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書評の検索結果321 - 360 件 / 609件

  • エラいもんを読んでしまった~~~!!! ホラー小説『忌録』がめちゃくちゃすごいから読んでくれ

    ※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています バーチャルYouTuber、マシーナリーとも子による不定期コラム第14回(連載一覧)。今回は夏にちなんで、ホラー小説『忌録: document X』がめちゃめちゃ怖い(面白い)からみんな読もう! という話です。 阿澄思惟『忌録:document X』(Amazon.co.jpより) ライター:マシーナリーとも子 徳で動くバーチャルYouTuber(サイボーグ)。「アイドルマスター シンデレラガールズ」の池袋晶葉ちゃんのファンやプロデューサーを増やして投票してもらうために2018年4月に活動開始。前世はプラモ雑誌の編集をしていたとも言われているが定かではない。現在はBOOTHでグッズを売ったりLINEスタンプを売ったりしている。 YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/user/barzam154

      エラいもんを読んでしまった~~~!!! ホラー小説『忌録』がめちゃくちゃすごいから読んでくれ
    • 『田中正造の生涯』林 竹二 著

      田中正造の評伝。 田中正造は、幕末に栃木県の小中村(現 栃木県佐野市)の百姓の家に生まれる。百姓といっても名主を務めるような家で、父の跡を継いで名主になり、正造はこの小さな村の名主を12年務めた。 彼は小中村の「政治」に責任を負って、藩レベルの政治とは異質のまとめ役をこなした。それは、自治的な慣行や寄合における合意を尊重する、ボトムアップ式のものだった。彼は名主ではあったが身分意識は薄く、村人の代表として領主との対立を辞さず、領内7ヶ村の農民の抵抗運動を組織して、暗君(失政の領主)を退陣させる実績を残した。そのために正造は投獄されたが、これが、権力に決して屈しない、正造の戦いの始まりだった。 正造は、明治11年に政治に一身を捧げようと決心する。きっかけは、土地の投機に成功して3千円という大金を手に入れたことだった。この金は正造に「公共のために尽くす自由」を与えた。正造は、なんと35年間の予

        『田中正造の生涯』林 竹二 著
      • 【書評】「インフラ設計のセオリー」新人インフラエンジニアが押さえておくべき内容が詰まった一冊 | DevelopersIO

        「難しい本ばっかり読んで眠くなってませんか?いい本ありますよ!」 ご機嫌いかがでしょうか、豊崎です。 育成チームのリーダーを行なっている都合から、エントリー向けのインフラエンジニアの書籍を読むことが多くなっています。本日は、その中で読んだ、「インフラ設計のセオリー」という本についてご紹介させていただきます。 基本的にはIPAの非機能要求グレードに沿って特に重要な項目を説明していく内容になっています。 インフラエンジニアを始めるときに、教科書として読んでおけば 成長曲線が変わったんじゃないかな? と感じました。それくらい基礎的な知識の習得とイメージ付けには最適だと思います。 具体的には、非常に有益なドキュメントではあるものの、圧倒的な文章量で睡魔を送り込んでくる非機能要求グレードの活用について図や絵を多く交えて非常に理解しやすい文章で説明をしてくれます。 内容はしっかりしているのに、とても読

          【書評】「インフラ設計のセオリー」新人インフラエンジニアが押さえておくべき内容が詰まった一冊 | DevelopersIO
        • 暗殺作戦、苦難のすべてがこの一冊にまとまった、圧倒的な密度を誇る大著──『イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史』 - 基本読書

          イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史(上) 作者:ロネン バーグマン発売日: 2020/06/04メディア: Kindle版イスラエルの諜報機関──モサド、シン・ベト、アマンの3機関はその能力の高さから世界中に恐れられている。何より暗殺の作戦数が豊富で、一説によるとイスラエルがこれまで国として行ってきた暗殺作戦は2700件にも及ぶという。イスラエルが国として成立したのが70年前の1948年であることを考えると、驚異的な数といえる。 というわけでこの『イスラエル諜報機関』は、そんなイスラエルの諜報機関がこれまで行ってきた暗殺作戦を、その最初期から現代に至るまで丁寧に追った一冊になる。イスラエルの諜報機関の情報って公開されてんの?? と疑問に思ったが、やはりまったく公開されていないみたいで、国防省に調査協力を求めても無意味。イスラエルの各情報機関に、法律の規定に基づいて過去の文書の資料開示を要求す

            暗殺作戦、苦難のすべてがこの一冊にまとまった、圧倒的な密度を誇る大著──『イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史』 - 基本読書
          • 「ChatGPT/LangChainによるチャットシステム構築 」という書籍が素晴らしかったのでNode.jsでも書いてみた - selmertsxの素振り日記

            はじめに 「ChatGPT/LangChainによるチャットシステム構築」 という本が素晴らしかったので、ちゃんと身につけるために Python だけじゃなくて Node.js でも動かしてみました。同じことをやろうとした人のために、ここにそのときの記録を残します。特に callbacksやmemoryについて、詳細に記載しようと思います。 書籍の説明につながるようなことはできる限り書きません!めっちゃ良書なので、ご興味持っていただけた方は購入してもらえますと 🙏 5章まではPython固有のToolを利用しており、6章の中身は7章とかなり近いところがあるので、7章のプログラムだけここに記載します。LangChainの学習に注力したいので、Serverelss Frameworkに関連するコードは省略しました。また、Momentoや @slack/bolt に関する説明はしません。 プロ

              「ChatGPT/LangChainによるチャットシステム構築 」という書籍が素晴らしかったのでNode.jsでも書いてみた - selmertsxの素振り日記
            • 漫画『スキップとローファー』のように俺も親友と「HUG…」したい人生だった - kansou

              色んな人間からさんざん「漫画『スキップとローファー』読め」と言われても、なんとなく気分が乗らず後回しにしてきた人生だったんですが、先日ようやく読みました。 俺の今までの人生いったいなんだったんだ 俺はなにをしてた?なに考えてたんだこのクソッタレは?やり直したい…こんな最高の漫画を無視し続けた過去の俺の後頭部をブン殴って気絶させ両手両足を縛り付けて島流しして牢獄に閉じ込めて強制的にスキップとローファーを読ませ続けたい。 デカい事件が起きるわけでも、大恋愛が始まるわけでも、物語をかき乱す悪者が出てくるわけでもない、あくまでもただ「高校生の日常」を描いているだけなのにあまりにも面白すぎる。読み終わったあとの 「イイもん読ませていただきました……」 という充実感と「この続き読むためなら親すら裏切るかも」と思わせるほどの吸引力。とにかく人間を分かりすぎている。高松美咲先生20人いるだろとしか考えられ

                漫画『スキップとローファー』のように俺も親友と「HUG…」したい人生だった - kansou
              • 呉座勇一「戦争の日本中世史」新潮選書2014.1. - 旧tototo

                同じ著者の「応仁の乱」が面白かったので読んでみたところ、だいぶ若書きというか暴走気味で「学術的な歴史本」としては微妙なのだけども、それゆえに興味深いところがあるなあと思ったので、主にそちらについて。 「応仁の乱」のほうは漠然とした総論で大づかみに語られる日本史上の一大エポックを細かい事件経過で綴るというもので、こちらは著者のやるべきスタイルが確立した、とても良い本だった。 一方、それ以前に書かれてるこちらの本は、たぶん若手が張り切りすぎて空回りしてるんだろうなあ、もしくは時間も準備もないまま慌てて書いてしまって取り繕いようがない、という感じの力み具合があって、個別の記述は面白いところも多々あるんだけれども、全体をまとめようとして導入した視点というか史観が「戦後のマルクス主義階級闘争史観の批判」で、著者自身も「本書は非常に偏っている」とか「一種の思考実験」とかエクスキューズを述べてるんだけど

                  呉座勇一「戦争の日本中世史」新潮選書2014.1. - 旧tototo
                • "意図に基づいた愛"を実践する方法(読書メモ:『How to Not Die Alone(独身のまま死なないために)』) - 道徳的動物日記

                  How to Not Die Alone: The Surprising Science That Will Help You Find Love (English Edition) 作者:Ury, Logan Piatkus Amazon 久しぶりに洋書の紹介。 本書のタイトルは How to Not Die Alone: The Surprising Science That Will Help You Find Love (『独身のまま死なないために:愛を探すための驚きの科学』)。副題に"科学"という単語が含まれている通り、著者のローガン・ウライは行動科学者。 ハーバードで心理学を学び、Google社で行動経済学者のダン・アリエリーとチームを組んで研究した(その研究の成果は『予想どおりに不合理』に取り入れられている)後に、「自分がこれまでに学んできた行動科学のツールを恋愛関係にも応用

                    "意図に基づいた愛"を実践する方法(読書メモ:『How to Not Die Alone(独身のまま死なないために)』) - 道徳的動物日記
                  • ツイッター映画ライターが豊崎由美氏と栗原裕一郎氏のtiktok批判に思う『推す批評』と『斬る批評』、かつて小沢健二を批判したあるロキノン女性ライター、そして広瀬すずはなぜ李相日監督を信じるのかという話|CDBと七紙草子

                    詳細は上のリンクを読んでいただくとだいたいわかると思います。有名書評家である豊崎由美氏が、アマチュアTikTokアカウントを貶し、「そんなもので本が売れたからどうした」「この人に書評書けるんですか」と言った。この件について誰もが思うことでしょうが、あまりに筋が悪い。書評書けるも何も、相手は一介のアマチュアです。出版産業の屋台骨が揺らいでいる時に無料で若い世代に小説をすすめ、しかも実際に若い世代に影響を与えて売り上げが上がるという結果を出している貴重な存在です。言うまでもなく炎上しました。引用RT1000超えというのは、めちゃくちゃに批判されていることの表れです。アルファアカウント、ベストセラー作家も次々と豊崎氏批判の側で声をあげ、賛否両論というより事実上ワンサイドの炎上になりました。 そんな中で、個人的には評論家である栗原裕一郎氏のツイートが心にとまりました。 原稿のネタにしようと虎視眈々

                      ツイッター映画ライターが豊崎由美氏と栗原裕一郎氏のtiktok批判に思う『推す批評』と『斬る批評』、かつて小沢健二を批判したあるロキノン女性ライター、そして広瀬すずはなぜ李相日監督を信じるのかという話|CDBと七紙草子
                    • 全世界の誰もがこの人間の影響を受ける、お騒がせ男初の公式伝記にしてアイザックソンの最高傑作──『イーロン・マスク』 - 基本読書

                      イーロン・マスク 上 (文春e-book) 作者:ウォルター・アイザックソン文藝春秋Amazonこの『イーロン・マスク』は、その名の通りイーロン・マスク初の公式伝記である。マスクの伝記自体はこれまでにも出て、翻訳もされている(読んだけどおもしろい)が、その中にあって本作の特徴は刊行された直後だから、つい最近のツイッターの買収など”最新の情報・エピソード”まで網羅されているところにある。 そしてもう一つの特徴は、スティーブ・ジョブズをはじめとした無数の偉人たちの伝記を書いてきた、伝記の名手であるウォルター・アイザックソンがその私生活にまで密着して描き出している点にある。僕もアイザックソンの本は昔からファンでほとんどすべてを読んでいると思うが、これまで彼が手掛けてきた伝記の中でも本書の書きぶりには熱が入っていて、しかもこれまで書いてきた天才・偉人たちとの比較という評価軸もうまく機能しており、最

                        全世界の誰もがこの人間の影響を受ける、お騒がせ男初の公式伝記にしてアイザックソンの最高傑作──『イーロン・マスク』 - 基本読書
                      • 『にくをはぐ』感想(批評というか雑感)|ぽてとふらい

                        TLでトランス関連漫画が話題になっているので、読んでみた感想や、ツイッター上で私が見た感想に対して、ちょいちょい引用したり反論したりしてみます。 該当漫画はこちら。 作者の遠田おとさんはいわゆる新人作家さん(原作つきのスピンオフ本を三冊出していますが)で、今作も一話読み切り形式。あらすじ等々は省きます(無料なので読んでいただければいいので)。 余談ですが作者さんについて調べていたら、1年ぶりくらいにツイッターを更新していました。 トランスジェンダー周りの描写についてまず、この手の漫画での鬼門というか、トランスジェンダー周りの描写について。 トランス男性(FtM。今作品の劇中では、千秋は自分の事を「男」としか呼んでいません。念のため)を描いた作品では、少し古い作品として『G.I.D』(庄司陽子、2006年)があるのですが、本誌掲載時にはかなりの間違いや不味い描写があり、単行本ではかなりの個所

                          『にくをはぐ』感想(批評というか雑感)|ぽてとふらい
                        • 三角関数や微分積分の教育は本当に必要か。|山本一成🚗TURING

                          三角関数や微積分の有用性に疑問を投げかける政治家の話があった。それに対して私のTwitterのタイムラインでは蜂の巣を突いたようにこれらの有用性や美しさを表明するツイートで溢れた。しかし同時に疑問を湧く、若者の時間は貴重だ。大学はその希少性を理解しているだろうか。 この難題を考えるために、ブライアン・カブランさんの本「教育反対の経済学」を読んだ。ちなみにこの本の価格が4800円と高いし、それに負けず中身もとてもボリューミーだ。 この本の中身を紹介する前に幾つかの前提をみなさんと共有しておきたい。経済学が前提のこの本で「役に立つ」というのはほとんどの場合は個人もしくは国家の収入が増えるという意味である。またこの本の著者及び私山本一成は大学というシステムで便益を受けている側であることも追記したい。 統計的に大学卒業者は高校卒業者より給料が高い。アメリカだとその傾向は先進国の中でもさらに顕著で最

                            三角関数や微分積分の教育は本当に必要か。|山本一成🚗TURING
                          • 『マスターアルゴリズム』は全ての人々を機械学習(人工知能)の世界へといざなう「冒険物語」 - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

                            しましま先生(@shima__shima)こと神嶌敏弘先生から、訳書『マスターアルゴリズム』をご恵贈いただきました。 マスターアルゴリズム 世界を再構築する「究極の機械学習」 作者:ペドロ・ドミンゴス講談社Amazon 本書はビル・ゲイツが「AIを知るための本」と絶賛したという"The Master Algorithm"の邦訳版で、実際に「難しい理論や数式は書かれていないがこの一冊を読むだけで現代の機械学習(人工知能)の世界の全容を一望できる」優れた本だと個人的には感じました。また縦書き本ゆえいわば「読み物」的な立ち位置の書籍であり、研究者や技術者のみならずビジネスパーソンさらには一般の読書家にとっても読みやすく、尚且つ得るものの大きい一冊だと思います。 ということで、以下簡単にレビューしていきたいと思います。なお実は僕自身もしましま先生から発刊前の段階で翻訳内容の閲読を依頼されて一通り目

                              『マスターアルゴリズム』は全ての人々を機械学習(人工知能)の世界へといざなう「冒険物語」 - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ
                            • やたらと人が殺される凶暴な時代『室町は今日もハードボイルド:日本中世のアナーキーな世界』に住んでみたいか? - HONZ

                              やたらと人が殺される凶暴な時代『室町は今日もハードボイルド:日本中世のアナーキーな世界』に住んでみたいか? アバウトにしてアナーキー。ざっくりまとめるとこうなるのだろうか。なんだかやたらと凶暴でハードボイルドな室町時代。日本人は律儀で柔和などという言い方は絶対に通用しない。室町時代の後半は戦国時代だったから、というわけではない。武士たちだけでなく、農民や女性、僧侶までもがなんだか殺気立っているのだ。まずは『びわ湖無差別殺傷事件』から。 びわ湖がくびれていちばん細くなっているところ、琵琶湖大橋のかかっている西側に堅田という町があった。というか、今もある。そこに兵庫という名の青年がいた。“他の堅田の住人と同じく、周辺を通行する船から通行量をとったり、手広く水運業を行ったり、場合によっては海賊行為を働いたり“ と、とんでもない多角経営を営んでいた。湖なので、海賊ではなくて湖賊だが、まぁ、それはよ

                                やたらと人が殺される凶暴な時代『室町は今日もハードボイルド:日本中世のアナーキーな世界』に住んでみたいか? - HONZ
                              • サダム・フセインやポル・ポトのような独裁者は何を食べてきたのか──『独裁者の料理人 厨房から覗いた政権の舞台裏と食卓』 - 基本読書

                                独裁者の料理人:厨房から覗いた政権の舞台裏と食卓 作者:ヴィトルト・シャブウォフスキ白水社Amazonこの『独裁者の料理人』は、その書名通りの一冊である。カンボジアのポル・ポト。イラクのサダム・フセイン。ウガンダの大統領イディ・アミン。アルバニアの首相エンヴェル・ホッジャ。キューバのフィデル・カストロ──。そうした独裁者と呼ばれることもある彼らにかつて仕えた料理人らにインタビューを行い、彼らが何を食べ、何を好み、どのようなコミュニケーションをとってきたのかをまとめている。 最初はそんなに期待しないで読み始めたのだけど、これが大変におもしろい! 独裁者は常に暗殺に怯えるものだが、この世でもっとも使い古されてきた暗殺手段の一つは「毒殺」だ。もちろんそんなことは独裁者側だってわかっているから、毒味役もいるし成分検査が行われることだってある。とはいえ、だから料理人が誰であってもいいという話にはなら

                                  サダム・フセインやポル・ポトのような独裁者は何を食べてきたのか──『独裁者の料理人 厨房から覗いた政権の舞台裏と食卓』 - 基本読書
                                • 清風堂書店 on Twitter: "『ネット右翼になった父』を読み終えました。正直、タイトルからは予想しなかった内容に少し面食らいました。 著者は父の死後、家族や友人から話を聞くうちに、そもそもネット右翼にかんたんに当てはめることはできないと気づき始めます。→ https://t.co/2F8cZwiihY"

                                  『ネット右翼になった父』を読み終えました。正直、タイトルからは予想しなかった内容に少し面食らいました。 著者は父の死後、家族や友人から話を聞くうちに、そもそもネット右翼にかんたんに当てはめることはできないと気づき始めます。→ https://t.co/2F8cZwiihY

                                    清風堂書店 on Twitter: "『ネット右翼になった父』を読み終えました。正直、タイトルからは予想しなかった内容に少し面食らいました。 著者は父の死後、家族や友人から話を聞くうちに、そもそもネット右翼にかんたんに当てはめることはできないと気づき始めます。→ https://t.co/2F8cZwiihY"
                                  • アンチ優生学の立場で、遺伝がもたらす人生への影響を「平等」の観点から考え直す──『遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる―』 - 基本読書

                                    遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる― 作者:キャスリン・ペイジ・ハーデン新潮社Amazon近年、遺伝子研究が進展してきたことで身長や顔といった見た目の要素だけでなく、「学歴」のような生涯収入やそれに伴う生活の質に直結する部分も遺伝子の影響を受けることがわかってきた。しかしそうしたデータは気軽に世に出すと、何度否定されても議論が絶えることのない優生学や、何をもってして社会は「平等」や「公平」といえる状態になるかといった、簡単には答えのでない議論を呼び込むことになる。 しかし、実際に遺伝子によって学習能力や最終学歴に差が出るのであれば、議論が難しいからとか、遺伝による差が明らかになると優生学に結びつく可能性があるからと危惧し「遺伝的な差異をなかった/見なかった」ことにするのは間違っているのではないか。それ──遺伝的な差異による富の格差──がある前提で、平等についての議論を進める必要があるの

                                      アンチ優生学の立場で、遺伝がもたらす人生への影響を「平等」の観点から考え直す──『遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる―』 - 基本読書
                                    • なぜ中世の日本人は「犯罪者の家を焼き払った」のか(清水 克行) @gendai_biz

                                      「ミミヲキリ、ハナヲソグ」 日本中世とは、どういう時代ですか? 一般の方からそう尋ねられたら、私は迷わず、この『中世の罪と罰』を読むことを薦めるだろう。そして、私と同じように答える同世代の研究者は、決して少なくないと思う。 日本中世史の魅力を一般読書界に広めることに大きな貢献を果たした網野善彦氏を筆頭に、石井進氏、笠松宏至氏、勝俣鎭夫氏という、中世史研究の黄金時代を築いたレジェンド4人が計10本の「中世の罪と罰」をめぐる文章を寄せた本書は、間違いなく戦後の日本史学が生んだ名著の一つである。 本書は1983年に刊行されて、研究者のみならず一般読者にも大きな衝撃をあたえた。現在、40代後半以上で、この時代に多少なりとも興味をもつ者なら、きっと覚えがあるだろう。 しかし、刊行から長い年月が経過し、いまの若い人たちのなかには、本書に触れたことのない人も増えてきたようだ。当今は「歴史ブーム」というこ

                                        なぜ中世の日本人は「犯罪者の家を焼き払った」のか(清水 克行) @gendai_biz
                                      • 映像だけではなく文章に関わる人にもおすすめしたい、「編集」の難しさと楽しさについての絶品!──『映像編集の技法 傑作を生み出す編集技師たちの仕事術』 - 基本読書

                                        映像編集の技法 傑作を生み出す編集技師たちの仕事術 作者:スティーヴ・ハルフィッシュ発売日: 2021/01/21メディア: 単行本『映像編集の技法』は映像編集技師であるスティーヴ・ハルフィッシュが、スターウォーズにシビル・ウォーなど大作映画から『ブレイキング・バッド』のようなドラマの担当まで、50人以上の映像編集者へのインタビューをまとめた一冊である。 映像編集といっても体験したことがないと想像しづらいだろう。たとえば、一本の映画では当然映像は一繋がりの一本しかないが、撮影時には何回も同じシーンも撮りなおし、カメラも複数台存在する。そうなったら、上がってきた映像や複数あるカットの中から、最適なものを選びとっていかなければならない。複数のテイクにいい演技が分散していたら、それをつなぎ合わせることもあるし、台詞の間をほんの一瞬切り詰めることで印象を大きく変えたり、映像の時間の流れをコントロー

                                          映像だけではなく文章に関わる人にもおすすめしたい、「編集」の難しさと楽しさについての絶品!──『映像編集の技法 傑作を生み出す編集技師たちの仕事術』 - 基本読書
                                        • 【書評】『ITエンジニアの英語術』- 必要なのは5秒でチャットする力 – | DevelopersIO

                                          はじめに 海外旅行大好き chicca です。 英語で話したいけど、何を言ったらいいかわからない。 頭では思いつくけど、単語が口からでてこない。 このような経験は英語学習者が一度は通る道ではないでしょうか? そんなときにお勧めな本がこちらです。 ITエンジニアの英語術/Amazon ITエンジニアが現場でチャットのやりとりをすることをベースに早く英語を話すコツを紹介しています。 英語を難しく考えすぎず、シンプルに会話を進められるようになる1冊です。 見出し PROLOGUE 世界で通用する英語力が身につく5秒チャット CHAPTER 1 短くして5秒チャット CHAPTER 2 分割して5秒チャット CHAPTER 3 言い換えて5秒チャット CHAPTER 4 質問して5秒チャット CHAPTER 5 短縮して5秒チャット EPILOUGE 5秒チャットの先にあるもの ポイント 読んでみ

                                            【書評】『ITエンジニアの英語術』- 必要なのは5秒でチャットする力 – | DevelopersIO
                                          • 最先端物理理論の提唱者が語る、時間の実態──『時間は存在しない』 - 基本読書

                                            時間は存在しない 作者: カルロ・ロヴェッリ,冨永星出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2019/08/29メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る時間は存在しない、といきなり言われても、いやそうは言ったってこうやって呼吸をしている間にもカチッカチッカチッと時計の針は動いているんだから──とつい否定したくなるが、これを言っているのは、一般相対性理論と量子力学を統合する、量子重力理論の専門家である、本職のちゃんとした(念押し)理論物理学者なのである。 名をカルロ・ロヴェッリ。彼が提唱者の一人である「ループ量子重力理論」の解説をした『すごい物理学講義』は日本でもよく売れているようだが、本書はそのループ量子重力理論から必然的に導き出せる帰結から、「時間は存在しない」ということをわかりやすく語る、時間についての一冊である。マハーバーラタやブッタ、シェイクスピア、『オイディプ

                                              最先端物理理論の提唱者が語る、時間の実態──『時間は存在しない』 - 基本読書
                                            • 『眠りつづける少女たち』 集団発生する〈謎の病〉の原因とは - HONZ

                                              スウェーデンのある地域でのこと。小学校低学年から10代後半までの子どもたちに、〈謎の病〉が発生している。子どもたちは最初、不安になりふさぎ込む。そして徐々に引きこもりはじめ、口数が減っていき、そのうちまったく話さなくなる。最後にはベッドで寝たきりとなり、最悪の場合、食べもしなければ目も開かなくなってしまう。そうした子どもたちの数は、2015年から2016年の間だけでも、なんと169人に達している。「あきらめ症候群」と呼ばれるこの病は、では、どうして発生しているのだろうか。 本書は、そのような〈謎の病〉の原因を神経科医が追ったものである。扱われているのはあきらめ症候群だけではない。カザフスタンのかつての鉱山町で発生した「眠り病」(第3章)や、キューバ駐在のアメリカ外交官の間で流行した「ハバナ症候群」(第5章)など、8つの章でおもに7つの病がとりあげられている。著者のオサリバンは、関係者へのイ

                                                『眠りつづける少女たち』 集団発生する〈謎の病〉の原因とは - HONZ
                                              • 2021年5月10日にAmazonカスタマーサービスによって削除された斉藤幸平著 『人新世の「資本論」』への2020年9月29日投稿のレビュー|Less Than Useful

                                                2021年5月10日にAmazonカスタマーサービスによって削除された斉藤幸平著 『人新世の「資本論」』への2020年9月29日投稿のレビュー (注) いきなり削除されていたのでAmazonカスタマーサービスに問い合わせて削除の取り消しを希望したところ、30分ほどでガイドラインに抵触云々のテンプレートの返答が帰ってきて削除の取り消しも拒否されたので、ここに再掲しておく。斉藤幸平氏が批判するAmazonのようなワンクリックで何でも手に入る資本主義の極北みたいなシステムが、資本主義システムを批判する本への☆一つのトップレビューを、知識のコモンズを支えるネットというプラットフォームから削除してしまうっていう状況はなかなかアイロニカルでよい。もっと酷い罵倒したレビューは消されてないのに。しかしよく考えてみれば資本主義システムの欲望ドライブ+マルクス思想って、それってまんま近隣の某大国やん?ってこと

                                                  2021年5月10日にAmazonカスタマーサービスによって削除された斉藤幸平著 『人新世の「資本論」』への2020年9月29日投稿のレビュー|Less Than Useful
                                                • 「反穀物の人類史」書評 - やっぱ国家ってロクなもんじゃねえな - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                                  世界史を見る視点が大きく変わる壮大な文明論 「反穀物の人類史――国家誕生のディープヒストリー」ジェームズ・C・スコット著(みすず書房)を読みました。 紀元前4000年から紀元前2000年の時期に、我々の祖先が作り上げた「国家」という仕組みがどのように成立したか、その中で穀物がどのような役割を果たしたかを、考古学・人類学のファクトを元にし壮大で大胆な仮説が提示されています。 その中で国家が民を支配していく中で、税が課され、兵役や労役が課され、疫病が流行り、ロクなもんは食えず、人間が自分たちをどんどん不幸な方向に追い込んでいく様が描かれます。 賛否はあると思いますが、「何だ、やっぱ国家ってロクなもんじゃねえな」という感想を持つ人もいるかもしれません。 1. なぜ国家は生まれたのか 本書の筆者ジェームズ・C・スコットはイェール大学の人類学者・政治学者。東南アジアをフィールドとし、地主や国家の権力

                                                    「反穀物の人類史」書評 - やっぱ国家ってロクなもんじゃねえな - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                                  • "Soka Gakkai’s Human Revolution: The Rise of a Mimetic Nation in Modern Japan"はめちゃめちゃすごい本なので読んでほしいという|タサヤマ

                                                    "Soka Gakkai’s Human Revolution: The Rise of a Mimetic Nation in Modern Japan"はめちゃめちゃすごい本なので読んでほしいという話 なんというか、ビビった。 読んでるときに何度か声を出して叫んでしまった。 同じ時代でほぼ同じテーマに取り組んでいる研究者の本についてこれを言っていいのか分からないが、これまでに書かれた日本の創価学会についての著作のほとんどを過去にするような著作だ。 言いすぎだと思う。 言い過ぎだと思うけれども、それくらい今回紹介するレヴィ・マクローリンさんの著作『Soka Gakkai’s Human Revolution: The Rise of a Mimetic Nation in Modern Japan』は時代を画する一冊だと思う。 学術的にもきわめて興味深い分析を含んでいるのは言うまでもない

                                                      "Soka Gakkai’s Human Revolution: The Rise of a Mimetic Nation in Modern Japan"はめちゃめちゃすごい本なので読んでほしいという|タサヤマ
                                                    • 2021年度世界史関連ベストブック10 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                                      今年読んだ本のベスト10を発表します ぼくは自分の読書本数を数えたことがないので、今年何冊読んだかよく分からないのですが、多分120~130冊くらいになると思います。 その中で「これは面白かったなあ」と印象に残っている作品をランキングにしました。 「世界史関連」と銘打っていますが、世界史以外の本、紀行文や政治学、社会学の本もあります。 6冊は2021年度に発刊になった本ですが、4冊は今年以前の本です。中には古典的な作品もあります。2021年に発売された本のトップ10ではありませんので、ご容赦ください。それではいきます。 1位:『チベット旅行記』 河口 慧海 講談社学術文庫 リンク さっそく紀行文かつ古典ですいません。ご覧になった方も多いと思います。 ただ私はまだ読んでなくてたまたま今年読んだんですが、ダントツで面白かったです。 初版は1904年で、その後現代仮名遣いで再編集され、講談社学術

                                                        2021年度世界史関連ベストブック10 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                                      • 「推しが燃えた。」「推しは命にかかわるからね」──芥川賞受賞&2021年本屋大賞ノミネート! 宇佐見りん『推し、燃ゆ』大量試し読み40ページ分無料公開!|Web河出

                                                        試し読み 単行本 - 日本文学 「推しが燃えた。」「推しは命にかかわるからね」──芥川賞受賞&2021年本屋大賞ノミネート! 宇佐見りん『推し、燃ゆ』大量試し読み40ページ分無料公開! 宇佐見りん 2020.09.09 宇佐見りん『推し、燃ゆ』が、第164回芥川賞を受賞しました。 「推しは私の背骨」と言い、アイドル上野真幸を”解釈”することに心血を注ぐあかり。その推しが炎上し――。他の人ならなんなくこなせる「普通」ができず、推しを推すときだけ生きていることを感じられるあかりの生きづらさ、切実さは、「推し」がいる人いない人を問わず共感を呼び、またたくまに42万部を突破。世代を超えて読まれています。(2/18更新) また、本作は2021年本屋大賞にもノミネートされています。 多くの読者を驚愕させた冒頭を含む、大量40ページを試し読みとして公開します。 お求めは全国書店か、 各電子書籍サービスで

                                                          「推しが燃えた。」「推しは命にかかわるからね」──芥川賞受賞&2021年本屋大賞ノミネート! 宇佐見りん『推し、燃ゆ』大量試し読み40ページ分無料公開!|Web河出
                                                        • 日本人だけが知らない事実…世界三大古戦場に「関ヶ原」がランクインしている納得の理由 海外では「世界史的に稀有な出来事」とされている

                                                          ロシアのウクライナ侵攻の根はチンギス・ハンが作った 2022年2月、ロシアがウクライナに軍事侵攻して、世界に大きな衝撃を与えました。日本でもこの戦争への関心は高く、報道に心を痛めている人はたくさんいます。ニュースでは街頭インタビューなどで、「早く戦争が終わってほしい」と願う人の姿がたびたび報じられています。 では、同じ街頭インタビューで、「なぜロシアはウクライナに軍事侵攻したのですか?」と聞いたとしたらどうなるでしょうか。70〜80点レベルの回答ができる人は、非常に限られるのではないかと思います。 日本人は知的レベルが高いとされてきたはずなのに、情報があふれすぎているせいなのか、物事を深く知ろうとする意欲が薄れてきているように感じます。大切なのは「どうしてこうなっているのか」に関心を持って調べること。まずは知識を持つことが、深い議論につながります。 私の解釈では、ウクライナ戦争に関わる発端

                                                            日本人だけが知らない事実…世界三大古戦場に「関ヶ原」がランクインしている納得の理由 海外では「世界史的に稀有な出来事」とされている
                                                          • 日本人の「給料安すぎ問題」はこの理論で解ける

                                                            コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕

                                                              日本人の「給料安すぎ問題」はこの理論で解ける
                                                            • このままずっと70歳まで働かなきゃいけないのか、と思うと、|ふろむだ@分裂勘違い君劇場

                                                              年金支給開始年齢が70歳になるのは、遠い未来の話じゃない。 今働いている人の多くは、70歳ぐらいまで働き続けなければならないだろう。 やりたくもない仕事をやり続けるうちに、年を取り、体調の悪い日がしだいに増えていき、顔にシワとシミが増え、マンガを読んでも映画を見ても面白いと感じる感受性すらなくなったころ、ようやく仕事から解放される。しかし、そのときには、もう死が目前に迫っている。 まるで映画「ショーシャンクの空に」で、人生の全ての希望をなくし、生ける屍となった囚人だけが、刑務所から解放される、という話のようだ。 そんな囚人のような生き方は嫌だと思うなら、いますぐ好きを仕事にしたり、起業したり、会社をやめて自由な働き方をしよう。 そのための具体的な行動を始めた人を冷笑するだけの、現状維持バイアスに囚われた人々なんて放っておいて、さっさと独立起業してしまおう。 世の中、なんだかんだ言って、行動

                                                                このままずっと70歳まで働かなきゃいけないのか、と思うと、|ふろむだ@分裂勘違い君劇場
                                                              • ローマ帝国 VS 大日本帝国 驚きの海外架空戦記が話題に!

                                                                ユルドゥルム @yildirimbey7931 昔ハマってた #大サトー #横山信義 等をはじめとする1990年代の架空戦記が大好きです。ミリタリー関係の話題に興味・関心があります。 RTはメモ代わりに使用しており、必ずしも賛同を意味しません。 あまり考えずにRTするのでRTは多めです。 政治的な問題はあまり興味ないので出来ればパスします。 ユルドゥルム @yildirimbey7931 英国の女性作家ソフィア・マクドゥーガルSophia McDougallのRomanitasという歴史改変SFがあるがマジでスゴい。ローマ帝国が滅亡しなかった世界の現代でローマ帝国と大日本帝国が世界の覇権を争う設定らしい。 en.wikipedia.org/wiki/Romanitas… pic.twitter.com/n6rICy4WMy 2020-01-22 23:38:28 リンク Wikipedia

                                                                  ローマ帝国 VS 大日本帝国 驚きの海外架空戦記が話題に!
                                                                • 【書評】荘園を知れば日本中世史が圧倒的にわかる!伊藤俊一『荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで』 - 明晰夢工房

                                                                  荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで (中公新書) 作者:伊藤俊一 中央公論新社 Amazon 学問とは本来面白いもの、ということがこの本を読むとよくわかる。本書『荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで』は、荘園という一見地味で硬いテーマを扱っているが、その中身はといえば古代から中世末期にいたるまでのダイナミックな社会変動、土地制度にまつわる有名無名の人々の営みである。なにしろこの時代、人口の大部分は農民であり、荘園は農民の生活と労働の場であるから、荘園を知ることは中世社会そのものを知ることにもなる。荘園という覗き窓からみえてくる中世社会は、こちらの想像以上に活力と刺激に満ちている。これが面白くないはずがない。 荘園の実態は時代によって異なるが、第二章を読むと、摂関期における荘園は、江戸時代の農村とは異世界といえるほど違っていたことがわかる。天災が頻発し、古代社会の秩序が破壊されるなか、台頭

                                                                    【書評】荘園を知れば日本中世史が圧倒的にわかる!伊藤俊一『荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで』 - 明晰夢工房
                                                                  • 科学的発見が誇張→曲解→誤解→蔓延するメカニズムの図解と簡単で効果抜群の2つの対策|ふろむだ@分裂勘違い君劇場

                                                                    科学的発見が私たちに届くまでの伝言ゲームで、さまざまな誇張・曲解・誤解が注入されています。 いったい、どうやったら、この伝言ゲームに勝ち、信用できる科学的発見と、地雷とを見分けることができるのでしょうか? 『Science Fictions』という本がその参考になります。 この本は、アメリカのamazonで306人に評価され、☆4.6という高評価。 世界最大の書評サイトgoodreadsでは1925人に評価され、☆4.39という高評価。 日本のamazonでは31人に評価され、☆4.0と、中程度の評価(翻訳は良い)です。 この記事では、この本を元に、以下の2つの視点から、この問題と、その解決策を検討します。 〔問題の把握〕 科学的発見の流通システムにおいて、いかにして、発見が誇張され、曲解され、誤解され、流通し、最終的に私たち一般人がそれを信じてしまうのか、その全体像を把握する。 〔解決策

                                                                      科学的発見が誇張→曲解→誤解→蔓延するメカニズムの図解と簡単で効果抜群の2つの対策|ふろむだ@分裂勘違い君劇場
                                                                    • 書評『TypeScriptとReact/Next.jsでつくる 実践Webアプリケーション開発』 - uhyo/blog

                                                                      皆さんこんにちは。今回は、2022年7月25発売の『TypeScriptとReact/Next.jsでつくる 実践Webアプリケーション開発』を読み終わったので、書評という形で感想と紹介を述べたいと思います。筆者はもともと技術書を読まず「ネットでいいやん」派だったのですが、このたびTypeScript入門書を出版したこともあり、それを過去の話として葬り去るべく技術書を読んでいくことにしました。せっかくなので、読んだ技術書の感想等を紹介します。 おことわり: この記事では、「筆者」とはこの書評を書いた人を指し、『TypeScriptとReact/Next.jsでつくる 実践Webアプリケーション開発』を書いた人たちのことは「著者ら」と呼びます。また、この記事の内容はすべて筆者の個人的な見解であり、本の内容や本を読んで得られる知識について何らかの保証をするものではありません。 筆者について筆者

                                                                        書評『TypeScriptとReact/Next.jsでつくる 実践Webアプリケーション開発』 - uhyo/blog
                                                                      • 鈴木エイト『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』雑感 - 誰がログ

                                                                        はじめに 総評とちょっとした心配 電子書籍でも出ているのは大変ありがたい 本書全体の特徴:平易な文章と具体性 スルーされるのではという心配 鈴木氏の姿勢と社会への投げかけ おわりに はじめに 鈴木エイト著『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』を読み終えたので簡単な感想を記しておきます。通勤時間に少しずつ読んだので思ったより読了まで時間がかかってしまいました。 自民党の統一教会汚染 追跡3000日 作者:鈴木エイト小学館Amazon 私自身は宗教、政治や法といったトピック、分野についてはほとんど素人ですので、その辺りにもっと詳しい人々や専門家の評価、議論、批判等を(もっと)読んでみたいと考えており、この記事がそのきっかけの1つになったりしないかなという淡い期待があります。 なお、ここからごちゃごちゃ書いていきますが、興味のある方は(この先は読まずに)まず買って読み始めることをおすすめします

                                                                          鈴木エイト『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』雑感 - 誰がログ
                                                                        • 「読む」とき、何が起こっているのか?──『読めない人が「読む」世界:読むことの多様性』 - 基本読書

                                                                          読めない人が「読む」世界:読むことの多様性 作者:マシュー・ルベリー原書房Amazon読書は日常的な行為ではあるが、実はそのやり方は人によって大きく異なる。書かれている文字を読んで、その意味を理解したり解釈したりするっていうだけでは? と思うかもしれないが、そこに収まらない読み方をする人が多数いるのである。 本書『読めない人が「読む」世界』(原題:Readers Block)は、型破りな方法で読む人を取り上げていく一冊だ。たとえば認知症の患者は、少しずつ記憶が抜け落ち、短期的な記憶力も低下していく。長篇がスラスラ読めた人であっても、認知症が進行するにつれ、一ページ分の記憶も持たなくなり、話の筋が追えなくなる。そうした人たちは単純に「読む」という営みから除外されるのかといえば、そうではない。 ある認知症患者は長篇を読む喜びを諦めた代わりに短篇をじっくりと読み、楽しむ方向に切り替え、物語の展開

                                                                            「読む」とき、何が起こっているのか?──『読めない人が「読む」世界:読むことの多様性』 - 基本読書
                                                                          • 書評『HTML解体新書』 - uhyo/blog

                                                                            皆さんこんにちは。今回は、2022年4月19日発売の『HTML解体新書』を読み終わったので、書評という形で感想と紹介を述べたいと思います。筆者はもともと技術書を読まず「ネットでいいやん」派だったのですが、このたびTypeScript入門書を出版したこともあり、それを過去の話として葬り去るべく技術書を読んでいくことにしました。せっかくなので、読んだ技術書の感想等を紹介します。 おことわり: この記事では、「筆者」とはuhyoのことを指し、『HTML解体新書』の筆者たちのことは「著者ら」と呼びます。また、この記事の内容はすべて筆者の個人的な見解であり、本の内容や本を読んで得られる知識について何らかの保証をするものではありません。 筆者について筆者はTypeScriptとReactを専門とするフロントエンドエンジニアで、HTML歴は17年です。物心ついたときのHTMLバージョンはHTML4.01

                                                                              書評『HTML解体新書』 - uhyo/blog
                                                                            • Togetter - 国内最大級のTwitterまとめメディア

                                                                              いま話題のツイートまとめが読めるTwitterまとめに特化したまとめサイト。人気のツイートやTwitterトレンド、写真やマンガといった話題の画像から、さまざまなニュースの反応まで、みんなであつめる国内最大級のメディアプラットフォームです。

                                                                                Togetter - 国内最大級のTwitterまとめメディア
                                                                              • 【要約・完全版】『7つの習慣』(理解からマスターへ) - ぷれぜん仙人のブログ

                                                                                ぷれぜん仙人です、 『7つの習慣』は とても素晴らしい本ですね。 内容の3割でもちゃんと実行できたら、 「成功者」になれるんじゃないかな? と思いますし、 1割でも実行できたらそれだけで 「人生変わるくらいのインパクト」 のある内容だと思っています。 この『7つの習慣』で伝えられている内容は 本当に強力で、本気で取り組めば、 他に自己啓発、必要?? というくらい強力な知識になっていると 思います。 しかし、 私をはじめ、多くの人は 「読んだだけで、全くもって実行できていない」 という人が多いんじゃないかな〜? とも思っています。 そんな問題意識から、こちらのブログでは、 『7つの習慣』完全マスターシリーズ をずっと長い間かけてお届けしてきました。 49個のアファメーションで完全マスター 私の問題意識としては、『7つの習慣』は 1度や2度、蛍光ペンを片手に読んでも 全く身につかない!というも

                                                                                  【要約・完全版】『7つの習慣』(理解からマスターへ) - ぷれぜん仙人のブログ
                                                                                • 『交際するのはやめておきたい』婚活でデートを重ねた女性からの想定外の断りと、そのあとの心を砕く追い打ち「サイコパスやん…」「さぞや名のある剣豪」

                                                                                  稲葉(松) @inamatsuto6 『婚活戦略』で描かれる、デートを重ねた女性からの想定外の断りと、そのあとの心を砕く追い打ちに読みながらつらくなった…… pic.twitter.com/rYywITjq6T 2021-10-18 20:30:16

                                                                                    『交際するのはやめておきたい』婚活でデートを重ねた女性からの想定外の断りと、そのあとの心を砕く追い打ち「サイコパスやん…」「さぞや名のある剣豪」