並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 2388件

新着順 人気順

昆虫の検索結果1 - 40 件 / 2388件

  • ハンターなのに花粉の運び屋?肉食スズメバチの意外な役割 - ナゾロジー

    蜜や花粉に用がないはずのスズメバチが花を訪れる理由セリ科は、セリやニンジン、パクチー、アシタバなどの身近な食用植物を多く含む分類群で、世界に3,500種ほどが知られる草本性の植物です。 それぞれの花は開放的で、蜜を分泌するため、さまざまな昆虫にとってアクセスしやすい蜜源になっています。 それゆえ、ハナバチやハエ、チョウ、甲虫などをはじめ、時として100種以上の昆虫が訪れ、受粉されることが知られています。 こういった植物の花粉を運び、受粉させる役割を持つ生き物のことを送粉者と呼びます。 一方、スズメバチは肉食の昆虫であり、ミツバチのように花の蜜や花粉を集めることはありません。 しかし研究者たちはある日、スズメバチが用のないはずの花に頻繁に訪れているという奇妙な現象を確認しました。 そこでスズメバチたちの目的を調べるため日光植物園で追加観察を行うことにしました。 花を訪れているスズメバチを撮影

      ハンターなのに花粉の運び屋?肉食スズメバチの意外な役割 - ナゾロジー
    • 天皇陛下が「田植え」 皇居ではご一家で「養蚕」も

      天皇陛下が皇居で田植えをされました。皇居では稲だけでなく、「蚕」を育てる養蚕も雅子さまが行われています。陛下や愛子さまも参加される「令和流」です。 ■長靴姿で水田へ 皇居で“田植え” 長靴を履き、皇居の水田に入られた天皇陛下。毎年恒例の田植えです。うるち米ともち米の2種類の苗、合わせて20株を植えられました。 苗は先月に陛下がまかれた種もみが育ったものです。陛下は春に種もみをまき、初夏に田植えをし、秋に稲を刈られます。 皇居での稲作は農家の苦労を感じるために昭和天皇が始められたものです。その後、上皇さま、陛下へと伝統として引き継がれています。歴代天皇により、稲作を通じて五穀豊穣(ほうじょう)が祈願されているのです。 ■歴代皇后は“養蚕”も 皇室で継承されている伝統といえば蚕の飼育です。明治時代以降から代々、皇后が取り組んでいます。雅子さまも美智子さまから引き継がれています。 雅子さまの飼育

        天皇陛下が「田植え」 皇居ではご一家で「養蚕」も
      • カメの涙を吸う蝶やオオカワウソも、アマゾンに残る野生の楽園

        絶滅危惧種に指定されているモンキヨコクビガメ(Podocnemis unifilis)の甲羅にとまり、その涙を吸うチョウ。このような共生行動により、チョウはナトリウムなど、環境中から摂取しきれないミネラルを補っている。(Photograph by Thomas Peschak) 南米アマゾンの環境の劣化がもたらす悲劇が叫ばれる一方で、手つかずの自然が広がり野生生物が繁栄している地域があることはあまり知られていない。たとえばアマゾン川の支流の一つで、エクアドルにあるヤスニ国立公園の北を流れるナポ川周辺がそうだ。(参考記事:「世界屈指の生物多様性を誇るヤスニ国立公園、エクアドル」) 1979年にアマゾン川流域の北西部に設立されたヤスニ国立公園は、約110万ヘクタールの熱帯雨林を保護する、エクアドル最大の野生生物保護区だ。ここは地球上で最も生物多様性に富む森の一つで、ナポ川は、その心臓部に生命を

          カメの涙を吸う蝶やオオカワウソも、アマゾンに残る野生の楽園
        • カメムシ大量発生! 嫌〜な匂い成分は「パクチーと同じとも」 平年の286倍を観測した地点の様子は…

          強烈なニオイが特徴のカメムシが、今、大量発生しています。熊本県内では平年のおよそ280倍という地域もあり県は注意を呼びかけています。 収穫間際のトウモロコシが…トウモロコシの生産量県内1位の菊陽町(きくようまち)。これから収穫の最盛期を迎えますが、農家が警戒しているのがカメムシです。 RKKトウモロコシ農家 矢野圭介さん 「4年前、収穫間際になって1万本くらい収穫がダメになりました」 「各農家さんはかなり危機感を持ってると思います」 RKK皮の上から実を吸うというカメムシは例年6月ごろから出始めるそうですが、今年(2024年)は早めに対策をしました。 トウモロコシ農家 鈴木和輝さん 「今年はもう4月の段階でいたので、早めにやっとかないと増えちゃうので」 RKK農薬を散布するなど対策をとり今のところ被害はありませんが油断はできないといいます。 矢野さん 「防除を徹底しないとこの畑が全滅します

            カメムシ大量発生! 嫌〜な匂い成分は「パクチーと同じとも」 平年の286倍を観測した地点の様子は…
          • 日本のイチゴが大ヒット、アメリカで脚光の200億円調達ベンチャー。「世界で一人勝ち」の理由

            オイシイファーム(Oishii Farm)の共同創業者兼CEO・古賀大貴氏は、「植物工場は日本が勝つべくして勝てる領域」と断言する。 撮影:湯田陽子 日本のイチゴが、ニューヨークで旋風を巻き起こしている。 アメリカを代表するフレンチ界の巨匠、ダニエル・ブリュー氏のミシュラン二つ星レストラン「ダニエル」をはじめ、味に惚れた有名レストランのパティシエから注文が殺到。ソースや飾りといった素材の一部ではなく、デザートの“主役”として、加工せずそのまま提供している店がほとんどだという。 レストランだけではない。高級スーパー・ホールフーズをはじめとする100店舗以上のスーパーでも販売。店頭に並ぶそばから飛ぶように売れている。 食通をうならせるこのイチゴ、生産しているのは日本人CEO率いるオイシイファーム(Oishii Farm)だ。 2016年にアメリカで創業した同社は、畑やビニールハウスではなく屋内

              日本のイチゴが大ヒット、アメリカで脚光の200億円調達ベンチャー。「世界で一人勝ち」の理由
            • 世界初!ハエ幼虫が自らのフンで呼吸用シュノーケルを作ることを発見 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)

              カメムシに寄生するハエの新生態解明。将来的なカメムシ防除利用にも期待 比較社会文化研究院 舘 卓司 准教授 2024.05.07 呼吸は重要な生命活動であり、呼吸戦略は生物の生息環境と密接に関係しています。そのため、呼吸戦略を研究することで生物の生態や進化プロセスをより深く理解できます。 本研究では、カメムシに寄生するヤドリバエの幼虫が、カメムシの体内で呼吸するために自身のフンを固めてシュノーケルを作り、呼吸していることを明らかにしました。この“フン製シュノーケル”はカメムシ寄生の種を中心に複数のヤドリバエで確認されました。 ヤドリバエの仲間は寄生したホストを最終的に殺してしまうため、農業害虫の密度を抑える働きをしていると考えられています。本研究のように彼らの生態を解明し知見を蓄積することは、ヤドリバエを用いた農業害虫の管理法確立に繋がると期待されます。 多くの生物にとって呼吸は最も重要な

                世界初!ハエ幼虫が自らのフンで呼吸用シュノーケルを作ることを発見 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)
              • うちの周りはほぼ田んぼなんですけど、最近建売住宅ができまして、田舎の建売を買う人にアドバイスがある→「これに耐えられるかは大事」

                🗡️こむぎこ🗡️ @konamono333 あらいけない!コンプレックスはクソリプに出ますわよ!元気な発達障害児達と元気が足りない旦那と睡眠が足りないオタク。揚げた野菜が好き。訳もわからず魔除けで始めたが自分で紹介するのも人の見るのも好き→ room.rakuten.co.jp/room_konamono3… 🗡️こむぎこ🗡️ @konamono333 うちの周りはほぼ田んぼなんですけど、最近建売住宅ができまして。GW中に何組か内見に来てるのを見かけたのでひとつアドバイスしておきたいんですけど。夜に一回来てみた方がいい。田んぼに水が張られたこの時期、一晩中鳴き続けるカエルに耐えられるかどうか、絶対に確認しといた方が良いと思います 2024-05-06 20:32:40 🗡️こむぎこ🗡️ @konamono333 実際それでノイローゼになって家を売った話を知っている。我々生まれ育

                  うちの周りはほぼ田んぼなんですけど、最近建売住宅ができまして、田舎の建売を買う人にアドバイスがある→「これに耐えられるかは大事」
                • インバウンドが持ち込む「スーパートコジラミ」の脅威 駆除困難、ホテルや電車にまで潜伏

                  刺されると眠れないほどの激しいかゆみや発疹を引き起こす害虫「トコジラミ」。被害は国内でも広がってきており、大手衛生用品メーカー「アース製薬」に寄せられた相談件数は、昨年3月の18件から今年3月は301件と急増した。背景には新型コロナウイルス禍を経て、インバウンド(訪日外国人客)が増加するなどし、日本に持ち込まれていることが指摘されている。潜伏場所は宿泊施設だけでなく、交通機関にも広がっているとみられる。夏にかけて活動のピークを迎えるトコジラミの被害を防ぐにはどうすればよいのか。 SNS上に、大阪市内の地下鉄にトコジラミがいたという複数の投稿があったのは昨年11月。真偽は不明だが、大阪メトロはこれを受け、保有する1380の車両を同月下旬から12月上旬にかけて清掃。トコジラミは確認されなかったという。 今年3月には、X(旧ツイッター)上に、写真とともに「電車にトコジラミがいた」という趣旨の投稿

                    インバウンドが持ち込む「スーパートコジラミ」の脅威 駆除困難、ホテルや電車にまで潜伏
                  • 大発生するセミを「ゾンビ化」、死ぬまで交尾に駆りたてる寄生体

                    マッソスポラ菌(Massospora cicadina)に感染した周期ゼミ。お腹だったところが黄色っぽい胞子で覆われている。菌はセミをゾンビ化し、求愛行動を操って、胞子の拡大を助けるような行動を取らせる。(PHOTOGRAPH BY CHIP SOMODEVILLA/GETTY IMAGES) 米国でこの春、セミが大量発生する。今年は南東部から中西部までの17州で、13年ゼミと17年ゼミの大集団の周期が221年ぶりに重なるからだ。長い地中生活のあとセミたちが地上に出てくる目的は、交尾相手を見つけ、死ぬこと。ただそれだけだが、そのセミたちを食い物にしようと待ち構えている菌がいる。セミの体を内側から食い荒らし、宿主を性行為に取り憑かれたゾンビにしてしまうマッソスポラ菌だ。(参考記事:「221年ぶりに周期ゼミの2集団が同時に大量発生、江戸時代以来」) 過去に発生した周期ゼミを観察した科学者たちは

                      大発生するセミを「ゾンビ化」、死ぬまで交尾に駆りたてる寄生体
                    • ハチ駆除に大谷翔平も興味津々 ドジャース戦が大量のハチ出現で開始遅れる珍事→駆除業者がそのまま始球式登場のノリの良さ

                      ロサンゼルス・ドジャース対アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でハチが大量発生したことで試合開始が遅れる珍事が起きた。 ハチが大量発生(画像はドジャース公式Xアカウントより) チェースフィールドのバックネット上部にハチが大量に固まっていることが分かり、その駆除のために試合開始を延期。大谷翔平選手含め、両陣営の選手たちが興味深く見つめる中、ハチの駆除業者を待つ展開に。「BEE DELAY」(ハチのために遅延)という珍しい理由にネットでも注目が集まった。 球場には「ハチ(Bee)」にかけてかビートルズの「Let It Be(なるようになるさ)」が流れる中、試合開始予定時刻から約70分経過したあたりでハチ駆除業者が防具服や駆除道具とともにカートに乗って登場。待ちに待った救世主に球場は大歓声に包まれた。 ヒーロー誕生(画像はダイヤモンドバックス公式Xより) 駆除業者の男性はクレーンでハチが集まっている

                        ハチ駆除に大谷翔平も興味津々 ドジャース戦が大量のハチ出現で開始遅れる珍事→駆除業者がそのまま始球式登場のノリの良さ
                      • 【虫注意】コンクリートによくいる赤くてちっちゃい"あの虫"、詳しく観察すると意外とかわいかった

                        ぺんどら @100legs_NP マクロでの動きのある動画撮る練習にもなるのでそろそろ今年もと地面が乾いたら観に行こうと思ってるけど、定期的に雨が降るのでしっとりとした山で菌世界を探しがち。 湿潤な環境で撮影してると、カベアナタカラダニはあんな土壌と呼べるものがないようなとこでよく生きられるなと思う。 2024-04-24 20:15:49 リンク Wikipedia カベアナタカラダニ カベアナタカラダニ(Balaustium murorum)は、汎ケダニ目タカラダニ科アナタカラダニ属に分類されるダニの一種。 日本では北海道から沖縄まで全域に分布する。体長1mm前後と比較的大型で、全身が赤色から赤橙色なのでよく目立つ。関東地方では4月下旬から6月にかけ、ビルの屋上や住宅のベランダなどコンクリート表面で大量発生する事がある。 動きが素早く真っ赤な体色から気味悪がられ、また条件が良好な屋外で

                          【虫注意】コンクリートによくいる赤くてちっちゃい"あの虫"、詳しく観察すると意外とかわいかった
                        • ヒグマがセミの幼虫を食べると樹木の成長が低下、知床の人工林

                          北海道の知床半島でヒグマがカラマツの人工林の地面を掘り返してセミの幼虫を食べており、掘り返しのために樹木の成長が低下していることが、高知大学などの調査で明らかになった。人の手が入った生態系で動物が新しい行動をし、これまでなかった影響を環境にもたらす事例として注目される。 ヒグマは夏に天然林で草本を食べていた(左)が、2000年以降は人工林でセミ幼虫を掘って食べ、樹木の成長に影響をもたらしている(イラスト・イスキュルの小泉絢花氏、高知大学の富田幹次助教提供) 開拓で天然林を伐採した地域で調査 高知大学農林海洋科学部の富田幹次助教(動物生態学)は北海道大学生だった2019年~20年、ヒグマの行動が樹木へ与える影響を、知床半島でも観光客が多く訪れる幌別‐岩尾別地域で調査した。 幌別‐岩尾別地域はもともと天然林が広がっていたが、明治時代以降に開拓が進み、森林が伐採された。1970年ごろから森林を取

                            ヒグマがセミの幼虫を食べると樹木の成長が低下、知床の人工林
                          • 蛾は以前のように「光に引き寄せられないよう進化している」【ハーバード大学】 - ナゾロジー

                            飛んで火に入る夏の虫が、少なくなっています。 アメリカのハーバード大学(Harvard University)で行われた研究により、蛾が光を利用した罠によって捕らえられる数が、25年前と比べて大幅に低下していることが示されました。 またこの傾向は複数の地域で同時に確認されている、広域かつ長期的なものであることも示されました。 光を使った罠は大学の研究者だけでなく地元の学者、さらには夏休みの自由研究などにも利用される極めて普及した方法として長年にわたり利用されてきました。 今、光と昆虫の間に何が起きているのでしょうか? 結論から言えば虫たちは人工光に捕らえられないよう進化している可能性があるようです。 研究内容の詳細は2024年4月19日に『Journal of Insect Conservation』にて「蛾は以前ほどライトトラップに引き寄せられなくなっている(Moths are less

                              蛾は以前のように「光に引き寄せられないよう進化している」【ハーバード大学】 - ナゾロジー
                            • 熊による盗蜜被害に頭を悩ませた養蜂家が熊に蜂蜜のテイスティングをさせて、それをウリにするのマジで頭が良いと思った

                              かみぱっぱ @kamipapa2 メイン垢の解除までサブ垢で。今の戦争をロシアの負けで終わらせて元の趣味垢に戻りたいだけ。ウクライナ戦争と台湾有事は未来の日本の姿です。関心を持って頂ければ。ネタ動画は楽しむ派。あ、叡智の書や動画は大好きです😘 #NAFO かみぱっぱ @kamipapa2 何度も起きる熊による盗蜜被害に頭を悩ませた養蜂家が逆に熊に蜂蜜のテイスティングをさせて、それをウリにするのマジで頭が良いと思った( ^ω^ ) pic.twitter.com/m0dVUPyI20 2024-04-16 17:07:33

                                熊による盗蜜被害に頭を悩ませた養蜂家が熊に蜂蜜のテイスティングをさせて、それをウリにするのマジで頭が良いと思った
                              • バッタ博士新著『バッタを倒すぜ アフリカで』 - 農業・環境・食品関連トピックス

                                バッタ博士こと、前野ウルド浩太郎氏の待望の新著『バッタを倒すぜ アフリカで』が 4月17日に発売になるそうです。 こちら、取り急ぎご紹介します。 バッタを倒すぜ アフリカで (光文社新書) 作者:前野 ウルド 浩太郎 光文社 Amazon 読みましたら、レビューしたいと思います。

                                  バッタ博士新著『バッタを倒すぜ アフリカで』 - 農業・環境・食品関連トピックス
                                • 実験で小バエ大量発生、民家侵入 九州大、カブトムシの幼虫飼育中 | 共同通信

                                  九州大は16日、福岡県嘉麻市でカブトムシの幼虫を飼育中、小バエが大量発生し、3月ごろに近隣民家に多数侵入する被害が発生していたと発表した。小学校廃校を活用し、さなぎを鶏の飼料に加工する事業の実証実験中だった。大学は住民に謝罪し、実験を中断。幼虫は福岡市内の大学キャンパスの密閉施設に移した。 九州大によると昨年末、約500個のカブトムシ飼育容器の一つで小バエが発生。繁殖が止まらず今年3月、近隣民家に侵入したため、殺虫剤でほぼ全ての小バエを駆除したという。 九州大は捕獲器を設置するなどしたが、当初は「殺虫剤の使用を控えた」ため、駆除が遅れたという。

                                    実験で小バエ大量発生、民家侵入 九州大、カブトムシの幼虫飼育中 | 共同通信
                                  • 「死の病菌」まき散らすゾンビゼミ、大発生と重なる自然界のスペクタクル

                                    (CNN) 今年の春は、10年以上も土の中にいたセミが何十億匹も同時にはい出す大発生が予想される。樹上で大きな声で鳴き、メスを呼び寄せるオスのセミ。ところが中には病菌に体を乗っ取られ、ゾンビのように操られて菌をまき散らすセミもいる。 この病菌はセミの生殖器を破壊して腹部を病菌の胞子に入れ替え、そのセミを操って盛んに交尾させる。こうして「死のソルトシェイカー」(研究者)と化したセミがさらに病菌をまき散らす現象は、まるでホラー映画そのものだ。しかしこの病菌「マッソスポラ」に関する限り、「事実の方がSFよりもはるかに奇異」だと米コネティカット大学のジョン・クーリー准教授は解説する。 周期ゼミは木の枝で産卵し、孵化(ふか)した幼虫は地面に落ちて土にもぐる。種によって13~17年間、樹液を吸いながら地中で過ごし、成虫になる日が近づくとはい出してくる。しかし、マッソスポラに感染するのが土にもぐる時なの

                                      「死の病菌」まき散らすゾンビゼミ、大発生と重なる自然界のスペクタクル
                                    • 新作『バッタを倒すぜ アフリカで』出版しました! - 砂漠のリアルムシキング

                                      ちょっと気を抜くと、あっという間に月日が過ぎ去ります。 前回の更新が二年前やんかー! ということで、すごく久しぶりのブログ更新となりましたが、 前作『バッタを倒しにアフリカへ』の続編となる新作 『バッタを倒すぜ アフリカで』が光文社新書より出版されることになりました! (桜の満開にタイミング合わせられず、すでに桜は散っております) オビにあるように、自分の婚活がままならないというのに、人様バッタ様の婚活システムの謎を解き明かそうとするアカデミックな学術書に本作はなっています。 私生活において、婚活しても結婚できるとは限らないことを痛感しておりますが、 本作は、ただひたすらに、すごくすごく学術書です。 恥ずかしながら、40歳を超えると、一人でいると寂しさを感じるようになり、これはイカン(遺憾)ということで、本をカキカキ、寂しさを紛らわせておりました。 前作よりも販売価格が上がり、約1.5倍の

                                        新作『バッタを倒すぜ アフリカで』出版しました! - 砂漠のリアルムシキング
                                      • 米で「素数ゼミ」1兆匹出現へ 13×17=221年ぶり - 日本経済新聞

                                        米国で、フランスのナポレオンからルイジアナの領土を買収した1803年以来となる大騒動への警戒感が高まってきた。幼虫として13年間地中で暮らしてきた13年ゼミの一群と、さらに4年長く地下生活を送っていた17年ゼミの一群が4月中旬から6月にかけ、同時に地上へ姿を現す。その規模は1兆匹とも言われ、人々の生活にも支障が出かねない。13と17は素数といい、1とその数以外では割り切れない。その周期が重なる

                                          米で「素数ゼミ」1兆匹出現へ 13×17=221年ぶり - 日本経済新聞
                                        • 迫る“シケイダゲドン”の神秘 221年ぶりに素数ゼミが同時発生 | 毎日新聞

                                          「17年ゼミ」の集団の一つ「ブルード10」。2021年に発生したもので今回とは別の集団=米インディアナ州で、ロイター 米国の中西部から南東部で初夏にかけ、1兆匹を超すセミが大量発生すると専門家が予測している。13年と17年ごとに地上に出てくる「周期ゼミ」の二つの集団が羽化するタイミングが221年ぶりに重なるためだ。米メディアは、英語でセミを意味する「シケイダ」と終末戦争を指す「アルマゲドン」を組み合わせた「シケイダゲドン」という造語を使い、迫り来る神秘の自然現象に注目している。 セミは枯れ木などに産みつけられた卵がふ化して幼虫になり、地中に移動して何年かを過ごす。成長した幼虫はやがて地上に出て羽化し、成虫になる。日本に生息するセミが地中にいる期間は数年程度といわれる。一方、米国には13年と17年ごとに羽化するセミが複数の地域に生息し、周期が素数であることから「素数ゼミ」とも呼ばれる。 これ

                                            迫る“シケイダゲドン”の神秘 221年ぶりに素数ゼミが同時発生 | 毎日新聞
                                          • 「昆虫」関連のおすすめ人気オプチャ39選【最新】 | オプチャグラフ

                                            LINEオープンチャットでいま人気のルームから、「昆虫」に関する厳選ルームを1時間毎の更新でご紹介! 気になるルームを見つけたら気軽に参加してみましょう! 「昆虫」関連のおすすめ 39件 アリの飼育部屋 アリの飼育部屋 🐜アリ好き集まれ!🐜 アリに関する事ならなんでもOKです! ★初心者さん大歓迎★ 新規様はノートにて自己紹介をお願い致しますm(_ _)m 楽しくやりましょう! (相手が不快な気持ちになるような発言、行動は追放対象になります) アリ 蟻 アリ飼育 Ant シロアリ 昆虫

                                              「昆虫」関連のおすすめ人気オプチャ39選【最新】 | オプチャグラフ
                                            • ミツバチの数が2017年以降のアメリカで急増している原因とは?

                                              災害や異常気象などの影響を受けて、アメリカでは2000年以降ミツバチの数が大幅に減少していることが報告されていましたが、アメリカ国家農業統計局(NASS)による国勢調査では、近年ミツバチの数が急速な成長を見せていることが明らかになっています。 Wait, does America suddenly have a record number of bees? - The Washington Post https://www.washingtonpost.com/business/2024/03/29/bees-boom-colony-collapse/ アメリカでは2000年以降、病気や寄生虫、農薬、災害、異常気象などの影響を受け、ミツバチのコロニー数が大幅に減少しており、2020年の冬には、ミツバチの年間損失率が非営利団体「Bee Informed Partnership」による2010

                                                ミツバチの数が2017年以降のアメリカで急増している原因とは?
                                              • 東京文化財研究所、文化財害虫を調べられるウェブサイト「文化財害虫検索」を公開

                                                2024年4月1日、独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所が、文化財害虫を調べられるウェブサイト「文化財害虫検索」を公開しました。 これは文化財害虫の同定を容易にする現場診断用ツールとして活用できるように、同研究所の保存科学研究センター生物科学研究室の島田潤氏が開発を進めたものです。 サイトでは文化財害虫について、特徴・名前・被害材・分類から検索することができるほか、対処方法が画像付きで紹介されています。 更新履歴(東京文化財研究所) https://www.tobunken.go.jp/japanese/update.html ※2024年4月2日付けで「文化財害虫を調べられるウェブサイト「文化財害虫検索」公開のお知らせ」とあります。 文化財害虫検索 https://www.tobunken.go.jp/ccr/pest-search/top/

                                                  東京文化財研究所、文化財害虫を調べられるウェブサイト「文化財害虫検索」を公開
                                                • 部屋すべて線香臭くなってなお - 殴る壁

                                                  この一週間か、もうちょっとくらい前からコバエがすごい。最初は風呂場を飛び回ってるくらいだったのが、数日前から部屋の中にも複数飛ぶようになって、さすがに耐え難い。必ずかの蠅頭微塵のコバエを除かねばならぬと決意した。 しかし駆除の仕方がわからぬ。別に笛を吹き羊と遊んで暮らしてきたわけではないけど、てかむしろ羊と暮らしているほうがわかりそうだけど、あいにく都市住民なのでそういうのは得意じゃないんだ。昨夏からの蚊を寄せ付けないスプレーはあったけど、これは殺虫というよりも嫌がる匂いを出すものにすぎず、それすら蚊用であってコバエにどれだけ効くものやら。 なので新たな武器をドラッグストアで購入する。おそらくはバルサン的なものを使うのが一番なんだろうけど、そうすると服や布団や、食器類なんかにも薬剤がかからないように養生するか、あるいは使用後に洗い直すかする必要があり、面倒くさい。なのでコバエ用の殺虫スプレ

                                                    部屋すべて線香臭くなってなお - 殴る壁
                                                  • ふわふわの白い毛が生えた新種のカミキリムシが発見される(※昆虫出演中) : カラパイア

                                                    いっておくけどこのトップ画像ほどかわいくはない。だけど確かに背中に白い綿のようなモフモフがくっついていて、昆虫好きな人なら若干かわいげがあると言ってもらえるかもしれない。 カミキリムシの仲間は、地球上でもっとも多様な昆虫のひとつで、3万6000種以上、5100属が存在しているが、まだまだ未発見、あるいは発見されているものの登録されていない種も多い。 オーストラリアで、背中と体、頭が白いふわふわの毛に覆われたカミキリムシが発見された。9.7mmと、とても小さくて綿ぼこりと勘違いしてしまいそうだが、それは新種だったのだ。ということで本文ではご本人に登場してもらおう。

                                                      ふわふわの白い毛が生えた新種のカミキリムシが発見される(※昆虫出演中) : カラパイア
                                                    • 「他の人に言っても分かってもらえませんが春って沢庵の匂いしません?」という投稿に多くの人が共感→匂いの正体も判明し「長年の謎が解けた」

                                                      眼遊 GANYU @ganyujapan 山からたくわんの匂いがします。 このたくわんの匂いを嗅ぐと、春が来たなぁと感じますが、他の人に言っても分かってもらえません… 春ってたくわんの匂いしません??? pic.twitter.com/BZFeeGLSiU 2024-03-27 14:14:03

                                                        「他の人に言っても分かってもらえませんが春って沢庵の匂いしません?」という投稿に多くの人が共感→匂いの正体も判明し「長年の謎が解けた」
                                                      • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/里山の赤トンボが生息地ネットワークを形成するための地理的条件を解明 —保全に必要な生息地同士のつながりを再生するために—

                                                        2024年3月5日 国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 里山の赤トンボが生息地ネットワークを形成するための地理的条件を解明 —保全に必要な生息地同士のつながりを再生するために— ポイント 里山に生息する赤トンボの一種ミヤマアカネは近年全国的に激減しており、各生息地における集団の孤立が懸念されています。 保全に必要な生息地同士のつながり(生息地ネットワーク)が各地でどれだけ劣化・消失しているかを、ゲノムワイドなDNA解析により確かめました。 成虫が移住できる距離は約5km以内であり、生息地の周囲1km以内に草地が多いほど、移入してきた個体が定着しやすいことが示されました。 本成果は、ミヤマアカネの保全に必要な生息地ネットワークを再生する際の指標となります。 概要 国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所らの研究グループは、近年全国的に激減している里山の希少種ミヤマアカ

                                                        • 221年ぶりに周期ゼミの2集団が同時に大量発生、江戸時代以来

                                                          セミのなかには、毎年姿を現すものもあれば、一定の周期でしか姿を現さない「周期ゼミ」もいる。2024年の春は、米国の南東部から中西部で、周期ゼミの2つの大きな集団が同時発生する見込みだ。(PHOTOGRAPH BY REBECCA HALE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 2024年の4月下旬から6月にかけて、米国の南東部から中西部で、200年の時を超えて大自然の交響曲が奏でられる。周期ゼミの2つの集団が221年ぶりに同時に姿を現しはじめるのだ。「今年はとても重要な年になるでしょう。神秘的で驚くべき出来事です」と、「虫博士」として知られる米ミズーリ大学のタマラ・リオール氏は言う。(参考記事:「17年ゼミの大発生始まる、動物たちの反応は?」) 221年ぶりなのは、2つの集団の周期がそれぞれ13年と17年だから。前回同時に姿を現したのは1803年のこと。米国大統領はトーマス

                                                            221年ぶりに周期ゼミの2集団が同時に大量発生、江戸時代以来
                                                          • 木を食い荒らす特定外来生物を初確認 東京・中央区が街路樹を伐採へ:朝日新聞デジタル

                                                            ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                              木を食い荒らす特定外来生物を初確認 東京・中央区が街路樹を伐採へ:朝日新聞デジタル
                                                            • 求愛行動中に琥珀に閉じ込められたシロアリを発見、3800万年前

                                                              ロシア、カリーニングラードで見つかったこの琥珀(こはく)は、古代の動物の行動を今に伝える希少な化石だ。(PHOTOGRAPHS BY ALEŠ BUČEK) 3800万年前に求愛行動をしていた最中に樹脂に捕えられ、琥珀(こはく)の中で保存された2匹のシロアリが見つかり、2024年3月5日付けで学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表された。この研究は、琥珀化石が、いかにして古代の動物の行動についての新たな知見を授けてくれるかを示す好例だ。 この琥珀が科学者の目を引いたのは、絶滅種であるエレクトロテルメス・アフィニス(Electrotermes affinis)のつがいが、求愛行動中の現代のシロアリのように縦ではなく、横に並んだ状態で保存されていたからだ。 求愛行動の際、シロアリは「タンデム歩行」と呼ばれる行動をとる。タンデム歩行のときは、まるで列車の車両のように、1匹のシロアリが

                                                                求愛行動中に琥珀に閉じ込められたシロアリを発見、3800万年前
                                                              • “死の罠”の花を幼虫のエサにするキノコバエ、常識を覆す関係が判明

                                                                花粉を体に付けたキノコバエを水差しのような形状をした花序(かじょ、花の付いた茎全体)の中に死ぬまで閉じ込めながら受粉していると考えられていた植物のテンナンショウに、キノコバエも卵を産み付けて幼虫を育てる場に利用していることを神戸大学大学院理学研究科の末次健司教授(植物生態学)らが発見した。キノコバエの一部は産卵後に花序から脱出しているとみられる。テンナンショウがキノコバエをだまして見返り無く受粉に使っているという常識を覆し、両者が助け合う共生関係になりつつある可能性を示している。 ナンゴクウラシマソウ(サトイモ科テンナンショウ属)の花に引き寄せられたキノコバエのうち、イシタニエナガキノコバエのみ産卵と脱出ができるものがいる。ふ化したキノコバエの幼虫は腐った部分を食べて育つ(イラスト・神戸大学西垣宏紀さん、末次健司教授) 虫に花粉や蜜を与えて多くの花を訪れてもらうことで受粉し、種子を残す植物

                                                                  “死の罠”の花を幼虫のエサにするキノコバエ、常識を覆す関係が判明
                                                                • 去年、トコジラミで被害に遭い、激闘の末に自力で全滅させた方法を紹介→「噛まれすぎるとノイローゼになるのはガチ」「ノイローゼの末に手段を選ばず失うものがない無敵の人向け」だが、有益すぎる情報

                                                                  ぴかむ🦭 @apeapemuu 何度も話題になるトコジラミ、 突然だけど実は去年私も被害に遭い 激闘の末に自力で全滅させた方法を載せます ですがあまりお勧めはしません 噛まれすぎるとノイローゼになるのはガチ この方法はノイローゼの末に手段を選ばず失うものがない無敵の人向けです リプにメモ画像流すので興味ある方はどうぞ pic.twitter.com/JDG9nPaQ68 2024-03-11 14:59:31

                                                                    去年、トコジラミで被害に遭い、激闘の末に自力で全滅させた方法を紹介→「噛まれすぎるとノイローゼになるのはガチ」「ノイローゼの末に手段を選ばず失うものがない無敵の人向け」だが、有益すぎる情報
                                                                  • 今帰りの電車なんですがこれってトコジラミだったりします?!→「うわ、これは恐ろしい(꒪⌓꒪)」「電車にもいるのかぁ」「電車の椅子に座るのも考えてしまいます」など恐怖と驚きの声が集まる

                                                                    みさ☆くまファーム @MisaKuma_Farm @Sasakamapumpkin 結構大きくて動いていたので視界に入り 気になって近付いて見たら、あれ?もしかしてニュースで見たトコジラミ?って💦電車も気を付けないといけませんね😵 2024-03-10 23:36:18

                                                                      今帰りの電車なんですがこれってトコジラミだったりします?!→「うわ、これは恐ろしい(꒪⌓꒪)」「電車にもいるのかぁ」「電車の椅子に座るのも考えてしまいます」など恐怖と驚きの声が集まる
                                                                    • お義母さんがコロナになって匂いがわからなくなったがカメムシの匂いを嗅いでみたらのけぞるほどに驚いたあと嗅覚が戻るというミラクルが起きた

                                                                      佐藤トシオ @sugarpot001 未だに信じられないんだけど お義母さんがコロナになった時に匂いがわからなくなったと聞いていたのでやっぱりコロナの後遺症は…と思っていたある日。 ゴミ出そうとしたらカメムシがいたんですと。 逃がそうとしてなのか殺そうとしたのかはわからないけど掴んだんだって。 何を思ったのか匂いを嗅いでみたらしい。 その瞬間、ものすごい匂いで仰け反ったらしい笑 そしてソコから嗅覚が戻るというミラクルが起きたという話を聞いて大笑い 義実家のお話は聞けば聞く程面白いくていつも笑わせて貰ってます。 2024-02-26 10:44:57 佐藤トシオ @sugarpot001 じわじわ伸びてるのでどういう状況だったのか詳しく聞いてみました ゴミ箱付近でカメムシ発見するお義母さん ビニール袋に放り込むお義母さん 他の事をして存在を忘れるお義母さん 確認するのに顔を近づけるお義母さん

                                                                        お義母さんがコロナになって匂いがわからなくなったがカメムシの匂いを嗅いでみたらのけぞるほどに驚いたあと嗅覚が戻るというミラクルが起きた
                                                                      • 食虫植物ウツボカズラ、自然の法則を覆す恐るべき「死の罠」とは

                                                                        熱帯性のウツボカズラのツルツルした表面によって、獲物はその大きく空いた口に転がり込む。ウツボカズラは肉食植物の一種であり、罠にかかった昆虫や小動物を餌にする。(PHOTOGRAPH BY HELENE SCHMITZ, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 肉食の植物は、昔から人々の想像力をかき立ててきた。たとえば『アダムス・ファミリー』や『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』といったカルト的な映像作品には、肉を食らうモンスター植物が登場する。だが現実の食虫植物も、あれほど血に飢えてこそいないものの、負けず劣らず魅力的だ。 一般に、植物は食物連鎖の最下層にいると考えられている。しかし、獲物を誘い、捕らえ、消化できる食虫植物は、「動物を食べるという驚くべき能力によって、自然の法則を覆す」存在だと、フランス国立科学研究センターの科学者ロランス・ゴーム氏は言う。 食虫植物の中でも最大

                                                                          食虫植物ウツボカズラ、自然の法則を覆す恐るべき「死の罠」とは
                                                                        • 第163回 翅に文字!?ナドがある「人なつっこい」蝶、ウラモジタテハ&ウズマキタテハ

                                                                          クリメナウラモジタテハ(タテハチョウ科:カバタテハ亜科) Widespread Eighty-eight, Diaethria clymena marchalii(Nymphalidae: Biblidinae) 数字の98がわかりやすい! 干している雑巾に舞い降りて水分&ミネラル補給をしている。「食事に夢中」なので、強風で雑巾が横向きになびいていても、こちらが近づいても逃げる気配はない。英名は「広域分布88」で、その名の通りニカラグアからブラジルまで広域に分布する。英名が88で統一されている理由は、ウラモジタテハの仲間に88が描かれている種が多いから。 前翅長 20mm 撮影地:コスタリカのモンテベルデ、標高1530m 遅ればせながら2024年もどうぞヨロシクお願い致します! 今回は88、89、98の数字やニコチャン顔(スマイリーフェイス)が翅の裏に「描かれている」チョウをご紹介! 20

                                                                            第163回 翅に文字!?ナドがある「人なつっこい」蝶、ウラモジタテハ&ウズマキタテハ
                                                                          • 「水牛がおぼれて死んだので、今日は欠席します」。ラオスで学んだ、他者の合理性を透かして見る方法

                                                                            ラオスでは通じない、日本の常識 ある朝、こんな連絡が届いた。「水牛がおぼれて死んだので欠席します」。まったく頭に入ってこない。どうやらペットロスで悲しい、といったニュアンスではなさそうだ。 ラオスで始まった私たちJICA草の根技術協力事業「ラオス農村部住民の食糧事情向上を目指した昆虫養殖技術開発事業」のプロジェクトは3年目を迎えており、連絡のあった夫妻は今日の午前中、食用ゾウムシ養殖農家のメンバーとして、技術トレーニングを受ける約束だった。しかしどちらも来られないとのこと。 まず何が起こったのか、イメージができない。ウシっぽいけど牛じゃない、よく泥浴びをしている家畜が、溺れて死ぬ?そんなことがあるのか。そして溺れて死んだとして、それが彼らの欠席の理由になることも、ピンとこない。ふわっと頭に浮かぶフレーズ。「サボりではないか?」 たしかにラオスにはよくあることだ。期待通りに動いてくれないラオ

                                                                              「水牛がおぼれて死んだので、今日は欠席します」。ラオスで学んだ、他者の合理性を透かして見る方法
                                                                            • 害虫探しを「あきらめない」天敵の昆虫を育成、防除の効果高める

                                                                              さまざまな野菜の害虫、アザミウマ類などの天敵「タイリクヒメハナカメムシ」のうち、害虫を粘り強く探して食べる個体を選んで代々育て、防除効果を高める系統を作ることに成功した。農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の研究グループが発表した。幅広い作物や栽培環境に生かせるといい、化学農薬だけに依存しないための技術として期待される。 害虫防除は化学農薬によるのが主流だが、開発にコストや時間がかかる上、抵抗性の発達した害虫も現れて「いたちごっこ」が続く。農薬のみに依存せず、害虫の天敵を利用する方法の研究が進むが、天敵は農場に放つタイミングが極めて難しく、害虫がまだ少ないうちに放つと餓死したり、作物から離れたりしてしまう。逆に害虫が増えてから放つと定着はしても、防除が追いつかず手遅れになることがある。 こうした中、農研機構の研究グループは昆虫などの「餌の探索行動の切り替え」という性質に着目した。天敵

                                                                                害虫探しを「あきらめない」天敵の昆虫を育成、防除の効果高める
                                                                              • 死の罠が育児室に! テンナンショウとキノコバエの奇妙な関係 | 神戸大学ニュースサイト

                                                                                神戸大学大学院理学研究科の末次健司教授 (兼 神戸大学高等学術研究院卓越教授) らの研究グループは、主要な花粉の運び屋 (送粉者) であるキノコバエ類の一種イシタニエナガキノコバエがナンゴクウラシマソウ (サトイモ科テンナンショウ属) の花序を産卵場所として利用していることを明らかにしました。さらに、通常は脱出不可能と考えられていた花序の上部から、このキノコバエが脱出できることも分かりました。 テンナンショウの仲間は、送粉者であるキノコバエ類を、雌花序の中に閉じ込めて殺すことが知られていました。しかし、今回の研究により、ナンゴクウラシマソウの主要な送粉者は雌花序から脱出する場合があり、さらにその幼虫が腐った花序を餌として成長することも明らかになりました。本研究結果は、これまでの植物学の常識であった「テンナンショウの送粉者は何の利益も得ない」という考え方を覆す発見です。 この研究成果は、国際

                                                                                  死の罠が育児室に! テンナンショウとキノコバエの奇妙な関係 | 神戸大学ニュースサイト
                                                                                • 「コオロギ=中国で避妊薬」説は本当か? - 黒色中国BLOG

                                                                                  【閲覧推奨】『だから「給食のコオロギ」は食べてはならない…「環境に良い」と「昆虫食」を勧める人たちが裏でやっていること』 ■日本でもイナゴ食の文化がある。だが、コオロギ食の風習はない ■中国ではコオロギは「微毒」であり、避妊の薬として扱われてきたというhttps://t.co/scd5S7ZRB6 — 黒色中国 (@bci_) 2024年2月19日 ▲昨日ポストした「コオロギ食」関連の記事に、 中国ではコオロギは「微毒」であり、避妊の薬として扱われてきたという という一節があった。 実は、コオロギ食が話題になった当初から、この奇説はツイッターで話題になっていたそうだが、私は全然気づかなかった。 私は中国と長いお付き合いで、特に食文化系のことは、人一倍好奇心を持って接してきたのだが、この説は初めて聞くし、全くその理由がよくわからないので、その真偽を確認してみることにしました。 【目次】 出典

                                                                                    「コオロギ=中国で避妊薬」説は本当か? - 黒色中国BLOG