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  • カマキリを操るハリガネムシ遺伝子の驚くべき由来

    理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター 染色体分配研究チームの三品 達平 基礎科学特別研究員(研究当時、現 客員研究員)、京都大学 生態学研究センターの佐藤 拓哉 准教授、国立台湾大学の邱 名鍾 助教、大阪医科薬科大学 医学部の橋口 康之 講師(研究当時)、神戸大学 理学研究科の佐倉 緑 准教授、岡田 龍一 学術研究員、東京農業大学 農学部の佐々木 剛 教授、福井県立大学 海洋生物資源学部の武島 弘彦 客員研究員らの国際共同研究グループは、ハリガネムシのゲノムにカマキリ由来と考えられる大量の遺伝子を発見し、この大規模な遺伝子水平伝播[1]がハリガネムシによるカマキリの行動改変(宿主操作[2])の成立に関与している可能性を示しました。 本研究成果は、寄生生物が系統的に大きく異なる宿主の行動をなぜ操作できるのかという謎を分子レベルで解明することに貢献すると期待されます。 自然界では、寄生

      カマキリを操るハリガネムシ遺伝子の驚くべき由来
    • NVIDIAのCEOが「AIがコードを書くのでもうプログラミングを学ぶ必要はない」と発言して議論を巻き起こす

      by Hillel Steinberg ハイテク企業やベンチャー企業のトップが、「これからの若者はプログラミングを身につけるべき」とアドバイスするのを見聞きしたことがある人は多いはず。こうした潮流とは裏腹に、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOが「プログラミングはもはや不可欠なスキルではない」と提唱しました。 NVIDIA CEO: Every Country Needs Sovereign AI | NVIDIA Blog https://blogs.nvidia.com/blog/world-governments-summit/ Jensen Huang says kids shouldn't learn to code — they should leave it up to AI | Tom's Hardware https://www.tomshardware.com/tec

        NVIDIAのCEOが「AIがコードを書くのでもうプログラミングを学ぶ必要はない」と発言して議論を巻き起こす
      • 閉経した母親が守るのは息子だけ、シャチで判明、娘や孫は守らず

        北部ノルウェーの冷たい海でニシンの大群を襲うシャチの群れ。子どももいる。シャチは閉経後も長く生き続けるわずか6種類の動物の1種だが、その有益さを科学者たちは解明し始めている。(PHOTOGPAPH BY TONY WU, NPL/MINDEN PICTURES) 墨を吐いたり、体の色を変化させたりする動物の能力は、人間から見れば不思議に思えるかもしれない。しかし動物界全体から見れば、「閉経」こそもっとも不可思議な現象であることはご存じだろうか。 「自然界において閉経は非常にまれな特性です」と指摘するのは、英国エクセター大学の動物行動学者チャーリー・グライムス氏だ。閉経し、生殖能力を失ったあとも長く生き続ける動物はたったの6種類。ヒトと5種のハクジラだけだ。 ハクジラ類のシャチもそうした動物の仲間だ。そこで、なぜシャチのメスが閉経を迎えたあとも20年以上生き続けるのか、大規模な調査が行われて

          閉経した母親が守るのは息子だけ、シャチで判明、娘や孫は守らず
        • ネコがのどを「ゴロゴロ」鳴らす仕組みがついに明らかに

          ネコはリラックスしている時などにのどを「ゴロゴロ」と鳴らしますが、その仕組みは正確には明らかになっていませんでした。そんな中、学術誌のCurrent Biologyに掲載された新しい論文が、このメカニズムを解き明かすことに成功しています。 Domestic cat larynges can produce purring frequencies without neural input: Current Biology https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(23)01230-7 We now know how cats purr—why they purr is still up for debate | Ars Technica https://arstechnica.com/science/2023/10/we

            ネコがのどを「ゴロゴロ」鳴らす仕組みがついに明らかに
          • 「私の赤とあなたの赤は違う色?」誰もが一度は考える疑問に色覚細胞の研究が意外な発見 - ナゾロジー

            私が見ている赤は、他人にも同じような赤として認識されているのか? 私が赤と認識しているものは、別の人にとっては青である可能性はあるのか? これらは誰もが人生で一度は考える疑問だと言われており、古代から哲学者たちの頭を悩ませてきました。 個々の人が持つ主観的な感覚体験のことを「クオリア」と呼びますが、自分のクオリアと他人のクオリアが同じであるかどうかを証明することは困難だからです。 しかし米国のジョンズ・ホプキンス大学(JHU)で行われた研究により、私たちの網膜に存在する色覚細胞がどのような仕組みで生成されるか、またどんな比率で存在するかが確かめられ、この長年の哲学的疑問の答えとなり得る結果が得られました。 研究者たちは「正常な色覚を持つ人たちの間でも、同じリンゴに対して色が少し違って見える可能性がある」と述べています。 今回はまず実験の背景を解説しつつ、次ページ以降でクオリアに関連する発見

              「私の赤とあなたの赤は違う色?」誰もが一度は考える疑問に色覚細胞の研究が意外な発見 - ナゾロジー
            • 『モテるタイプ』が時代で異なる理由は「メスが他の女に選ばれるオスを選ぶ」から - ナゾロジー

              「モテる男性のタイプ」は、時代によって移り変わります。 しかし、なぜ「モテるタイプ」は特定の形で定まらず、時間とともに変化していくのでしょう? そもそも、「好み」は人それぞれ異なるはずなのに、「モテるタイプ」が時代ごとに固定化されていくプロセスも不思議です。 この人間における「モテるタイプ」の変化は、動物の世界でも見ることができます。 同じ動物種であってもメスの好みはそれぞれで、時間の経過に伴い変化するのです。 なぜこうしたことが起こるのでしょう? この問題に米国の研究者らが、数学的モデルを用いて挑みました。 このモデルによると、メスが特定のオスを選択すると、そのオスの特徴が集団内で広まります。しかし、時間が経つとその「際立った特徴」だったものが一般化され、その結果、魅力が減少します。これが原因で、メスの好みが切り替わる可能性があるのです。 研究の詳細は、2023年10月3日付の『PLOS

                『モテるタイプ』が時代で異なる理由は「メスが他の女に選ばれるオスを選ぶ」から - ナゾロジー
              • 【動画】マダニは「飛べる」と判明、翅はなく跳べもしないのに

                誰も聞きたくないニュースだろうが、マダニは短い距離ながら重力に逆らって空中を移動できることがわかった。6月30日付けで学術誌「Current Biology」に発表された論文によると、ひそかに静電気の後押しを得て、宿主にたどり着くマダニもいるようだ。(参考記事:「危険なマダニ感染症から身を守るための基礎知識、春夏秋は要注意」) マダニはクモガタ類の寄生生物で、動物の血を吸わなければ生きていけない。「宿主を見つけることは、彼らの一生で最も重要な瞬間です」と語るのはドイツ、ベルリンにある自然史博物館の博士研究員であり、生物学者のサム・イングランド氏だ。 だが同時に、マダニはある問題を抱えている。跳躍できないのだ。しかも、マフィンに入っているケシの実くらい小さいものもいる。 マダニの多くの種は、草の葉によじ登り、フック状の脚を伸ばしてじっと宿主となる獲物を待つ。そして、シカやヒツジ、ネズミなどが

                  【動画】マダニは「飛べる」と判明、翅はなく跳べもしないのに
                • 【動画】ホホジロザメの新生児、初の記録か 「信じがたい映像」

                  今回の映像は、ホホジロザメの新生児が初めて目撃・記録された例となるのだろうか。米カリフォルニア州サンタバーバラ沖を泳ぐサメの尾からは、子宮内の「ミルク」のような乳白色の薄い膜がはがれ落ちていた。(VIDEO BY CARLOS GAUNA) ホホジロザメ(Carcharodon carcharias)の研究と撮影には、これまで多くの時間とお金が費やされてきたが、出産を目撃した者はだれもいなかった。しかし、米国カリフォルニアで生まれたての可能性がある個体が記録され、1月29日付けで学術誌「Environmental Biology of Fishes」で報告された。 2023年7月9日、映像作家のカルロス・ガウナ氏と個体生物学者のフィリップ・スターンズ氏は、ドローンを使ってサンタバーバラ沖のサメを追っていた。彼らはすでに大型のホホジロザメ数匹を映像に捉えていたが、そのときまったく予想外のもの

                    【動画】ホホジロザメの新生児、初の記録か 「信じがたい映像」
                  • 沖縄の海で発見された謎の生物が「寄生虫の群れ」だったことが判明

                    水中写真家の峯水亮によって2018年に沖縄の海で撮影された写真が「正体不明の水生生物を捉えている」として、多くの生物学者の興味を引きました。分析の結果、この物体は「吸虫」と呼ばれる生物が集まって形成されたコロニーであることが判明しています。 Polymorphic parasitic larvae cooperate to build swimming colonies luring hosts: Current Biology https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(23)01170-3 ‘Mind-boggling’ sea creature spotted off Japan has finally been identified | Science | AAAS https://www.science.org

                      沖縄の海で発見された謎の生物が「寄生虫の群れ」だったことが判明
                    • 【動画】122匹のエイが延々と渦を巻く求愛行動、初の報告

                      【動画】今回の研究では、122匹のムンクイトマキエイが「求愛の渦」を作る様子が観察された。交尾中にこうした行動が見られたのは初めてだ。エイたちは5時間にわたって旋回を続け、その間、求愛行動を行う集団が渦から出たり入ったりを繰り返していた。(VIDEO BY SHAWN HEINRICHS) 海面に上がる水しぶきが、その下で何かが起こっていることを知らせている。波の下では、100匹以上ものイトマキエイがぐるぐると渦を巻き、めまいのするようなダンスを何時間にもわたって続けているのだ。 この「求愛の渦」は、ムンクイトマキエイ(Mobula munkiana)の過去に報告例のなかった行動であり、保護活動の非営利団体(NPO)「マンタトラスト」が実施した調査において、今回初めて映像に収められ、2023年11月18日付で学術誌「Marine Biology」に論文が発表された。 メキシコのバハ・カリフ

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                      • 「甘味・塩味・苦味・酸味・うま味」に続く第6の味覚はサルミアッキに感じる「塩化アンモニウム味」である可能性

                        五感のひとつである味覚は摂取した化学物質が舌や口蓋(こうがい)の味覚受容体と相互作用するものであり、「甘味・塩味・苦味・酸味・うま味」という5つの味が基本とされています。新たに南カリフォルニア大学とコロラド大学の研究チームが、北欧の有名なお菓子・サルミアッキなどに含まれる「塩化アンモニウム味」が第6の味覚であるという証拠を発見しました。 The proton channel OTOP1 is a sensor for the taste of ammonium chloride | Nature Communications https://www.nature.com/articles/s41467-023-41637-4 A sixth basic taste may join sweet, salty, sour, bitter and umami on the tongue htt

                          「甘味・塩味・苦味・酸味・うま味」に続く第6の味覚はサルミアッキに感じる「塩化アンモニウム味」である可能性
                        • アフリカの原野でライオンに出くわしたら 対応策を専門家に聞く

                          (CNN) アフリカのライオンには人を襲ったり、殺す能力があり、人を食べることすらある。一般的な推計では、年間約250人がライオンに襲われて死亡している。 米カリフォルニア州のサクラメント動物園によると、平均的な雄ライオンは体重が約225キロに達するという。また、狩りの大半を担う雌も最大で145キロに達することもある。 ライオンは、その体の大きさと筋肉に加え、強力な顎(あご)と鋭い爪を持ち、万が一襲われれば命を落とす危険性が高い。 科学誌「PLOS Biology」に掲載された、世界で発生した大型肉食動物による人間襲撃に関する研究論文によると、一般に襲われて死亡した人の割合は、トラやライオンといった大型ネコ科動物による襲撃が最も高く、襲われた人の65%が死に至った。また襲われた人の大半は成人で(全体の88%)、子どもはほとんど被害に遭わなかったことが分かった。 しかし、だからと言って夢のサ

                            アフリカの原野でライオンに出くわしたら 対応策を専門家に聞く
                          • 新種の恐竜を発見、「衝撃的に小さな巨大恐竜」ティタノマキア

                            6700万年前、南米のパタゴニア中部に生息していたと思われる新種のティタノサウルス類の復元図。(ILLUSTRATION BY GABRIEL DÍAZ YANTÉN) 南米のパタゴニアで、新種の恐竜が見つかった。ティタノマキア・ギメネジ(Titanomachya gimenezi)という学名がつけられたこの恐竜は、長い首を持つ巨大な草食恐竜ティタノサウルスの仲間だ。ただし、この恐竜は成長しても大型のウシほどの大きさにしかならない。論文は、4月10日付けで学術誌「Historical Biology」に発表された。 新種の恐竜は、アルゼンチンにあるエジディオ・フェルグリオ古生物博物館の古生物学者で、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラー(探求者)でもあるディエゴ・ポル氏の研究チームが発見した。同氏らは、南米における恐竜時代の終焉を探る研究を行っており、それが今回の発見につながっ

                              新種の恐竜を発見、「衝撃的に小さな巨大恐竜」ティタノマキア
                            • 太平洋ゴミベルトを調べてみたら生命の宝庫だった、驚きの報告

                              美しい見た目のアオミノウミウシ(Glaucus atlanticus)は、空気をのみ込んで海面に浮く。(PHOTOGRAPH BY DENIS RIEK) 世界で最も多くの海洋ごみが漂う太平洋ゴミベルトが、多くの海洋生物のすみかになっていることが明らかになった。そこにはアオミノウミウシやカツオノカンムリなど、海面近くを浮遊する水表生物が大量に生息していたのだ。これまで海のごみ溜めだと思われてきた太平洋ゴミベルトは、実は知られざる生物学的ホットスポットかもしれない。 「海洋ゴミベルトは、本当に重要な海の生態系になっているのです。ところが私たちは、これについてほとんど何も知りません」と話すのは、5月4日付けで学術誌「PLOS Biology」に発表された論文の筆頭著者で、米ジョージタウン大学の海洋生物学者レベッカ・ヘルム氏だ。「これまでプラスチックごみにばかり焦点が当てられてきて、生態系は完全

                                太平洋ゴミベルトを調べてみたら生命の宝庫だった、驚きの報告
                              • 世界初、中生代爬虫類の思春期を特定 ─古生物における性的二型の発達のタイミングが明らかに─|東京都市大学

                                東京都市大学(東京都世田谷区、学長:三木千壽)理工学部自然科学科の中島保寿准教授らの研究グループは、化石爬虫類が成長する過程で性別による形の違い(性的二型)の現れる時期、すなわち「思春期」を初めて特定しました。 このたび、中国貴州省の中期三畳紀ラディン期(約2億4000万年前)の地層から大量に発見される海生爬虫類「ケイチョウサウルス(Keichousaurus)」の骨を顕微鏡で解析することによって、誕生後2年間で急速に成長すること、および、オスとメスの形態差が誕生後1年目から2年目にかけて現れることを明らかにしました。 爬虫類の化石は数が少なく、保存状態は不完全なことが多いため、絶滅爬虫類の性成熟過程とそれが性的二型に与える影響について、詳しいことはわかっていませんでした。 今回の発見により、ケイチョウサウルスは現在の小型爬虫類と同様、生後約1年目から2年目にかけての「思春期」に性成熟した

                                  世界初、中生代爬虫類の思春期を特定 ─古生物における性的二型の発達のタイミングが明らかに─|東京都市大学
                                • 女性の涙のにおいをかぐと男性の攻撃性が減少することが判明、人が大人になっても泣くのは「役に立つから」と研究者

                                  女性がぽろぽろと涙を流すと、大抵の男性はどぎまぎしたり慌てたりしてしまうので、「涙は女の武器」と言われることがあります。新しい研究により、女性の涙には男性の攻撃的な行動を抑制する作用があることが確かめられました。 A chemical signal in human female tears lowers aggression in males | PLOS Biology https://journals.plos.org/plosbiology/article?id=10.1371/journal.pbio.3002442 Women's Tears Chemical Diminish Male Aggression - Neuroscience News https://neurosciencenews.com/womens-tears-male-aggression-23591/

                                    女性の涙のにおいをかぐと男性の攻撃性が減少することが判明、人が大人になっても泣くのは「役に立つから」と研究者
                                  • アフリカの動物たちはライオンの声や銃声よりも「人間の声」を恐れている - ナゾロジー

                                    野生の動物たちは常に捕食される恐怖と戦っています。 中でもアフリカのサバンナに暮らす動物たちは、ライオンやハイエナなど、強力な捕食者から身を守るため、食事をしている時も寝ている時も、常に警戒を怠りません。 特に聴覚は重要で、捕食者の声が聞こえると多くの動物たちはそこから逃げ出します。 今回、カナダのウェスタン大学の生物学部、リアナ・ザネット博士は、水場に訪れた動物たちに、ライオンの鳴き声や人間の声、銃声などを含む様々な音を聞かせて反応を調査しました。 その結果、動物たちを最も恐れさせたのは、百獣の王ライオンの鳴き声でも銃声でもなく「人間の声」だったというのです。 銃声のほうが音も大きく、動物たちにとっては恐怖の対象になりそうなものですが、なぜ人間の声を彼らは一番恐れるのでしょうか。 この研究の詳細は、2023年10月5日付けで、学術誌『Current Biology』に掲載されています。

                                      アフリカの動物たちはライオンの声や銃声よりも「人間の声」を恐れている - ナゾロジー
                                    • The Querynomicon

                                      Upon first encountering SQL after two decades of Fortran, C, Java, and Python, I thought I had stumbled into hell. I quickly realized that was optimistic: after all, hell has rules. I have since realized that SQL does too, and that they are no more confusing or contradictory than those of most other programming languages. They only appear so because it draws on a tradition unfamiliar to those of u

                                      • チェルノブイリを徘徊するオオカミたちは突然変異で抗がん能力を獲得していた - ナゾロジー

                                        1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故により、周辺地域には放射性物質がまき散らされました。 そして、現在のウクライナとベラルーシにまたがる原発から半径30kmの区域が「チェルノブイリ立入禁止区域」となりました。 今もなお、人間の立ち入りは制限されていますが、この区域を徘徊するオオカミたちにはある特別な変化が生じているようです。 アメリカのプリンストン大学(Princeton University)に所属する進化生物学者のカーラ・ラブ氏によると、チェルノブイリ立入禁止区域のオオカミたちには、がんに関連した遺伝子的変異が生じているというのです。 オオカミたちは毎日、人間における法的安全限界の6倍に当たる放射線を受け続けているにも関わらず、その影響に対して驚異的な回復力を示していたのです。 この新しい研究は、2024年1月にワシントン州で開かれた生物学に関する年次総会「Society for

                                          チェルノブイリを徘徊するオオカミたちは突然変異で抗がん能力を獲得していた - ナゾロジー
                                        • Very Short Introductionの邦訳まとめ - 清く正しく小賢しく

                                          オックスフォード大学出版会のVery Short Introductionという有名な入門書シリーズがある。短くて内容も平易なので、まずはこの1冊という感じで推薦されることも多いシリーズだ。 さて、このシリーズは当然ながら邦訳もたくさん出ているのだが、複数の出版社がそれぞれの形で刊行しているため、どれがVery Short Introductionの邦訳なのか分からないという問題がある。 ありがたいことにオックスフォード大学出版会が以下のページに邦訳の一覧をエクセルのファイルで貼ってくれているが、ちょっと見にくい。*1*2 Very Short Introductions - Oxford University Press www.oupjapan.co.jp ということで、このページではVery Short Introductionの邦訳を一覧の形でまとめてみた。無秩序に並べていくのもな

                                            Very Short Introductionの邦訳まとめ - 清く正しく小賢しく
                                          • カマキリを操るハリガネムシ、遺伝子に秘められた衝撃の事実が明らかに

                                            三品達平さん(九州大学、理化学研究所:研究当時)と佐藤拓哉さん(京都大学)らの研究チームは、カマキリを操って水に飛び込ませる寄生生物ハリガネムシの遺伝子に隠された秘密の一端を解明し、学術誌「Current Biology」に論文を発表しました。ハリガネムシは、なんと多細胞生物の間ではまれな「遺伝子水平伝播」によってカマキリから遺伝子を手に入れたと言います。今回の発見の「ここがスゴイ!」について、研究者自身に解説していただきます。(編集部) 寄生生物は、今日地球上で知られている生物種のおよそ40%を占めており、自然界でもっとも成功する生き方を身に付けた生物ともいえる。それら寄生生物の中には、自らの利益になるように、寄生相手(宿主)の形や行動を変えてしまう種がたくさんいる。例えば、今回の主役のハリガネムシ。ハリガネムシは、ユスリカやカゲロウといった水生昆虫から、カマキリやコオロギなどの陸生昆虫

                                              カマキリを操るハリガネムシ、遺伝子に秘められた衝撃の事実が明らかに
                                            • 有名科学誌の査読済み論文に画像生成AIで作られた「巨大な性器を持つ謎ラットの意味不明なイラスト」が挿入され話題に

                                              学術誌「Frontiers in Cell and Developmental Biology」に画像生成AI「Midjourney」で生成した意味不明なイラストを含む論文が掲載されました。 Frontiers | Cellular functions of spermatogonial stem cells in relation to JAK/STAT signaling pathway https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fcell.2023.1339390/full The rat with the big balls and the enormous penis – how Frontiers published a paper with botched AI-generated images – Science Integr

                                                有名科学誌の査読済み論文に画像生成AIで作られた「巨大な性器を持つ謎ラットの意味不明なイラスト」が挿入され話題に
                                              • 英語が母語ではない研究者は科学誌を読むのに2倍の時間がかかる

                                                科学分野で共通言語として英語が用いられていることは、英語を母語としない研究者の貢献に対する障壁となっています。これまで、英語を母語としない研究者のキャリア形成にどれぐらいの影響が出ているのか定量化した研究はほとんどありませんでしたが、クイーンズランド大学の研究者らにより、「英語の論文を読むときにネイティブスピーカーと比較して2倍の時間を費やしている」などの事実が明らかになりました。 The manifold costs of being a non-native English speaker in science | PLOS Biology https://doi.org/10.1371/journal.pbio.3002184 The true cost of science’s language barrier for non-native English speakers htt

                                                  英語が母語ではない研究者は科学誌を読むのに2倍の時間がかかる
                                                • AI生成の巨大ペニスを生やしたネズミ画像、査読付き科学誌の論文に載ってしまい科学界困惑。学術的にもデタラメ | テクノエッジ TechnoEdge

                                                  ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他 査読付きのオープンアクセス科学論文誌Frontiersは、掲載した論文にAIで生成した巨大なペニスを持つラットの図が使用されていたことで、科学者コミュニティをザワつかせています。 Frontiers in Cell and Developmental Biologyに今週掲載された「Cellular functions of spermatogonial stem cells in relation to JAK/STAT signaling pathway」は、中国の西安市紅会病院と華東交通大学の研究チームが執筆した論文。 哺乳動物の精巣の幹細胞と、細胞内の炎症やがんの仲介に関与するシグナル伝達経路との関係

                                                    AI生成の巨大ペニスを生やしたネズミ画像、査読付き科学誌の論文に載ってしまい科学界困惑。学術的にもデタラメ | テクノエッジ TechnoEdge
                                                  • 脳波から「聞いていた音楽」を再構成することに成功、再構成した音楽を聴けるムービーもあり

                                                    カリフォルニア大学バークレー校の研究チームが脳波を分析して「聞いていた音楽」を再構成する技術を開発しました。開発された技術では音階の変化やフレーズの一部を判別可能なほど鮮明に音楽を再構成できます。 Music can be reconstructed from human auditory cortex activity using nonlinear decoding models | PLOS Biology https://doi.org/10.1371/journal.pbio.3002176 Brain recordings capture musicality of speech — with help from Pink Floyd | Berkeley https://news.berkeley.edu/2023/08/15/releases-20230811 研究チームは

                                                      脳波から「聞いていた音楽」を再構成することに成功、再構成した音楽を聴けるムービーもあり
                                                    • 太古の海生爬虫類の長い首は「諸刃の剣」だった、斬首の跡を発見

                                                      海生爬虫類タニストロフェウスの椎骨の化石を調べたところ、大型捕食動物に首を食いちぎられていたことがわかった。(ILLUSTRATION BY ROC OLIVÉ (INSTITUT CATALÀ DE PALEONTOLOGIA MIQUEL CRUSAFONT)/FECYT) 約2億4000万年前、三畳紀の海に生息していた海生爬虫類タニストロフェウスは、細長い首の先についた小さな頭と尖った歯を使い、獲物に気づかれないように近づいて捕食していた。体のほかの部分は隠れたまま首だけを出して、無防備な魚やイカを素早く食べていたようだ。(参考記事:「巨大な魚竜の化石が見つかる、英国最大、1億8000万年前」) しかし、最新の研究によって、実はその首がタニストロフェウスの弱点だったと指摘された。論文は、6月20日付けで学術誌「Current Biology」に発表された。 スイスのチューリッヒ大学に

                                                        太古の海生爬虫類の長い首は「諸刃の剣」だった、斬首の跡を発見
                                                      • 書評 「生物学者のための科学哲学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                        生物学者のための科学哲学 勁草書房Amazon 本書は生物学にかかわる科学哲学の主要トピックについて科学哲学者や科学史家たちが解説したもの.編者は科学哲学者のカンプラーキスと生物学者のウレルで,書名にもあるように想定読者としては生物学者が念頭に置かれている. これまでの生物学の科学哲学の入門書だと「種とは何か」「自然淘汰の単位は何か」「系統樹の推定はどのような営みか」「利他行動の進化とマルチレベル淘汰」「発生システム論」などの個別の各論のトピックが主要テーマになっているものが多いが,本書が取り上げるものは必ずしも「生物学の科学哲学」に限らないということで,「説明」「知識」「理論とモデル」「概念」などの基礎ブロック的なテーマが数多く取り上げられていてなかなかハードな内容になっている.原題は「Philosophy of Science for Biologists」. 第1章 なぜ生物学者は科

                                                          書評 「生物学者のための科学哲学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                                        • すべてのがん腫瘍細胞を殺せる画期的な分子「AOH1996」の前臨床試験に成功、ヒトを対象にした臨床試験も進行中

                                                          アメリカの著名ながん治療センターであるシティ・オブ・ホープの研究チームが、がん腫瘍細胞の増殖細胞核抗原(PCNA)を標的にする分子「AOH1996」のマウスを用いた前臨床試験に成功したと発表しました。AOH1996はがん細胞のDNA複製において重要な役割を持っているPCNAを標的にする薬剤であり、がん腫瘍細胞を全滅させられる可能性があると期待されています。 Small molecule targeting of transcription-replication conflict for selective chemotherapy: Cell Chemical Biology https://doi.org/10.1016/j.chembiol.2023.07.001 City of Hope scientists develop targeted chem | EurekAlert!

                                                            すべてのがん腫瘍細胞を殺せる画期的な分子「AOH1996」の前臨床試験に成功、ヒトを対象にした臨床試験も進行中
                                                          • 人の顔は子宮内の圧力によって形作られる可能性があるという研究結果

                                                            母親の子宮内で発達する胎児の身体的特徴は、主に遺伝的な要因によって形作られていると考えている人は多いかもしれません。ところが、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者が率いる研究チームが行った新たな研究では、「胚が感知する子宮内の圧力」が顔の特徴を形成する細胞に影響を及ぼすことが明らかになりました。 Competence for neural crest induction is controlled by hydrostatic pressure through Yap | Nature Cell Biology https://www.nature.com/articles/s41556-024-01378-y Pressure in the womb may influence facial development | UCL News - UCL – University Co

                                                              人の顔は子宮内の圧力によって形作られる可能性があるという研究結果
                                                            • 空は本当に青でしょうか?「動物たちが見る世界の色」を再現するカメラ - ナゾロジー

                                                              人間にとって空は青く見えますが、鳥たちにも同じように見えているとは限りません。 このように、「人間や動物、虫たちでは知覚できる色が異なる」ことは、よく知られています。 「動物たちの色の見え方を再現した画像」を見たことがあるかもしれませんね。 今回、アメリカのジョージ・メイソン大学(George Mason University)生物学部に所属するダニエル・ハンリー氏ら研究チームは、「動物たちが見ている色」で動画を記録できるカメラシステムを開発することに成功しました。 この新しいカメラシステムを用いるなら、広大な空、花の蜜を吸うミツバチ、きらびやかに輝くクジャクの羽などが、動物たちにとってはどのように見えているのか知ることができます。 研究の詳細は、2024年1月23日付の学術誌『PLoS Biology』にて発表されました。 Animals see the world in differe

                                                                空は本当に青でしょうか?「動物たちが見る世界の色」を再現するカメラ - ナゾロジー
                                                              • Whole Earth Index

                                                                Founded in 1974 by the staff of the Whole Earth Catalog, CoEvolution Quarterly lasted 10 years as a small circulation magazine whose titular founding idea was coined by zoologist Paul Ehrlich and botanist Peter Raven to account for events that neither of their separate disciplines could explain. The moral of the co-evolutionary perspective is its imperative to always look one level larger and one

                                                                  Whole Earth Index
                                                                • シジュウカラは「お先にどうぞ」と相手に伝えるジェスチャーを持っていた - ナゾロジー

                                                                  私たちは言葉だけでなく、身ぶり手ぶりを用いたジェスチャーで相手にメッセージを伝えています。 これまでの研究で、ジェスチャーは主にヒトを含む類人猿において独自に発達したコミュニケーション手段と考えられてきました。 しかし今回、東京大学の最新研究で、野鳥の一種であるシジュウカラが翼の動きで「お先にどうぞ」のジェスチャーを使っていることが世界で初めて発見されたのです。 一体どんな動きのジェスチャーで、どのようなシチュエーションで使っているのでしょうか? 研究の詳細は2024年3月25日付で科学雑誌『Current Biology』に掲載されています。

                                                                    シジュウカラは「お先にどうぞ」と相手に伝えるジェスチャーを持っていた - ナゾロジー
                                                                  • システム生物学って何だったんですか?(前編)

                                                                    はじめに システム生物学(systems biology)が提唱され(1998年)てすでに25年が経過しました。 諸外国をみると例えばUKなどではsystems biologyやその派生分野 (例えばsystems immunology)が比較的頻繁に使われ分野名として根付いているようであるのに対し、日本ではシステム生物学を標榜する研究室は思ったよりも少ないです。一方で、システム生物学が目指した研究の方向性は、定量生物を始めとして国内においても自然に受け入れられ普及しています。つまり名実でいえば実は十分伴っているように見受けられます。そして、新たにシステム生物学入門の教科書が出版されたように、若い世代にはそれ以上の世代(2023年現在40, 50代の世代)と比較して、システム生物学という語に良い意味でも悪い意味でも特別な印象は持ってないように見受けられます。 システム生物学の黎明期からこの

                                                                      システム生物学って何だったんですか?(前編)
                                                                    • 蚊が好む人の匂いを特定、石鹸で洗うと引き寄せる場合も、研究

                                                                      走査電子顕微鏡で撮影したメスのガンビエハマダラカのカラー化画像。人間の血を吸って膨れ上がった腹部が確認できる。メスはオスより触覚の毛が少ないことで見分けられる。緑色の複眼の下に伸びる赤い管は口吻(こうふん)で、皮膚に突き刺して血を吸うための吻針(ふんしん)と呼ばれる器官がある。(MICROGRAPH BY DR TONY BRAIN, SCIENCE PHOTO LIBRARY) 米カリフォルニア州立大学サクラメント校の英語学准教授キム・ザリンスさんは、大いに蚊に好かれている。ザリンスさんがあまりにも蚊を引き寄せるため、18歳の息子は、屋外に出る際に彼女を誘うほどだ。なぜなら、母親がおとりとなって「自分は安全を確保できるのを知っているから」だと、ザリンスさんは言う。 ザリンスさんのような人々の存在は、何がこの吸血動物を引き寄せているのかを科学的に特定するうえで役に立つ。 「蚊は人間を感知す

                                                                        蚊が好む人の匂いを特定、石鹸で洗うと引き寄せる場合も、研究
                                                                      • 「老化」は生命の進化において重要な役割を持っている可能性があるとの研究結果

                                                                        老化には病気の苦しみや死への恐怖といったマイナスイメージがつきまといますが、数百万年の進化の道のりを再現するコンピューターシミュレーションにより、年を取ることは動物が生存競争を有利に進める上で重要な性質である可能性が示されました。 Directional selection coupled with kin selection favors the establishment of senescence | BMC Biology | Full Text https://bmcbiol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12915-023-01716-w Hungarian scientists prove that senescence ca | EurekAlert! https://www.eurekalert.org/news-releases

                                                                          「老化」は生命の進化において重要な役割を持っている可能性があるとの研究結果
                                                                        • 「発酵食品」が人間の脳を大きくしたのかもしれないと研究者が主張

                                                                          納豆やヨーグルト、キムチなどの発酵食品は食材を微生物などの作用で発酵させて加工した食品であり、豊富な栄養価や独特の風味によって世界中で愛されています。新たに、「発酵食品が人間の脳の発達を促した」という説を、フランスのエクス=マルセイユ大学の進化神経科学者であるキャサリン・ブライアント氏らの研究チームが提唱しています。 Fermentation technology as a driver of human brain expansion | Communications Biology https://www.nature.com/articles/s42003-023-05517-3 Food Preserving Technique May Have Sparked Human Brain Growth, Scientists Say : ScienceAlert https://ww

                                                                            「発酵食品」が人間の脳を大きくしたのかもしれないと研究者が主張
                                                                          • 脳がないクラゲでも高度な学習ができると判明! - ナゾロジー

                                                                            学習に脳は必要ありません。 デンマークのコペンハーゲン大学(KU)で行われた研究によって、脳をもたないクラゲでも連想を含む高度な学習が可能であることが示されました。 これまで高度な学習は、人間や鳥、タコ、昆虫など脳を持つ動物だけでみられる現象だと思われていました。 しかし今回の研究により、脳のあるなしにかかわらず、神経系そのものに学習を行う仕組みが存在している可能性が示されました。 研究者たちは、学習や記憶といった基本的な仕組みの起源が、脳を持つ生物が誕生する以前から存在しており、現代のクラゲにも引き継がれていると述べています。 神経とは、学習とは、そして脳とは何なのか? 認知能力の理解に大きな変革が起きようとしています。 研究内容の詳細は2023年9月22日に『Current Biology』にて掲載されました。

                                                                              脳がないクラゲでも高度な学習ができると判明! - ナゾロジー
                                                                            • ワニの単為生殖を初確認、実は恐竜にも関わる重要な発見

                                                                              キューバのハルディネス・デ・ラ・レイナ国立海洋公園で泳ぐアメリカワニ。コスタリカでは、飼育下のアメリカワニで単為生殖が確認された。ワニ類としては初めての例だ。(PHOTOGRAPH BY DAVID DOUBILET, NAT GEO IMAGE COLLECTION) アメリカワニのメスは、オスがいなくても子どもを作れることが、2023年6月7日付けで学術誌「Biology Letters」に発表された最新の研究によって明らかになった。これは「単為生殖」、いわゆる“処女懐胎”として知られる現象だ。(参考記事:「動物の“処女懐胎”、なぜできる? ヒトではなぜ無理なのか」) 単為生殖はトラフザメ、ハシリトカゲ、アメリカマムシ、そして絶滅が危ぶまれているカリフォルニアコンドルなど、多くの野生あるいは飼育下にある脊椎動物で記録されている。しかしワニ類で確認されたのは、今回が初めてだ。アメリカワニ

                                                                                ワニの単為生殖を初確認、実は恐竜にも関わる重要な発見
                                                                              • 大阪公立大学、ブロッコリースプラウトが超硫黄分子を大量に含有することを発見

                                                                                大阪公立大学、ブロッコリースプラウトが超硫黄分子を大量に含有することを発見 大学ジャーナルオンライン編集部 大阪公立大学大学院理学研究科の笠松真吾助教と居原秀教授らの研究グループは、強力な抗酸化活性やエネルギー代謝改善作用があることから近年注目されている超硫黄分子が、ブロッコリースプラウト(ブロッコリーの新芽)に豊富に存在していることを明らかにした。 本研究グループはこれまでに、超硫黄分子がアブラナ科やヒガンバナ科の野菜に豊富に含まれていることを見出してきた。そして今回、アブラナ科のブロッコリーの新芽であるブロッコリースプラウトの発芽から成長する過程において、超硫黄分子量の変化を詳細に分析した。 その結果、ブロッコリースプラウトには成熟ブロッコリーの約7倍に及ぶ超硫黄分子が大量に含まれており、ブロッコリーの種から根が生え、発芽・成長するにつれて超硫黄分子量が劇的に増加することを発見した。超

                                                                                  大阪公立大学、ブロッコリースプラウトが超硫黄分子を大量に含有することを発見
                                                                                • 「ネアンデルタール人から受け継いだDNA」が現代人の痛みの感受性に影響を及ぼしているという研究結果

                                                                                  現代の地球に生息する唯一の人類であるホモ・サピエンスは、すでに絶滅したネアンデルタール人をはじめとするヒト属と交配していたことがわかっており、現代人の遺伝子にもネアンデルタール人などから受け継いだ遺伝子が混ざっています。生物学の学術誌であるCommunications Biologyに掲載された論文では、「現代人がネアンデルタール人から受け継いだ遺伝子が、痛みの感受性に影響を及ぼしている」という研究結果が報告されました。 Neanderthal introgression in SCN9A impacts mechanical pain sensitivity | Communications Biology https://www.nature.com/articles/s42003-023-05286-z Neanderthal DNA may shape how sensitive

                                                                                    「ネアンデルタール人から受け継いだDNA」が現代人の痛みの感受性に影響を及ぼしているという研究結果