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  • コロナと読書 - 西東京日記 IN はてな

    タイトルからするとコロナ禍の中での読書生活の記録みたいに思えますが、そうではなくて、1学期も終わって少し落ち着いたところで、新型コロナウイルス問題を考える上で参考になった本をいくつかあげておこうというエントリーです。 とは言っても、医学的な問題には疎いですし、ウイルスや感染症についての本を読み込んでいるわけもないです。正直、新型コロナウイルスがどうなるかどうかはわからないですし、「コロナ後」の世界についても何か見通しを持っているわけでもありません(ニュースになり始めた段階では2009年の新型インフルエンザのことを思い出して、「これはどこかで2週間位の休校があるか?」と思っていた程度でしたが、2週間じゃすみませんでしたね)。 ここで紹介するのは新型コロナウイルスが引き起こしたさまざまな問題の文脈を考えるための本が中心になります。新型コロナウイルスに関する知識は今まさに生まれつつあるところです

    •  神林龍『正規の世界・非正規の世界』 - 西東京日記 IN はてな

      近年、論文が業績の中心となり、テクニカルな内容も増えている経済学の中で、「○○の世界」というタイトルの本はあまり見ないような気がします(社会学だとありそうですが)。 しかも、1972年生まれの著者にとってこれが初の単著。ずいぶん思い切ったタイトルだなと感じたのですが、そのタイトルにふさわしい内容とボリュームです。『あゝ野麦峠』の話から戦前の日本の職業紹介の制度を分析するという、「これが経済学の本なのか?」というテーマから始まり、「正規から非正規へと言われるが、実は正規雇用は大して減っておらず、自営が減って非正規が増えているのだ」という分析を中心として、日本の雇用を巡る問題を幅広く論じています。 第58回(2017年度)エコノミスト賞を受賞しているようにすでに評価の高い本ですが、評判通りの面白さだと思います。 目次は以下の通り。 序 章:本書の目的と構成 第Ⅰ部:制度の慣性 第1章:戦前日本

         神林龍『正規の世界・非正規の世界』 - 西東京日記 IN はてな
      • 偽造署名バイト【西東京ポストサービス】まとめ

        清義明 @masterlow 関係者のかなり迫真の証言。 何よりも不正投票の署名用紙45000枚、段ボール箱約40箱をリコール事務局に知らずに持ち込めるはずがない、とのこと。 twitter.com/kbdl11/status/… 2021-02-15 13:54:34 kbdl @kbdl11 高須不正リコールの顛末 ・不正は事務局が計画的に行った ・不正署名は11/4、KKRホテルに全ての署名簿が集められ仕分けされた際に仕込まれた ・不正が発見されてからの高須と田中の言動は不審極まりない ・不正が企てられたのは9月かもっと前。動機は水増し とのこと b.hatena.ne.jp/entry/s/m.face… 2021-02-14 13:22:30

          偽造署名バイト【西東京ポストサービス】まとめ
        •  トーマス・シェリング『ミクロ動機とマクロ行動』 - 西東京日記 IN はてな

          2005年にノーベル経済学賞を受賞し、昨年の12月に95歳で亡くなったトーマス・シェリングの比較的一般向けに書かれた本。 ノーベル経済学賞を受賞したシェリングですが、経済学者というよりはゲーム理論の専門家と言うほうがその業績はわかりやすいかもしれません。実際、主著の『紛争の戦略』は、日本では政治学の名著を紹介する「ポリティカル・サイエンス・クラシックス」の1冊として刊行されており、政治学にも大きな影響を与えた人物です。 そんなシェリングが書いた『ミクロ動機とマクロ行動』というこの本ですが、これまたなかなか適当なラベルを貼るのが難しい内容です。 第7章を除けば、それほど難しい事は言っていません。さまざまな身近な事例をあげながら話が展開していくので、多くの人が「あるある」と思いながら読めるでしょう。 そんな「あるある」な現象を、単純な「算術」とゲームの理論を始めとする経済学のいくつかの知見で読

             トーマス・シェリング『ミクロ動機とマクロ行動』 - 西東京日記 IN はてな
          • 西東京地区のエビチャーハン有名店! 南京亭(相模原橋本/エビチャーハン) - 海老チャーハン と チャーハン は別物?

            美味しい海老チャーハン食べ歩きブログ 第30食 K七です。 海老チャーハン食べ歩きも30食まできました。 そろそろタイトル変更をしたいところ。 どんなのがいいでしょうねぇ? うーん。 今日は相模原橋本の海老チャーハンです。 橋本駅は、 JR横浜線と相模線が通っています。 京王相模原線の終点でもあります。 リニア中央新幹線の開通が 2027年に予定されています。 品川駅の次が橋本駅になります。 スゴイですね! 西東京の雄『南京亭』に行きました。 南京亭・東京亭の名前で11店舗展開しています。 『南京亭』をネットを見るとチャーハンは有名ですけど 海老チャーハンも有名でウレシイ店です。 カウンター席では厨房が見えるので楽しいです。 忙しいランチ時間。 テキパキと動く店員さん。 見事な連携プレーで次々と料理を完成させていきます。 さすがの鍋さばきです。 南京亭相模原橋本店 エビチャーハン大盛り エ

              西東京地区のエビチャーハン有名店! 南京亭(相模原橋本/エビチャーハン) - 海老チャーハン と チャーハン は別物?
            • 【西東京】“逆一本足打法”和光・室橋…球場はどよめき! : スポーツ報知

              【西東京】“逆一本足打法”和光・室橋…球場はどよめき! 2016年7月11日19時2分  スポーツ報知 打ちに行く前に左足を大きく上げてタイミングをとる「逆一本足打法」で関係者を驚かせた和光の2番打者・室橋達人 6回1死二塁、狛江・吉田の捕邪飛を取り損ねる和光の捕手・室橋達人。スタメンでは唯一の長髪、打っては逆一本足打法 ◆第98回全国高校野球選手権西東京大会 ▽1回戦 和光3-10狛江=8回コールド=(11日・町田小野路) 和光の2番打者、室橋達人捕手(2年)の衝撃的な“逆一本足打法”に球場からどよめきが起きた。 スイッチヒッターの室橋は、左投手相手ながら左打席へ。王貞治やイチローのように右足を上げるところだが、室橋は軸足となる左足を高く1、2度上げてタイミングをとり、スイングした。 初回の第1打席はニゴロに倒れ、2回の第2打席。2死走者なしから見事に中越え三塁打。4回の第3打席は四球、

                【西東京】“逆一本足打法”和光・室橋…球場はどよめき! : スポーツ報知
              • 竹中佳彦・山本英弘・濱本真輔編『現代日本のエリートの平等観』 - 西東京日記 IN はてな

                近年、日本でも格差の拡大が問題となっていますが、その格差をエリートたちはどのように捉えているのでしょうか? 本書は、そんな疑問をエリートに対するサーベイ調査を通じて明らかにしようとしたものになります。 このエリートに対する調査に関しては、1980年に三宅一郎・綿貫譲治・嶋澄元の3人が実施し、分析から蒲島郁夫が加わった「エリートの平等観」調査という先行する調査があり、今回の調査(2018−19年調査)はそれを引き継ぎながら比較も試みています。 1980年と現在では個人情報に対する意識が違いますし、また当人の「エリートとしての自負」のようなものも違うはずで、調査票の回収にはかなり苦労したようですが、現在に日本の平等観を考える上で興味深い知見がいくつも示されています。 目次は以下の通り 序[竹中佳彦] 第Ⅰ部 平等をめぐる理論と文脈 第1章 平等をめぐる理論と文脈[竹中佳彦・近藤康史・濱本真輔]

                  竹中佳彦・山本英弘・濱本真輔編『現代日本のエリートの平等観』 - 西東京日記 IN はてな
                • スカイツリー、都庁、スカイタワー西東京!見える範囲は全部近所として観光する

                  1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:多摩川、野川、落合川。東京の川を堪能する!~投稿頼りの旅in東京都~ > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 近所から見える 近所とはなんだろうと考える。いろいろな考え方があるが、歩いて行ける範囲を「近所」と言えばいいのではないだろうか。自動車には乗らないで、電車には乗らないで、バスにも乗らないで、歩ける範囲を近所と考えたい。 私は狛江に住んでいます! これを書いている私は東京の狛江という場所に住んでいる。いい街ではあるが、残念ながら全国的に有名な観光地というものはない。観光しようと思うと電車に乗り、どこかに出かける必要がある。しかし、見えるのだ、自宅から観光地が。 自宅の窓から、 スカイツリー! ネズミ一匹、

                    スカイツリー、都庁、スカイタワー西東京!見える範囲は全部近所として観光する
                  • 西東京とは一体なにか :: デイリーポータルZ

                    田舎から上京してきて早二年。 土地勘もなにもまったくなく、右も左も分からないまま 携帯の乗換案内に身を任せて電車に乗ってた上京当時に比べると だいぶ地理に詳しくなってきた。 つもりだったが、最近「西東京」なる地域ものがあることを初めて知って愕然とした。 西?東京?えーと東の京都で東京だからその西というと京都? それとも中をとって愛知あたり? そんなモヤモヤが頂点に達したので、 実際にどんなところなのか見に行ってきた。 (小柳 健次郎) とってものどか 事前に調べたところに寄ると、西東京とは保谷市と田無市が平成13年に合併して出来た 比較的新しい市であるそうだ。 ということでまず保谷駅にやってきた。 池袋駅から西武池袋線で約20分と、都心から案外近い。

                    •  東浩紀『一般意志2.0』 - 西東京日記 IN はてな

                      読み終わったけど、どう語ろうか悩む本でもある。 とりあえず面白かったし、わかりやすい。そして「ルソーの一般意志の考えがGoogleやTwitterやニコニコ動画によって新しい形で実現する」というこの本のアウトラインを聞いたときにパッと思いつく反論に対しては、政治学や哲学の伝統を踏まえてきちんと答えてある。 筆者はこれから夢を語ろうと思う。それは未来社会についての夢だ。 との書き出しから始まるこの本は冒頭で「エッセイ」と銘打たれていますが、「エッセイ」という言葉でイメージされるような緩さはなく、明確な政治的主張があります。その点でこの本はアメリカ独立革命のころのフェデラリストたちが書いた政治的パンフレットのようでもあります。 この本はまずルソーの一般意志の説明から入ります。 この一般意思とは人民の個々の意志の総和とも言えるべきもので、「イギリス人は選挙の時だけ自由でふだんは奴隷だ」と言って間

                         東浩紀『一般意志2.0』 - 西東京日記 IN はてな
                      • ローレンス・サマーズ、ベン・バーナンキ、ポール・クルーグマン、アルヴィン・ハンセン著/山形浩生編訳『景気の回復が感じられないのはなぜか』 - 西東京日記 IN はてな

                        サマーズが口火を切り、バーナンキやクルーグマンとの間で2013〜15年にかけて行われた長期停滞論争を山形浩生が訳しまとめたもの。アルヴィン・ハンセンは1930年代に長期停滞という概念を提唱した経済学者で、この本にはその演説「経済の発展と人口増加の鈍化」の抄訳も収録されています。 目次は以下の通り。 はじめに――長期停滞論争(山形浩生) 1 アメリカ経済は長期停滞か?(ローレンス・サマーズ) 2 遊休労働者+低金利=インフラ再建だ! ――再建するならいまでしょう! (ローレンス・サマーズ) 3 財政政策と完全雇用(ローレンス・サマーズ) 4 なぜ金利はこんなに低いのか(ベン・バーナンキ) 5 なぜ金利はこんなに低いのか 第2部――長期停滞論(ベン・バーナンキ) 6 なぜ金利はこんなに低いのか 第3部――世界的な貯蓄過剰(ベン・バーナンキ) 7 バーナンキによる長期停滞論批判に答える(ローレン

                          ローレンス・サマーズ、ベン・バーナンキ、ポール・クルーグマン、アルヴィン・ハンセン著/山形浩生編訳『景気の回復が感じられないのはなぜか』 - 西東京日記 IN はてな
                        • ジェレミー・ブレーデン/ロジャー・グッドマン『日本の私立大学はなぜ生き残るのか』 - 西東京日記 IN はてな

                          なんとも興味を引くタイトルの本ですが、実際に非常に面白いです。 2010年前後、日本では大学の「2018年問題」が新聞や雑誌を賑わせていました。これは2018年頃から日本の18歳人口が大きく減少し始め、それに伴って多くの私立大学が潰れるだろうという予想です。 ところが、2022年になっても意外に私立大学は潰れていません。もちろん、経営的に厳しいところは多いでしょうが、なんとか生き残っているのです。 この謎にオーストラリア・モナッシュ大のブレーデンと、イギリス・オックスフォード大のグッドマンが迫ったのが本書です。 ふたりは社会人類学者であり、「異文化」として日本の中小私立大学を観察し、その特徴を明らかにするとともに、「同族経営」という日本では見過ごされることが多い部分にレジリエンス(強靭さ)を見ています。 特にグッドマンが2003年度に大阪のメイケイ学院大学(大阪学院大学と思われる)で研究し

                            ジェレミー・ブレーデン/ロジャー・グッドマン『日本の私立大学はなぜ生き残るのか』 - 西東京日記 IN はてな
                          •  ケネス・シーヴ、 デイヴィッド・スタサヴェージ『金持ち課税』 - 西東京日記 IN はてな

                            帯に「民主主義は累進課税を選択しない。選択させたのは、戦争のみだった」との言葉がありますが、これは本書の主張を端的に表している言葉といえるでしょう。 20世紀の前半には累進課税が強化されて格差の縮小が見られたが、後半からは累進課税の弱まりによって格差が拡大しつつあるということはピケティの研究などによって知られていますが、この本では、その累進課税の強化が戦争の犠牲に対する補償という論理で導入され、戦争による大規模動員がなくなるとともに支持を失っていったということを示しています。 貧乏人は常に累進課税の強化を望んでいるようにも思えますが、実はそうではないのです。 目次は以下の通り。 第1部 課税をめぐる議論 第1章 政府が富裕層に課税する理由 第2章 市民の平等な扱い 第2部 政府はどのようなときに富裕層に課税してきたか 第3章 過去2世紀の所得税 第4章 相続財産への課税 第5章 文脈のなか

                               ケネス・シーヴ、 デイヴィッド・スタサヴェージ『金持ち課税』 - 西東京日記 IN はてな
                            • 民主、菅首相の地元・西東京市議選で大惨敗 現職4人落選し、当選わずか3人 政局に影響必至 - MSN産経ニュース

                              来春の統一地方選の前哨戦として注目された西東京市議選は26日、投開票され、現有5議席を上回る7人を擁立した民主党は3議席獲得にとどまり、現職の4人が落選した。 11月の千葉県松戸市議選、今月12日の茨城県議選に続く惨敗で、菅直人首相の政権運営は厳しさを増しそうだ。 西東京市議選は定数28に34人が立候補。民主は現職5人のうち4人が落選、新人2人が当選。3議席とも得票数は、当選者の下位にとどまった。自民は7人を公認、2人を推薦し、落選したのは公認候補の1人だけだった。 衆院選の中選挙区制の時代には西東京市のエリアは菅首相の選挙区に含まれ、告示日の19日には伸子夫人も応援演説に立った。23日には蓮舫行政刷新担当相が「民主党のためではなく、市民のための政治を」と街頭で訴えたが、有権者の民主離れは変わらなかった。

                              • 【終電レポ】酔っ払って青梅駅まで寝過ごした時の過ごし方【エンドオブ西東京】 | SPOT

                                この記事を、寝過ごして大月駅で読んでいる方は、もくじ最後の「寝過ごして大月駅に到着して戻れない方へ」をご覧いただくことを強く勧めます。終点。名も知らぬ駅で取り残される恐怖…いつもお世話になっております。ライターの下村山です。上記のように、うっかり寝過ごして聞いたこともない駅に降りた...戻りの電車ももう出てない...みたいな体験、一度はありませんか?幸い私は、このとき実家暮らしでしたので、30km以上離れた家から車で迎えに来てもらうことができました。しかし、この東京砂漠で孤独に生きる皆さんには、気軽に迎... 青梅駅のさらに奥に行くと奥多摩の雄大な自然に触れることができ、登山やアウトドアの愛好家に長く愛されている。 逆に言うと、青梅駅はギリギリ人界に接する最後の里ともいえる。 奥多摩地区、最後の人界…青梅駅。 果たして、どんな場所なのだろうか…。 [00:06]立川駅の様子 今回は、青梅線

                                  【終電レポ】酔っ払って青梅駅まで寝過ごした時の過ごし方【エンドオブ西東京】 | SPOT
                                • 羅芝賢・前田健太郎『権力を読み解く政治学』 - 西東京日記 IN はてな

                                  『番号を創る権力』の羅芝賢と『市民を雇わない国家』の前田健太郎による政治学の教科書。普段は教科書的な本はあまり読まないのですが、2010年代の社会科学においても屈指の面白さの本を書いた2人の共著となれば、これは読みたくなりますね。 morningrain.hatenablog.com morningrain.hatenablog.com で、読んだ感想ですが、かなりユニークな本であり教科書としての使い勝手などはわかりませんが、面白い内容であることは確かです。 本書の、最近の教科書にしてはユニークな点は、序章の次の部分からも明らかでしょう。 この教科書ではマルクスを正面から取り上げることにしました。それは、マルクスの思想が正しいと考えるからではなく、それを生み出した西洋社会を理解することが、日本をよりよく知ることにつながると考えたからです。 20世紀以後の日本の政治学は、欧米の政治学の影響を

                                    羅芝賢・前田健太郎『権力を読み解く政治学』 - 西東京日記 IN はてな
                                  • 遠藤晶久/ウィリー・ジョウ『イデオロギーと日本政治』 - 西東京日記 IN はてな

                                    まず、この本のインパクトは帯にも書かれている、「維新は「革新」、共産は「保守」」という部分だと思います。 若年層に政党を「保守」、「革新」の軸で分類されると、日本維新の会を最も「革新」と位置づけるというのです。そして、以下のグラフ(134p図5.1)から読み取れるように、20代が無知だからというのではなく、20〜40代に見られる現象なのです。 本書は、さまざまなサーベイなどを通じて現在の日本の有権者の政治意識を明らかにしようとした本です。ソ連の崩壊や社会党の退潮、小選挙区比例代表並立制の導入と新進党、民主党といった野党の誕生の中でも、政治を語る言葉はそれほど変化しませんでしたが、冒頭にもあげた「保守/革新」の変容などをサーベイによって示すことで、若い世代に起きている政治認識の変化を浮き彫りにしています。 さらに都知事選に出馬した田母神俊雄の支持層から分析した日本の極右層の姿や、若者の「自民

                                      遠藤晶久/ウィリー・ジョウ『イデオロギーと日本政治』 - 西東京日記 IN はてな
                                    • 坂口安紀『ベネズエラ』 - 西東京日記 IN はてな

                                      副題は「溶解する民主主義、破綻する経済」で、中公選書の1冊になります。 ベネズエラに関しては、コロナ前に経済がほぼ崩壊しているといったニュースが流れていました。その後、コロナ禍の影響でベネズエラに関するニュースは減っていますが、この状況で経済が好転しているとは思えません。 ただ、それにしても産油国であるベネズエラの経済がどうしてここまで悪化してしまったのでしょうか? ベネズエラは世界最大の石油埋蔵量を誇る産油国であり、天然ガスやボーキサイトなどの資源も豊富です。実際、ベネズエラは80年代なかばまではラテンアメリカでもっとも豊かな国の1つで、民主体制を維持していました。 しかし、2014年以降の経済状況は特にひどく、2014年から7年連続のマイナス成長、しかも2017年からはマイナス二桁の成長でGDPは3年間でほぼ半減しました。国民の貧困率は9割を越え、産油量もチャベス政権誕生前の1日あたり

                                        坂口安紀『ベネズエラ』 - 西東京日記 IN はてな
                                      •  玄田有史編『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』 - 西東京日記 IN はてな

                                        失業率は2%台に下がり(2017年4月で2.8%)、有効求人倍率も上がり、「バブル以来の人手不足」などという声もあがっていますが、それに反して賃金が上がっているという実感はないですし、実質賃金は上がっているどころか、むしろ低下の傾向も見られます。 この一見すると矛盾する現象を、さまざまな角度から説き起こそうとしているのがこの本です。 近藤絢子、川口大司、太田聰一といった著名な経済学者の他、社会学からは『就業機会と報酬格差の社会学』が面白かった有田伸も参加しており、まさに多角的な分析となっているといえるでしょう。 目次は以下の通り。 序 問いの背景(玄田有史) 第1章 人手不足なのに賃金が上がらない三つの理由(近藤絢子) 第2章 賃上げについての経営側の考えとその背景(小倉一哉) 第3章 規制を緩和しても賃金は上がらない――バス運転手の事例から(阿部正浩) 第4章 今も続いている就職氷河期の

                                           玄田有史編『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』 - 西東京日記 IN はてな
                                        • 西東京、多摩地区の地域密着中華!国立府中インター前! 南京亭(谷保/エビチャーハン) - 海老チャーハンだけ!東京のチャーハン炒飯ブログ

                                          美味しい海老チャーハン食べ歩き!第238食! K七(ケーナナ)です。 今日は谷保の海老チャーハンです。 谷保駅は、JR南武線の駅です。 快速は停車しません。 隣駅は、西府駅と矢川駅です。 『南京亭』は、新日本産業株式会社のチェーン店です。 『南京亭』『東京亭』を運営しています。 厨房が見えるオープンキッチンが特徴のお店です。 www.knana.tokyo 海老チャーハンのブログを書き始めた最初のころに、 相模原橋本『南京亭』でエビチャーハン大盛りを食べました。 インパクトのあるエビチャーハンだったなぁ 南京亭(谷保/エビチャーハン) 『南京亭国立店』に行きましょう 『南京亭国立店』の店内 『南京亭国立店』のエビチャーハン 『南京亭国立店』の海老 『南京亭国立店』のお会計 『南京亭国立店』K七のまとめ 『南京亭国立店』の店舗情報 南京亭(谷保/エビチャーハン) 『南京亭国立店』に行きましょ

                                            西東京、多摩地区の地域密着中華!国立府中インター前! 南京亭(谷保/エビチャーハン) - 海老チャーハンだけ!東京のチャーハン炒飯ブログ
                                          • 木下衆『家族はなぜ介護してしまうのか』 - 西東京日記 IN はてな

                                            「家族はなぜ介護してしまうのか」、なんとも興味をそそるタイトルですが、本書は、認知症患者のケアにおける家族の特権的な立場と、それゆえに介護専門職というプロがいながら、家族が介護の中心にならざるを得ない状況を社会学者が解き明かした本になります。 本書は専門書であり、イアン・ハッキングや「概念分析」の考えを援用しながら認知症と介護について分析したりもしています。ただし、多くは分析は当事者の実際の声を拾いながら行われており、社会学の難しい概念がわからなくても介護経験者などには「わかる」部分が多いのではないかと思います。介護問題が身近になくても、対人援助職についている人などは「わかる」と感じる部分が多いのではないでしょうか。 また章と章の間にはコラムも挟まれており、実際に介護問題に直面している人はそこから読んでみてもいいかもしれません。 目次は以下の通り。 はじめに 序章 新しい介護、新しい問題

                                              木下衆『家族はなぜ介護してしまうのか』 - 西東京日記 IN はてな
                                            •  速水融『歴史人口学の世界』 - 西東京日記 IN はてな

                                              速水融(名前はあきらと読みます)の研究についてはいろいろな所で聞いていたのですが、実際に本を読んだのは初めて。 でも、これは面白い研究ですね。本書は岩波市民セミナーでの講義をまとめたもので、まさに歴史人口学の入門書といったものなのですが、それでも歴史を学んできたものとしてさまざまな新しい発見がありました。 歴史人口学とは、歴史を「人口」の観点から見る学問なのですが、人口がたんに増えたり減ったりということに注目するわけではありません。例えば、増えたのなら何らかの出生率の増加や死亡率の減少が起きているわけですし、減ったのなら何か天災が起こったのかもしれません。 人間は突然大量に出現したりすることはなく、すべての人間はその父親と母親の間から生まれてきます。一家が貧乏ならば子どもを生んで育てる余裕が無く子供の数を減らすかもしれませんし、逆に生活水準が上がって子どもの死亡率が下がったので、子どもをた

                                                 速水融『歴史人口学の世界』 - 西東京日記 IN はてな
                                              • ルーク・S・ロバーツ『泰平を演じる』 - 西東京日記 IN はてな

                                                副題は「徳川期日本の政治空間と「公然の秘密」」。 何とも面白そうなタイトルと副題ですが、翻訳に関しても監訳を務める三谷博が本書の面白さに注目してネット上で訳者を募り、それに応じた友田健太郎が訳したというもので、今までにはない切り口で江戸時代の政治空間を分析しています。 「ホンネとタテマエ」というのは日本社会の特徴というもので、江戸時代の政治に「ホンネとタテマエ」の乖離があったと言っても、「そんなものだろ」と思ってしまうでしょう。 しかし、本書で紹介されている「ホンネとタテマエ」の乖離は異常なもので、例えば、死んだはずの大名が生きていることにされたりしています(「ゾンビ大名」)。 本書はこのような徳川期の政治空間を「表」と「内」または「内証」という概念を使って描き出します。表向きは徳川の厳し掟に従っていても、内側では従ってない。しかも、徳川も表の秩序が維持されるならそれを認めるというロジック

                                                  ルーク・S・ロバーツ『泰平を演じる』 - 西東京日記 IN はてな
                                                •  稲葉振一郎『政治の理論』 - 西東京日記 IN はてな

                                                  社会学者でありながら、『経済学という教養』、『不平等との闘い』(文春新書)などで経済学にも越境して仕事をしてきた著者が、政治の理論についての入門書をということで企画されたのがこの本。 当初は、中公新書の予定だったそうですが、新書としてはまとまりきらず、中公叢書からの発売となったようです。 『経済学という教養』は経済学の入門書としても機能する本ですが、この『政治の理論』は、「政治の理論」の入門書になるとしても(それも厳しいと思いますが…)、政治学の入門書にはならない本です。 20世紀を代表する政治哲学者、H・アレントの奇妙な「政治」と現代の「政治」の差異をフーコーを手がかりに分析することで、「政治」の概念を再検討し、「リベラルな共和主義」の可能性を探るという内容で、かなり癖のある内容になっています(というわけで、少なくとも入門書でもいいのでアレントについて知っておく必要がありますし、できれば

                                                     稲葉振一郎『政治の理論』 - 西東京日記 IN はてな
                                                  • 【Ingress】73歳エージェントが13万AP稼ぐ! ファーストサタデーin西東京レポート | AppBank

                                                    毎月、最初の土曜日はIngress FSに行こう!! 世界規模の陣取りゲーム『Ingress』のエージェントがリアルに集まり、陣営を越えた交流が楽しめるイベントがIngressFS(ファーストサタデー)です。 その名前の通り、毎月第一土曜日に世界中で行われます。 こちらの記事で告知&参加表明をしました。 →【Ingress】初心者大歓迎の公式イベント「ファーストサタデー」が3月7日開催!! ということで、ボクが向かったのは西東京エリア・府中会場。初の公式イベントでドキドキしながらも楽しんできました! 参加者は計78名。下は17歳、上は73歳(!)と年齢層の幅広さ、さらに女性率が4割と、陣営も年代も性別も越えたエージェントが交じる貴重なイベントでした。 ・・・Ingressってすごい。 「Ingressって何?」という人はこちら?→Ingress: Googleが作ったリアル陣取りゲーム。街

                                                      【Ingress】73歳エージェントが13万AP稼ぐ! ファーストサタデーin西東京レポート | AppBank
                                                    • クラウディア・ゴールディン『なぜ男女の賃金に格差があるのか』 - 西東京日記 IN はてな

                                                      2023年にノーベル経済学賞を受賞したゴールディンによる一般向けの書。 ここ100年のグループを5つに分けてアメリカの女性の社会進出の歴史をたどるとともに、それでも今なお残る賃金格差の原因を探っています。 世代についての叙述も面白いですが、ここでは現在の賃金格差の原因となっている「どん欲な仕事」についての部分を中心に紹介したいと思います。 目次は以下の通り。 第1章 キャリアと家庭の両立はなぜ難しいか―新しい「名前のない問題」 第2章 世代を越えてつなぐ「バトン」―100年を5つに分ける 第3章 分岐点に立つ―第1グループ 第4章 キャリアと家庭に橋をかける―第2グループ 第5章 「新しい女性の時代」の予感―第3グループ 第6章 静かな革命―第4グループ 第7章 キャリアと家庭を両立させる―第5グループ 第8章 それでも格差はなくならない―出産による「ペナルティ」 第9章 職業別の格差の原

                                                        クラウディア・ゴールディン『なぜ男女の賃金に格差があるのか』 - 西東京日記 IN はてな
                                                      •  アマルティア・セン、ジャン・ドレーズ『開発なき成長の限界』 - 西東京日記 IN はてな

                                                        中国経済に関しては、今まで何冊か本を読んできて現状や問題点が素人なりにつかめてきた感はあるのですが(とりあえず現状と問題点を知りたいなら丸川知雄・梶谷懐『超大国・中国のゆくえ4 経済大国化の軋みとインパクト』と津上俊哉『中国台頭の終焉』を、もう少し以前から中国経済の変化を知りたいなら岡本信広『中国―奇跡的発展の「原則」』あたりを読むとよいと思います)、中国についてアジアの大国となるであろうインドについては、まったくつかめていない状況でした。 そんな状況で知ったのがこの本。ノーベル経済学賞を受賞したインド生まれのアマルティア・センが、ベルギー生まれで2002年にインド国籍を取得したジャン・ドレーズと組んで、インドの経済、そしてさまざまな社会制度や統治システムの現状と問題点について語った本です。 目次は以下の通り。 第1章 新しいインド? 第2章 成長と開発をつなげる 第3章 比較から見えるイ

                                                           アマルティア・セン、ジャン・ドレーズ『開発なき成長の限界』 - 西東京日記 IN はてな
                                                        • 筒井淳也『社会学』 - 西東京日記 IN はてな

                                                          先日紹介した松林哲也『政治学と因果推論』に続く、岩波の「シリーズ ソーシャル・サイエンス」の1冊。 社会科学の中でも「サイエンス」とみなされにくい社会学について、「社会学もサイエンスである」と主張するのではなく、「社会を知るには非サイエンス的なものも必要なのである」という主張によって社会学の意義付けをはかっています。 著者は以前にも筒井淳也『社会を知るためには』(ちくまプリマー新書)でも、社会学のあり方について論じていましたが、(一応)中高生向けのプリマーより1歩も2歩も3歩も踏み込んだ議論がなされています。 社会学に限らず、社会科学に興味がある人の幅広くお薦めできる本ですね。 目次は以下の通り。 はじめに 第1章 社会学における理論――演繹的ではない理論の効能 第2章 因果推論と要約――記述のための計量モデル 第3章 「質と量」の問題 第4章 知識の妥当性・実用性 終 章 「満員電車を避

                                                            筒井淳也『社会学』 - 西東京日記 IN はてな
                                                          • 西東京バス株式会社

                                                            2024.04.26 路線バスバス旅 【2024年GW】奥多摩地区・陣馬山などの沿線行楽地のバス増発について 2024.04.26 路線バス高速バスその他 夏季期間におけるバス乗務員の脱帽につきまして 2024.04.26 高速バス 【青梅・羽村・福生~羽田空港線】JCBのタッチ決済で支払うとキャッシュバック!(4/26~5/26) 2024.04.22 路線バス 【塩船観音寺つつじ祭り】JR青梅線河辺駅から臨時バスを運行します。 2024.04.18 高速バス重要なお知らせ 【運行状況について(高速バス・空港連絡バス)】(2024/4/18更新) 2024.03.25 路線バスその他 定期券販売窓口(いろどり屋)の定休日変更について 2024.03.15 路線バス にしちゅんパスポート65特典の終了について 2024.03.15 路線バス 4/1 バス停名称変更・一部路線(工学院・純心・

                                                            •  『この世界の片隅に』〜高畑勲の後継的作品として〜 - 西東京日記 IN はてな

                                                              月曜に見た『この世界の片隅に』、感想を書かないままにずるずると来てしまった。 一番の理由は体調不良なんだけど、もう一つはあまりにも絶賛されていて、「アニメ史上、映画史上に残る傑作!」とか言われると、それも違うんじゃないかという気持ちが残ったからです。 もちろん、映画自体は良かったのですが、「アニメ史上に残る傑作」とか言われると『かぐや姫の物語』のほうがすごかったでしょ、という気持ちも出てくるのです(個人的に、50年後くらいにジブリの最高傑作が『千と千尋の神隠し』や『もののけ姫』ではなく『かぐや姫の物語』となっていても全然驚かない)。 ただ、もちろん高畑勲は偉大な作家なので、彼のいいところを存分に取り入れていると書いても褒めていることになるだろうと思って、ちょっと書いてみます。 まず、『この世界の片隅に』でいいと思うのは、きれいな絵のような風景とそれがファンタジックに変化していくところです。

                                                                 『この世界の片隅に』〜高畑勲の後継的作品として〜 - 西東京日記 IN はてな
                                                              • 蒲島郁夫/境家史郎『政治参加論』 - 西東京日記 IN はてな

                                                                政治学者で現在は熊本県知事となっている蒲島郁夫の1988年の著作『政治参加』を、蒲島の講座の後任でもある境家史郎が改定したもの。基本的には有権者がどのように政治に参加し、そこにどのような問題があるのかを明らかにした教科書的な本になります。 このように書くと、本書はあくまでも政治学を学ぶ人向けの本に思えるでしょうが、本書で行われている議論は、教科書的なスタイルからは想像できないほど刺激的なもので非常に面白いです。 日本は戦後「一億総中流」と呼ばれる社会をつくり上げたものの、近年はそれが崩壊しつつあるというのは多くのひとが感じているところであると思いますが、その要因を「政治参加」という切り口から鮮やかに説明しています。 1960〜80年代において出現した日本の特殊な「政治参加」の状況が、「一億総中流」社会を生み出しましたが、90年代以降は日本の「政治参加」のあり方が他の国と同じようなものとなっ

                                                                  蒲島郁夫/境家史郎『政治参加論』 - 西東京日記 IN はてな
                                                                • 西東京日記 IN はてな

                                                                  『番号を創る権力』の羅芝賢と『市民を雇わない国家』の前田健太郎による政治学の教科書。普段は教科書的な本はあまり読まないのですが、2010年代の社会科学においても屈指の面白さの本を書いた2人の共著となれば、これは読みたくなりますね。 morningrain.hatenablog.com morningrain.hatenablog.com で、読んだ感想ですが、かなりユニークな本であり教科書としての使い勝手などはわかりませんが、面白い内容であることは確かです。 本書の、最近の教科書にしてはユニークな点は、序章の次の部分からも明らかでしょう。 この教科書ではマルクスを正面から取り上げることにしました。それは、マルクスの思想が正しいと考えるからではなく、それを生み出した西洋社会を理解することが、日本をよりよく知ることにつながると考えたからです。 20世紀以後の日本の政治学は、欧米の政治学の影響を

                                                                    西東京日記 IN はてな
                                                                  • 2021年の紅白歌合戦 - 西東京日記 IN はてな

                                                                    あけましておめでとうございます。 今年もまずは去年の紅白の振り返りから始まるわけですが、去年の紅白の表のテーマが「カラフル」だったとすれば、裏のテーマは「反逆」あるいは「レジスタンス」と言ってもいいもので、非常に政治的な紅白だったと思います。 では、何に対する「反逆」なのか? まずは東京オリンピックに対する反逆です。 オリンピックの開催年、しかも自国開催であったにもかかわらずオリンピック、パラリンピックの扱いは非常に小さく、選手ではゲスト審査員の石川佳純と谷真海がいただけでした。 いつも通りであれば、メダリスト大集合みたいなコーナーがあったはずですし、ゆずの歌唱曲は「栄光の架橋」で体操の橋本大輝を前にして熱唱するステージだったはずです。 そして、アンチ・東京オリンピックがもっとも明確に示されていたのが、マツケンサンバ。Twitter上での五輪の開会式や閉会式に「マツケンサンバを出せ!」との

                                                                      2021年の紅白歌合戦 - 西東京日記 IN はてな
                                                                    • 倉田徹『香港政治危機』 - 西東京日記 IN はてな

                                                                      2014年の雨傘運動、2019年の「逃亡犯条例」改正反対の巨大デモ、そして2020年の香港国家安全維持法(国安法)の制定による民主と自由の蒸発という大きな変化を経験した香港。その香港の大きな変動を政治学者でもある著者が分析した本。 香港返還からの中国と香港のそれぞれの動きを見ながら、さまざまな世論調査なども引用しつつ、いかに香港が「政治化」したか、そして香港を取り巻く情勢がいかに変わっていたのかを論じています。 目次は以下の通り。 序 章 香港政治危機はなぜ起きたか 第一章 中央政府の対香港政策――鄧小平の香港から,習近平の香港へ 第二章 香港市民の政治的覚醒――経済都市の変貌 第三章 「中港矛盾」の出現と激化――経済融合の効果と限界 第四章 民主化問題の展開――制度設計の意図と誤算 第五章 自由への脅威――多元的市民社会と一党支配の相克 第六章 加速する香港問題の「新冷戦化」――巻き込み

                                                                        倉田徹『香港政治危機』 - 西東京日記 IN はてな
                                                                      • 自殺の方法 父親が長男に試させたか 西東京 NHKニュース

                                                                        東京・西東京市で男子中学生の長男が自殺し、父親が暴力をふるったうえ自殺をそそのかしたとして逮捕された事件で、父親の携帯電話から長男の首にひもを掛けた写真が見つかったことが、警視庁への取材で分かりました。 警視庁は、父親が長男に対し実際に自殺の方法を試させていた疑いがあるとみて捜査しています。 西東京市の無職、村山彰容疑者(41)は、ことし7月、自宅のアパートで、自殺した14歳の中学2年生の長男を殴るなどして大けがをさせたとして逮捕・起訴され、その後、「24時間以内に首でもつって死んでくれ」と迫るなど長男に自殺をそそのかしたとして再逮捕されました。 警視庁は、村山容疑者が暴言に加え日常的に虐待を繰り返したことが、長男の自殺につながったとみて調べていますが、その後の調べで、村山容疑者の携帯電話の記憶媒体から長男の首にひもを掛けた写真が見つかったことが、警視庁への取材で分かりました。 警視庁は、

                                                                        • 「専業主婦になった方がいい」 西東京市議が女性市議に発言、謝罪:朝日新聞デジタル

                                                                          ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                                            「専業主婦になった方がいい」 西東京市議が女性市議に発言、謝罪:朝日新聞デジタル
                                                                          •  ジャレド・ダイアモンド、ジェイムズ・A・ロビンソン編『歴史は実験できるか』 - 西東京日記 IN はてな

                                                                            物理学や化学などの理系の学問では仮説は実験によって確かめられ、科学的な真理として定着していきます。一方、歴史学となるとどうでしょう? ある出来事の原因を探るために実験をすることはタイムマシンでもない限り不可能です。「明治維新の最大の立役者は西郷隆盛である」という命題を検証するために、過去に行って西郷隆盛を殺して明治維新が起きるかどうかを確かめるということはできません。 そこで「歴史は科学ではない」、あるいは「文系の学問は科学ではない」という声が生まれてくるわけです(近年、経済学や政治学などの社会科学の分野では実験という手法が取り入れられるようになってきていいますが)。 しかし、例えば進化生物学や天文学といった分野でも実験はできませんし、多くの人を伝染病にかからせたり、氷河を溶かす実験なども現実的とは言えません。 そこで、これらの分野ではしばしば自然実験という手法が用いられています。たまたま

                                                                               ジャレド・ダイアモンド、ジェイムズ・A・ロビンソン編『歴史は実験できるか』 - 西東京日記 IN はてな
                                                                            • 西東京バスが「寝過ごし救済バス」運行-期日限定、高尾~八王子間で深夜便1本

                                                                              西東京バス(八王子市明神町3)が現在、12月の期日限定で中央線特別快速の最終電車が高尾駅に到着する時刻に合わせて、同駅から京王八王子駅に向かう深夜バスを運行する。 高尾駅北口~八王子駅北口~京王八王子駅間を結ぶ同バス。高尾駅北口を1時5分に出発し、高尾街道、陣馬街道を経由して京王八王子駅に1時41分に到着するもので、新宿駅を0時11分に出発する中央特快の最終電車と接続する形となっている。 同区間を結ぶバスは1時間に2本程度運行しており、通常ダイヤでは20時45分が終バスとなっているが、高尾駅の終電である0時31分発武蔵小金井行きの後に運行することで、「電車の中でついうっかり寝過ごしてしまった方も、京王プラザホテルなどの宿泊施設や翌朝まで時間を過ごすことができる店舗が多い八王子駅付近まで、このバスで戻れる」と同社の担当者。今回は忘年会が増えることを見込んで木曜・金曜を中心に運行することにした

                                                                                西東京バスが「寝過ごし救済バス」運行-期日限定、高尾~八王子間で深夜便1本
                                                                              • 不審電話識別装置1700件着信 西東京市 NHKニュース

                                                                                東京・西東京市が、希望する住民に、過去に振り込め詐欺などで使われた番号からの電話を識別できる装置を無料で貸し出したところ、4か月間で合わせて1700件余りの着信が確認された一方、被害にあった人はいなかったことが分かりました。 この装置は、過去に振り込め詐欺や悪質商法などで使われた番号からの電話や非通知の着信があった場合、赤いランプが点滅し、電話に出る人に対して警告する仕組みになっています。 西東京市では、去年7月から、この装置を希望する住民に対して1年間無料で貸し出す取り組みを始めていて、およそ150世帯が利用しています。 西東京市が調べたところ、ことし2月までの4か月間に、合わせて2396件の警告があり、このうち非通知を除く、振り込め詐欺などに使われた番号からの電話が1737件確認されました。 西東京市を管轄する田無警察署によりますと、同じ期間の振り込め詐欺の被害は30件でしたが、装置を

                                                                                •  小宮友根『実践の中のジェンダー』 - 西東京日記 IN はてな

                                                                                  副題は「法システムの社会学的記述」。 正直、タイトルでこの本を「面白そう」と感じる人は少ないと思いますが(「法システム」という表現に「ルーマンか!」と反応する人くらいかな?)、これは面白い! ここ数年、以前ほど社会学の本を読まなくなっていたのですが、久々に「社会学の存在意義」みたいなものを感じさせてくれた本でした。 この本は2部仕立てになっていて、第1部「社会秩序の記述」は理論編、第2部の「法的実践の中のジェンダー」はその理論を使って強姦罪とその裁判をめぐる問題、ポルノグラフィの規制問題を分析した内容になっています。 第1部はジュディス・バトラーの理論の分析から始まり、オースティンとデリダのオースティン批判を扱って、さらにウィトゲンシュタインを絡めながらルーマンやゴフマン、そしてエスノメソドロジーへと理論を進めていくという非常に濃密な内容で、理論社会学に興味があるなら「とにかく読め」と言い

                                                                                     小宮友根『実践の中のジェンダー』 - 西東京日記 IN はてな