クイーンズランド大学が開発したHIITがすごい。HIIT WBというエクササイズで、たった4分間の運動で30分の有酸素運動を遥かに凌ぐ効果を発揮する。心肺機能と筋肉量の増加、脂肪減まで期待でき、抗老化に繋がる。動画をそのまま真似し… https://t.co/FWvRp0RAaR
当方男なので、女の老化についてはわからない。 ただ、実際に老化してみた感想。 まず簡潔に言うと、以前思っていた「老化していく」という感覚より「老化を選び取っていく」という感覚に近い。 ・反射神経が落ちる 反射神経が落ちる、というより、集中力もろもろが落ちる。やろうと思えば若い時みたいな反応はできるが、 だるいしめんどくさいし疲れるので「集中したくない」という感覚に近い。 ・運動能力が落ちる 筋力も上げようとすれば上げられるのだが、とにかく「運動するのがめんどくさい」 運動して何になるの?という感覚。ケガも増えるので「運動ができなくなる」というより、「運動が怖くてできなくなる」に近い。 ・肌が老いていく 肌のことを考えてビタミンとったり、保湿したりは若いころはしていたが まぁめんどくさいし疲れるし、肌を保とうというモチベがなくなる。 ちょっと疲れたかな?って顔が次第に普通になりそれの繰り返し
加齢に伴う体の衰えや病気などの原因の1つとされる「老化細胞」を死滅させることで、体の機能を改善させることに東京大学などのグループがマウスを使った実験で成功したと発表しました。 この研究は東京大学医科学研究所の中西真教授らのグループが、アメリカの科学雑誌「サイエンス」で発表しました。 加齢などにより分裂が止まった細胞は正常に働かなくなって、体の機能の低下や病気を引き起こすとされ「老化細胞」とも呼ばれています。 グループは、この「老化細胞」は「GLS1」というたんぱく質が働かなくなると死滅することを突き止め、年を取ったマウスにこのたんぱく質の働きを止める薬を投与しました。 その結果、実際にマウスの「老化細胞」が死滅し、血糖値の異常や動脈硬化などの症状が改善することが確認できたということです。 マウスがどれだけの時間、棒につかまっていられるかを調べる実験では ▽若いマウスではおよそ200秒で、
見た目は若いまま、突然寿命が尽きる 老いとは何かと問われたら、みなさんどう答えますか。 「体力が衰える」「顔がシワシワになる」「走れなくなる」「病気になりやすくなる」。全て正解です。一言で定義すると、「死亡率が上がること」と考えるとわかりやすいでしょう。 では、みなさん、「なぜ歳をとると、ヨボヨボになるの?」と聞かれたらどう答えますか。 おそらく多くの人は「生き物は全て歳をとると体が衰える。老化は必然で誰もが避けられない」と答えるのではないでしょうか。 残念ながら、それは間違っています。というのも、ここ30年ほどで「生き物の老化は必然」の常識は大きく塗り替えられてきたからです。 「老いは避けられる」という認識が研究者の間では広まっています。 信じられないかもしれませんが、これは生き物としては決しておかしなことではありません。なぜかというと、老化しない生き物が存在するからです。歳をとってもな
40代以下の聴力低下は、携帯音楽プレーヤー利用の影響が指摘されている=東京都千代田区で2021年3月25日午後2時40分ごろ、大場あい撮影 40代以下の日本人の聴力は、2000年以降に低下が進んでいることが世界最大規模の聴力データ解析で分かったと、慶応大などの研究チームが英医学誌ランセット・リージョナル・ヘルスで発表した。一般的に聴力は加齢に伴って低下するが、約20年間で最大20歳の老化に相当するほど低下していた。 世界保健機関(WHO)は、「安全でない音楽鑑賞の習慣により、難聴のリスクにさらされている」と、携帯音楽プレーヤーの普及による聴力への悪影響に警鐘を鳴らしているが、若年層の聴力低下の実態はこれまで不明だった。 研究チームは、国立病院機構東京医療センター(東京都目黒区)で00~20年に得られた約3万人分の聴力データのうち、耳の病気で聴力が低下していた人を除く10~99歳の1万681
LIFESPAN(ライフスパン): 老いなき世界 作者:デビッド・A・シンクレア,マシュー・D・ラプラント発売日: 2020/09/16メディア: 単行本この『LIFESPAN』は、老化の原因と若返りに関する研究者/長寿研究の世界的権威であり、同分野で50件に及ぶ特許を取得し10以上のバイオテクノロジー関連の企業の立ち上げに関わっている実業家でもあるデビッド・A・シンクレアによる、老化研究の最前線について書かれた科学ノンフィクションだ。老化はほとんどすべての病気の起因となるにも関わらず、人が老いるのは仕方がないことと諦められてきた。 だが、老化の原因に関する研究が進むにつれて、老化を遅らせ、最終的には老化を完全に止めることができるのではないか、という道筋が立ち上がってきた。著者は、人間の老化のメカニズムを解き明かし、その仕組み上、老化は治療可能な病であると宣言してみせる。今の先進国で長生き
ブドウ糖はダメージ物質を生み出す 脳の燃料の1つであるブドウ糖は、多くの点でガソリンに似ている。このブドウ糖は、私たちが摂取する炭水化物を介して血液中に入る。 炭水化物を頻繁に摂っていると、ブドウ糖が脳の主要なエネルギー源となる。そしてミトコンドリアは細胞内でこのブドウ糖から、酸素を使った複雑な燃焼メカニズムによってエネルギーをつくりだす。このプロセスは「好気性代謝」と呼ばれ、私たちが知るとおり、それなしで生きることは不可能だ。だがガソリンと同じく、代謝は高い代償を払う。つまり排気ガスだ。 ブドウ糖による代謝の副産物の1つは「活性酸素」、あるいはフリーラジカルと呼ばれる物質だ。こうしたダメージ物質が生まれるのは正常な作用であり、生きていく上で避けられない側面でもある。 理想的な状態であれば、私たちにはこの有害なフリーラジカルを除去する力がある。だがフリーラジカルがどんどん増えると、それを除
ある研究では、高齢のビッグマウス・バッファローは若い個体より免疫系が強かった。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC, PHOTO ARK) 2023年10月20日付で学術誌「Scientific Reports」に発表された最新の研究で、北米の広い範囲に生息するスモールマウス・バッファローフィッシュ(Ictiobus bubalus)とブラック・バッファローフィッシュ(Ictiobus niger)が、100年以上生きることが確認された。 栗色から青系までさまざまな色を持つこの魚は、ほんの数年前まで、20代半ばまでしか生きられないと考えられていた。しかし、2019年の研究で、体重35キログラム近くになることもあるビッグマウス・バッファローフィッシュ(Ictiobus cyprinellus)が112歳まで生きる可能性があると判明し
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<スタンフォード大学の研究チームがヒトの血漿タンパク質を分析したところ、老化は一定のペースで継続的に進行するのではないことがわかった ......> 血中のタンパク質の測定によってヒトの健康状態を診断できることは広く知られているが、このほど、血中のタンパク質レベルによって、ヒトの年齢を精緻に予測できることがわかった。 老化は一定のペースで継続的に進行するのではない 米スタンフォード大学のトニー・ウィス=コレイ教授らの研究チームは、18歳から95歳までの4263名から得た血液サンプルを用いて2925の血漿タンパク質を分析し、2019年12月5日、その結果をまとめた研究論文を学術雑誌「ネイチャーメディシン」で発表した。 この研究論文では、老化は一定のペースで継続的に進行するのではなく、34歳の青年期、60歳の壮年期、78歳の老年期という3つのポイントで急激に進むことも示されている。 タンパク質
順天堂大学大学院医学研究科循環器内科学の南野 徹 教授らの研究グループは、加齢関連疾患への治療応用を可能にする老化細胞*1除去ワクチンの開発に成功しました。 これまで加齢により組織に老化細胞が蓄積し、慢性炎症*2が誘発されることで様々な加齢関連疾患の発症や進行につながることが少しずつ明らかになってきましたが、病的な老化細胞を副作用なしに選択的に除去する方法はありませんでした。今回、研究グループは、マウスの老化細胞に特異的に発現する老化抗原*3を同定し、その抗原を標的とした老化細胞除去ワクチンを作成して老化細胞を除去したところ、肥満に伴う糖代謝異常や動脈硬化、加齢に伴うフレイル*4が改善するばかりでなく、早老症マウスの寿命を延長しうることを確認しました。本成果は、アルツハイマー病を含めた様々な加齢関連疾患の治療への応用の可能性を示唆するものです。本論文はNature Aging誌のオンライン
老年医学の専門家である和田秀樹氏は「40歳こそ老化の始まり。この年代から“足りないものを足す健康法”へのシフトが重要だ」と説く。このたび上梓したセブン‐イレブン限定書籍『40歳から一気に老化する人、しない人』より、その一部を特別公開する──。(第3回/全4回) ※本稿は、和田秀樹『40歳から一気に老化する人、しない人』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。 70代こそ肉を食べよう 20代、30代の人がスキーで転倒して足を骨折し、病院のベッドで1カ月寝たきりの生活をしたとしても、退院すればまもなく普通に歩くことができるようになります。 しかし70代ではそうはいきません。寝たきりの生活が続くと筋力が低下し、骨折が治ったあとも、「立つ」「歩く」といった日常生活に必要な動作に支障をきたすようになり、介護が必要になるリスクが高くなってしまいます。 こうした「ロコモ(ロコモティブシンドローム=
若さの追求のため、これまで若者の血を輸血する研究や抗老化ホルモン「クロトー」を動物に注射する実験などが行われてきました。こうした若返りに関する数々の研究に共通する因子の特定につながる3本の論文が2023年8月16日付のNature、Nature Aging、Nature Communicationsで発表されました。 Platelet factors attenuate inflammation and rescue cognition in ageing | Nature https://doi.org/10.1038/s41586-023-06436-3 Platelet factors are induced by longevity factor klotho and enhance cognition in young and aging mice | Nature Aging
老化を進める食べ物 アンチエイジング編7です。 前にも少し触れたのですが食べると老化が進んでしまいますよ〜という食べ物を列挙したいと思います。基本的に炎症が進んでしまう食べ物なため、集中力、記憶力、思考力など脳機能全ての分野に関わってきます。(もちろん健康にも!) それでは、見ていきましょう〜(^_^) 老化を進める食べ物とは それは、「酸化した食品」です。 流れとしては ◯酸化した食品を食べる。 ↓ ※(酸化した食品は、分子構造が不安定なため体内で活性酸素と結びつきやすい) ◯体内で活性酸素が増え身体に「酸化」が起きる。 ↓ ◯酸化の影響により体内に炎症が発生する(1) という具合です。 それでは、「酸化した食品」とはどんなものがあるでしょうか。 酸化しやすい(している)主な成分 それは、トランス脂肪酸とオメガ6です。 【トランス脂肪酸】 植物油(酸化が進んでいる)を工業処理して作られた
悪玉物質「AGE」の発生を抑える効果がある 第1回の魚、第2回の野菜ジュースで老化を促進する悪玉物質「AGE」が発生する危険性を指摘した。体内にAGEが蓄積されると老化が進み、病を発症しやすくなる。ヨーグルトにはそれを食い止める効果がある。今回は、その効果を高める食べ方と注意点を紹介する。 前回のおさらいになるが、AGEは「タンパク質と糖」が結びつき、劣化(糖化)する現象で発生する。食品では“きつね色”が糖化の証し。カステラやプリンなどの茶色の部分、格子状のワッフルの焼き目、どら焼きや今川焼きの皮など、おいしいところにはAGEが多く含まれている。そういったAGEを含んだ食品を多量に摂取することでも体に悪影響をおよぼすが、食品だけでなく体内でも血糖値が急上昇すれば糖化が進み、AGEが発生する。 昭和大学医学部の山岸昌一教授がこう説明する。 「私たちの体内でも同じように高血糖によってコラーゲン
老化細胞はリソソーム(注1)膜に損傷が生じることで細胞内pHが低下すること、その結果としてグルタミン代謝酵素GLS1(注2)の阻害剤に感受性を示すことを明らかにしました。 老齢マウスや加齢関連疾患モデルマウスへのGLS1阻害剤の投与により、さまざまな臓器・組織の加齢現象や老年病、生活習慣病を改善できることも見いだしました。 本研究成果により、老化細胞の代謝特異性を標的とした老化細胞の除去による新たな抗加齢療法の開発に貢献することが期待されます。 発表概要 細胞はさまざまなストレスを受けると、不可逆的な増殖停止を示す老化細胞に誘導されることが知られています。これまでに、老化細胞は加齢に伴い生体内に蓄積することや、老齢マウスから遺伝子工学的に老化細胞を除去すると、動脈硬化や腎障害などの老年病の発症が有意に遅れ、健康寿命も延伸することが示されていました。しかし、組織・臓器により老化細胞は多様性を
私たちの老後が変わるかもしれない…。そんな最新研究が発表されました。 東京大学の研究グループらが、生活習慣病などに関係しているとされる「老化細胞」を取り除くことに、実験で成功しました。年をとることで起きる病気の改善や予防につながる可能性があるという、画期的な研究です。 めざまし8は、実際に研究を行った教授に話を聞きました。 病気の一因に…そもそも「老化細胞」とは 世界の医療関係者が期待を寄せる、最新の老化に関する研究。東京大学医科学研究所の中西真教授らのグループが、11月2日、イギリスの科学誌「ネイチャー」に『老化を“防ぐ”研究』を発表しました。 中西教授らは、年老いたマウスを用いた実験で、免疫チェックポイント阻害剤により「老化細胞」を取り除くことに成功しました。研究では、自己の免疫が活性化されて老化細胞が減り、老化に伴う症状の改善も確認できたということです。 そもそも「老化細胞」とは?
demio @ganko_na_yogore 人間歳を取ると衰えてくる部分の一つに、「相手の話を最後まで聞けなくなる」(開始何秒かのセンテンスだけ聞いたら、自分なりの"きっとこういう話だろう"に引き寄せて早々に解釈し、決めつけ、相手の話を遮って答え始める)」があるけど、早ければ40歳ごろ、遅くとも9割の人間は50歳までに発症してる 2021-03-07 16:36:18 demio @ganko_na_yogore これってつまり自分の中のストックワードで処理できる範囲ですべて応答したがるようになる、ということなので、より根本的には、老いることの核心は「他者と出会えなくなる」なのだと思う 2021-03-07 16:40:08 リンク Web eclat エクラ担当編集が検証! 「人は年をとるにつれて、話を最後まで聞けなくなる?」 最近、人の話を最後まで聞けなくなってきた気がする……。友人
生活習慣病改善のエキスパートとして知られる池谷敏郎医師が、「老い」を止めるための独自のメソッドをまとめた『老いは止められる』(エクスナレッジ)を上梓した。最新作から、「見た目」までみるみる若返り、モテだすという「血管アンチエイジング」の極意を紹介する──。(第1回/全2回) ※本稿は、池谷敏郎『老いは止められる』(エクスナレッジ)の一部を再編集したものです。 「血管メンテナンス」で老い知らず 東京・あきる野市に池谷医院を開院してから25年間、数多くの方々の血管の検査・治療を行ってきました。開院当初からずっと通い続ける患者さんもたくさんおられます。 血管のメンテナンスをずっと担当させていただいた成果は、患者さんたちの姿を見れば、一目瞭然です。みなさん、実年齢よりもずっと見た目に若々しく、元気で、生き生きとしているからです。 「老いを止められた」患者さんたちへ、私が一体何をしたのか? まして、
ねくろん@初心者 @noobsnechronica ヒゲ系女子の中の人。初心者たちのネクロニカ動画は敗戦した…。 動画倉庫 nicovideo.jp/mylist/37250910 カクヨム kakuyomu.jp/users/nechron_… スケブ skeb.jp/@noobsnechroni…(受付はまだ) ねくろん@初心者 @noobsnechronica でも不思議だなぁ 普通に考えてロボットを作るより 人間のDNAを改変して、すぐ成人になってすぐ老化する 作業用の人類の亜種を生産したほうがお得じゃない? 何でわざわざ希少な資源を使って性能の低いロボット作るんだろう? 2023-06-12 22:30:37
by Richard 自分が経験した出来事に関する記憶は「エピソード記憶」と呼ばれ、時間や場所、その時の感情などを伴うものです。人間においてエピソード記憶の能力は年齢を重ねると共に衰えることが知られていますが、イカを対象にした新たな研究により、イカは「いつ・どこで・どんなエサを食べたのか」といった出来事を記憶する能力が、加齢によって衰えないことが判明しました。 Episodic-like memory is preserved with age in cuttlefish | Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rspb.2021.1052 Cuttlefish retain sharp memory of specifi
アンチエンジングと肥満 アンチエイジング編6です。 肥満とアンチエイジングに関係なんかあるのかー? と私は最初思っていましたが、関係ないどころか相当関係しているようです(ネタバレ)。 それでは、見ていきましょう〜(^_^) アンチエイジングと肥満 研究(1) この論文で説明されていることをザックリまとめますと ◯肥満な人は、脂肪の少ない人に比べて炎症性サイトカイン(※)の濃度が高い。 ◯炎症性サイトカインの主な供給源は、脂肪。 ◯肥満は、心血管疾患、2型糖尿病、高血圧、脳卒中、癌、胆嚢疾患、変形性関節症、 脂肪性肝疾患を引き起こしやすくする。 ※炎症を示す低分子タンパク質(炎症性サイトカイン) ・C反応性タンパク質(CRP) ・腫瘍壊死因子α(TNF-α) ・インターロイキン(IL) ・ケモカイン などがあります。 肥満においてなぜ炎症が強くなってしまうのか細かい部分は、完全に解明され
生物はなぜ老化し、死ぬように進化したのだろうか? 現在まで、進化学の分野では、老化の進化に関しての理論的研究やその実証研究などが行われてきた。しかし、「老化の進化や死の進化」についての解説には誤解が多い。最近、老化しない生物に関する論文が複数出版されており、「老化しない生物はなぜ進化したのか」という問題と同時に議論する必要がある。本稿では、それらの研究を紹介するとともに、なぜある生物は早く老化し短命であるのに対し、ある生物は老化せずに長寿なのか?という「老化と死」の進化的要因について解説する。 なぜ生物は老化し、死ぬのか 老化(Senescence)あるいは生物学的加齢(biological aging)とは、年齢を経るにつれて死亡率が増大するような生物の生理的状態の変化のことだ。多くの生物は、年を取るにつれて、次第に体の状態が衰え、最終的に死に至る。年齢とともに病気に罹りやすくなったり病
「高齢者の運転する車は事故率が高い」というデータは存在しない 高齢者になると、家族から運転免許の自主返納を促されることがあるでしょう。昨今、高齢者の運転は危険だという風潮が広がっているからです。 本当にそうなのでしょうか。あまり知られていないのですが、「65歳以上の高齢者による車の事故率が、他の世代に比べて特別高い」というデータは、今のところ出てきていません。 少し特殊な例かもしれませんが、ご高齢にもかかわらずアクティブに運転をされている方を一人紹介しましょう。 日本のレース黎明期ともいえる1960~1970年代に、国内トップカテゴリーで活躍したレーシングドライバーを総称して「レジェンドドライバー」と呼ぶのですが、彼らのつくった「レジェンドレーシングドライバーズクラブ」のお一人に武智勇三さんがいます。かつてダイハツのワークスドライバーとして活躍されました。 武智さんとは、私も友人としてお付
親の異変を見逃さない、12のチェック項目 年末年始の帰省は、親の加齢による変化を知る良い機会になります。ただ、意識しないで親と過ごしていても、なかなかこうした変化には気付きにくいものです。 身体や認知、精神面で加齢による衰えがあらわれはじめ、生活に不自由が生じるようになっても、住み慣れた家で暮らしていると、本人はなかなかその不自由さに気付きません。子ども世代が、できるだけ早く変化に気づき、対策を取ってほしいと思います。 では、子どもが気を付けるべき親の変化とは、どんなところでしょうか。親の様子を思い出し、次の12点に当てはまるものがないか、確認してみてください。 ① 外出することが減り、週1回も出かけなくなった ② 階段を上り下りするときに、手すりをつかむようになった ③ 硬いものを食べなくなった。食べても食べにくそうにするようになった ④ 飲み物や汁ものを飲むときに、むせることが多い ⑤
アフリカ東部に生息するハダカデバネズミの体内では、加齢に伴い蓄積する老化細胞が細胞死を起こしてたまりにくくなっていることを、熊本大学大学院生命科学研究部の三浦恭子教授(長寿動物医科学)らのグループが発見した。寿命が3年ほどのハツカネズミ(マウス)より10倍ほど長寿とされるハダカデバネズミの細胞・個体の仕組みを解明。ヒトでのより安全な老化細胞除去・抗老化技術の開発につながる成果が期待できるという。 マウスやヒトなどの細胞では、一般的に遺伝情報であるDNAが傷つくなどすると、その細胞は分裂して増殖するのをやめて老化細胞となる。老化細胞は「死ねない細胞」などと呼ばれており、免疫細胞によって除去されないでいると加齢に伴い蓄積していく。生体の恒常性維持に役立つものの、蓄積が進むにつれ、炎症性タンパク質の生産など体に害になる作用を引き起こすようにもなる。 ハダカデバネズミは、アフリカのサバンナの地下に
老年医学の専門家である和田秀樹氏は「40歳こそ老化の始まり。この年代から“足りないものを足す健康法”へのシフトが重要だ」と説く。このたび上梓したセブン‐イレブン限定書籍『40歳から一気に老化する人、しない人』より、その一部を特別公開する──。(第2回/全4回) ※本稿は、和田秀樹『40歳から一気に老化する人、しない人』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。 脳・前頭葉の萎縮は40代から始まる 人間の脳(大脳皮質)の表面積はおよそ新聞1ページの面積(2200cm2)に相当し、そのうち脳の各部に占める面積は広い順に前頭葉41%、側頭葉21%、頭頂葉21%、後頭葉17%となっています。あらゆる動物の中で、前頭葉がこれほど発達しているのは人間以外にありません。 人間が中年期を迎えてから経験する脳の変化でもっとも重要なのは、この前頭葉の萎縮いしゅくが40代から始まるということです。 読者の方
寝る間も惜しんで仕事や勉強、趣味に没頭してしまった経験がある人は多いはず。しかし徹夜をすると、脳が一晩で1~2年分老化したような状態になる可能性が研究によって示されています。 Total sleep deprivation increases brain age prediction reversibly in multi-site samples of young healthy adults | Journal of Neuroscience https://doi.org/10.1523/JNEUROSCI.0790-22.2023 Human brain looks years 'older' after just one night without sleep, small study shows | Live Science https://www.livescience.co
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