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  • 【書評】ゼロトラストネットワーク | DevelopersIO

    オペレーション部 江口です。 以前から気になっていた「ゼロトラストネットワーク」の翻訳版がオライリーから発売されました。 https://www.oreilly.co.jp/books/9784873118888/ 早速読んでみたのでレビューしてみたいと思います。 書籍の概要 最近新しいセキュリティの考え方として注目されている「ゼロトラストネットワーク」について取りあげた書籍です。 ゼロトラストネットワークの概念、どのように構成するか、認証をどうするべきかなどを解説し、またGoogleやPagerDutyでの実際のシステムの事例などを紹介しています。 目次 1章 ゼロトラストの基礎 2章 信頼と信用の管理 3章 ネットワークエージェント 4章 認可の判断 5章 デバイスの信頼と信用 6章 ユーザーの信頼と信用 7章 アプリケーションの信頼と信用 8章 トラフィックの信頼と信用 9章 ゼロト

      【書評】ゼロトラストネットワーク | DevelopersIO
    • [書評] 「AWSコンテナ設計・構築[本格]入門」は文字通り本格的にECS/Fargateを始めるのにお勧めの一冊 | DevelopersIO

      みなさん、こんにちは! 福岡オフィスの青柳です。 今回は、AWSに関して書かれた書籍の「書評」をお届けしたいと思います。 タイトル: AWSコンテナ設計・構築[本格]入門 出版社: SBクリエイティブ 著者(敬称略): 佐々木 拓郎(監修)、新井雅也(著者)、馬勝淳史(著者) 出版社の書籍情報URL: https://www.sbcr.jp/product/4815607654/ 本の構成 (目次) 全5章の構成になっており、前半の1~3章で理論を学んだ後、後半の4~5章ではハンズオン形式で実際にAWS環境を構築する流れとなっています。 Chapter 01: コンテナの概要 1-1: コンテナという技術 1-2: Dockerとは 1-3: オーケストレータとは 1-4: コンテナ技術を導入するために考慮すべきこと Chapter 02: コンテナ設計に必要なAWSの基礎知識 2-1:

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      • [書評]「New Relic 実践入門 監視からオブザーバビリティへの変革」は可観測性を学び実践するための一冊 | DevelopersIO

        こんにちは、臼田です。 みなさん、よりよい運用してますか?(挨拶 今回は2021年9月15日に発売された書籍「New Relic 実践入門 監視からオブザーバビリティへの変革」の書評です。オブザーバビリティ(可観測性)について概念的にも実践的にもわかりやすい図とともに理解でき、特にNew Relicを活用して、単純な監視ではない、ビジネスに貢献するための運用の実践ができる一冊でした。 この記事ではこの書籍を読んで感じた、どんな人に向いているか、特に良かったところなどを書いていきます。 どんな人に向いているか 一言でいうと、「これからNew Relicを触る人、あるいは触り始めた人が活用できる書籍」です。「New Relic実践入門」というタイトルそのままですね。 逆に言えば、関連するオブザーバビリティについて理解を深めたい、あるいはNew Relicに限らない監視や運用の考え方を学びたいだ

          [書評]「New Relic 実践入門 監視からオブザーバビリティへの変革」は可観測性を学び実践するための一冊 | DevelopersIO
        • [書評] そろそろ Notion あらゆるデジタルデータをあつめて、まとめて、管理するオールインワンの神アプリ | DevelopersIO

          [書評] そろそろ Notion あらゆるデジタルデータをあつめて、まとめて、管理するオールインワンの神アプリ 先日(2021年10月19日)、オールインワンドキュメントツール「Notion」の新しい書籍『そろそろ Notion あらゆるデジタルデータをあつめて、まとめて、管理するオールインワンの神アプリ』が発売されていました。Notionは個人でも仕事でも利用して絶賛使い倒し中でしたのでこの書籍も即購入!しました。紙媒体(ソフトカバー)、Kindle版の両方で購入可能です。 当エントリではこの書籍を読んでみた感想とNotion及び当書籍に関する概要等を紹介していきたいと思います。 目次 全編フルカラー&日本語版完全対応 章毎の内容紹介 CHAPTER 1: Notionとは CHAPTER 2: Notionの使い方 CHAPTER 3: Notionと過ごす生活 CHAPTER 4:

            [書評] そろそろ Notion あらゆるデジタルデータをあつめて、まとめて、管理するオールインワンの神アプリ | DevelopersIO
          • 高校の「情報II」でデータサイエンスがしっかり学べる!すごい!

            高校の「情報II」でデータサイエンスがしっかり学べる!すごい! 2020-06-25-1 [Programming][Python][BookReview] データサイエンティストに俺はなる!! Python 初学者のタツヲです。 いまどきは高校の授業(情報II)でデータサイエンスをやるのですね。 文部科学省から教員用の資料が公開されてるのを知りました。 「情報II」を取った高校生がどんなことを学んでいるのかを知るために、さっそく調査です! 高等学校情報科「情報Ⅱ」教員研修用教材(本編):文部科学省 第3章がデータサイエンスの話題ですので、そこを読みました。 で、読んでみた感想ですが、内容が本格的すぎて震える。 大学のデータサイエンス演習のテキストじゃないのかよ、これ。 流し読みでは一部ついていけないところも(真面目に読む必要あり)。 高校生のうちからこの辺をマスターできれば将来安泰でしょ

              高校の「情報II」でデータサイエンスがしっかり学べる!すごい!
            • [書評] AWSの薄い本Ⅲ データ分析基盤を作ってみよう〜設計編〜 | DevelopersIO

              『AWSの薄い本 IAMのマニアックな話』や各種AWS認定試験対策本を執筆されている佐々木拓郎氏がこの度、データ分析基盤に関する書籍を新たに出版されていました。個人的にも非常に気になる内容でしたので早速購入し読んでみましたので書評というか感想を簡単にではありますが述べてみたいと思います。 (※今回はダウンロード版を購入しました) 目次 書籍情報 ポイントとか感想とか 第1章 データ分析基盤が必要とされる理由 第2章 データ分析基盤の全体像と構成要素 第3章 データレイクとDWHのアーキテクチャ 第4章 個人情報と加工方法と保持戦略について 第5章 データ加工について 第6章 アクセス制御 まとめ 書籍情報 書籍はBOOTHで購入が可能です。購入タイプは『物理版(+ダウンロード版)』、『ダウンロード版』のいずれかが選べます。 書籍自体のボリュームは全7章、54ページと非常にコンパクトにまとま

                [書評] AWSの薄い本Ⅲ データ分析基盤を作ってみよう〜設計編〜 | DevelopersIO
              • UIデザイナーを目指す人は「はじめてのUIデザイン」を最初に読んでほしい | DevelopersIO

                UIデザイナーを目指す人に最初に読んでほしい「はじめてのUIデザイン 改訂版」をご紹介いたします。モバイルアプリのデザインについての必要な知識が、UIの歴史からコンポーネントの解説、情報設計の考え方など網羅的に書いてあります! UIデザイン勉強中のアシスタントデザイナーのくぼです! 今回はUIデザインを学びたい人に絶対最初に読んでほしい一冊「はじめてのUIデザイン 改訂版」をご紹介します! なんとこちらから、EPUB版は無料でダウンロードできます!Kindle版でも100円で読むことができます!すごい!(2023年1月現在) この本について 「UIデザイナーを目指している人に渡せる最初の1冊を作りたい。」この本は、そんな想いから作られているそうです。 その言葉の通り、UIデザインにおける基礎的に必要となる知識や考え方が網羅的に書いてあります。 UIデザインの重要性から始まり、UIデザインの

                  UIデザイナーを目指す人は「はじめてのUIデザイン」を最初に読んでほしい | DevelopersIO
                • 【書評】労農派ピケティは「バラモン左翼」を乗りこえられるか──トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』評|梶谷懐

                  リベラル知識人はなぜ「バラモン左翼」と呼ばれるか 東浩紀は、『訂正可能性の哲学』(ゲンロン)や『訂正する力』(朝日新書)などの最近の著作のなかで、次のようなカズオ・イシグロの言葉にたびたび言及している。 俗に言うリベラルアーツ系、あるいはインテリ系の人々は、実はとても狭い世界の中で暮らしています。東京からパリ、ロサンゼルスなどを飛び回ってあたかも国際的に暮らしていると思いがちですが、実はどこへ行っても自分と似たような人たちとしか会っていないのです。[★1] 東は、開放性を掲げるリベラル知識人が、実は同じ心情や生活習慣を持つ人々の中で閉じたサークルを作っている、という実態を批判する文脈でこの発言に触れている。確かにそれも重要な視点だろう。そのうえで、ここではイシグロがそれに続けて語った内容により注意を向けたい。 私は最近妻とよく、地域を超える「横の旅行」ではなく、同じ通りに住んでいる人がどう

                    【書評】労農派ピケティは「バラモン左翼」を乗りこえられるか──トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』評|梶谷懐
                  • 【書評】二枚腰の道徳論──ベンジャミン・クリッツァー『21世紀の道徳』評|平尾昌宏

                    ベンジャミン・クリッツァーさん初の著書『21世紀の道徳 学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』(2021年、晶文社)。刊行間もなく増刷。まずはめでたい。面白い本だから、当然と言えば当然。私も夢中で読んだ(途中までは)。 しかし、実を言えばこれは、かなり論評しにくい本だ。 第1章。リベラルは人間、人権を大事にするあまり、人間が動物と地続きだという進化の事実に目をつぶり、科学を無視しているのではないか、との苦言から入る。我々も、「そうそう、リベラルにはそういうところあるよね」と思う。だから、もっと生物学や心理学といった科学が見出した事実を押さえて、フラットに考えよう、事実を無視して理想を繰り広げても妄想にしかならない、というのがクリッツァーさんの、そして本書を貫く基本的なスタンスである。 道徳を論じる主要な学問は倫理学。その倫理学では伝統的に、価値規範と事実を峻別する傾向が強かった(その例

                      【書評】二枚腰の道徳論──ベンジャミン・クリッツァー『21世紀の道徳』評|平尾昌宏
                    • 『人を操る禁断の文章術』書評・レビュー【稼ぎたいブロガー必見】 | 人生RPG攻略

                      1PVでも収益1万円、そんな文章が書けるキッカケを得られます。 [say name=”ブログで稼ぎたい人” img=”https://okekolog.com/wp-content/uploads/2020/08/65.jpg”]『人を操る禁断の文章術』って良いの?要約とか見たい。 実際に読んだ人の感想も教えてくれたら助かるな![/say] ご覧頂きありがとうございます。その悩みを解決するキッカケが本書には詰まってますよ。 僕自身、本書に書かれたことを意識したら、月7000PVほどしかない7ヶ月のブログで月11万円を稼ぐことができました。 [memo title=”この記事を読むと分かること”] 人を操る禁断の文章術の感想 人を操る禁断の文章術の口コミ 人を操る禁断の文章術の要約 個人的おすすめポイント [/memo] 本記事の信頼性 おけこのTwitter 少しでも副収入を得たいからブロ

                      • 『アリバイ崩し承ります』を読みました。ドラマ化されるの楽しみ! - わたしのまいにち

                        大山誠一郎著『アリバイ崩し承ります』を読みました。 面白かった!Amazonでおススメされたので、kindleで購入しました。 kindleだと本を買っても物が増えないし、気になったところをメモしたり振り返ったりできるのが便利ですね。 『アリバイ崩し承ります』は、「2019本格ミステリ・ベスト10」で1位に選ばれた作品。 7話の短編集で、さくさくと読むことができました。 あまりにたんたんと話が進んでいくので、主人公たちに感情移入しにくい点もあるけど、謎解きを楽しむにはすごくいい作品。 謎解きにフォーカスさせるためにあえて、主人公や女店主にスポットを当てないようにしてるのかもしれない。 読み終わってから知ったのですが、ドラマ化されるそうです。 ただ、テレビ朝日のサイトを見てみたら、ちょっと設定が違うような… あっさりと描かれていた主人公たちの背景にも焦点が向けられるのかもしれません。 テレビ

                          『アリバイ崩し承ります』を読みました。ドラマ化されるの楽しみ! - わたしのまいにち
                        • 【書評】「SwiftでつくるARKit超入門」を読みました | DevelopersIO

                          クラスメソッド福岡オフィスでiOSアプリエンジニアとして働いている田辺です。ご縁がありSwiftでつくるARKit超入門という本を読み、ARの学び始めにとても良い本だと思ったので書評ブログを書くことにしました。 書籍情報 書籍の著者は北村愛実さんです。ARKitやUnityに関するブログや書籍を公開されていたので、本を手に取る前から存じあげていました。 北村愛実 1988年生まれ。立命館大学院理工学研究科卒業。大学院では画像処理を利用したスマートフォン用のアプリケーションやゲームを開発する。IT企業の研究職を経て、現在は主婦をやりつつ執筆やイラスト制作に励んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) https://www.hmv.co.jp/artist_%E5%8C%97%E6%9D%91%E6%84%9B%E5%AE%9F_000000000665641/b

                            【書評】「SwiftでつくるARKit超入門」を読みました | DevelopersIO
                          • 「事業をエンジニアリングする技術者たち Engineers in VOYAGE」を読みました

                            どう考えてもこの3連休で読んでねっていうタイミングでの発売 & 献本 (小賀 @makogaさんありがとうございました) だったので、感想も覚えてるうちに書いておこうと思います。 この本はなに 書籍「Engineers in VOYAGE 事業をエンジニアリングする技術者たち」が発売 #voyagebook VOYAGE GROUP techlog にてまえがきがまるっと掲載されているのでそれを読むのがベストだと思いますが、どんな形式の本かといえばVOYAGE GROUPが持つ6つの事業について、そこに関わるエンジニアのインタビューをまとめたものになります。 本書は、そのようなVOYAGE GROUPのさまざまな事業やサービスを牽引するエンジニアに2020年1月から2020年5月にかけて行ったインタビューを1冊の書籍としてまとめたものです。事業をエンジニアリングの視点で考えたり、さらにはエ

                              「事業をエンジニアリングする技術者たち Engineers in VOYAGE」を読みました
                            • Rails: メールをActive Recordのコールバックで送信しないこと(翻訳)|TechRacho by BPS株式会社

                              概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: Don’t Email From Active Record Callbacks - Andy Croll 原文公開日: 2019/06/02 著者: Andy Croll Railsアプリケーションで何かとやってみたくなることのひとつといえば、メール送信でしょう。 モデルのインスタンスが変更または作成されたときにメールを送信するというのが、よくあるパターンです。 次のようにしないこと モデルのコールバックにメール送信を仕込む。 class BookReview < ApplicationRecord after_create :send_email_to_author private def send_email_to_author AuthorMailer. with(author: author). review_notif

                                Rails: メールをActive Recordのコールバックで送信しないこと(翻訳)|TechRacho by BPS株式会社
                              • 黒川博文 Hirofumi Kurokawa - 行動経済学の本棚

                                川越敏司(2020)「意思決定」の科学 なぜ、それを選ぶのか 行動経済学とも深くかかわる意思決定理論を15の実験を通じて学べる1冊。著者サイトではScratchとPythonによる実験を試せます。 大竹文雄(2019)行動経済学の使い方 基礎から応用まで学べて、行動経済学はこんなに使える!と思える1冊。深く知りたい方は文献解題を読み、気になった論文を読んでみることをおススメします。 依田高典(2016)「ココロ」の経済学:行動経済学から読み解く人間のふしぎ 依田高典(2010)行動経済学:感情に揺れる経済心理 友野典男(2006)行動経済学:経済は「感情」で動いている 私が行動経済学を知るきっかけになった本です。 マイケル・ルイス(2017)かくて行動経済学は生まれり カーネマン氏とトヴェルスキー氏の軌跡を追いながら、行動経済学を学べるノンフィクション。 ダニエル・カーネマン(2014)フ

                                • [書評] AWS の使いどころとポイントがわかる「みんなの AWS」を読んでみた #awsforeveryone - michimani.net

                                  2020-06-09 AWS には 170 を超えるサービスがありますが、それらのサービスをどのように組み合わせて使えばよいのかは、実際に動くものを作ってみないと理解が出来ない部分が大きいです。今回紹介する 「みんなの AWS 〜AWSの基本を最新アーキテクチャでまるごと理解!」 では、 AWS の基本から最新情報も含めた AWS の使いどころとポイントが詰まっています。購入から少し時間が経ってしまいましたが、レビューを書いておきます。 届いた #みんなのAWS #awsforeveryone pic.twitter.com/oy9yyghbwi — よっしー Lv.854 (@michimani210) April 20, 2020 目次 書籍の概要 著者 書籍の目次 各章の概要と感想 1 章 AWS の基礎知識 2 章 AWS で作る Web サービス 3 章 サーバーレスプラットフォ

                                    [書評] AWS の使いどころとポイントがわかる「みんなの AWS」を読んでみた #awsforeveryone - michimani.net
                                  • 書評データ/Reviews | 政治外交関係文献データベース

                                    政治外交関係文献データベース

                                      書評データ/Reviews | 政治外交関係文献データベース
                                    • 【心に刺さる】『ブログ飯』要約&書評【5つのおすすめポイント】 | 人生RPG攻略

                                      本書の内容をザックリまとめると下記のようなことが書かれています。 [box class=”box6″] オリジナリティのあるブログを作れ ブログに挑戦する時のメンタル リアルな体験に勝るものはない PVは機械ではなく人間である 収益が上がらない原因 [/box] 本書を読むことで他ブログとの差別化の方法や収益が立つブログになるための本質が分かります。 [say name=”おけこ” img=”https://okekolog.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_7748.jpg”]本質が分かってないとテクニックを学んでも無意味なので、最初の1冊にもおすすめです![/say] ①オリジナリティのあるブログを作れ 副業解禁でブログを始める人が増えましたが、稼げてる人はかなり少ないのが現実です。 その証拠として、NPO法人アフィリエイトマーケティング協会が201

                                      • 4月は「聞き覚えがあるSF」を読む月間 - ひつじ図書協会

                                        こんにちは、対面授業が復活したはいいけど、長すぎる通学時間を持て余しているsheep2015です。 というわけで、2022年4月から「聞き覚えがあるSF」を読む月間を開催しています。ルールは簡単。①一週間に一度、古本屋に行ってタイトルに見覚えのあるSFを買い漁る ②通学中に読む。それだけです。 この記事では、買った本の感想を順次記録していきます。ただ、「買った本は全部読まなくちゃいけない」みたいなルールを課すとなんだか窮屈なので、いつか読む時が来るのを期して放置するのもありとします。 リングワールド 太陽風交点 神への長い道 あなたの人生の物語 闇の左手 高い城の男 ゴルディアスの結び目 たったひとつの冴えたやりかた 虎よ、虎よ! 鋼鉄都市 ニューロマンサー プレイヤー・ピアノ 都市と星 最後に ちなみにこちらは、2022年4月までに読んだ海外SFについての記事です。併せてどうぞ。 www

                                          4月は「聞き覚えがあるSF」を読む月間 - ひつじ図書協会
                                        • 書評「ヤバい集中力」で雑念だらけの自分とケリをつける | DevelopersIO

                                          大阪オフィスのちゃだいんです。 突然ですが皆さん、集中できてますか? 私は日々雑念だらけであんまりできてません。満足に集中できてるな〜って思うことって少ないですね... 「集中力って昔から当然のように口走ってるけど、そもそも集中力って何なんだ?」 そんな集中力に関するあらゆる悩みを解決してくれるのが、今回ご紹介する「ヤバい集中力」です。 「ヤバい集中力」概要 ヤバい集中力|SBクリエイティブ みんなが知ってるようで知らない集中力の仕組みと、 なんと集中力を320%も上げる具体的な方法が紹介されています。 320%も集中力が上がったら人生何もかもうまくいきそうな気がしませんか? ここからは、本を読んだ中で個人的にグッときたポイントに絞ってご紹介します。 1.著者の集中力がヤバい まず大前提として、著者である鈴木祐氏の集中力がヤバすぎます。 私はサイエンスライターとして本を書くかたわら、企業の

                                            書評「ヤバい集中力」で雑念だらけの自分とケリをつける | DevelopersIO
                                          • 門外漢にも易しい、前向きな“政治”のお話『僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか』感想 - ぐるりみち。

                                            本書のメッセージを一言で要約すれば、「これからの社会には、あなたの〈ポジ出し〉が不可欠だ」、ということです。 (荻上チキ著『僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか』P.3より) このような序文から始まる本、荻上チキ著『僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか』を読みました。 いつでもどこでも、誰かが何かにダメ出しをしていて、生きにくく感じることもある今日この頃。ネット上の過激な発言は言うに及ばず、駅前でもあれこれと声高に叫ぶ人がいる。いや、もちろんデモやスピーチは自由ですし必要な場合もあるとは思いますが、どうも言葉が強すぎて、聞くに耐えないんですよね……。 特に政治的な問題については、どこもかしこもセンセーショナルな発言ばかりが目立って、ダルい(って書くと、これも “ダメ出し” なのかもしれないけれど)。 「冷静に考えている人もいるよ!」「あんなのは一部だよ!」という指摘もわかるのだ

                                              門外漢にも易しい、前向きな“政治”のお話『僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか』感想 - ぐるりみち。
                                            • [書評] 「アルゴリズム的思考力が身につく! プログラミングコンテストAtCoder入門」は競プロ・アルゴリズム勉強したいけど何をしたら良いかわからない人におすすめの一冊 | DevelopersIO

                                              こんにちは、AWS事業本部コンサルティング部に所属している今泉(@bun76235104)です。 今回は「AtCoderや競技プログラミングを始めたい・一生使えるアルゴリズムの勉強をしてみたい」という方におすすめの書籍について「書評」を書かせていただきました。 タイトル: アルゴリズム的思考力が身につく! プログラミングコンテストAtCoder入門 出版社: KADOKAWA 著者(敬称略): 大槻兼資 監修: AtCoder株式会社 出版社の書籍情報リンク: 「アルゴリズム的思考力が身につく! プログラミングコンテストAtCoder入門」 大槻 兼資[PC・理工科学書] - KADOKAWA AtCoder・競技プログラミングはプログラミングを使ったスポーツ 本書では、「AtCoderの始め方・どこを目指すために、どのようなアルゴリズムを学習して、どのような練習問題を解いていくかという」

                                                [書評] 「アルゴリズム的思考力が身につく! プログラミングコンテストAtCoder入門」は競プロ・アルゴリズム勉強したいけど何をしたら良いかわからない人におすすめの一冊 | DevelopersIO
                                              • 【書評】サブマリン|陣内節炸裂&哲学・倫理について深く考えさせられる一冊|すばるの雑談

                                                伊坂幸太郎さんの作品『サブマリン』を読み終えたので、書評の方をしていきたいと思います。 「チルドレン」の続編となり、伊坂作品の大人気キャラ陣内も登場する本作品。 伊坂幸太郎の魅力が詰まりに詰まった一冊になっています。 ≫伊坂幸太郎のおすすめ作品10選 ⇓「チルドレン」の書評記事はこちらから 【書評】チルドレン|陣内と愉快な仲間たちが作り上げる温かい物語みなさん、こんにちは。すばるです! 本日は書評記事の方を書いていきます。 本日紹介する作品は、伊坂幸太郎さんの作品、... 個人的評価 ・読みやすさ:☆☆☆☆☆ ・興味深さ:☆☆☆☆☆ ・オリジナル性:☆☆☆☆☆ ・再読したい:☆☆☆☆☆ ・知識:☆☆☆☆☆ 総合評価:A ※あくまで個人的評価です。 総合評価についてはS~Dまでで評価しています 内容 家庭裁判所調査官の武藤は貧乏くじを引くタイプ。無免許運転事故を起こした19歳は、近親者が昔、

                                                • 働くことに悩んでいる人へ[しょぼい喫茶店の本] - ストレイバード はぐれ鳥の止まり木

                                                  最近、様々なメディアでアラフォーのことを就職氷河期世代とやたらと強調したり、政府が人生再設計第一世代なんていう完全にアラフォーを失敗した世代と決めつけたような名称をつけたことににカチンときているせいか、 新しいチャレンジ、現代だからできる仕事のはじめ方 について書かれた本に目が行きがちなんですよ。 だって、なんだか悔しいじゃないですか? 高度経済成長期から高齢化を背景にした社会事情が原因でできた歪みの調整弁に使われたのに、まるでアラフォー世代が失敗ばかりしたダメ集団のように扱われているんですから。 現在を一生懸命に支えようと生きてきた人たちに、過去の世代たちの負債を被らせるだけでなく、今のうちから未来の負債と決めつけて管理しようとするなんて残酷すぎるんですよ。 だから、ぼくはリスクが極力減らせて、社会で10年以上がんばった経験がある人ならできそうな、起業というよりは生き方を見つけたいんです

                                                    働くことに悩んでいる人へ[しょぼい喫茶店の本] - ストレイバード はぐれ鳥の止まり木
                                                  • バズは狙わない!“普通”の人がSNSを活用する方法をまとめた本に共感しきりだった - ぐるりみち。

                                                    「SNSで人生が変わりました!」 こんな言葉を、少し前まではたびたび耳にしていたような気がする。Twitterでバズったことで自著を出版できた。Facebookで古い友人と再会して事業を立ち上げた。趣味のSNSきっかけで交流を始めた相手と結婚した──。そんな輝かしい機会と出会いを、SNSはもたらしてくれる。 しかし一方では、「そのような大きな『成功』を得られるのは、ほんの一部の人に過ぎない」という見方もある。 もともと能力を持っていた人が、SNSきっかけで注目され、正当に評価されるようになっただけ。注目されるにはバズる必要があり、バズるには才能やスキルが欠かせない。ゆえに僕ら一般人は何をしようと注目されることはないし、「成功」することだってない──。そんな、諦めにも似た見方。 ……いやいや、その見方はあまりにも極端すぎるのでは!? そう、別にバズらなくたっていいんです。淡々と発信し続けるだ

                                                      バズは狙わない!“普通”の人がSNSを活用する方法をまとめた本に共感しきりだった - ぐるりみち。
                                                    • 【書評】トラウマとイデオロギー──マルレーヌ・ラリュエル『ファシズムとロシア』評|乗松亨平

                                                      本書にとっては厳しいタイミングでの出版となった。だがこの厳しいタイミングだからこそ、読まれるべき本である。 本書の原題は「ロシアはファシストか」である。これは修辞疑問であって、現代ロシアの政治体制をファシズムとは呼べないというのが著者の主張だ。欧米(やロシア)では絶対悪に等しい「ファシスト」というラベリングによって思考停止に陥ることを諫め、ロシアを西側と連続した反リベラリズムの潮流のなかで捉えるように説く。 著者はロシアの右派研究の世界的第一人者であり、時代の先端を捉える詳細かつ旺盛なそのリサーチは、評者もつねづね参照してきた。その視野が現代だけでなく過去にも広がっていることは、『ゲンロン7』に訳出された、ユーラシア主義とロシア宇宙主義の交錯の歴史を見渡す論文「運命としての空間」からも明らかであろう。本書は著者が積みあげてきたリサーチを凝縮したいわば「ベスト盤」となっており、ロシアの現体制

                                                        【書評】トラウマとイデオロギー──マルレーヌ・ラリュエル『ファシズムとロシア』評|乗松亨平
                                                      • 書評「超・箇条書き」で超・わかりすい情報整理スキルを身につける | DevelopersIO

                                                        ちゃだいん(@chazuke4649)です。 「超・箇条書き」という本の所感をまとめたいと思います。 なぜ箇条書き? 現代のビジネスパーソン、また私のようなITエンジニアは日々膨大な情報量と対峙しやりあっています。限られた時間の中で、できるだけ多くの情報を処理したり、多くの知識を得たり、多くの判断を下しています。このような状況下で効率的に情報処理を行いたい場合、普段の業務の中で自然と箇条書きを多用している現状に気づきました。自分は箇条書きが大好きで、Slackでの同僚とのちょっとしたやりとりでも平然と使ってしまいます。今回自分のそのクセの謎に真っ当から回答してくれる本に出会えたので、ダイジェストで紹介したいと思います。 なぜ箇条書き?の要点 情報過多時代。みんな忙しいし、時間がない ダラダラ長い文章は相手に情報処理の負荷を強いている 最短で最良を目指すなら、箇条書き あらゆる目的で使える

                                                          書評「超・箇条書き」で超・わかりすい情報整理スキルを身につける | DevelopersIO
                                                        • 天才の習慣をパクろう『1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック ・著・許 成準(ホ・ソンジュン)』書評・書籍感想・ブックレビュー - 簡単に暮らせ

                                                          先日一気に読み終えた1日ごとに差が開く 天才たちのライフハックは、「天才と言われている人が、習慣の力を活用した具体例」を88も知ることができる本です。 天才の習慣はパクる 著者の視点で天才の行動の意味は変わる 著者のフィルターが活きている本 印象に残った内容の一例紹介 リチャード・ファインマン氏 漫画家の鳥山明氏 ドイツのショーペンハウアー氏 選択しない行動 さいごに 天才の習慣はパクる 知ってどうするのか?と言えばそれはズバリ、パクるためなわけです。この本の冒頭にも天才の習慣をまねる必要性が書いてあります。 88の項目は5つに大分類されているので、今の自分に興味があるところから読めるのがいいですね。 集中力を強化するライフハック アイディアが湧いてくるライフハック 仕事の生産性を上げるライフハック ストレスに打ち勝つライフハック 学び、自らを高めるライフハック 著者の視点で天才の行動の意

                                                            天才の習慣をパクろう『1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック ・著・許 成準(ホ・ソンジュン)』書評・書籍感想・ブックレビュー - 簡単に暮らせ
                                                          • 【書評】『マーケティングの仕事と年収のリアル』将来持続可能なプロを目指すための1冊 - リスティング広告を触ってる人のブログ|PPC-LOG

                                                            本当に今更になってしまうのだが、山口義宏・著『マーケティングの仕事と年収のリアル』読み終えた。 自分を売り込むことが出来ないマーケターは多い 自分のこと、キャリアのことを考える 再度同じ指摘にはなるのだが... 追伸(P.S) 再追伸(P.S) 自分を売り込むことが出来ないマーケターは多い 『資本論』で知られるマルクスが貧乏すぎて、自分の子供を餓死させていたのと同じように、『マネジメント』で知られるドラッカーが、自身では秘書をうまくマネジメント出来ず、最後まで奥さんと二人三脚で仕事を回し続けたのと同じように(むしろ奥さんがドラッカーをうまくマネジメントしていたのは、経済界では非常に有名な話)、歴史の担い手ですら、自分のために、専門分野の知識を使い倒せる人というのは非常に少ない。 これらの例と同じように、自分がモノ・コトを売るプロでありながら、自分を売り込むことが出来ないマーケターも、実際多

                                                              【書評】『マーケティングの仕事と年収のリアル』将来持続可能なプロを目指すための1冊 - リスティング広告を触ってる人のブログ|PPC-LOG
                                                            • 速すぎるSNSを見直し、“書く”ことへの再考を促す本『遅いインターネット』 - ぐるりみち。

                                                              タイトルにホイホイされるまま、割とノリと勢いで本を買った。 筆者名すら確認せずにポチったため、ダウンロードした電子書籍を開いてようやく「あ、宇野さんの本だったのか」と気づいたくらい。そうやってろくに確認もせずに衝動買いしてしまうほど、ビビッとくるタイトルだったのです。 本の名前は、『遅いインターネット』。 民主主義や拡張現実、コミュニティやコミュニケーションなど、多角的な視点から現代の「インターネット」を紐解き再考する──もとい “再考させられる” 、示唆に富んだ1冊でした。 遅いインターネット 宇野 常寛 幻冬舎 2020-02-19 Kindle Amazon たまには「速いインターネット」から離れたい 情報の伝達速度にせよ、通信速度にせよ、はたまた「今日も推しがかわいい」と脊髄反射的に呟く自分のツイートにせよ、とにもかくにも「速さ」には定評があるインターネット。そんななかで「遅い」こ

                                                                速すぎるSNSを見直し、“書く”ことへの再考を促す本『遅いインターネット』 - ぐるりみち。
                                                              • [しょぼい起業で生きていく]と終身雇用終了 - ストレイバード はぐれ鳥の止まり木

                                                                あなたは、お店を構えて商売するなんて、 ものすごくハードルの高いことだと思っていませんでしたか? お店をオープンするためには、改装費に数千万円、安くても1000万円に近い金額がかかって、失敗した途端、人生が終わるようなイメージがありますよね。 まさに、人生勝負に出た! という気負いを感じるじゃないですか。 でも、一昔前は、どこの小さな町にも本屋さんがあって、クリーニングやさんがあって、出前をしてくれるうどん屋さんがあって・・・ という具合に、個人のお店はたくさんありましたよね。 今回紹介する本を読んでいると、お店を持つっていうのは本来、そんなに難しいことではなかったんじゃないかな?と思えてきました。 今回は、『しょぼい起業で生きていく』を読んで考えた、 時代によってお店の構え方に特徴があったんじゃないか? という話と、 これからの町と終身雇用の終わった時代の働き方について考えてみました。

                                                                  [しょぼい起業で生きていく]と終身雇用終了 - ストレイバード はぐれ鳥の止まり木
                                                                • 『21世紀の道徳 学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』-書評、紹介文、イベントなどまとめ(4/9) - 道徳的動物日記

                                                                  21世紀の道徳 作者:ベンジャミン・クリッツァー 晶文社 Amazon 刊行から四ヶ月経ちました。まだ買っていない人は買ってください。 Kindle版はこちら。 今週の土曜日に渋谷ロフト9でイベントやるのでチケット買って(配信のやつも買えます)。 www.loft-prj.co.jp 以下は諸々の方からいただいた書評です。 神学者の森本あんりさん(よみうり新聞)。 www.yomiuri.co.jp 倫理学者の平尾昌宏さん(ゲンロン)(())。 https://www.genron-alpha.com/bookreview_005/ 精神科医の熊代亨さん(はてなブログ)。 p-shirokuma.hatenadiary.com 共同通信配信による滝口克典さん(若者支援、居場所づくりなどが専門)の書評も全国の地方紙に掲載されました。 以下は自分で各メディアに書いた紹介文。 講談社現代ビジネス

                                                                    『21世紀の道徳 学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』-書評、紹介文、イベントなどまとめ(4/9) - 道徳的動物日記
                                                                  • せっかくの学習意欲を無駄にしない!“学び”の型を身につける本『すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法』 - ぐるりみち。

                                                                    特に理由はないけれど、何かを学びたい──。 季節の変わり目は、そうやって不意に「学び」へのモチベーションが高まりやすい傾向にある。そんな気がする。 しかしそれをネット上で表明しようものなら、辛辣な反応が返ってくることは想像に難くない。「目的のない学習意欲なんて、すぐに消えてなくなるっしょ」とか、「意識高い系は学生時代に卒業しようね」とか、「自己啓発本でも読んだ?」とか*1。 ──別にいいじゃん。意識が高くなる時期があったり、何かに影響されたりしたって。何に対しても無反応だったり冷笑的だったりするよりは、学習意欲はあったほうがいい。たとえそれが、一時的なものだったとしても。「知的好奇心」ってそういうものじゃないのん? とはいえ、一番最初の指摘は的を射ているようにも思う。学習に限らず、目的のない活動は長続きしないもの。それがよっぽど楽しくて、刺激的で、心躍る活動でもなければ、継続するのは難しい

                                                                      せっかくの学習意欲を無駄にしない!“学び”の型を身につける本『すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法』 - ぐるりみち。
                                                                    • 「幸福な監視国家・中国」:「自由か、さもなくば幸福か?」|2019年|柏木亮二のDX Book Review|ナレッジ&インサイト|NRI Financial Solutions

                                                                      急速なITの社会実装が進む中国。個人信用情報プラットフォームである「芝麻信用」を歓迎し、党や地方政府によって行われているネット検閲や、街のいたる所に設置されている監視カメラに対してもそれほどの忌避感を持たない中国人を、私たちはどこか釈然としない気持ちで見ている。それはジョージ・オーウェルが「一九八四年」で描いた「ビッグブラザー」の支配するディストピアではないのか、と。しかし、実際の中国で起きていることを見てみると、そこには「無秩序で混乱した社会」から「行儀がよくて予測可能な社会」への転換を歓迎している市民がいる。そして、現在の中国を知るほどに感じるのが、いわゆる「西側資本主義国」のほうが、この「監視社会」の到来がさらに悪い形、つまり市民の目に見えない形で近づいて来ているのではないかという危惧である。 中国の「監視社会」の実像 日本のメディアで中国の監視社会の記事を目にすることが増えた。きっ

                                                                        「幸福な監視国家・中国」:「自由か、さもなくば幸福か?」|2019年|柏木亮二のDX Book Review|ナレッジ&インサイト|NRI Financial Solutions
                                                                      • 「罪なき者のみ石を投げよ」は詭弁? ロジカルシンキングを疑う『論より詭弁』がおもしろい - ぐるりみち。

                                                                        『論より詭弁』という本を読んだ。 ロジカルシンキングを扱う本が数多く書店に並んでいる現代において、このタイトルは否が応でも目に入った。序章のタイトルからして「論理的思考批判」であり、「論理なんぞ知ったこっちゃない」と言わんばかりの言葉が並ぶ本書の第一印象は、あまりにも鮮烈だった。 議論に世の中を変える力などありはしない。もし本当に何かを変えたいのなら、議論などせずに、裏の根回しで数工作でもした方がよほど確実であろう。実際に、本物のリアリストは、皆そうしている。世の中は、結局は数の多い方が勝つのである。 (香西秀信著『論より詭弁』Kindle版 位置No.53より) 「あまりにもぶっちゃけすぎでは!?」と驚いてしまうものの、だからといって「論理」を完全に蔑ろにしているわけではない。それどころか、筆者自身は論理的思考の研究と教育に携わってきた立場にある。 『論より詭弁』では、そんな筆者が論理学

                                                                          「罪なき者のみ石を投げよ」は詭弁? ロジカルシンキングを疑う『論より詭弁』がおもしろい - ぐるりみち。
                                                                        • 書評:川端裕人『エピデミック』(角川書店)

                                                                          最終更新: January 16, 2008 (WED) 10:33 書誌情報 著者:川端裕人 題名:エピデミック 出版社:角川書店 発行:2007年11月30日第一刷 外形:四六判,509ページ 価格:税込み1,995円 ISBN:978-4-04-873801-9(Amazon | bk1) 川端君自身が書いている通り,『竜とわれらの時代』以来,久々の書き下ろしで「本格感」のある長編小説であった。他の作品も,それはそれで味わい深いのだけれども,やはり読み応えという点からすると,川端君には,ときにはこういう小説に取り組んでほしいと思う。川端君の「本格感」のある長編小説は,ただ小説として面白いだけではなくて,『夏のロケット』は航空宇宙工学,『リスクテイカー』は金融工学,『竜とわれらの時代』は恐竜学といった具合に,科学のある分野のわかりやすくて筋のいい入門書になっているという特徴をもつ。言っ

                                                                          • コンビニ人間に共感したわたしは、「こちら側」の人間 - BOOKS:LIMELIGHT

                                                                            コンビニ人間を再読した。ハンチバックを読んだ後、同じ芥川賞作品として思い出したのと、Audibleにもあったため。読んで、そうだった。わたしは「こちら側の人間」だった。と思い出して、結構深めに落ち込んでしまった。 コンビニ人間 (文春文庫) 作者:村田 沙耶香 文藝春秋 Amazon この物語は“普通”に生きることを目指さざるを得ない人間の奮闘記だと思う。主人公はコンビニ店員としてアルバイトを始めて18年。自然に身を任せていると、母、妹、友達が心配するから。世界の正常な部品で居続けるために、そろそろ別の“何か”にならなければならないともがく。 最初に読んだのは4、5年前くらい?本屋の平積みでたまたま見つけた。物語に深く共感して、やった行動は2冊目を買うことだった。自分の周りの人の反応が知りたくなって、貸して読んでもらおうと思った。3、4人くらいに貸したかな…?反応はさまざまだった。 これは

                                                                              コンビニ人間に共感したわたしは、「こちら側」の人間 - BOOKS:LIMELIGHT
                                                                            • 『コミュニティ・オブ・プラクティス』大人のアクティブ・ラーニング「実践コミュニティ」を作ってみよう!

                                                                              『コミュニティ・オブ・プラクティス』大人のアクティブ・ラーニング「実践コミュニティ」を作ってみよう! ゆるく楽しく繋がり学ぶ、をテーマに非公式コミュニティを作ってみよう! みなさんは自分が所属している会社の組織図を見たことがありますか? 経営陣が上にいて、その下に各部署が枝分かれして配置されている、どこの会社もたいていはそんな感じの図だと思います。 ではでは、あなたの会社には、その組織図に載っていない組織・集まり・コミュニティはありますか? パッとは思いつかないかもしれませんが、たとえば部活や、同期の仲間たち、喫煙スペースに集まる人たちなどなど。よーく目を凝らしてみると、ありますよね。組織図に載っていない「非公式コミュニティ」! 実は今、この非公式コミュニティのなかの「実践コミュニティ」というタイプのものが、会社を存続の危機から救ったり、売上や製品開発に貢献するなど大活躍しているそう。“非

                                                                                『コミュニティ・オブ・プラクティス』大人のアクティブ・ラーニング「実践コミュニティ」を作ってみよう!
                                                                              • 【書評特別篇】宇宙を狂気から救う哲学──ユク・ホイ『再帰性と偶然性』評|石田英敬

                                                                                2022年8月30日、ユク・ホイ『中国における技術への問い』がゲンロンより刊行されました。ユク・ホイの邦訳としては、『再帰性と偶然性』が青土社より2月に刊行されています。以下に公開するのは、石田英敬さんによる『再帰性と偶然性』の書評です。書籍の紹介をはるかに越え、ユク・ホイの哲学全体を、そして現代のサイバネティクス化したメディア環境を射程に収めた論考を寄せていただきました。ホイの哲学への入り口として、ぜひ『再帰性と偶然性』、『中国における技術への問い』とともにお読みください。(編集部) いまユク・ホイの仕事が世界の哲学に静かな熱狂をもたらしつつある。その波の拡がりは従来の西欧哲学の伝播経路とは少し異なっている。香港から出発し、ロンドン・ゴールドスミス・カレッジを経て、パリのポンピドゥーIRIで修行。その後、ドイツや香港、あるいは杭州で教えるという、本人の移動軌跡も型破りだが、受容の方も、ロ

                                                                                  【書評特別篇】宇宙を狂気から救う哲学──ユク・ホイ『再帰性と偶然性』評|石田英敬
                                                                                • コードを書く際の指針として見返すサイトまとめ - Qiita

                                                                                  お勧めの記事がありましたらコメントなどで教えて頂けると幸いです。 Guidelines プログラマが知るべき97のこと 技術的負債 不慣れなコードベースで短期間に生産性を高めるための7つの方法 何も知らない人を育てるために(新人教育情報キュレーション) 保守開発に開発者として入って困ることのまとめ(実体験) 技術系の名言まとめ++ 真似をする前にバッドプラクティスかどうかを調べてみよう 読まれない名著「人月の神話」を本気で読み込んでみた(まとめ) 技術的負債とどうやって戦うか 楽しいコーディングのための CUPID - SOLID 原則に対するアンチテーゼ エンジニア基礎(新人研修資料) Coding Style モデルやメソッドに名前を付けるときは英語の品詞に気をつけよう 関数名や変数名に使えそうな動詞・名詞・形容詞のメモ Naming -名前付け- DRY原則をもう一度 -コンカレント

                                                                                    コードを書く際の指針として見返すサイトまとめ - Qiita