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宇宙探査・観測の検索結果41 - 80 件 / 276件

  • 「太古の火星が地球と似た環境だった」ことが火星探査機のキュリオシティが発見した証拠から明らかに

    by 2di7 & titanio44 火星は太陽系の中でも特に地球と似ている星といわれており、かつて水が存在していた証拠や、生命の兆候の可能性がある有機化合物などが発見されています。新たに、NASAの火星無人探査機であるキュリオシティが、「太古の火星が地球に似た環境だった」ことを示す証拠を発見しました。 Manganese‐Rich Sandstones as an Indicator of Ancient Oxic Lake Water Conditions in Gale Crater, Mars - Gasda - 2024 - Journal of Geophysical Research: Planets - Wiley Online Library https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1029/2023JE007923

      「太古の火星が地球と似た環境だった」ことが火星探査機のキュリオシティが発見した証拠から明らかに
    • 地球そっくりの惑星、実は宇宙にたくさん存在? 液体の水が豊富に形成されるしくみを解明 | テクノエッジ TechnoEdge

      ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他 宇宙は広大ですが、そこに地球と同じような惑星がどれぐらいあるのだろうと考えたとき、そんな惑星の実例がひとつしかないため、統計的な考え方は適用できません。 太陽系以外に地球そっくりの水が豊富にある惑星を発見し、そのような惑星が形成されるメカニズムの解明や意味ある結論が導き出そうと日々研究を続けている科学者たちが数多くいます。そして、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究者らは、水を豊富にたたえる系外惑星が、これまで考えられていたほどには珍しくないかもしれないとの研究結果をNatureに報告しました。 地球をユニークな存在にしている重要な要素のひとつは、生命が存在するために必要になる大量の液体の水が、

        地球そっくりの惑星、実は宇宙にたくさん存在? 液体の水が豊富に形成されるしくみを解明 | テクノエッジ TechnoEdge
      • 日本人2人が月面着陸へ、「アルテミス計画」で28年以降想定…日米政府が合意方針

        【読売新聞】 日米両政府は、米国が主導する有人月探査「アルテミス計画」で、日本人宇宙飛行士2人を月面着陸させることで合意する方針を固めた。日本人の月面着陸は初めてで、実現時期は2028年以降が想定されている。日本が開発する月面探査車

          日本人2人が月面着陸へ、「アルテミス計画」で28年以降想定…日米政府が合意方針
        • 「エウロパ」の海に供給される酸素は少ない? 「ジュノー」のデータに基づく研究

          木星の衛星「エウロパ」は、内部に広大な海が広がっていると考えられている天体の1つです。海には表面の氷が分解して生じた酸素が供給されていると考えられているため、酸素呼吸を行う生命がいれば貴重な供給源となっている可能性があります。しかし、エウロパの酸素発生量は推定するためのデータが乏しく、推定される最小値と最大値との間で1000倍もの幅がありました。 プリンストン大学のJ. R. Szalay氏などの研究チームは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機「ジュノー」の観測データに基づき、エウロパ表面での酸素発生量を推定しました。その結果、酸素発生量は毎秒6~18kgであると推定されました。これは比較的少ない発生量となり、酸素呼吸を行う生命にとっては不足であるかもしれません。 【▲図: エウロパの表面では、氷の分解による酸素が発生し、海に供給されていると考えられています。今回の研究は、酸素の推

            「エウロパ」の海に供給される酸素は少ない? 「ジュノー」のデータに基づく研究
          • NASAが火星での酸素生成に成功

            By NASA / JPL-Caltech NASAが火星上で任務を遂行している探査機「パーサヴィアランス」に搭載された酸素生成機を始動し、火星の大気から酸素を作り出すことに成功したと発表しました。 NASA's Perseverance Mars Rover Extracts First Oxygen From Red Planet – NASA’s Mars Exploration Program https://mars.nasa.gov/news/8926/nasas-perseverance-mars-rover-extracts-first-oxygen-from-red-planet/ NASA's Perserverence Rover Generates Oxygen on Mars in Amazing First For Science https://www.sci

              NASAが火星での酸素生成に成功
            • 史上初の太陽コロナへの探査機到達をNASAが発表

              地球物理学に関する世界最大の学会・アメリカ地球物理学連合の大会「AGU Fall Meeting 2021」において、アメリカ航空宇宙局(NASA)が歴史上で初めて、太陽コロナに探査機が到達したことを発表しました。 NASA Enters the Solar Atmosphere for the First Time | NASA https://www.nasa.gov/feature/goddard/2021/nasa-enters-the-solar-atmosphere-for-the-first-time-bringing-new-discoveries We’ve touched the Sun! ☀️ Announced today at #AGU21, NASA’s Parker Solar Probe has officially become the first spa

                史上初の太陽コロナへの探査機到達をNASAが発表
              • NASAの火星ヘリコプターの初飛行成功がどれだけすごいのかについて宇宙物理学者が解説

                By NASA/JPL-Caltech 2021年4月19日、NASAが火星での任務を遂行している探査機「パーサヴィアランス」に搭載されている無人ヘリコプター「インジェニュイティ」の飛行に成功しました。この初飛行成功は「ラジコンでヘリコプターを飛ばしただけ」とも受け取れてしまいますが、ロイヤルメルボルン工科大学で宇宙物理学について研究するゲイル・アイルズ氏が「火星でヘリコプターを飛ばすことの困難さ」について語り、今回の一件がいかに偉業だったかを解説しています。 So a helicopter flew on Mars for the first time. A space physicist explains why that's such a big deal https://theconversation.com/so-a-helicopter-flew-on-mars-for-the

                  NASAの火星ヘリコプターの初飛行成功がどれだけすごいのかについて宇宙物理学者が解説
                • NASAの月周回衛星「オリオン」、地球との別れの写真を撮影

                  NASAの月周回衛星「オリオン」、地球との別れの写真を撮影2022.11.17 23:008,129 Passant Rabie -Gizmodo US- [原文] ( R.Mitsubori ) さらば、地球よ。 現地時間の16日未明、NASAの月探索ミッション「アルテミス」の第一弾である大型のSLSロケットがフロリダのケネディ宇宙センターから宇宙へと旅立ちました。無人探査機のカプセル型宇宙船「オリオン」には16台のカメラが搭載されており、さっそく地球に別れを告げる切ない写真が届きました。 オリオンは今後約25日間かけて、月の向こう約6万4000キロメートルの地点を飛行し、地球に帰還します。打ち上げから数時間後にオリオンが撮影したのは、徐々に離れていく青き地球の姿でした。漆黒の宇宙できらめく故郷の星はあまりにも美しく、切ない気持ちにさせられるほどです。 We are going. For

                    NASAの月周回衛星「オリオン」、地球との別れの写真を撮影
                  • 太陽系に「ホット・ジュピター」が存在しないのは太陽系の年齢が理由かもしれない

                    恒星から極めて近い距離を公転する「ホット・ジュピター」は多数の恒星に存在することが分かっていますが、太陽はホット・ジュピターを持たない例外的な恒星の1つです。なぜ存在しないのでしょうか? JAXA(宇宙航空研究開発機構)の宮﨑翔太氏と大阪大学の増田賢人氏の研究チームは、太陽のような年齢の古い恒星にはホット・ジュピターが少ない傾向にあることを突き止めました。これは太陽系にホット・ジュピターが存在しない理由となるとともに、太陽と似た恒星の中では、太陽系がそれほど少数派ではない可能性を示唆しています。 【▲ 図1: 典型的なホット・ジュピターの想像図。発見時は常識外れに見られていたホット・ジュピターですが、現在では発見そのものは珍しくないほどの多数派となっています(Credit: NASA, JPL-Caltech, R. Hurt)】■ “常識外れ” から多数派となった「ホット・ジュピター」天

                      太陽系に「ホット・ジュピター」が存在しないのは太陽系の年齢が理由かもしれない
                    • 木星に新たな衛星を12個発見!総数92個で土星を抜き単独トップに - ナゾロジー

                      衛星とは惑星のまわりを運行する天体のことで、地球では「月」のみが知られています。 他の太陽系惑星では、天王星が27個、海王星が14個、火星が2個で、水星と金星には存在しません。 その中で断トツの衛星数を誇るのが木星と土星です。 これまでは木星の80個に対し土星が83個でトップでしたが、このほど、米スミソニアン天体物理観測所(SAO)の運営する小惑星センター(MPC)により、木星のまわりで衛星が新たに12個見つかったと発表されました。 これで木星の衛星数は92個になり、土星を抜いて単独首位に躍り出ています。 報告の詳細は、2023年1月31日付でアマチュア天文学の月刊誌『Sky & Telescope』に掲載されました。 Jupiter’s moon count jumps to 92, most in solar system https://phys.org/news/2023-02-j

                        木星に新たな衛星を12個発見!総数92個で土星を抜き単独トップに - ナゾロジー
                      • 土星の衛星エンケラドゥスには生命の構成要素がそろっていると科学者が提唱

                        by NASA's Marshall Space Flight Center 土星の衛星であるエンケラドゥスでは、生命にとって重要な水、有機化合物、水素などが存在することが判明しており、地球外生命体が存在する可能性を持つ星として有望視されています。新しい研究により、エンケラドゥスには生命の生息に適した環境が備わっている可能性があることがわかりました。 Observations of Elemental Composition of Enceladus Consistent with Generalized Models of Theoretical Ecosystems | bioRxiv https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2023.10.29.564608v1.full Enceladus has All the Raw Materials

                          土星の衛星エンケラドゥスには生命の構成要素がそろっていると科学者が提唱
                        • 火星に降り立った探査機の宿命、NASA「インサイト」が最後に送った画像公開 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                          NASAのInsight(インサイト)が消えた。NASAは12月20日、火星探査機インサイトが地球からの交信に返答しなかったことを発表した。 最後の地球との交信は12月15日だったとNASAは述べた。同局は21日、インサイトに代わって最後となる少し感傷的なツイートを行い、現在は「dead bus(燃料切れで動かないバス)」であると宣言した。 つまり12月11日に送られてきたこれらの写真は、史上最高の「火震」検知器が、ゆっくりと、しかし確実に赤い土に覆われていくその最後の姿となった。 「私たちはこの4年間、インサイトを友だちで同僚のように思ってきたため、さよならをいうのはとてもつらい。インサイトは、十分引退に値する仕事をしてくれました」とミッションの主任研究員であるジェット推進研究所(JPL)のブルース・バナートは述べている。 NASAの火星探査機インサイトは2022年12月11日、ロボット

                            火星に降り立った探査機の宿命、NASA「インサイト」が最後に送った画像公開 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                          • SLIMが成功した「月での越夜」はなぜ難しいのか–月面着陸の歴史から紐解く(秋山文野)

                            #JAXA#SLIM 2024年2月26日に開催された文部科学省の宇宙開発利用部会の冒頭、JAXA 宇宙科学研究所の國中均所長は「良い知らせ」と前置きしてから「小型月着陸実証機(SLIM)、超小型月面探査ローバ(LEV-1)、及び変形型月面ロボット(LEV-2)の月面着陸結果について」の報告を始めた。 そして坂井真一郎プロジェクトマネージャから「2月25日夜7時ごろ、コマンドを送信したところSLIMから応答がありました」との報告があった。SLIMは月面着陸に続いて、月面での越夜に成功したのだ。 越夜とは、月面で約14日間の夜(月の1日は地球時間で27.321 661日)を超えて宇宙機が活動を再開することだ。月面は日中と夜間で270度以上の温度変化があり、高温と極低温が繰り返す、宇宙機にとって過酷すぎる環境だ。SLIMはこうした温度環境を乗り越える設計ではなく、月の夜を越えての活動再開は、試

                              SLIMが成功した「月での越夜」はなぜ難しいのか–月面着陸の歴史から紐解く(秋山文野)
                            • 太陽系の果てに存在するべき「未発見惑星」の特性が世界で初めて明らかになる - ナゾロジー

                              太陽系の果てに未発見の惑星が存在するかもしれません。 近畿大学と国立天文台の研究者たちが行った新たなシミュレーションにより、太陽系の外縁部には、まだ確認されていない地球よりも大きな惑星が存在する可能性が浮上しています。 研究者たちは今回、海王星軌道よりさらに外側の遠方にあるカイパーベルトという領域の天体の特性を初めて再現しました。この成果から、まだ未発見の新しい惑星が存在し、その惑星がカイパーベルトを形成する上で重要な役割を果たしている可能性が高いと示唆されました。 この未知の惑星は一体どのようなものなのでしょうか。 研究の詳細は、2023年8月25日付で『The Astronomical Journal』に掲載されています。

                                太陽系の果てに存在するべき「未発見惑星」の特性が世界で初めて明らかになる - ナゾロジー
                              • ボイジャー探査機に搭載された宇宙人へのメッセージ「ゴールデンレコード」のマスターテープがオークションに出品される

                                1977年に打ち上げられた無人探査機「ボイジャー1号」と「ボイジャー2号」には、地球外生命体に対して地球の概要を伝えるための情報を記録した「ゴールデンレコード」が搭載されています。そんなゴールデンレコードに収録された音源のマスターテープがオークションハウス「サザビーズ」に出品されました。 [Voyager Golden Record] | Space Exploration | 2023 | Sotheby's https://www.sothebys.com/en/buy/auction/2023/space-exploration/voyager-golden-record ボイジャー探査機に搭載されたゴールデンレコードは地球外生命体に対して地球の生命および文化の存在を伝えることを目的とした金色のレコード盤で、尺八で演奏された「鶴の巣籠」を含む世界各国の音楽の他に「55言語のあいさつ」

                                  ボイジャー探査機に搭載された宇宙人へのメッセージ「ゴールデンレコード」のマスターテープがオークションに出品される
                                • NASA、月面基地などを建てる3Dプリント技術の研究と開発を5720万ドルで発注へ

                                  NASA、月面基地などを建てる3Dプリント技術の研究と開発を5720万ドルで発注へ2022.12.04 21:005,252 Passant Rabie - Gizmodo US [原文] ( たもり ) 日本円にしておよそ80億円。 テキサス州を本拠地とする住居建設用の3Dプリント技術で有名なICON社が、NASAのアルテミス計画を進めるための月面インフラ建設の手段を開発するという重要なタスクを担当することになりました。 NASAは月面上の発着場や住居、道路を建てる施工技術を研究・開発する5720万ドルの契約をICONに発注したと、火曜日に発表。この契約は2028年まで続きます。 アルテミス計画によって月上に持続可能な駐留拠点を築き、さらに遠方の目的地である火星に到達するための基地として月を活用することをNASAは望んでいます。宇宙技術ミッション局(STMD)のテクノロジーマチュレーショ

                                    NASA、月面基地などを建てる3Dプリント技術の研究と開発を5720万ドルで発注へ
                                  • 火星の赤道直下に紅海と同じぐらいの分量の氷があることが判明

                                    火星の表面には地球のような海はありませんが、地下には水分が存在しています。火星探査機「マーズ・エクスプレス」が送ってきたデータを改めて分析したところ、厚さ最大3.7kmに及ぶ堆積物は氷である可能性が高く、その量が地球でいうとアフリカとアラビア半島を隔てる紅海に相当することが明らかになりました ESA - Buried water ice at Mars's equator? https://www.esa.int/Science_Exploration/Space_Science/Buried_water_ice_at_Mars_s_equator A Massive Amount of Water Ice Has Been Found on Mars, Lurking Beneath The Equator : ScienceAlert https://www.sciencealert.

                                      火星の赤道直下に紅海と同じぐらいの分量の氷があることが判明
                                    • 【速報・更新】JAXA月探査機「SLIM」月面で夜を越すことに成功 コマンド送信に応答

                                      宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年2月26日13時半頃、X(旧Twitter)の小型月着陸実証機「SLIM」プロジェクト公式アカウントにて、着陸地点が夜を迎えるため休眠状態に入っていたSLIMが夜を越してコマンド送信に応答したと発表しました。SLIMの運用は通信機器の温度が下がってから再開できるように準備が進められる予定です。【最終更新:2024年2月27日10時台】 【▲ 参考画像:小型月着陸実証機「SLIM」から放出された探査ロボット「LEV-2(SORA-Q)」のカメラで撮影された画像。大きく傾きつつ接地した状態のSLIMが右奥に写っている。画像は試験画像で、もう1機の探査ロボット「LEV-1」経由の試験電波データ転送により取得されたもの(Credit: JAXA/タカラトミー/ソニーグループ(株)/同志社大学)】SLIMは日本時間2024年1月20日0時20分頃に日本の探

                                        【速報・更新】JAXA月探査機「SLIM」月面で夜を越すことに成功 コマンド送信に応答
                                      • 太陽の黒点の数が過去20年間で最高を記録、「太陽極大期」が到来して電力網やインターネットが遮断される危険も

                                        2023年6月に太陽の表面で観測された黒点の数は163個を記録し、2002年9月以来最高となりました。黒点の数が過去20年間で最高になったということは、約11年周期で変化する太陽活動周期において太陽の活動が最も強くなる太陽極大期に近づいていることを示唆しており、人工衛星や電力網に悪影響が及ぶことが懸念されています。 Sun breaks out with highest number of sunspots since in more than two decades | Space https://www.space.com/sun-highest-sunspot-number-since-2002 Sunspot numbers hit 20-year high, indicating the sun is fast approaching its explosive peak | L

                                          太陽の黒点の数が過去20年間で最高を記録、「太陽極大期」が到来して電力網やインターネットが遮断される危険も
                                        • 宇宙望遠鏡「ユークリッド」が捉えたのは鮮明な銀河の姿だった

                                          宇宙望遠鏡「ユークリッド」が捉えたのは鮮明な銀河の姿だった2023.11.10 23:007,420 Isaac Schultz - Gizmodo US [原文] ( ヨコヤマコム ) Image: ESA/Euclid/Euclid Consortium/NASA, image processing by J.-C. Cuillandre (CEA Paris-Saclay), G. Anselmi 今年7月に打ち上げられた欧州宇宙機関(ESA)による宇宙望遠鏡「ユークリッド」。そのミッションは、宇宙の95%を占めるといわれながらまだまだ謎の多い「暗黒物質(ダークマター)」や「暗黒エネルギー(ダークエネルギー)」の調査です。 ESAはこのユークリッドの大々的な「デビュー」に際して、印象的かつ科学的価値から5枚の画像を紹介しています。 さて、およそ140億年が経った今でも謎めいたものであ

                                            宇宙望遠鏡「ユークリッド」が捉えたのは鮮明な銀河の姿だった
                                          • オリオンの右肩に輝く赤色超巨星「ベテルギウス」は2019年に暗くなってから明るさの変動周期が変わったという研究結果

                                            by Stuart Rankin オリオン座の右肩(地球から見て左上)に位置しており冬の大三角の1つでもあるベテルギウスは、周期的に明るさが変動する脈動変光星です。そんなベテルギウスは2019年後半に大幅に暗くなり、「超新星爆発を起こす予兆ではないか」とも言われていました。記事作成時点では、ベテルギウスの明るさは持ち直してきており、研究者らは「ベテルギウスの明るさが変動する周期が変わった」と報告しています。 [2305.09732] Left Ringing: Betelgeuse Illuminates the Connection Between Convective outbursts, Mode switching, and Mass Ejection in Red Supergiants https://doi.org/10.48550/arXiv.2305.09732 Bete

                                              オリオンの右肩に輝く赤色超巨星「ベテルギウス」は2019年に暗くなってから明るさの変動周期が変わったという研究結果
                                            • NASAの火星探索機「パーサヴィアランス」から無人ヘリコプター「インジェニュイティ」が分離、地球外惑星での初飛行に向けて準備が進む

                                              2021年2月19日にNASAの火星探査機「パーサヴィアランス」が無人ヘリコプター「インジェニュイティ」と共に火星に着陸し、探査を始めています。さらに2021年4月4日には、インジェニュイティが「人類史上初の地球外惑星での動力飛行」の実現に向け、パーサヴィアランスから分離しました。 Mars Helicopter - NASA Mars https://mars.nasa.gov/technology/helicopter/ It's Cold on Mars - NASA Mars https://mars.nasa.gov/technology/helicopter/status/288/its-cold-on-mars/ インジェニュイティは重力が地球の3分の1、大気圧が地球の約1%という火星の環境でも飛行できるように開発された無人ヘリコプターです。火星への着陸直後のインジェニュイテ

                                                NASAの火星探索機「パーサヴィアランス」から無人ヘリコプター「インジェニュイティ」が分離、地球外惑星での初飛行に向けて準備が進む
                                              • ついに「小惑星リュウグウ」のサンプルを詳細分析した論文が発表される - ナゾロジー

                                                もっとも古い太陽系の資料はやぶさ2の地球帰還とカプセル分離。 / ©JAXA小惑星リュウグウから回収されたサンプルの詳細分析が完了し、今月2本の論文としてその結果が発表されました。 リュウグウ(199 JU3)は、直径約900メートルの地球軌道と火星軌道の間を周回する小惑星です。 2020年の12月6日、JAXAの運用するはやぶさ2は、この天体のサンプルを地球へ持ち帰ることに成功しました。 これ以前にも、「はやぶさ」が初めて小惑星のサンプルを持ち帰っていますが、このときターゲットとされた小惑星イトカワは「S型小惑星」と呼ばれるタイプでした。 「S」とはStony(石質)やSilicaceous(ケイ素質)を意味していて、岩石質の小惑星であることを示しています。 一方、「リュウグウ」は表面の岩石中に有機物を多く含むと考えられる「C型小惑星」というタイプです。 「C」はCarbonaceous

                                                  ついに「小惑星リュウグウ」のサンプルを詳細分析した論文が発表される - ナゾロジー
                                                • 火星に行った宇宙飛行士は地球に連絡しなくなる? 模擬火星植民地での実験結果が明らかに

                                                  火星に行った宇宙飛行士は地球に連絡しなくなる? 模擬火星植民地での実験結果が明らかに2021.12.15 22:00213,403 中川真知子 むしろ、心配レベルで終わっていることがすごい。 今、人類は火星を目指しているみたいですが、火星って遠いときには地球から3億km以上も離れていますし、地球とは異なる過酷な環境らしいじゃないですか。月に行くだけでも大変なのに、火星に行って人間はどんな行動をとるようになるのでしょうか? 宇宙飛行士を目指す人たちは屈強なメンタルを持っていることは知られています。(それを確かめるようにJAXAも圧迫面接をして宇宙飛行士の素質を見抜いているらしい)。でも、人類が経験したことのないレベルでの長期的な閉鎖環境では、どんな行動を取るのか想像もつきません。 そこで、ロシアの研究者たちが模擬火星植民地にグループを参加させてシミュレーションしたとIFLSが伝えました。 外

                                                    火星に行った宇宙飛行士は地球に連絡しなくなる? 模擬火星植民地での実験結果が明らかに
                                                  • ジェフ・ベゾス率いるBlue Origin、NASAとタッグを組みいざ火星調査へ

                                                    ジェフ・ベゾス率いるBlue Origin、NASAとタッグを組みいざ火星調査へ2023.03.02 12:00 Kevin Hurler - Gizmodo US [原文] ( Akane Ueno/Word Connection JAPAN ) ESCAPADEでは双子探査機にさまざまな科学機器を搭載し、火星の磁気圏を測定する予定 Image: Rocket Lab USA/カリフォルニア大学バークレー校 火星やそれ以降の惑星にも探索機を送り込みたいという野望を抱き続けているNASA。今回NASAは、火星到達のミッションにBlue Origin(ブルー・オリジン)を選定しました。 火星到達に向けたタッグ2月9日に発表された契約によると、Amazon創設者であるジェフ・ベゾス氏が設立したBlue Origin開発の打ち上げロケット「New Glenn」をESCAPADE(Escape a

                                                      ジェフ・ベゾス率いるBlue Origin、NASAとタッグを組みいざ火星調査へ
                                                    • 太陽の“500兆倍”明るい天体、オーストラリアの研究チームが発見 「これまでで最も光度の高い天体」

                                                      オーストラリア国立大学(ANU)は2月20日(現地時間)、太陽の500兆倍明るい天体を発見したと発表した。宇宙で最も明るい天体といわれる「クエーサー」の一種で、これまでに確認している天体で最も光度が高いという。今回見つかったクエーサーは「J0529-4351」と呼ばれ、地球から120億光年以上先の宇宙で見つかった。 多くの銀河には巨大なブラックホールが存在していると考えられている。そのブラックホールが周囲のガスやちりを吸い込んだ際、ブラックホールの周りには「降着円盤」と呼ばれる円盤が生まれる。降着円盤内では物質同士の摩擦によって、温度がセ氏数十万度以上に上がり、物質がプラズマ化してX線や可視光線などさまざまな電磁波を放出する。クエーサーは、このような銀河の中心部分にあるとされている。 今回見つかったクエーサーの周囲にもブラックホールがあり、その質量は太陽の170億倍以上。研究チームは「この

                                                        太陽の“500兆倍”明るい天体、オーストラリアの研究チームが発見 「これまでで最も光度の高い天体」
                                                      • 太陽の約100億倍明るい宇宙の謎の青い閃光、正体に迫る新発見

                                                        宇宙のかなたで繰り返し発生している明るい閃光を描いた図。ブラックホールが円盤から物質を取り込み、強力なジェットを噴射している。(IMAGE COURTESY ROBERT L. HURT/CALTECH/IPAC) 2022年9月、天文学者たちは口をポカンと開けて、米国カリフォルニア州南部の望遠鏡が捉えたまぶしい青の閃光(せんこう)を眺めていた。地球から44億光年離れた銀河で、太陽の約100億倍も明るい大爆発が起きたのだ。 さまざまな望遠鏡をこのエリアに向けて爆発を観測したところ、この現象が「LFBOT(Luminous Fast Blue Optical Transient)」という爆発に似ていることに研究者たちは気付いた。3カ月後、研究者たちは再び夜空の同じ位置で、3分間の露光を5回繰り返した。その画像を確認してみると、ごく短時間のまぶしい光が再び発生していた。 「私たちは画像を見つめ

                                                          太陽の約100億倍明るい宇宙の謎の青い閃光、正体に迫る新発見
                                                        • 土星の衛星「タイタン」に浮かぶ「魔法の島」の正体とは?

                                                          土星の第6衛星であるタイタンは、62個ある土星の衛星の中で最も巨大で、太陽系内で地球を除いて唯一表面に安定的な液体を持つ天体として知られています。そんなタイタンの湖には謎が多い「魔法の島」が出現することも知られていますが、物理天文学者のシンティン・ユー氏らが2024年1月に発表した研究によると、この魔法の島は「雪」からなるものだと考えられるそうです。 The Fate of Simple Organics on Titan's Surface: A Theoretical Perspective - Yu - 2024 - Geophysical Research Letters - Wiley Online Library https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1029/2023GL106156 Floating 'magic is

                                                            土星の衛星「タイタン」に浮かぶ「魔法の島」の正体とは?
                                                          • 火星でパスタが発見された? パーサヴィアランスが撮影した謎の画像

                                                            火星でパスタが発見された? パーサヴィアランスが撮影した謎の画像2022.07.20 21:0034,172 Passant Rabie - Gizmodo US [原文] ( 岩田リョウコ ) 誰か火星でパスタ食べた? 火星に送られた火星探査車たちは、これまでにもいろんな「!?」な写真を地球にいる私たちに送ってきてくれます。キュリオシティから送られてきた美しすぎる絶景からスプーンやら、ちょっと昔のスピリットからは手招きする女性も。そして、今回はパ、パ、パスタ? 単なるゴミでも見過ごせない7月12日、現在火星で活躍中のパーサヴィアランスの前方カメラが捉えた…ゴミ?でしょうか。NASAのスポークスマンは火星ミッションから出た破片か何かだと答えていますが、はっきり何かなのかはわかっていません。 6月にもパーサヴィアランスが撮影した写真の中に、石の間でなにやら光る物体が。NASAの分析で、これは

                                                              火星でパスタが発見された? パーサヴィアランスが撮影した謎の画像
                                                            • 【速報】JAXA探査機「SLIM」、日本初の月面着陸に成功–世界でも5カ国目の快挙(UchuBiz) - Yahoo!ニュース

                                                              宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月20日、小型月着陸実証機「SLIM」の月面着陸が成功したと発表した。日本初の快挙で、世界でも5カ国目の快挙となった。 ただし、現時点で太陽電池が発電しておらず、バッテリーで駆動しているという。今後データを集めて探査機の状況を確認する方針だ。 SLIMは1月20日午前0時頃に着陸降下を開始した。テレメトリ画面上では順調に降下を続け、午前0時20分に予定通り月面に到達した。しかし、着陸の成否はすぐにはわからなかった。 プレス会場にいたJAXAの川勝康弘教授は「テレメトリ画面から読み取れること」と前置きしたうえで、加速度の数値が月面の重力加速度と同じ値を示している点、そして、SLIMからの時刻が更新されている点を踏まえ「SLIMは月面に到達し、安定して通信していると思われる」と述べた。 なお、SLIMから放出された超小型探査機の1つである「LEV-1」はSL

                                                                【速報】JAXA探査機「SLIM」、日本初の月面着陸に成功–世界でも5カ国目の快挙(UchuBiz) - Yahoo!ニュース
                                                              • TechCrunch

                                                                Two months after hackers broke into Change Healthcare systems stealing and then encrypting company data, it’s still unclear how many Americans were impacted by the cyberattack. Last month, Andrew Wi The newer format allows users to curate content from around the web and from Pinterest combined with images they optionally snap using their phone's camera to express their style, interests or tastes.

                                                                  TechCrunch
                                                                • NASAの探査機が回収した小惑星「ベンヌ」のサンプルに生物に不可欠な炭素と水が豊富に含まれていたことが明らかに

                                                                  NASAの惑星探査機「OSIRIS-REx(オシリス・レックス)」は小惑星ベンヌから地表サンプルを採取し、2023年9月24日に地球にサンプルを投下しました。NASAが回収したサンプルを調査した結果、サンプルに炭素や水分子を含む有機物などが確認されたことが報告されています。 NASA asteroid sample contains life-critical water and carbon https://phys.org/news/2023-10-nasa-asteroid-sample-life-critical-carbon.html NASA's 1st asteroid sample is rich in carbon and water | Space https://www.space.com/osiris-rex-bennu-asteroid-sample-carbon

                                                                    NASAの探査機が回収した小惑星「ベンヌ」のサンプルに生物に不可欠な炭素と水が豊富に含まれていたことが明らかに
                                                                  • NASAの火星探査機「パーサヴィアランス」の酸素生成器がまもなく稼働、どのような機器なのか?

                                                                    by Kevin Gill 2021年2月18日に火星に無事着陸したNASAの「パーサヴィアランス」は、火星における生命の痕跡を調査する探査機です。このパーサヴィアランスは地球から持ち込んだ資源だけではなく、現地で収集した資源を活用する機構が組み込まれており、まもなく火星の大気から酸素を生成する予定です。 Mars Oxygen In-Situ Resource Utilization Experiment (MOXIE) - NASA Mars https://mars.nasa.gov/mars2020/spacecraft/instruments/moxie/ Crazy Engineering: Making Oxygen on Mars with MOXIE - YouTube This golden box will soon make oxygen on Mars. That

                                                                      NASAの火星探査機「パーサヴィアランス」の酸素生成器がまもなく稼働、どのような機器なのか?
                                                                    • 宇宙のストリートビュー。5000個の銀河がひしめく宇宙を飛び回る動画

                                                                      宇宙のストリートビュー。5000個の銀河がひしめく宇宙を飛び回る動画2023.07.19 23:0011,795 Isaac Schultz - Gizmodo US [原文] ( たもり ) Gif: Frank Summers (STScI), Greg Bacon (STScI), Joseph DePasquale (STScI), Leah Hustak (STScI), Joseph Olmsted (STScI), Alyssa Pagan (STScI), Gizmodo 2022年8月に公開されたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)ディープ・フィールド画像には、ビッグバンからおよそ3億9000万年後に形成された非常に古い銀河などが含まれていました。 そしてこのたび宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)は、そんな古代銀河を発見したサーベイの一部分の3Dビジュアライゼーショ

                                                                        宇宙のストリートビュー。5000個の銀河がひしめく宇宙を飛び回る動画
                                                                      • 月はこれまで考えられていたより約4000万年古いことがアポロ17号が持ち帰ったジルコン結晶から判明

                                                                        「月がどのように形成されたのか」については複数の仮説が提唱されていますが、有力なものとしては誕生間もない原始地球に火星ほどのサイズだったテイアと呼ばれる惑星が衝突し、その破片が月になったというジャイアント・インパクト説があります。アポロ計画最後のミッションとなったアポロ17号が持ち帰ったジルコン結晶を分析した新たな研究では、月が形成されたのはこれまで考えられてきたよりも4000万年古い「約44億6000万年前」であることが示されました。 4.46 Ga zircons anchor chronology of lunar magma ocean | Geochemical Perspectives Letters https://www.geochemicalperspectivesletters.org/article2334/ The Moon Is 40 Million Years

                                                                          月はこれまで考えられていたより約4000万年古いことがアポロ17号が持ち帰ったジルコン結晶から判明
                                                                        • 火星軌道から撮影した「太陽を回る地球」の動画を公開! - ナゾロジー

                                                                          中央にポツンと浮かぶ白い光源、それを横切る薄ぼんやりとした淡い点。 一見すると、大した光景には見えないでしょう。 しかし、ここに写されているのは地球から3億キロも離れた火星から見た地球と月の姿なのです。 欧州宇宙機関(ESA)は今月12日、火星軌道上のマーズ・エクスプレスが撮影した「太陽とその周囲を公転する地球」の最新画像を公開しました。 ここでは一連の画像をつなぎ合わせてアニメーションにしています。 このちっぽけな淡い点の中に私たちがいることを思うと、地味だった見え方が変わってくるかもしれません。 Fuzzy Blob in Space Is Actually Earth And The Moon as Seen From Mars https://www.sciencealert.com/fuzzy-blob-in-space-is-actually-earth-and-the-moo

                                                                            火星軌道から撮影した「太陽を回る地球」の動画を公開! - ナゾロジー
                                                                          • Perseverance Rover’s Descent and Touchdown on Mars (Official NASA Video)

                                                                            NASA's Mars 2020 Perseverance mission captured thrilling footage of its rover landing in Mars' Jezero Crater on Feb. 18, 2021. The real footage in this video was captured by several cameras that are part of the rover's entry, descent, and landing suite. The views include a camera looking down from the spacecraft's descent stage (a kind of rocket-powered jet pack that helps fly the rover to its la

                                                                              Perseverance Rover’s Descent and Touchdown on Mars (Official NASA Video)
                                                                            • 宇宙の起源の痕跡かもしれない「背景重力波」の証拠を検出か、2023年6月30日に「重要な発表を行う」と研究組織が声明

                                                                              重力波の検出を行っている天文学者のコンソーシアム・North American Nanohertz Observatory for Gravitational Waves(NANOGrav)が、日本時間の2023年6月30日に重要な発表イベントを開催すると発表しました。15年以上にわたる観測データから、「背景重力波」の痕跡をつかんだとのことです。 [2306.16213] The NANOGrav 15-year Data Set: Evidence for a Gravitational-Wave Background https://doi.org/10.3847/2041-8213/acdac6 Join Us for our Live Briefing! | NANOGrav https://nanograv.org/news/2023Announcement 質量の大きな恒星はそ

                                                                                宇宙の起源の痕跡かもしれない「背景重力波」の証拠を検出か、2023年6月30日に「重要な発表を行う」と研究組織が声明
                                                                              • 太陽系惑星への有人ミッションとして最初に人類が向かうのは火星ではなく金星であると専門家が話す

                                                                                太陽系で太陽に近い方から2番目の惑星であり、地球に最も近い公転軌道を持つ惑星の「金星」は、地球の姉妹惑星と表現されることもある惑星です。金星の大気は気圧が非常に高く、気温は約460度と鉛が溶けるほど熱く、硫酸の雲が存在するという過酷な環境を有しているのですが、そんな金星こそが「人類最初の有人ミッションの地となる」と専門家グループが主張しています。 Target Venus not Mars for first crewed mission to another planet, experts say | Venus | The Guardian https://www.theguardian.com/science/2022/sep/25/target-venus-not-mars-for-first-crewed-mission-to-another-planet-experts-say

                                                                                  太陽系惑星への有人ミッションとして最初に人類が向かうのは火星ではなく金星であると専門家が話す
                                                                                • 「銀河が先かブラックホールが先か」長年の疑問に挑む新たな研究結果

                                                                                  銀河の中心部には巨大なブラックホールが存在すると考えられています。そうなると必然的に生じるのが「銀河が先か、ブラックホールが先か」という疑問です。これまでは銀河が形成された後にブラックホールが誕生したというのが定説でした。 しかし、ソルボンヌ大学のJoseph Silk氏などの研究チームは、「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」による初期宇宙の観測データとシミュレーション結果を組み合わせた結果、銀河とブラックホールはほぼ同時に誕生し、ブラックホールが銀河の星形成を加速したとする研究結果を発表しました。これはウェッブ宇宙望遠鏡の観測で示された初期の銀河が予想より多く存在する可能性を裏付ける成果です。 【▲図1: 初期宇宙の銀河の活動の模式図。中心部のブラックホールの活動が活発化すると、その放射によって周りのガスが押しのけられ、恒星の形成が促されます(Credit: Roberto Molar C

                                                                                    「銀河が先かブラックホールが先か」長年の疑問に挑む新たな研究結果