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考古学の検索結果1 - 40 件 / 180件

  • 中国ウォッチャーが見た韓国人の頭の中-最近の日韓関係に添えて ※2019/9/2編集 - 昭和考古学とブログエッセイの旅

    前編である前回の記事の続きです。 parupuntenobu.hatenablog.jp 久しぶりに書いた記事がまさかの大花火、死に体だったうちのブログに息を吹き返してくれたのは、ひとえに読んでいただいた読者さんのおかげです。 で、かんたんな御礼はこれくらいにして、本編に入っていきます。 韓国はなぜ半狂乱になっているのか-プロローグ しばらくブログを書かないうちに、日韓関係は急速に展開していきました。ついには、日米とも(おそらく) 「これはないだろう」 と思っていたGSOMIA*1まで破棄してくる始末。 日本「頭がついていけない」 アメリカ「わけわからん」 と政府高官が頭を抱えるほどの斜め上の行為でした。まことにあちらさんらしいと言えばそうですが。 私は最初、 「我が国をホワイト国再復帰させたらGSOMIA破棄を考えてやってもいい」 という向こうの公式の言葉に、 「アメリカさん、日本が言う

      中国ウォッチャーが見た韓国人の頭の中-最近の日韓関係に添えて ※2019/9/2編集 - 昭和考古学とブログエッセイの旅
    • トルコ東部で発掘がすすむ「130世紀前の遺跡」が人類史の常識を覆すかもしれない | 世界で最も重要な考古学的遺跡をめぐる旅

      自然の岩盤から彫られた高さ2.4メートルほどの硬直した朱色の男根が十数個、青天井の小部屋に押し込められているのを私は見つめている。 同様に、天然の岩を切り出して彫られた奇妙な頭像(人間か、悪魔か、司祭か、神か?)がこの男根型のトーテムを睨んでおり、あたかも原始のガーゴイルのようだ。その表情は陰鬱で、ほとんどしかめつらだ。 彼、または彼女、あるいは「それ」は、この状況のすべてが気に入らないかのように見える。白日の下で何もかもがむき出しの状態となり、130世紀ぶりにこの娑婆に晒されているということが。 そう、130世紀ぶりなのだ。というのも、トルコ東部、砂煙の舞うハッラーン平原からいま現われ出でんとするこれらの男根、独特の小部屋、そしてカラハン・テペの名で知られるこの不可思議な場所全体は、信じがたいほどに太古の存在なのだ。言い方を換えれば、推定1万1000〜1万3000年前に建造されたものなの

        トルコ東部で発掘がすすむ「130世紀前の遺跡」が人類史の常識を覆すかもしれない | 世界で最も重要な考古学的遺跡をめぐる旅
      • 【更新】「もはやネット考古学」Twitterを2007年4月から開始してた人たちの始めた理由の考察が濃すぎる

        Munechika Nishida @mnishi41 ところで、もはや昔話すぎて忘れてしまったのですが、「Twitterを古くから使っている人に2007年4月からの人が多い」のって、なんか理由あったんでしたっけ。(私も07年4月から利用しているらしいですが、当時のことなどカケラも覚えていない) 2020-08-17 16:42:12

          【更新】「もはやネット考古学」Twitterを2007年4月から開始してた人たちの始めた理由の考察が濃すぎる
        • 日本考古学史上最大の謎「土偶の正体」がついに解明 「土偶は女性モチーフ」の認識が覆った!驚きの新説(前編) | JBpress (ジェイビープレス)

          縄文時代に作られた土偶は、女性や妊婦をかたどったものだ、というのが多くの人の認識だろう。「そうではない」という驚きの新説を提唱したのが、人類学者の竹倉史人氏だ。では、土偶は何をかたどっているのか? その結論に至った過程と具体的な土偶の解読内容を前後編でお送りする。(JBpress) ※土偶(どぐう)とは:縄文時代に作られた素焼きの人形。1万年以上前から制作が始まり、2000年前に姿を消した。現在までに2万点近い土偶が発見されている。なお、埴輪(はにわ)は、古墳にならべるための土製の焼き物。4世紀から7世紀ごろに作られたもので、土偶とは時代が異なる。 (※)本稿は2021年4月に発行された『土偶を読む 130年間解かれなかった縄文神話の謎』(竹倉史人著、晶文社)より一部抜粋・再編集したものです。 ついに土偶の正体を解明しました。 こういっても、多くの人は信じないだろう。というのも、明治時代に

            日本考古学史上最大の謎「土偶の正体」がついに解明 「土偶は女性モチーフ」の認識が覆った!驚きの新説(前編) | JBpress (ジェイビープレス)
          • 輸出実務者が書く、誰でもわかる韓国のホワイト国解除-前編 経済産業省通知解説 - 昭和考古学とブログエッセイの旅

            先月は全くブログを更新しなかったのですが、それには深い…でもないけれどそれなりの理由があります。 Twitterを見てくれている人はもうおわかりですが、わたくしBEのぶ、ついに「島流し」の期間満了につき本土に戻って参りました。 鉄道がない場所から一気に新快速停車駅へ。それだけでも生活の根本が変わった気がします。京都大阪まで電車一本で行けるぞヒャッハー!!という感じで(笑) これについてはほんの挨拶代わり。じきに地元関連の記事が増えて行くと思うので、馴染んでるなと温かい目で見守ってあげて下さい。 で、今回のメインディッシュは当然こんな近況報告ではありません。近況報告くらいならTwitterでとっくに済ませています。 日本と韓国の関係が、史上最悪というほど険悪になっています。 そんな中、先月7月に経済産業省が、 「安全保障上の理由で韓国を『ホワイト国』から外します!目処は8月」 と通告しました

              輸出実務者が書く、誰でもわかる韓国のホワイト国解除-前編 経済産業省通知解説 - 昭和考古学とブログエッセイの旅
            • 名大など、数学と考古学を融合させた新分野で人類進化史の説明に成功

              名古屋大学(名大)は1月12日、旧人と新人というふたつの人類集団の空間分布動態を表現すると同時に、集団間の資源競争による人口密度の変化を示す数理モデル「生態文化分布拡大モデル」を用いた人類進化史の説明に成功したと発表した。 同成果は、名大博物館・大学院環境学研究科の門脇誠二講師、明治大学 総合数理学部の若野友一郞教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、科学誌「Quaternary International」にオンライン掲載された。 ここ最近10年間の人類進化史の研究における進展はめざましく、現在の中学校や高校の歴史や生物の教科書が追いつかない状況となっている。それら教科書では、我々ホモ・サピエンスこと新人は、ネアンデルタール人などのさまざまな旧人よりもあとに登場し、より発展した文化を最初から持っていたと説明されている。しかし、もはや大きな更新が必要だという。 まず新人の登場時期が、約3

                名大など、数学と考古学を融合させた新分野で人類進化史の説明に成功
              • Oguchi T/小口 高 on Twitter: "約3600年前に死海付近の上空で隕石が爆発し、熱風で都市が滅びたという Scientific Reports 誌の最新の論文 https://t.co/cDDgehhG0C 著者の Ted E. Bunch 氏らが地学と考古学の調… https://t.co/QhExVD9jW9"

                約3600年前に死海付近の上空で隕石が爆発し、熱風で都市が滅びたという Scientific Reports 誌の最新の論文 https://t.co/cDDgehhG0C 著者の Ted E. Bunch 氏らが地学と考古学の調… https://t.co/QhExVD9jW9

                  Oguchi T/小口 高 on Twitter: "約3600年前に死海付近の上空で隕石が爆発し、熱風で都市が滅びたという Scientific Reports 誌の最新の論文 https://t.co/cDDgehhG0C 著者の Ted E. Bunch 氏らが地学と考古学の調… https://t.co/QhExVD9jW9"
                • 長大なトンネルに解剖室…旧日本軍「731部隊」最大規模の“地下実験場”内部が明らかに | 中国の考古学研究チームが調査

                  旧満州のハルビン市近郊に拠点を構えていた関東軍防疫給水部本部、通称「731部隊」は、人体実験の結果をもとに生物兵器の開発をしていたことで知られる。最近、中国の考古学研究チームが、黒竜江省に残された同部隊の地下研究施設についての報告書を発表。その非人道的な実験の一端を明らかにしている。 中国の黒竜江省文化財・考古学研究所のチームは、第二次世界大戦中、旧日本軍の「関東軍防疫給水部本部」、通称「731部隊」が生物兵器の開発のために恐ろしい人体実験をおこなっていた地下研究施設を発見した。 施設が見つかったのは、黒龍江省安達市の近郊だ。 長大なトンネルと複数の小部屋 2023年5月、中国の考古学誌「ノーザン・カルチュラル・レリックス」に、この地下研究施設の調査報告書が掲載された。同報告書は、この施設の発見によって、戦争犯罪の新たな証拠が見つかる可能性があると述べている。 「報告書には、いまも残る73

                    長大なトンネルに解剖室…旧日本軍「731部隊」最大規模の“地下実験場”内部が明らかに | 中国の考古学研究チームが調査
                  • 「高輪築堤の破壊、容認できない」 日本考古学協会がJR方針に抗議:東京新聞 TOKYO Web

                    日本考古学協会(辻秀人会長)は22日、国内初の鉄道の遺構「高輪築堤」の保存を一部にとどめるJR東日本の方針に対し「保存しない部分は調査後に破壊するという方針は、容認できない」と抗議する会長コメントを協会ウェブサイトで公表した。同協会はこれまで、約800メートルにわたり出土した遺構全体の現地保存を重ねて要望している。

                      「高輪築堤の破壊、容認できない」 日本考古学協会がJR方針に抗議:東京新聞 TOKYO Web
                    • m-take on Twitter: "2019年7月のTweetだけど。訂正しなければならない。この数年のDNA考古学の進展は、新石器時代から青銅器時代の人類文化の全貌を驚くべき正確さで明らかにしつつある。 https://t.co/n49UB3CoeE"

                      2019年7月のTweetだけど。訂正しなければならない。この数年のDNA考古学の進展は、新石器時代から青銅器時代の人類文化の全貌を驚くべき正確さで明らかにしつつある。 https://t.co/n49UB3CoeE

                        m-take on Twitter: "2019年7月のTweetだけど。訂正しなければならない。この数年のDNA考古学の進展は、新石器時代から青銅器時代の人類文化の全貌を驚くべき正確さで明らかにしつつある。 https://t.co/n49UB3CoeE"
                      • 篠原千絵 on Twitter: "わあ、お医者さんに取り上げていただいて嬉しい‼︎ でも考古学者さんいわく、ワクチン打ってても現代人が古代に行くと謎の病の感染源となって古代に多大な迷惑をかけるだろうとのこと💦 なので、皆様 タイムスリップはなさらないように。 https://t.co/0Thzc1Ufrg"

                        わあ、お医者さんに取り上げていただいて嬉しい‼︎ でも考古学者さんいわく、ワクチン打ってても現代人が古代に行くと謎の病の感染源となって古代に多大な迷惑をかけるだろうとのこと💦 なので、皆様 タイムスリップはなさらないように。 https://t.co/0Thzc1Ufrg

                          篠原千絵 on Twitter: "わあ、お医者さんに取り上げていただいて嬉しい‼︎ でも考古学者さんいわく、ワクチン打ってても現代人が古代に行くと謎の病の感染源となって古代に多大な迷惑をかけるだろうとのこと💦 なので、皆様 タイムスリップはなさらないように。 https://t.co/0Thzc1Ufrg"
                        • Dr. RawheaD on Twitter: "考古学者としてこのニュースについて一言言っておくと ●「聖書考古学」というのは基本的に「旧約聖書に書かれてることを考古学的に実証する」ことが目的であるため、科学の観点からして非常に問題がある https://t.co/UN4qNCAN0e"

                          考古学者としてこのニュースについて一言言っておくと ●「聖書考古学」というのは基本的に「旧約聖書に書かれてることを考古学的に実証する」ことが目的であるため、科学の観点からして非常に問題がある https://t.co/UN4qNCAN0e

                            Dr. RawheaD on Twitter: "考古学者としてこのニュースについて一言言っておくと ●「聖書考古学」というのは基本的に「旧約聖書に書かれてることを考古学的に実証する」ことが目的であるため、科学の観点からして非常に問題がある https://t.co/UN4qNCAN0e"
                          • 前方後円墳を厚木で発掘 かながわ考古学財団 あす見学会:東京新聞 TOKYO Web

                            国道246号のバイパス「厚木秦野道路」建設に伴う「及川伊勢宮(おいがわいせみや)遺跡」の発掘調査で、公益財団法人「かながわ考古学財団」(横浜市南区)は、厚木市の荻野川流域で初めて古墳時代(3〜7世紀ごろ)の前方後円墳が見つかったと発表した。20日に現地見学会を開く。 財団によると、前方後円墳は全長37メートル、幅は21メートル。昨年の現地見学会では、前方後円墳のうち円形の盛り上がりだけが確認できたため、円墳として紹介していた。現地では他にも、古墳時代のものとして方墳の一部、土器、石器が見つかった。また、近世と中世の塚が各1基、周辺では縄文時代の住居跡1基も見つかっているという。 現地見学会は20日午前10時からと、午後1時半からの2回で参加無料、申し込み不要。現地集合(厚木市及川2)で、最寄りのバス停「松蓮寺」付近に案内人がいる。詳細は同財団のホームページで。(志村彰太)

                              前方後円墳を厚木で発掘 かながわ考古学財団 あす見学会:東京新聞 TOKYO Web
                            • 18世紀パリの人々はどんな音を聞いていた?─音響考古学が再現する“音の歴史” | ノートルダム大聖堂の再建にも活用

                              昔の人々が聞いていた音を再現する「音響考古学」という学問がある。古地図や文献などの資料をたよりに、当時の音環境を分析し、再現する学問だ。 その第一人者のミレーヌ・パルドアンは、2011年から18世紀パリの生活音の再現に取り組んできた。現在は2019年に火災に見舞われたノートルダム大聖堂の再建にもかかわる彼女の活動を、仏誌「ル・ポワン」が取材した。 ノートルダム大聖堂の再建に生かされる技術 ノートルダム大聖堂に夜の帳がゆっくりと下りる。建物に入ると、今では天井の先に巨大な空が見えることに驚く。 崩壊した天井のアーチからは、様々な耳慣れない音が聞こえてくる。工事用の足場には不安な風の音、呼びかけあう夜間労働者の叫び声、空に開かれた大聖堂を今夜の寝床とする鳥の叫び……。 地上では、白い防護服を着て、まるで亡霊のように忍び込んだ専門家の一団が、最新の録音機材で音響のチェックを進めている。夜遅くまで

                                18世紀パリの人々はどんな音を聞いていた?─音響考古学が再現する“音の歴史” | ノートルダム大聖堂の再建にも活用
                              • 日本でただ1人 "水中考古学" 専門家が任期満了で就職活動中... 価値ある研究分野が日本で存続危機→「研究職の存続を」「海外で研究しよう」

                                水中考古学・沈没船研究 @Nautarch_japan 来年3月で仕事の任期が…。わが国初の皆様の貴重な税金を使い水中考古学の研究1本で飯を食べていた人間がゼロになる。韓国では専門の国立博物館(2件目)が出来た。先進国は、どこも50-100人程の水中考古学者がいる。どうする国民一人当たりの海岸線の長さ世界no.1の国、日本。就職活動中。拡散お願い。 2019-12-12 23:59:04 水中考古学・沈没船研究 @Nautarch_japan 世界の水中・海洋考古学関連のニュースを発信しています。日本で3人しかいない水中考古学博士号取得者のうちの一人です。講演(学校・イベント)・執筆依頼受け付けています。お気軽にご相談ください! #水中考古学 こちらもよろしくーhttps://t.co/xiuehWCciQ… nauticalarchaeologyjp.com

                                  日本でただ1人 "水中考古学" 専門家が任期満了で就職活動中... 価値ある研究分野が日本で存続危機→「研究職の存続を」「海外で研究しよう」
                                • 「マイクロサービス化は考古学」メルペイで技術負債と向き合い続けたBackendエンジニアの話 | mercan (メルカン)

                                  2016年ジャストシステムへ新卒入社。新規サービスの立ち上げでマイクロサービスの設計や開発・運用に従事し、2019年7月にメルペイ参画。Credit DesignチームのBackendエンジニアとしてメルペイスマート払いに関連するマイクロサービス化や新機能開発に従事している。 技術的負債と戦う メルペイスマート払いは、2019年4月に提供を開始したサービスです。なので、記事執筆現在では、まだ2年と少ししか経っていません。「2年で大きな技術的負債?」と感じる方もいらっしゃるかもしれないので、まずはリリース当初の話を少ししたいと思います。 当初、メルペイスマート払いのサービス提供に向けた開発は、メルペイのマイクロサービスアーキテクチャに則り、独立した開発を想定していました。しかし、開発工数とお客さまに提供開始したい時期には大きなギャップがありました。 そこで、「メルカリ月イチ払い」というメルペ

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                                  • アイルランド最大級の考古学的発見 ピラミッドより古い遺跡へ

                                    アイルランド沿岸のケイジ・フィールズは、世界最大級の石器時代の遺跡のひとつだ。かつて泥炭地に埋もれていたこの遺跡に新たにできた体験型観光施設では、6000年以上前に人々がこの地でどのように耕作を行い、どうやって食物を保存していたかを体験できる。(PHOTOGRAPH BY GARETH MCCORMACK, ALAMY STOCK PHOTOS) アイルランド西部のメイヨー県のバリーキャッスルとベルマレットの間には、ドラマチックな断崖と大西洋に挟まれた、広さ13平方キロメートルに及ぶ湿原が広がっている。木々がほとんどなく、丘も高くはないため、何もない土地のように見える。が、この孤立した海岸には「アイルランド最大の考古学的発見のひとつ」と称される遺跡がある。 アイルランドには、はるか昔の社会を垣間見せてくれる泥炭地がいくつかある。そこから、聖杯や大量の金製品、中世の詩篇書といった宝物、200

                                      アイルランド最大級の考古学的発見 ピラミッドより古い遺跡へ
                                    • 【第1回】中国古代史から見た弥生時代の考古学

                                      日本で出土する青銅器の鉛の同位体比を調べると、日本最古の経済成長が、戦国七雄の戦乱のおかげだったことが分かった…かもしれないという話。今後の研究の発展で、結論は二転三転するかも。

                                        【第1回】中国古代史から見た弥生時代の考古学
                                      • 人工衛星から遺跡を探す『宇宙考古学の冒険』

                                        Wikipedia ”Cropmark” より かつて、そこには石壁や住居の基礎があった。そうした構造物は、長い時間をかけてゆっくり土に埋もれてゆく。 地表に牧草などが根付いた場合、その根は深く伸びることができない。そのため、牧草の生育が悪くなり、上空から見ると、奇妙な模様が浮かび上がる(考古学で、クロップマークと呼ぶ)。 Wikipedia ”Cropmark” より クロップマークは、航空写真で確認できる。 だが、もっと微妙な、植生の健康状態の違いは、近赤外線データから読み取ることになる。人の目には同じに見えるが、近赤外線画像だと、クロロフィル(葉緑素)の違いは、赤色の違いによって判別できるからだ。 宇宙から遺跡を探す この発想を広げて、人工衛星から撮影した画像データを元に、地下に眠る遺跡を探すのが、宇宙考古学になる。 単なる解像度の高い写真ではない。地上 640km から撮影された電

                                          人工衛星から遺跡を探す『宇宙考古学の冒険』
                                        • 「歴史を変えた津波」が考古学で判明、14世紀末

                                          2004年インド洋で発生した津波によって露出した古い墓標をきっかけに、この地域を襲った過去の津波について、研究者らが調べ始めた。(PHOTOGRAPH COURTESY PATRICK DALY) 2004年12月26日、スマトラ沖を震源とした地震により、高さ30メートルに達する津波がインドネシア、スマトラ島北西のアチェ州を襲った。 津波はインド洋に面する海岸の町を次々にのみ込み、はるか遠くアフリカ大陸のソマリアにまで到達した。アチェ州だけで死者は16万人以上、家を失った人々はもっと多かった。 このアチェ州は、600年以上前の14世紀末にも同様の津波に襲われ、やはり沿岸の村が甚大な被害を受けていたことが、新たな証拠から明らかになった。さらに、それがこの地域で強大な権力を誇ったアチェ王国の勃興につながったという。この調査結果は、5月28日付けで「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表され

                                            「歴史を変えた津波」が考古学で判明、14世紀末
                                          • “神風”は本当に吹いた? 「水中考古学」で浮かび上がる歴史に迫る | 佐々木ランディに聞く 「日本に眠る遺産」

                                            海や湖、河川と人の関係の歴史を探る「水中考古学」。沈没船や水中遺跡のみならず、人間が水とどのように関わってきたかを調査する学問だ。 実は、日本では多くの水中考古学的「発見」があり、海外からも注目されるほどだ。と同時に、それらの遺産を守るうえで大きな課題も抱えている。 では、水底に眠る遺跡が現代人に教えてくれることとは? 水中考古学者の佐々木ランディに話を聞いた。 日本は「水中遺跡」大国だった! ──2022年2月に出版された著書『水中考古学 地球最後のフロンティア』では、水中考古学に対する想いが綴られ、印象的でした。同書で伝えたかったことは何ですか。 一番に伝えたかったのは、水中遺跡が「実はどこにでもあるもの」だということです。同時に、世界的に見て、日本がこの分野で大きく遅れをとっている事実を知ってほしいと思いました。「このまま変化を起こさないと貴重な遺産が失われていく」と。 ですが、ただ

                                              “神風”は本当に吹いた? 「水中考古学」で浮かび上がる歴史に迫る | 佐々木ランディに聞く 「日本に眠る遺産」
                                            • 2000年代生まれが90年代のPCゲームを購入 ⇒「絶句」した理由とは?「もはや考古学」と反響続出

                                              Search, watch, and cook every single Tasty recipe and video ever - all in one place! News, Politics, Culture, Life, Entertainment, and more. Stories that matter to you. 2000年代生まれが90年代のPCゲームを購入 ⇒「絶句」した理由とは?「もはや考古学」と反響続出2000年代生まれの投稿者さんは、見たことも聞いたこともないような規格や端子も多い90年代のPCについて「1年間下調べ」し、とうとう周辺機器を含めて一式買い揃えることに成功。起動したPCや購入した原作ソフトの様子をXに投稿しました。

                                                2000年代生まれが90年代のPCゲームを購入 ⇒「絶句」した理由とは?「もはや考古学」と反響続出
                                              • ノアの箱舟はなぜ見つからないのか、考古学的な理由

                                                ノアの箱舟を描いた絵。旧約聖書にあるこの物語は、何世代もの画家たちを魅了してきた。それにとどまらず、伝説の舟の遺物を見つけようとする「科学的な試み」も100年以上にわたって行われている。(PAINTING BY SIMON DE MYLE VIA FINE ART IMAGES/HERITAGE IMAGES/GETTY) 旧約聖書の中でも、特に魅力的でよく知られているのが「ノアの箱舟」の物語だ。神は、自ら創造した人間に怒りを覚え、すべてを一掃すべく大洪水を起こした。しかし、族長ノアとその家族は、地上のあらゆる動物のつがいとともに巨大な木造の舟に乗り込み、その大洪水を生き延びた。 聖書には歴史的事実が正確に記述されていると考える人々にとって、同じく魅力的なのが、箱舟の考古学的な証拠探しだ。信仰心のあつい人々の中には、箱舟の到達地とされるトルコ東部のアララト山などをくまなく探す人もいる。 そ

                                                  ノアの箱舟はなぜ見つからないのか、考古学的な理由
                                                • 旧約聖書に書かれた「ユダヤ人の起源」は、考古学的に正しいのか?

                                                  日々刻々 橘玲 移り変わりの激しい世界の中でつい見逃しそうになる事件や経済、金融、社会問題などについて、作家・橘玲氏が鋭くメスを入れる。 バックナンバー一覧 日本の歴史を『古事記』の天孫降臨から始めるのは「歴史学」ではないが、戦前の日本はこれを学校で大真面目に教えていた。そしてイスラエルでは、いまでも旧約聖書の物語が“公式”の歴史観となっている。それによれば、「ユダヤ人の起源」は次のように説明される。 紀元前2000年頃、テラと呼ばれる男が、その息子アブラハムと妻サラ、孫のロト(アブラハムの甥)を連れて当時の文化の中心バビロニアを去り、ユーフラテス川を越えて現在のトルコ南部にあたるハランにやってきた。彼らは「イヴリム(川向うから来た人々)」すなわち「ヘブライ人」と呼ばれた。 父のテラが死んだあと、70歳代になったアブラハムは神ヤハウェ(エホバ)に出会い、神の戒律(男児は誕生から8日目にかな

                                                    旧約聖書に書かれた「ユダヤ人の起源」は、考古学的に正しいのか?
                                                  • 失われた4500年前の「太陽神殿」、考古学チームが発見か エジプト

                                                    (CNN) 考古学者のチームがこのほど、エジプトの失われた「太陽神殿」の一つとみられる遺構を発見した。紀元前25世紀半ばの時期のものと考えられている。 発見場所は首都カイロの南約19キロに位置するアブグラブ。ポーランド科学アカデミー地中海東洋文化研究所のマッシミラノ・ヌッゾーロ助教授は15日、CNNに対し、アブグラブにある別の神殿の下に埋まっていた遺構が見つかったと明らかにした。 アブグラブでは1898年、発掘作業中の考古学者らが、紀元前2400年~2370年にかけてエジプトを統治した第5王朝第6代国王ニウセルラーの太陽神殿を発見していた。 今回の調査結果は、この神殿が別の太陽神殿の遺構の上に建てられたことを示唆するものだ。 ヌッゾーロ氏はCNNに寄せたメールで、「19世紀の考古学者はニウセルラーの石造りの神殿の下に隠れていた泥れんがの建物のごく一部を発掘した段階で、同一の建物の以前の建築

                                                      失われた4500年前の「太陽神殿」、考古学チームが発見か エジプト
                                                    • 古代の遺物からマイクロプラスチック発見、考古学に変化か 研究

                                                      ロンドン(CNN) 歴史的な土壌サンプルから初めてマイクロプラスチックが発見されたことが、新たな研究で明らかになった。考古学的遺物の保存方法が一変する可能性もある。 英ヨーク大学主導の研究チームの22日の声明によると、1~2世紀に堆積(たいせき)し、1980年代に発掘された地下7メートルあまりの土壌堆積物で研究者がマイクロプラスチックを発見した。 現代の土壌サンプルや保存された過去のサンプルから、計16種類のマイクロプラスチックポリマーが見つかったという。 マイクロプラスチックは5ミリ以下(ごま粒ほどの大きさ)の微少なプラスチックで、より大きなプラスチックが化学的に分解したり、物理的な摩耗によって小さな破片になることで発生する。 研究者によると、マイクロプラスチックは2020年ごろまでは一部の美容品でも普通に使用されていた。ただ、近年はマイクロプラスチックの拡散をめぐる議論が高まっている。

                                                        古代の遺物からマイクロプラスチック発見、考古学に変化か 研究
                                                      • 過去へのタイムトラベラーの必読書『ゼロからつくる科学文明』から人工衛星を用いた遺跡探査の方法を描き出す『宇宙考古学の冒険』まで色々紹介!(本の雑誌2020年12月号掲載) - 基本読書

                                                        はじめに 本の雑誌2020年11月号に載った原稿を転載します。この月に取り上げた本は科学書から経済までジャンルがバラけていて、しかも粒ぞろいだ。『ゼロからつくる科学文明』はその名の通りの一冊でおもしろかったし、経済理論としてのMMTの解説が完全に学べる『財政赤字の神話』。人工衛星からのデータで見つけられていない遺跡を探す『宇宙考古学の冒険』も意外な視点と技術の活用方法でおもしろかった。 本の雑誌原稿 ゼロからつくる科学文明 タイムトラベラーのためのサバイバルガイド 作者:ライアン ノース発売日: 2020/09/17メディア: Kindle版もし、あなたが過去にタイムトラベルをして、しかも装置が動かなくなってその時代に取り残されてしまったとしたら......。そういう時でも、あなたが文明をゼロから作り直せるようにしよう、という観点から書かれた、人類の英知がつめられた文明速攻再始動マニュアル

                                                          過去へのタイムトラベラーの必読書『ゼロからつくる科学文明』から人工衛星を用いた遺跡探査の方法を描き出す『宇宙考古学の冒険』まで色々紹介!(本の雑誌2020年12月号掲載) - 基本読書
                                                        • 考古学:乳糖を消化できるようになるまで長い間にわたって動物の乳を飲んでいた古代人 | Nature | Nature Portfolio

                                                          先史時代のヨーロッパの人々は、乳糖を消化する酵素の遺伝子を持つようになるまでの数千年間にわたって家畜の乳を飲んでいた可能性のあることを示唆した論文が、Nature に掲載される。この知見は、動物の乳の消費と乳糖耐性の進化を解明する新たな手掛かりとなる。 ラクターゼは、乳に含まれる乳糖を消化する酵素で、古代人が動物の乳を消費したことは、成人におけるラクターゼ活性の持続性の進化に重要な役割を果たしたと考えられている。しかし、動物の乳の消費量は、地域や時代によって大きく異なるため、この点に関しては、かなり不確かな点が残っている。今回、Richard Evershedたちは、酪農業とラクターゼ活性の持続性の共進化をさらに詳しく調べるため、554か所の考古学的遺跡から採取した陶器の破片1万3181個から得られた動物性脂肪の残渣(6899点)を分析して、先史時代の動物の乳の消費に関する包括的な地図を作

                                                            考古学:乳糖を消化できるようになるまで長い間にわたって動物の乳を飲んでいた古代人 | Nature | Nature Portfolio
                                                          • 紀和駅と駅名の由来-かつてここは和歌山駅だった - 昭和考古学とブログエッセイの旅

                                                            和歌山県和歌山市。かつてここには、「和歌山駅」があった… いや今でもあるやんかという声が聞こえてきそうだが、現在のJR和歌山駅のことではない。 南海電鉄和歌山市駅からJR和歌山駅まで、東西に走る一本の線路が走っている。 地元住民か鉄道好きのお友達以外、使う機会はほとんどないというほど存在感が薄いが、ここは紀勢本線。 亀山から紀伊半島を縫うように和歌山に至るあの紀勢本線、常識的に考えれば終着駅は和歌山だと思うことだろう。だが、紀勢本線はまだ先へ続き、和歌山市駅が本来の起点終点なのである。 現在の和歌山市駅は、和歌山との間を2両の電車がのんびり往復するローカル線の起点と化している。 が、かつては新宮や白浜などへの普通列車がここから発車していた。昭和50年代の和歌山駅で、 「和歌山市-新宮」 というサボ(行先標)を掲げた旧型客車を阪和線の電車から見たことがある。 (和歌山県立博物館ブログ様より)

                                                              紀和駅と駅名の由来-かつてここは和歌山駅だった - 昭和考古学とブログエッセイの旅
                                                            • m-take on Twitter: "これまで無名だったシャンリウルファ近くの遺跡が、世界の考古学いや文明論までを根底から覆してしまった、それがギョベクリ・テペ。巨大アリーナのような考古学博物館の展示にまず言葉を失う。青銅器も土器も無い、牧畜も集約農業すら始まらない、… https://t.co/tNkvR5WSfF"

                                                              これまで無名だったシャンリウルファ近くの遺跡が、世界の考古学いや文明論までを根底から覆してしまった、それがギョベクリ・テペ。巨大アリーナのような考古学博物館の展示にまず言葉を失う。青銅器も土器も無い、牧畜も集約農業すら始まらない、… https://t.co/tNkvR5WSfF

                                                                m-take on Twitter: "これまで無名だったシャンリウルファ近くの遺跡が、世界の考古学いや文明論までを根底から覆してしまった、それがギョベクリ・テペ。巨大アリーナのような考古学博物館の展示にまず言葉を失う。青銅器も土器も無い、牧畜も集約農業すら始まらない、… https://t.co/tNkvR5WSfF"
                                                              • 考古学が明らかにした第一次世界大戦の塹壕遺跡

                                                                第一次世界大戦のヨーロッパを大きく動かした塹壕戦。写真は、1916年のソンムの戦いで、フランスのウヴィレ・ラ・ボワセルに作られたドイツ軍の塹壕を占拠したイギリス兵。(PHOTOGRAPH BY SHAWSHOTS, ALAMY) 第一次世界大戦は、世界の国々を巻き込んだ初の大規模な戦争となった。工業化時代の戦いでは、航空機、戦車、機関銃、手榴弾、毒ガスといった新技術が投入され、人類が経験したことがない大惨事を引き起こすこととなった。 1914年から1918年の間で、800万人以上の兵士と600万人以上の民間人が亡くなったとされている。犠牲者の数そのものが驚くべき多さだが、考古学者のビルガー・スティヒェルバウト氏は、この戦争でヨーロッパの地形がいかに変わったかを示す数字にも驚きを隠せなかった。例えば、ベルギーに張られた前線680キロメートルのうち60キロの区間には、全部合わせれば4900キロ

                                                                  考古学が明らかにした第一次世界大戦の塹壕遺跡
                                                                • 書評『中動態の世界 意志と責任の考古学』 | 未草

                                                                  未草のBOOK REVIEW: STRAY SHEEPは、ひつじ書房の言語学書についての書評を開催するということが出発点ですが、ひつじ書房の書籍に限らず、言語学に関連する書籍で、言語学の議論を巻き起こす書評も掲載したいと考えています。言語学においても言論は大事だと思うからです。今回は、言語学の考えを軸に思考された書籍を取り上げました。能動・受動という考えは言語学でも大きな比重を占めています。能動・受動の枠組みにとらわれない「能格言語」の研究者である今西祐介先生にお願いして、書評を書いていただきました。 今西祐介(関西学院大学) カツアゲされてお金を渡すことは自発的行為? 銃で脅され、自分の手でポケットからお金を出し、脅している相手に差し出す、つまりカツアゲに屈することは自発的なのかどうか? 突拍子もないことを問うているように聞こえるかもしれないが、これは本書で紹介されている、哲学者ハンナ・

                                                                    書評『中動態の世界 意志と責任の考古学』 | 未草
                                                                  • 最近の考古学のちょっと危ない傾向、遼東半島の稲作をめぐる問題 | 日本語の意外な歴史

                                                                    日本語の意外な歴史 これまで知られてこなかった日本語の起源、日本語の歴史について語っていきます。私たちが使っている言葉には、驚くべき人類の軌跡が隠されています。本ブログのトップページの一番目の記事は固定されており、その後に新しい記事が並んでいます。 紀元前1500年頃(つまり3500年前頃)からイネの栽培(稲作)が朝鮮半島に導入されたことは、これまで何度もお話ししてきました(図はRobbeets 2021より引用)。 イネの栽培は山東省と遼東半島から導入されたのではないかと考えられてきたわけですが、現在では大部分の考古学者の目は遼東半島に向いています。北のほうにある遼東半島でイネの栽培が行われていたという事実(Jin 2009、Zhang 2010)がセンセーショナルで、遼東半島が注目をほぼ独り占めしてしまった感があります。しかし、筆者は、「遼東半島→朝鮮半島」という経路だけに注目し、「山

                                                                    • 前方後円墳 奥出雲で新たに77基 赤色立体地図 発見に貢献 本庄考古学研究室・曳野律夫さん | 山陰中央新報デジタル

                                                                      島根県奥出雲町で、これまでに5基しか見つかっていなかった前方後円墳が新たに77基発見された。松江市の考古学者3人でつくる本庄考古学研究室が、町が森林管理のため製作した地形の立体感が分かる「赤色立体地図」で浮かび上がった古墳に目星を付け、多数の発見に至った。 赤色立体地図は、航空レーザー測量で標高データを集めた地図で、どの方向から見ても立体的に見えるため、細部の地形が分かりやすい。傾斜がきついほど赤色が濃くなり、なだらかだと白っぽくなる。古墳のように人工的に造られた地形の場合、形が浮かび上がるという。 前方後円墳は畿内政権とのつながりを象徴する古墳と考えられている。出雲部ではこれまで...

                                                                        前方後円墳 奥出雲で新たに77基 赤色立体地図 発見に貢献 本庄考古学研究室・曳野律夫さん | 山陰中央新報デジタル
                                                                      • 「4000年前のボードゲーム」が考古学チームにより発見される。オマーン北部において、謎の塔とともに出土 - AUTOMATON

                                                                        ホーム ニュース 「4000年前のボードゲーム」が考古学チームにより発見される。オマーン北部において、謎の塔とともに出土 ある考古学調査において、「4000年前のボードゲーム」が発掘されていたようだ。調査の内容は今年1月の頭に公表。1月26日には海外メディアArs Technicaが取り上げたことで、一般読者からも注目を集めることになった。 今回の発見があったのは、北オマーンに位置するQumayrah渓谷。オマーンとポーランドの合同プロジェクト「青銅器時代と鉄器時代のオマーン北部の山岳地帯における集落の発展」により調査がおこなわれた。チームを率いていたのは、ワルシャワ大学・地中海考古学ポーランドセンター(PCMA UW)のPiotr Bieliński教授と、オマーン国遺産観光省の古代遺物局長、Sultan al-Bakri博士である。プロジェクトは、北Hajar地域を調査し、これまで研究

                                                                          「4000年前のボードゲーム」が考古学チームにより発見される。オマーン北部において、謎の塔とともに出土 - AUTOMATON
                                                                        • 『宇宙考古学の冒険 古代遺跡は人工衛星で探し出せ』最新技術と地道な発掘の組み合わせが起こす革命 - HONZ

                                                                          「あなたがカッコいいと思う人物は?」と聞かれたら、迷うことなく漫画『MASTERキートン』の主人公、平賀=キートン・太一の名前を挙げる。キートンは、軍の特殊部隊で身につけた技術をもとに、危険を伴う保険調査員の仕事をこなしながら、考古学者になる夢を持ち続けている。物語のクライマックスで、たったひとり発掘作業に臨むキートンは本当にカッコいい。たとえひとりきりだろうと、情熱に突き動かされるまま、彼は黙々と大地を掘り返すのだ。 考古学への情熱では本書の著者も負けていない。子どもの頃、映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』を観てインディ・ジョーンズに魅せられて以来、その熱が衰えたことはないという彼女は、新しい研究分野「宇宙考古学」の第一人者でもある。 「衛星考古学」や「衛星リモートセンシング」とも呼ばれる宇宙考古学は、人工衛星などで取得したデータを解析し、地中に埋もれている人工物を見つけ出す最先

                                                                            『宇宙考古学の冒険 古代遺跡は人工衛星で探し出せ』最新技術と地道な発掘の組み合わせが起こす革命 - HONZ
                                                                          • なんばパークス南で謎の遺跡発見!その正体を追う - 昭和考古学とブログエッセイの旅

                                                                            大阪の難波にある「なんばパークス」の南端、少し前の記憶がある人は大きな平面駐車場として覚えている人がいるかと思います。もっと具体的に言えば、「ヤマダ電機LABI1なんば店」の横、南海電車との間のスペースです。 そこに、タイ資本の「センタラグランドホテル大阪(仮称)」が作られるようです。 出典:難波中二丁目における開発について 建設工事が始まり、基礎固めのために地面を掘ってみたところ、おそらく誰も予想もしなかった意外なものが「発掘」されることに。 画像提供:【速報】再開発しているなんばパークス南端から謎の遺跡が出土……(207様ブログ) なんじゃこりゃ!!! 空の上から松田優作の有名なセリフが聞こえてくるような「遺跡」が。それも町のど真ん中に…。 果たしてこれは何時代のものか、いつのものか…江戸時代?いや平安時代か、いや数万年前の超古代文明…なわけないか。 実は私、こういう「遺跡もん」が大好

                                                                              なんばパークス南で謎の遺跡発見!その正体を追う - 昭和考古学とブログエッセイの旅
                                                                            • 映画『インディ・ジョーンズ』が考古学にもたらしたもの

                                                                              パナマのエル・カーニョで金の装飾品を発掘する考古学チーム。映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の公開を受けて、考古学が再び脚光を浴びている。(PHOTOGRAPH BY DAVID COVENTRY, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 6月30日に公開された映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、1981年の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から始まったシリーズの最終作だ。実在か否かを問わず世界で最も有名な考古学者であるインディ・ジョーンズ博士は、今回もまた、多くの本物の考古学者たちの目を丸くさせることになるかもしれない。 この映画の制作総指揮にあたったスティーブン・スピルバーグは、1975年に映画『ジョーズ』を制作してからサメが悪者扱いされるようになってしまったことを深く後悔していると語ったことがある。たしかに、多くのサメが狩られ、偏見が生じた。けれ

                                                                                映画『インディ・ジョーンズ』が考古学にもたらしたもの
                                                                              • 考古学における画期的発見、吉備真備直筆の書が北京で公開_中国国際放送局

                                                                                日本の遣唐使で、奈良時代の高級官僚である吉備真備(きびのまきび、695-775)の筆跡とされる書が25日、北京で公開されました。北京にある「文物出版社」と筆跡の書かれた墓誌を収集した「望野博物館」(深セン)が共同主催した記者会見で発表しました。 発表会の様子 ■日本人直筆の「日本国」としては最古の書 筆跡は734年(唐玄宗皇帝、開元22年)6月、52歳で洛陽で逝去した官僚で、外国からの留学生や使節の接待などをつかさどった役所である「鴻臚寺」の丞(現代でいう「秘書長」)を勤めた李訓の墓誌に残されています。328文字の墓誌の落款には、「日本国朝臣備」の文字がくっきりと読み取れます。古代日本人の直筆による「日本国」の文字としては、最古の記録とされています。また、遣唐使ゆかりの遺物の中では、吉備真備が最も高い官職の人物であったと見られています。 望野博物館・閻焔館長 2013年、深センにある民間博

                                                                                • 最新テクノロジーを駆使した「ゲーム考古学」のアプローチ

                                                                                  マシンビジョン、人工知能(AI)、データマイニングなどの手法を駆使して古代のゲームについて研究する「ゲーム考古学」と呼ばれる学問分野が、新たに立ち上がりつつある。ゲームに関連する情報の単位である「ルディーム」を用いて、古代ゲームのルールを再構築し、現代のゲームにつながる「ゲームの進化系統樹」を作成することを目指す。 by Emerging Technology from the arXiv2019.06.26 87 76 25 2 1238年、中世スペインのカスティーリャ王国の国王であるアルフォンソ10世は、『Libro de los Juegos(ゲームの本)』という学術書を発行した。この本は97ページの羊皮紙でできており、その多くに美しいカラーのイラストが描かれている。また同書は、チェス、サイコロゲーム、バックギャモンといったゲームに関する最古の記述を含んでいる。 アルフォンソ10世は

                                                                                    最新テクノロジーを駆使した「ゲーム考古学」のアプローチ