越した才能と持続する人気運」 - はっぴーをパワーあっぷするブログ

                                                                    トーク番組のギネス新記録12,100回を達成した『徹子の部屋』。 ゲストとの明るく楽しいトークは、昭和、平成、令和と約50年も続いています。 黒柳徹子さんのキャラクターと才能は、ゲストと視聴者の両方に安心感を与えてくれるようです。 昭和50年代の大ベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』 【四柱推命】黒柳徹子さん「卓越した才能と持続する人気運」 日柱【丁 未】月支「傷官」 日柱【丁 未】の性格 月支「傷官」の人 身旺の「傷官格」 【黒柳徹子さん】大運の流れ 【紫微斗数】黒柳徹子さん「卓越した才能と持続する人気運」 命宮「廉貞」、遷移宮「貪狼」 命宮「廉貞星」の人(性格の8割) 遷移宮「貪狼星」(性格の3割) 生年四化星の作用から 【あとがき】《四柱推命・紫微斗数》黒柳徹子さん 『徹子の部屋』。スゴい番組ですね。 渥美清さんも、三船敏郎さんも、長嶋茂雄さんも、森繁久弥さんも、淡谷のり子さんも、植

                                                                      【黒柳徹子さん】四柱推命・紫微斗数「卓越した才能と持続する人気運」 - はっぴーをパワーあっぷするブログ
                                                                    • Sayaka Chatani on Twitter: "1. 主旨は、学問・研究上の不正を理由とした撤回要求。解釈やロジックの前に、ラムザイヤー氏が挙げた証拠の殆どは、出典資料の元の意味が影も形もないくらい編集歪曲をしたもの、出所のわからない無名ブログ、全く関係のない史料である。明らかにこれは「研究」・「査読論文」であるべきでない。"

                                                                      1. 主旨は、学問・研究上の不正を理由とした撤回要求。解釈やロジックの前に、ラムザイヤー氏が挙げた証拠の殆どは、出典資料の元の意味が影も形もないくらい編集歪曲をしたもの、出所のわからない無名ブログ、全く関係のない史料である。明らかにこれは「研究」・「査読論文」であるべきでない。

                                                                        Sayaka Chatani on Twitter: "1. 主旨は、学問・研究上の不正を理由とした撤回要求。解釈やロジックの前に、ラムザイヤー氏が挙げた証拠の殆どは、出典資料の元の意味が影も形もないくらい編集歪曲をしたもの、出所のわからない無名ブログ、全く関係のない史料である。明らかにこれは「研究」・「査読論文」であるべきでない。"
                                                                      • 【2023年最新版】文献・論文管理ソフトとリソースおすすめ30選! | Octoparse

                                                                        研究(英: research)とは、ある特定の物事について、人間の知識を集めて考察し、実験、観察、調査などを通して調べて、その物事についての事実を深く追求する一連の過程のことです。その中では、学術研究は専門性の高い分野における学問研究で、人文学、社会科学から自然科学まで幅広い分野にわたって、人間の精神生活の充実や文化の発展を実現してきました。 しかし、学術研究を行うのは簡単ではなく、いわゆる基礎研究から実用志向の研究までを包含しています。ここでは学術研究に役に立つおすすめの文献・論文管理ソフト(ツール)・リソースを3つの方面で、30選まとめています。 もし研究用のデータソースを探しているなら、この記事も役に立つ:知っておくべきオープンデータソース70選 。この記事は政府機関、医療・健康、 金融・経済、ビジネス・企業、ジャーナリズム・メディア、不動産・観光、文化・教育などの内容をカバーしてい

                                                                        • 学問の自由と大学の自治について | 千万遍石垣

                                                                          読者の皆さんこんにちは。大学問題について日々議論している京都大学東京大学同好会の会長です。今回は表題の通り「学問の自由と大学の自治」について書きたいと思います。 さて今回私が寄稿させて頂くこの記事は、まだ大学を知らない人たちには難しい内容かもしれません。ですが、未来の社会を担う皆さんに学問の自由の大切さが少しでも伝われば嬉しいです。 まず、そもそも学問の自由とは何かですが、これは憲法23条によって規定されているもので①学問研究の自由、②研究発表の自由、③教授の自由によって構成されるとされています。そして大学の自治が学問の自由を守るためにあるとされています。しかし大学と言うのは学問の自由を守るだけではなく、そのほかの役割もあります。学校教育法などによりいろいろと規定されているのですが、簡単に一言で言うとすれば「社会貢献」です。では具体的に社会貢献とは何かというと、判断が難しいため一概には言え

                                                                          • 多くの教育研究者が問題視している、奈良教育大学が附属小に対してやった「とんでもない」ことと「攻撃」(前屋毅) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                            奈良教育大学が同大学附属小(以下、附属小)で行われてきた教育を「教科書どおりではなく不適切」という報告書を公表したことが波紋を広げるなか、3月4日付で教育研究者有志が「教育課程の創造的実践を通じたゆたかな教育の実現を求めます」という声明を発表した。 |「攻撃」である そこには「呼びかけ人」として17名の教育研究者が名前を連ねているが、その後、声明に賛同する教育研究者の数は急速に増え、3月10日時点で呼びかけ人と賛同者の合計で378名にも達している。それほど、多くの教育研究者たちが奈良教育大学のやったことを批判的にうけとめているということだ。 声明は「不確定性が高い営みである教育に、試行錯誤は不可欠です。だからこそ、とりわけ附属学校では、教師が積極的に研究を行ってきました」として、附属小の教育は「不適切」ではなく「評価すべき授業」としている。 そして、「私たちは、学校における教育課程の創造的

                                                                              多くの教育研究者が問題視している、奈良教育大学が附属小に対してやった「とんでもない」ことと「攻撃」(前屋毅) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                            • I "WAS" MOANA:モアナのプリンセス正式加盟を考える メリダ先輩、アナ雪姉妹の遺したもの - westergaard 作品分析

                                                                              「モアナ、プリンセス否認やめるってよ?」 2019年5月8日午後、Twitterのフォロワーさんが、少し前の私のツイートに対するリプライで、モアナがどうやら正式にプリンセスになるらしい、という情報を教えてくださいました。 まじかよ! 「I’m not princess」じゃなかったのかよ!! 公約違反だ!!!(大げさ) https://t.co/Hz5pPsvv9Z— westergaard❄︎みせて、ハンスを🍤 (@westergaard2319) 2019年5月8日 今回の情報は9月に新しく出るプリンセスの情報まとめ本「Disney Princess The Essential Guide, New Edition」のamazonの商品紹介ページから発覚しました。 (2019/09/05追記:2019年8月中にアメリカの公式サイトにもモアナが追加され正式にプリンセスになりました。しか

                                                                                I "WAS" MOANA:モアナのプリンセス正式加盟を考える メリダ先輩、アナ雪姉妹の遺したもの - westergaard 作品分析
                                                                              • あなたの声がチカラになります

                                                                                10月1日、菅義偉内閣総理大臣は、日本学術会議が新会員に推薦した105人のうち、人文・社会系の6名を任命しませんでした。これは、前例のない、学問の自由と独立に対する侵害であり、ひいては社会に計り知れない損害をもたらしかねません。我々は、菅首相に対し、この措置の撤回、すなわち、被推薦者全員の任命を強く求めます。 任命されなかったのは、以下の6人の研究者です。 宇野重規東京大社会科学研究所教授(政治思想史) 岡田正則早稲田大大学院法務研究科(行政法) 小沢隆一東京慈恵会医科大教授(憲法学) 加藤陽子東京大大学院人文社会系研究科教授(日本近現代史) 松宮孝明立命館大大学院法務研究科教授(刑事法) 芦名定道京都大学大学院文学研究科教授(キリスト教学) 今回任命を拒否された6名は、いずれも、政治学、法学、歴史学、宗教学など、思想信条の自由、人権の尊重に深く関わる研究分野の研究者であり、こうした分野に

                                                                                  あなたの声がチカラになります
                                                                                • 「公権力が保障すべき肝心な自由をひっくり返した」 水田洋・名大名誉教授が懸念 | 毎日新聞

                                                                                  菅義偉首相が科学者の代表機関「日本学術会議」から推薦された新会員候補6人を任命しなかった問題で、かつて日本学術会議の会員を務めたアダム・スミス研究の世界的権威、水田洋・名古屋大名誉教授(101)が毎日新聞のインタビューに応じた。戦前の思想・学問への弾圧を体験し、戦後は「あいち九条の会」代表世話人や「自衛隊イラク派兵差し止め訴訟」の原告団に加わるなど権力に物申してきた。今回の問題が学問・研究の自由の阻害につながることを懸念し、「その第一歩を許してはならない」と声を上げる。 ――自身も学術会議の会員だった。 ◆私は1960年から63年、69年から75年の計9年間、会員だった。国民のためにアメリカのいろいろな技術を導入するのに際し、「軍備も導入されるのではないか」などと懸念を伝え、議論した。戦前の反省から、権力監視という役割もあった。 ――今回の問題をどう見るか。 ◆戦前の弾圧を経験しているので

                                                                                    「公権力が保障すべき肝心な自由をひっくり返した」 水田洋・名大名誉教授が懸念 | 毎日新聞