世に「菊タブー」なる言葉がある。天皇や天皇制について踏み込んで発言することを避ける空気、とでも言おうか。そのタブーの沼にはまりかけているのがドキュメンタリー監督の森達也さん。3月に出した小説の主人公は退位前の上皇、上皇后両陛下である。だが、いくつもの出版社に断られ続け、やっと刊行されたかと思えば、メディアからほぼ黙殺されているのだ。【吉井理記】 上皇、上皇后ご夫妻が実名で 小説は「千代田区一番一号のラビリンス」(現代書館)。皇居の所在地がタイトルになった。3月に出版され、重版もされたが、…
タグ検索の該当結果が少ないため、タイトル検索結果を表示しています。
今年は関東大震災100年とあって、その時に起きた朝鮮人虐殺を含めて関連報道も増えている。また私の編集する月刊『創』(つくる)の執筆者でもある森達也監督の9月1日公開映画『福田村事件』も大きな話題になっている。9月1日からテアトル新宿、ユーロスペースほか全国公開される映画『福田村事件』の公式サイトは下記だ。 https://www.fukudamura1923.jp/ この映画についてはいろいろな媒体で特集を組んでいる。『映画芸術』最新号の「福田村事件」特集は非常に面白かった。最新の月刊『創』9月号でも森さんと、映画監督の瀬々敬久さんとの、とても深くて面白い対談を掲載している。 それがきっかけで「福田村事件」という、これまであまり知られていなかった事件がにわかに知られるようになりつつある。関東大震災を機に朝鮮人に対する虐殺が広がる中で、香川県から行商に来ていた人たちが、朝鮮人とまちがえられ虐
森達也監督の新作ドキュメンタリー映画『i -新聞記者ドキュメント-』が、11月15日から東京・新宿ピカデリーほか全国で順次公開される。 同作は、東京新聞社会部記者で、映画『新聞記者』の原案者でもある望月衣塑子の姿を通して日本の報道の問題点、日本社会が抱える同調圧力や忖度の正体に迫るもの。プロデュースは『新聞記者』の河村光庸が手掛けた。 森監督は「望月記者はなぜこれほどに目立つのか。周囲と違うのか。言葉が残るのか。特異点になってしまうのか。撮りながら悩む。考える。だから観ながらあなたにも考えてほしい。悩んでほしい。きっと最後には、あるべきメディアとジャーナリズムの姿が見えてくるはずだ」とコメント。 森達也監督のコメント 望月衣塑子記者の名前を、あなたはいつ知っただろうか。官房長官の記者会見で質問を重ねる女性記者。同じ質問を何度もするなと官邸スタッフに咎められたとき、「納得できる答えをいただい
件名:『女帝 小池百合子』を読んで 投稿者:斎藤美奈子 森 達也さま ノンフィクション作家でもある貴君はお読みになったでしょうか。石井妙子著『女帝 小池百合子』(文藝春秋)。べつに読まなくてもいいんだけどね。 都知事選の前に出たこともあって話題になり、20万部のベストセラーだそうだ。SNS上では絶賛の嵐で、私もそれに乗せられて読んだんだけど、途中から具合が悪くなりそうだった。小池百合子に対してじゃないよ。この本に対してです。 ことに多くの「左派リベラル系男性論客」がこぞって激賞している(多くはないが、女性でも褒めてる人がいる)のを見て、絶望的な気持ちになり、いまでもまだ、半分くらい立ち直れていません。 この本の書評はいま出ている「ちくま」8月号(もうじき「ウェブちくま」でも公開になると思う)に書いたので、誰がどんな褒め方をしたかは、そちらを見ていただきたいですが、私はこの本、まったく評価で
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
いま、97年前に起きたある事件が映画化に向けて動き始めています。関東大震災の直後、香川県から千葉県に行商で訪れていた一行が村の自警団に襲われて9人が殺害されました。福田村事件です。 この事件を、発生から100年の節目となる2023年に映画化しようと、映画監督らが香川県を訪れました。 (森達也 監督) 「歴史って何のためにあるか、僕たちは何のために歴史を学ぶのか、やっぱり同じ失敗をしないために学ぶんだと思うんですよね。でも今、特にこの国では、自分たちの失敗みたいなことに対して目を背けたがる傾向がとても強くなってて。このテーマで一本映画を撮れれば、とは思ったことは確かですね」 そう語るのはオウム真理教の信者たちを撮影した「A」など、多くのドキュメンタリー映画を世に送り出してきた森達也監督。 福田村事件の映画化に向けて森監督や脚本家プロデューサーらが丸亀市にある香川人権研究所を訪れました。 大震
件名:『女帝 小池百合子』を読んで 投稿者:斎藤美奈子 森 達也さま ノンフィクション作家でもある貴君はお読みになったでしょうか。石井妙子著『女帝 小池百合子』(文藝春秋)。べつに読まなくてもいいんだけどね。 都知事選の前に出たこともあって話題になり、20万部のベストセラーだそうだ。SNS上では絶賛の嵐で、私もそれに乗せられて読んだんだけど、途中から具合が悪くなりそうだった。小池百合子に対してじゃないよ。この本に対してです。 ことに多くの「左派リベラル系男性論客」がこぞって激賞している(多くはないが、女性でも褒めてる人がいる)のを見て、絶望的な気持ちになり、いまでもまだ、半分くらい立ち直れていません。 この本の書評はいま出ている「ちくま」8月号(もうじき「ウェブちくま」でも公開になると思う)に書いたので、誰がどんな褒め方をしたかは、そちらを見ていただきたいですが、私はこの本、まったく評価で
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
映画監督・作家の森達也氏が3月19日、死刑判決直後の植松聖と面会した。2016年、入所中の知的障害者19人が殺害されたあの事件の深層とは何か? 「創」編集長・篠田博之氏へのインタビュー後編。 インタビュー前編はこちら: 植松聖の裁判が「死刑にするためのセレモニー」だったと言える理由 弁護人の顔が見えなかった 相模原事件の法廷は、過去に注目された大きな裁判と比べたとき、もうひとつの大きな特徴がある。弁護人の顔が見えないのだ。その名前もいっさいわからない。普通なら判決後に弁護団は記者会見を開くが、今回はそれもなかった。だから「弁護団について教えてください」と僕は篠田に言った。「ぜんぶで何人いるんですか」 「正式な数はわからないです。今回の弁護団はマスコミ取材に応じないし、名前や人数も公表していない。植松に聞いても、弁護団メンバーはそれぞれ一回だけ面会に来たらしいけれど、中心的な二人以外はよく知
これまで多くのドキュメンタリー作品を手がけてきた、映画監督で作家の森達也さん。今回初めての劇映画を監督しました。 タイトルは「福田村事件」。100年前の関東大震災直後の混乱の中、千葉県福田村(現・野田市)に香川県から来ていた行商団の一行が、地元の自警団に朝鮮人と疑われ、9人が殺害された事件をテーマにしています。 残された資料が少なく「歴史に埋もれていた事件」を、100年後のいまなぜ映画化したのか。作品にこめたメッセージとはなにか。 桑子真帆キャスターが聞きました。 (政経・国際番組部ディレクター 渡邊覚人) 内閣府中央防災会議の専門調査会の報告書によると、当時、関東地方各地では「朝鮮人が井戸に毒を入れた」「火をつけた」などの流言(デマ)が広がり、多くの朝鮮人や中国人が民衆や軍、警察によって殺傷されました。 関東大震災から5日後の大正12年9月6日、甚大な被害が出た都心部からおよそ30キロ離
“集団”と“個”はずっと描いてきた大きなテーマ ──福田村事件が起きたのは、関東大震災発生から5日後の1923年9月6日。香川県から福田村(現在の千葉県野田市)にやってきた薬売りの行商団9人が朝鮮人と間違われ、自警団を含む100人以上の村人たちに殺された事件です。2001年に小さな新聞記事を読んでこの事件を知ったそうですが、映画にしたいと思うほど惹きつけられた理由は? 僕の映画製作の原点は、オウム真理教の信者たちを被写体にした『A』(1997)です。あの映画を撮るときに感じた「なぜこんなに穏やかで純真な人たちが事件を起こしちゃったんだろう」という疑問は、僕の中で通奏低音みたいに今も響いています。 その問題提起に対してのひとつの答えは、“組織”、あるいは“集団”です。個人であれば決してできないことを、人は集団の一部になったときにやってしまう。虐殺や戦争が典型だけど、そういう歴史は世界中にいく
菅義偉首相が日本学術会議が推薦した新会員候補6人を任命しなかった問題で、映画人有志22人が先月、抗議声明を発表した。呼びかけ人となった映画監督の森達也さん(64)は「今これを放置するなら、介入はさらに露骨になることは明らか。映画も例外ではない」と危機感を募らせる。オウム真理教を追ったドキュメンタリーなどで社会の深層を描いてきた映画人が見た、日本を覆う危険な空気とは――。【上東麻子/統合デジタル取材センター】 ひとたび権力が暴走すれば、映画人は無力 ――声明には、青山真治、是枝裕和、瀬々敬久、塚本晋也各監督や脚本家、プロデューサーら22人が名を連ねました。学術界に対する政権の介入に対して、なぜ多くの映画人が声を上げたのでしょうか。 ◆権力者がターゲットとしてまず知識階級を狙い撃ちにするのは、独裁政権の常とう手段です。学者だけでなく、第2、第3段階には映画が狙われるだろうと思いました。それは歴
映画監督・作家の森達也氏が3月19日、死刑判決直後の植松聖と面会した。2016年、入所中の知的障害者19人が殺害されたあの事件の深層とは何か。そして、元職員・植松聖とは何者なのか――。 第1回はこちら:相模原障害者殺傷事件とは何だったのか?「普通の人」植松聖との会話 植松聖の儀式 すべては一瞬だった。ふいに刑務官に右手を掴まれた植松聖は、抵抗するような素振りはまったく見せないまま、左手で外したばかりの包帯(のキャップ)を、右手の小指の欠損の上に素早く戻す。それを目視した刑務官は、無言のまま、掴んだ植松の右手を放して椅子に戻る。植松も一言もしゃべらない。透明なアクリル板越しにこの光景を眺めながら、まるで儀式のようだと思う。僕の隣に座る篠田博之(月刊「創」編集長)も、このときはずっと沈黙していた。 あとから篠田に聞いたが、面会中に植松が包帯を外して傷口を見せようとしたことは、これが初めてではな
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
<座して沈黙しているだけでは言論や表現の場は萎縮する一方だ。ハリウッドを狙った赤狩りの歴史を思えば、日本学術会議の任命拒否問題は人ごとではないと僕たちは知っている> 2001年10月、僕は山形市に滞在していた。この時期に開催されていた山形国際ドキュメンタリー映画祭のインターナショナル・コンペティション部門に、僕にとって2作目の映画となる『A2』が招待されたからだ。1回目の上映が終わった翌日の朝、コーヒーを飲むために立ち寄った映画祭事務局のメールボックスに、「アメリカのアフガニスタン侵攻に抗議の声を上げよう」との趣旨が書かれたチラシが入っていた。 大急ぎで作ってコピーしたらしいチラシの裏面には、世界中のドキュメンタリストが集まっている今だからこそ全員で抗議の声を上げるべきだ、とのフレーズもあった。提案者は映画祭に参加している日本の映画監督たち。何人かは知っている名前があった。そのチラシを手に
Published 2023/02/14 10:01 (JST) Updated 2023/02/14 10:41 (JST) オウム真理教を題材にしたドキュメンタリー「A」で知られる映画監督で作家の森達也さん(66)がこのほど、大津市におの浜4丁目の解放県民センターで講演した。地下鉄サリン事件やロシアによるウクライナ侵攻で目立つ一方的な報道や、日本人の同調圧力の強さを取り上げ、「多くの戦争は自衛から始まる」と警鐘を鳴らした。 森さんは、オウム真理教による1995年の地下鉄サリン事件を機に、動機が分からない凶悪犯罪への不安や恐怖から異物を排斥する集団心理が強まり、犯罪の監視や厳罰化が進んでいると説明。 一方、ノルウェーでは凶悪犯であっても刑務所で人間らしい生活が保障されているとし「ほとんどの犯罪は三つの不足から起きる。幼年期の愛情不足、成長期の教育不足、現在の貧困で、それを補うのが社会の役
<1995年3月20日、オウム真理教が地下鉄サリン事件を起こした――。2018年の麻原彰晃の死刑を経て加速する日本社会の「集団化」。その意味を、ドキュメンタリー映画『A』『A2』でオウム信者たちを追った作家・映画監督の森達也が問う(前編)> 「処刑後の父とは2回会いました。最初は本当に短い時間。拘置所が用意した小さい棺桶にぎちぎちに入れられて、頭には白い布が巻かれていて、ひつぎの窓から顔だけ見えている。周りに刑務官の方がたくさんいて、ひつぎには絶対に触れるなと言われました。遺体を返してくださいと何度もお願いしたのだけど......」 そう言ってから松本麗華は数秒だけ沈黙した。その後の経緯は報道されたので僕も知っている。 2018年7月6日、麻原彰晃こと松本智津夫の死刑が、他の6人のオウム死刑囚と共に執行された。7日、拘置所は遺体に会いに来た家族に対して引き渡しを拒否。その翌日以降、執行直前
オウム問題、死刑制度、「3・11」に、ゴーストライター騒動……。時代時代の主題に迫りつつ、背後で進行する社会の「空気」の変化を見つめ、描いてきた映画監督・森達也さん。 この国のトップが歴代最長在任期間を更新しようとするなか、森監督が新たに被写体に選んだのは、東京新聞社会部の望月衣塑子記者。2017年夏から菅義偉・官房長官の会見に出席し始めて以来、妨害を受けながらも波状攻撃のように直球の質問を繰り出し、一躍時の人になったジャーナリストだ。 喝采を浴びる一方で激しい批判にもさらされてきたその望月記者に密着した『i -新聞記者ドキュメント-』が11月15日から全国で順次公開される。 世がひとつの方向に流れる気配が漂ういま、メディアに携わる人間をあえて題材にした真意を聞いた。 周囲の人間が普通ではなくなっている、という疑問 インタビューに現れた森監督は、自作のPR中というのに、ぼさぼさの髪に登山シ
ドキュメンタリー映画『A』『A2』でオウム信者の日常を映し、『FAKE』でゴーストライター騒動の佐村河内守の素顔に迫り、『i-新聞記者ドキュメント-』では東京新聞の望月衣塑子記者にカメラを向けた映画監督・作家の森達也氏。3月19日、森氏は死刑判決直後の植松聖と面会した。2016年、入所中の知的障害者19人が殺害されたあの事件の深層とは何か。そして、元職員・植松聖とは何者なのか――。 植松聖との面会 制服を着た刑務官が面会室の扉を開ける。三畳ほどのスペースは中央を透明なアクリル板で区切られていて、こちら側にパイプ椅子が3つ置かれている。月刊「創」の篠田博之編集長が右側の椅子に座り、僕はその左横に座った。 ほぼ同じタイミングでアクリル板の向こう側の扉が開いた。年配の刑務官とともに入室してきた植松聖は、立ち上がりかけた僕に視線を送ると小さく頭を下げた。右手の小指には包帯が厚ぼったく巻かれている。
犯罪を犯罪ではないと言うと、当事者にとってトラップなんですが… 森達也「オーバーステイは犯罪ではない」 留学生には資力要件がある 吉田康一郎「犯罪です」:犯罪を犯罪ではないと言う危険 森達也氏がシェアする記事の自称クルド人のデニスは… 森達也「オーバーステイは犯罪ではない」 「暴行は今も続いています」クルド人のデニスさん。オーバーステイは犯罪ではない。なくなったスリランカ女性は留学生。生活に困窮して在留資格を失っただけ。なぜ最後にこんな目に合わねばならないのか。 入管法改正案“改悪” 当事者ら訴え"https://t.co/lL7zHFn2W6 — 森達也(映画監督・作家) (@MoriTatsuyaInfo) 2021年4月11日 映画監督・作家の森達也 氏が「オーバーステイは犯罪ではない」とツイート。 『留学生は生活に困窮した在留資格を失っただけ』とも記述。 こんな理屈で正当化できるは
あなたは、福田村事件を知っていますか? 『A』『A2』『FAKE』『iー新聞記者ドキュメントー』など、日頃、我々が無意識に線引きしてきた向こう側を描き、社会のみならず我々自身にも鋭い刃を突きつけてきた映画監督の森達也が初めて劇映画を監督する。その題材として選んだのは、誰も知らない、歴史から忘れ去られた事件――。 関東大震災直後から飛び交った流言飛語――朝鮮人が武器を持って襲ってくる、井戸に毒を投げ入れた、放火して回っている等々。それらを信じた市井の人が自警団を結成し、「九月、東京の路上で」朝鮮人を虐殺した。そのデマは東京近郊にも飛び火し―― そして、関東大震災から5日後、千葉県東葛飾郡福田村で9人の日本人が殺された。彼らは香川から来た行商団だった。讃岐弁を朝鮮語と間違えられたのだ。9人の中には臨月の妊婦もいた。彼らは被差別部落の出身だった。 ▲事件発生地の近くの霊園にある追悼慰霊碑 「福田
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
今月15日より森達也監督の新作映画『i-新聞記者ドキュメント-』が公開される。 これまで、オウム真理教や佐村河内守といった被写体を対象に「日本社会とメディア」を描いてきた森監督が今回テーマとして選んだのは、東京新聞社会部記者の望月衣塑子氏。 『i-新聞記者ドキュメント-』は望月氏に密着するなかで、日本のジャーナリズムが抱える問題が次々と炙り出していく。 なぜメディアは「権力の監視役」の役目を放棄しつつあるのか、また、そんな時代において我々がするべきこととはなにか、森監督に話を聞いた。 森達也 1956年、広島県呉市生まれ。ドキュメンタリーディレクター、ノンフィクション作家。オウム真理教信者達の日常に迫った1998年公開作品『A』は、ベルリン国際映画祭に招待されるなど国際的にも評価されている。その後も、映画『A2』、「放送禁止歌〜歌っているのは誰? 規制しているのは誰?〜」(フジテレビ)、「
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
<100年前の関東大震災後の混乱の中、在日朝鮮人だけでなく日本人も虐殺された事実が...。不安と恐怖が高まれば、「集団の暴走」はいつの時代にも起こり得る。歴史の教訓について> 1923年9月1日の関東大震災から5日後、千葉県福田村(現・野田市)で朝鮮人と間違われた日本人9人が村人に殺害される事件があった。彼らは香川から行商に来ていた被差別部落の人々で、被害者には幼児や妊婦もいた。 当時、流言飛語の中で多くの朝鮮人や中国人が軍や警察、在郷軍人らによる自警団に殺されたことはよく知られているが、その延長線上にある福田村事件はほとんど語られてこなかった。 これを題材にしたのが森達也監督の『福田村事件』だ(9月1日公開)。井浦新と田中麗奈が朝鮮帰りの夫婦、永山瑛太が行商団の頭、東出昌大、コムアイ、水道橋博士、豊原功補らが村人を演じる。 なぜあのようなことが起きたのかを考える上で、「加害側をしっかり描
「公正中立」と「マスゴミ」の間で。フェイクニュースが蔓延するSNS時代をどう生きるか?|森達也(映画監督・作家) SNSの普及とともに、急増しているフェイクニュース。メディアのような体裁を取ったサイトが意図的に誤った情報を配信し、影響力のある匿名のアカウントが拡散。真偽を判断できない人々はデマを鵜呑みにし踊らされる。フェイクニュースは、日本だけでなく世界で社会問題化しており、人類の脅威となっている。 ドキュメンタリー映画監督の森達也氏はこれまで映画や書籍を通じて、一方的なメディアの報道のあり方に疑問を呈してきた。オウム真理教信者を被写体に教団内部を取材した『A』『A2』、ゴーストライター騒動で世間を賑わせた佐村河内守氏に密着した『FAKE』など、情報により変容する日本社会を浮き彫りにした作品を多数発表している。 フェイクニュースが蔓延するこのネット社会において、私たちはいかに情報に戦えばよ
12月の人権週間に合わせ、千葉県流山市の「人権フェスティバル」がスターツおおたかの森ホールであり、映画監督で作家の森達也さんが、関東大震災発生後に野田市で起きた虐殺事件を下敷きにした映画「福田村事件」を上映した。事件を調査、記録した著書がある市内在住のフリーライター辻野弥生さん(82)が講演した。(林容史) 地域の人権擁護を目的に活動している松戸人権啓発活動ネットワーク協議会が主催。事件の背景に、いわれのない差別があったことから、人権について考えるきっかけにしてほしいと、6日に上映した。市民ら約350人が参加した。 1923年9月1日の関東大震災では、東京などで未曾有(みぞう)の被害が出る中、デマが拡散し、発生から5日後の同6日、千葉県福田村(現野田市)で香川県の被差別部落出身の行商団が暴行を受け、9人が惨殺され利根川に投げ込まれた。
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
関東大震災から100年。歴史の影に隠れてきた、ある事件をテーマとした映画が公開されました。「オウム真理教」のドキュメンタリーなどを撮ってきた森達也さんが、初めて劇映画のメガホンを取った『福田村事件』です。 当初、福岡県内での上映は当初1館のみでしたが、今後5館にまで拡大する予定。ミニシアターを中心に上映される作品としては異例のヒットを飛ばしています。 福岡での公開にあわせて舞台挨拶に訪れた森さんに、話を聞きました。 (NHK福岡放送局 木内慧・河﨑涼太) 「この国はちょっとおかしいぞ」空気を変えるきっかけに 舞台挨拶に登壇する田中麗奈さん(左)森達也さん(右) ――映画の大ヒット、おめでとうございます。全国でも連日多くの観客を動員し、福岡での舞台挨拶のチケットは前日までに完売したそうです。この反応をどう見ていますか。 この映画がここまで多くの人びとに見てもらえる状況というのは、本当に予想外
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く