全社的なテレワークが始まり、内勤の従業員もテレワークになったとき、従来の「内線」や外線着信の応対をどうするかに頭を悩ませた企業は少なくない。人数が少なければ、外回りの多い営業部門と同じように携帯電話を貸与することも考えられるが、部門代表への問い合わせをどこに転送するかといった問題が残る。コロナ禍の現在、デスクワークが中心の企業であっても電話対応のたに出社する人員をゼロにできない企業もある。 実は2020年夏以降、こうした問題をクラウドサービスで解決する選択肢が出てきた。本稿は、1000台の固定電話と12台のPBXを丸ごとクラウドサービスに置き換え、出社レスの通話環境構築とIT部門による一元的な端末管理を実現した横河レンタ・リースの実体験を紹介する。 ※本記事は11月11日のマイクロソフト主催「お客さまの取組みに学ぶ、ニューノーマル時代リモートワーク最前線」での講演を基に内容を再構成している