並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 45件

新着順 人気順

comic;少年の検索結果1 - 40 件 / 45件

  • 諫山創が米紙に語る「ハッピーエンドを諦めるしかなかった」 | 『進撃の巨人』の結末の背景とは

    漫画『進撃の巨人』が連載を終えて2年、TVアニメ版もついに最終話が放送された。世界的に人気の高い同作の完結を受けて、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が、原作者の諫山創にインタビューした。 「世界で最も需要の多い作品」だった アニメ『進撃の巨人』の最終話がクランチロールとフールーで配信され、2013年に放送が始まった大作がついに終わりを迎えた。 日本では11月4日に最終回が放送された 2009年から2021年まで連載された原作漫画同様、TVアニメ版はたちまちヒットとなり、現代アニメの一時代を画すシリーズのひとつとなった。スピンオフ作品や実写版、ゲーム、それから『スパイダーマン』や『アベンジャーズ』といったタイトルとのコラボ漫画まで出た。 Season 4にあたるThe Final Seasonが2020年に放送開始して以降、『進撃の巨人』はインターネット上で最も多く見られたシリーズとなった。放

      諫山創が米紙に語る「ハッピーエンドを諦めるしかなかった」 | 『進撃の巨人』の結末の背景とは
    • マジでBLEACH初めて読んだ|ジスロマック

      みなさまには、「明らかに見た記憶はあるのに、内容は全く覚えていない」という状態の作品があるだろうか? 私には、かなりある。 より具体的に言えば、「明らかに“見た”という記憶はあるのに、子供の頃の記憶すぎて内容はサッパリ覚えていない」という状態の作品が、ものすごく多い。 『機動戦士ガンダムOO』や『コードギアス 叛逆のルルーシュ』、『おねがいマイメロディ』に『絶対可憐チルドレン』……どれもこれも、「見た」記憶はあるのに、内容はよく覚えていない。だから、今こそ見直したい。特にその中で存在感が大きかったのが……………… 『BLEACH』1巻より そう、『BLEACH』なのです。 ちょうど前、アニメの千年血戦篇を見ていた時、ふと気がついたのです。私は、BLEACHを見た気がしていたけど、実は全く内容を覚えていない。というか、微塵も記憶の中に存在していない。そもそも、私はマンガのBLEACHを読んだ

        マジでBLEACH初めて読んだ|ジスロマック
      • ガチでるろうに剣心初めて読んだ|ジスロマック

        『るろうに剣心』を初めて読みました。 理由は単純、今やってるアニメの薫殿がかわいかったから……。本当にそれだけ。CV高橋李依、最高! 薫殿かわいいし! 成人男性のクセに「おろ~」とか言ってる主人公えっちだし! よっしゃ全巻買うか!! ……こんな感じで、ぬるっとるろ剣を全巻買って読みました。ぬるっとしたキッカケで読み始めたので、この記事もぬるっと始まります。全体的にぬるっとした温度感なので、暇な時にでも読んでやってください。 どうぞ、よろしくお願いします。 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-東京編1巻 『るろうに剣心』1巻より 和月コメントの味が濃すぎる。 えっ、なにこれ……。単行本買ったら登場人物制作秘話までついてくるオトク感、すごいね。いやにしたって赤裸々すぎる。別に「この先、薫が剣心の恋人になるかは決めかねているところです」まで書かなくてよくない!? 1巻読んだ時、もっといろいろな感想が

          ガチでるろうに剣心初めて読んだ|ジスロマック
        • 初代『ドラクエ』から37年、堀井雄二と伝説の編集者・Dr.マシリトが初めて公の場で語り合う! “鳥山明”という最強のマンガ家を用意したこの人なしに国民的RPGの誕生はあり得なかった…!

          ──そのころは集英社の会議室に堀井さんが夕方6時ごろに現れて、夜の10時から原稿を書き始めていたとか……。 堀井氏: そうなんです、エンジンがかかるのが遅くて(笑)。 鳥嶋氏: でも、いざ書き始めると1時間くらいで書き上げちゃうんですよ。で、素晴らしいのは書き上がった原稿はほぼ直しが必要ないところ。 ──鳥嶋さんいわく“天才ライター”と。 鳥嶋氏: 僕と知り合うまでの堀井さんは、少女誌の「セブンティーン」というところでお仕事をされていたんですよ。で、少年誌の「ジャンプ」に来たらすぐにこっちの文体にパッと切り替えられるの。本当にすごいですよね。 堀井氏: 根がお子様だから……(笑)。 ──いや、でも最初から「物を書く」才能がお有りだったということではないでしょうか。 堀井氏: 僕はもともと、マンガ家志望だったんです。それからマンガの原作とかをやって、その後に雑誌のライターとして働き始めたとい

            初代『ドラクエ』から37年、堀井雄二と伝説の編集者・Dr.マシリトが初めて公の場で語り合う! “鳥山明”という最強のマンガ家を用意したこの人なしに国民的RPGの誕生はあり得なかった…!
          • 『ダイの大冒険』連載当時の貴重な資料を大公開、その制作秘話を原作者・三条陸先生が語り尽くす。編集から「早く殺せ」とまで言われた“ポップ”が目指したのは『ガンダム』のカイ・シデンだった…!?

            三条陸 DAI WORKS を語る永遠の名作『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の原作者が、そのすべてを語りつくす。 『ダイ』は『ドラクエIV』バックアップ計画の末っ子──まず『ドラゴンクエスト ダイの大冒険(以下『ダイ』)』という作品が生まれたきっかけから教えていただけますか。 それはやはり、『ドラゴンクエスト(以下『ドラクエ』)』シリーズの生みの親である堀井雄二さんが「週刊少年ジャンプ(以下「ジャンプ」)」で記事ページのライターをしていたことが一番大きいですね。ジャンプ編集部の鳥嶋和彦さんも、もともと大のゲーム好きだし、ゲームというメディアの可能性に注目していて、『ドラクエ』シリーズをずっと誌面でプッシュし続けていました。ターニングポイントが訪れたのは、『ドラクエⅣ』の発売が見えてきた時期です。 ──『ドラクエ』の漫画化として『ダイ』の企画が立ち上がったと…。 いえ、実はこの段階で『ドラ

              『ダイの大冒険』連載当時の貴重な資料を大公開、その制作秘話を原作者・三条陸先生が語り尽くす。編集から「早く殺せ」とまで言われた“ポップ”が目指したのは『ガンダム』のカイ・シデンだった…!?
            • 野沢雅子 鳥山明に「この人が孫悟空です」とオーデションで選ばれた話

              野沢雅子さんが2023年9月25日放送のJ-WAVE『ゆう坊&マシリトのKosoKoso放送局』の中で『ドラゴンボール』の孫悟空役オーデションで鳥山明先生から直々に「この人が悟空です」と選ばれた話をしていました。 (鳥嶋和彦)それで野沢さん、『鬼太郎』をおやりになって、その後は『いなかっぺ大将』ですか? (野沢雅子)『いなかっぺ大将』。それで『銀河鉄道999』で。これ、全部原作者の先生がオーディションで選んでくださったもので。それが不思議に大ヒットしているんですよ。不思議だなと思って。 (鳥嶋和彦)そうなんですよね。実はその後、『ドラゴンボール』のオーディションでも鳥山先生が野沢さんを選んだんですよね? (野沢雅子)そうなんです。 (鳥嶋和彦)で、実はさっきね、外で話したんですけど。フジテレビのプロデューサーは鳥山さんとか僕らに対して、野沢さんの名前が一番下で。できるだけ見せないようにして

                野沢雅子 鳥山明に「この人が孫悟空です」とオーデションで選ばれた話
              • 『シティーハンターNetflix実写版』が風穴をあける「過剰な性的潔癖主義の抑圧」|倉本圭造

                (いつものように体裁として有料記事になっていますが、「有料部分」は月三回の会員向けコンテンツ的な位置づけでほぼ別記事になっており、無料部分だけで成立するように書いてあるので、とりあえず無料部分だけでも読んでいってくれたらと思います。) ・ 1●「生き字引」レベルのシティハンターマニアが演じる冴羽獠なんか、色んな記事とかを見てると、主演の鈴木亮平さんはシティハンターのマニア中のマニアで、俳優人生の集大成としていつか冴羽獠を演じてみたいと言い続け、今までの人生の中でずっと折に触れて鏡を見ては「どういう髪型にすれば冴羽獠になるのか」「どういう服を着れば冴羽獠になるのか」「どういう声で演じれば冴羽獠になるのか」を今まで考え続けてきて、銃の扱いなんかも必死に練習して、ついにやっと実現したのがこの作品らしいです。 そのあたり、アニメ版声優の神谷明さんとのスペシャル対談があったんで、それ見るだけでも「尋

                  『シティーハンターNetflix実写版』が風穴をあける「過剰な性的潔癖主義の抑圧」|倉本圭造
                • これぞジャンプマンガの「原液」だ。囲碁のルールなんかそっちのけでワクワクしてしまう『ヒカルの碁』 #ソレドコ - ソレドコ

                  囲碁を題材にした『週刊少年ジャンプ』の名作『ヒカルの碁』の魅力を文筆家の上田啓太さんにご紹介いただきます。進藤ヒカルと塔矢アキラの特異で強烈なライバル関係など、囲碁のルールを知らなくても作品を楽しめる理由について深掘りします。 「誰もが知るあの名作を、いつか自分も楽しみたい」 「でもお金も時間も体力も有限だから、名作に手を出す“きっかけ”がほしい」 ……と日頃から考えている方も多いでしょう。 そこでソレドコでは、「今から読んだり観たりできるのがうらやましい!」というテーマで名作をセレクト。各ジャンルのコンテンツに精通する書き手の皆さんに、その名作の魅力を余すことなくご紹介いただきます。 今回、文筆家の上田啓太さんがセレクトしたのは、囲碁マンガの金字塔『ヒカルの碁』です。 画像参照元:楽天Kobo電子書籍ストア なぜ、面白く読めてしまうのか分からない。 それが連載当時からの謎だった。『ヒカル

                    これぞジャンプマンガの「原液」だ。囲碁のルールなんかそっちのけでワクワクしてしまう『ヒカルの碁』 #ソレドコ - ソレドコ
                  • 『ダイの大冒険』『仮面ライダーW』三条陸が語る、「ヒーローの条件」とは?──どんなにカッコよくても、「頑張れ!」と思えなければ好きにはなれない

                    『ダイの大冒険』『仮面ライダーW』三条陸が語る、「ヒーローの条件」とは?──どんなにカッコよくても、「頑張れ!」と思えなければ好きにはなれない 「80年代」……それは『ウルトラマン』と『仮面ライダー』という日本を代表する特撮シリーズに「空白」が生じた時代である。 1980年に放映された『ウルトラマン80』を最後に、1996年の『ウルトラマンティガ』までの間、ウルトラマンシリーズのテレビ放映は16年に渡って中断されることとなった。 『仮面ライダー』においても、1980年に放映された『仮面ライダースーパー1』以降、1987年から1989年に掛けて放映された『仮面ライダーBLACK』、『仮面ライダーBLACK RX』という例外は在りつつも、2000年に放映された『仮面ライダークウガ』から始まる、いわゆる「平成ライダーシリーズ」までは長い休眠期間に入ることになる。 そして1980年代とは、1981

                      『ダイの大冒険』『仮面ライダーW』三条陸が語る、「ヒーローの条件」とは?──どんなにカッコよくても、「頑張れ!」と思えなければ好きにはなれない
                    • Netflix実写版『シティーハンター』レビュー 現代の冴羽獠像の創造は大成功、だが現代の「シティーハンター」としては物足りない

                      闇を抱えた世界有数の大都市、新宿。煌めく街並みを真っ赤なミニクーパーで走り抜け、街の裏にうごめくさまざまなトラブルを、愛銃のコルトパイソンで華麗に解決する超一流の始末屋(スイーパー)がいる。1980年代後半から1990年代初頭にかけて一世を風靡した「シティーハンター」の主人公・冴羽獠は、その複雑で魅力的なキャラクターで、確固たるヒーロー像を作り上げた。 2019年にはフランスで『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』という実写映画が製作されたことを考えると、その影響の根強さと、当時「シティーハンター」を見ていたファンたちの憧憬の大きさがうかがえる。世界中の多くの人が、冴羽獠はかっこいい、冴羽獠みたいになりたい、と思ったのだ。 Netflixオリジナル映画である『シティーハンター』も、全体を通して、魅力的な冴羽獠をいかに現代の実写映画で表現できるかに多くの労力が割かれて

                        Netflix実写版『シティーハンター』レビュー 現代の冴羽獠像の創造は大成功、だが現代の「シティーハンター」としては物足りない
                      • 70歳のおじいちゃんが『To Loveる』を読んだらどのキャラに一番ハマるのか | マジスカスクエアガーデン

                        皆さんは2006年から2009年にかけて、週刊少年ジャンプで連載された伝説的ラブコメディ漫画『To LOVEる』をご存知だろうか。 本作の主人公は、恋愛に奥手な男子高校生・結城リト。 ある日地球にやってきた美少女宇宙人ララを中心に、美少女たちとトラブルまみれの学園生活を送るハメとなり、 結果的に十数人がリトのことを好きになるという物語だ。 作中では美女・美少女キャラのムフフな描写が多く、ハーレム作品としては金字塔的な作品であり、 当時の多感な男子たちの股間にも文字通り多くの金字塔を打ち立ててきた。 ※あまりに過激なため香港では購入の際に年齢制限が設けられ、台湾では現地で修正された上で販売されている(参考: Wikipedia) そして登場するキャラクターは個性豊かな面々が多く、お色気描写だけでない、ストーリーとしての面白さも内在している。 実際にテレビアニメ化など多くのメディアミックスを展

                          70歳のおじいちゃんが『To Loveる』を読んだらどのキャラに一番ハマるのか | マジスカスクエアガーデン
                        • 「マンガの実写化は失敗の歴史だった」 尾田栄一郎が米紙に語る『ONE PIECE』と実写版 | 実写化への考えを変えた“きっかけ”とは

                          8月31日からネットフリックスで配信がスタートした実写版『ONE PIECE』。それに先駆けて、本作の製作総指揮も務めた原作者の尾田栄一郎に、米紙「ニューヨーク・タイムズ」がインタビュー。『ONE PIECE』キャラクターの成り立ちや主人公ルフィのキャスティング、実写化を受け入れるきっかけとなった作品などについて聞いた。 ──『ONE PIECE』という、社会現象となるほどの大人気マンガ・アニメシリーズを実写化するにあたり、何が大事だと思われますか? マンガの実写化は、原作を逐一再現していけばいいというものではないんです。原作のファンが、キャラクターやそれぞれの関係性の何を愛しているのか。これを真剣に考えて、ファンの愛する要素に忠実であることがとても大切です。 優れた実写化作品は、ストーリーをそれほど変える必要がないんです。原作の読者が納得するような形で、役者がキャラクターを再現できるのが

                            「マンガの実写化は失敗の歴史だった」 尾田栄一郎が米紙に語る『ONE PIECE』と実写版 | 実写化への考えを変えた“きっかけ”とは
                          • 第1回 締切に追われたい | マンガ編集者、林士平の即答。 – ほぼ日刊イトイ新聞 | 林士平 | ほぼ日刊イトイ新聞

                            『チェンソーマン』『SPY×FAMILY』『ダンダダン』など、 数々の大ヒットマンガを担当する編集者、 林士平さんにたっぷりと語っていただきます! あ、語っていただきますというと違うかな。 どんどん質問するので、どんどん答えていただきます。 あ、それもちょっと違いますかね。 Q&Aみたいなつもりはなかったのですが、 林さんのマンガ製作にまつわるリアルな話がおもしろくて、 ついつい「え、それって‥‥」と質問すると、 すぐにキレのいい答えが返ってくる。 それがまたおもしろくて「え、じゃあ‥‥」と また聞く、また答える、という最高のくり返しだったのです。 聞き手は、自身もマンガ家志望だった、糸井重里。 あと、最近の人気王道作品を一通り読んでいるという理由で 糸井から「おまえも入れ」と言われたほぼ日の永田です。 マンガの表記は、漫画、マンガ、まんがとありますが、 このコンテンツでは「マンガ」で行こ

                              第1回 締切に追われたい | マンガ編集者、林士平の即答。 – ほぼ日刊イトイ新聞 | 林士平 | ほぼ日刊イトイ新聞
                            • 《漫画あり》「野宿しながら、大阪から島根まで徒歩で行ったり…」『ラーメン赤猫』作者・アンギャマンが過激化するライフワーク“行脚”を通して得た等身大の幸福とは? | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け

                              「なんとなく、自分は漫画家になれると思っていた」 –––まず『ラーメン赤猫』のアニメ化決定、おめでとうございます。 アンギャマン(以下同) ありがとうございます。 –––アニメ化が決まったときの率直な感想を教えてください。 うれしいと思うより前に、びっくりしました。自分の漫画がアニメになるとは想像もしていなかったので。今は少しずつ監修の仕事が回ってきたりして、徐々に実感が湧いてきています。シンプルにやったー!という感じですね。 2024年7月からTBS系28局で放映されるテレビアニメ『ラーメン赤猫』 –––先生が漫画家になるまでのヒストリーを教えてください。いつごろから漫画を描き始めたのでしょうか。 漫画は、本当に自然に描き始めたんです。そもそも、小さいときから絵を描くことは自分にとって当たり前のことで。一番古い記憶だと、実家にあった大きなテーブルの裏にクレヨンで落書きしていたり…。 ––

                                《漫画あり》「野宿しながら、大阪から島根まで徒歩で行ったり…」『ラーメン赤猫』作者・アンギャマンが過激化するライフワーク“行脚”を通して得た等身大の幸福とは? | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
                              • 鳥山明さんのいなくなった日3【夏目房之介のマンガ与太話 その30】 | マンバ通信

                                鳥山明は、縦の間白(コマとコマの間)より横の間白を広くとり読みやすくする工夫など、先鋭的な作品ではむしろダサく見えてしまう表現上の更新もしている。が、それが典型的に示すように、新しい革新的な表現に注目しがちな批評言説からは注目されにくい作風である。けれど、彼は間違いなくジャンプ最盛期の牽引役で、その後のジャンプ路線のシンボルだった。のちにジャンプを支える『NARUTO』の岸本斉史、『ワンピース』の尾田栄一郎ら、多くのジャンプ作家に影響を与えた。いわば読者を育て、そこから作家を生み出したのである。いいかえると、彼はジャンプの基準、範例のようにも見なされ、結果「明朝体」のように感じられるようになったのかもしれない。 鳥山明はとてつもない作業量をこなし、しかも締め切りを守った。その理由が、会社員を経験したので、〈原稿が遅れるといろんな人に迷惑がかかる〉*1と思ったからだという。ただ、絵を描くのが

                                  鳥山明さんのいなくなった日3【夏目房之介のマンガ与太話 その30】 | マンバ通信
                                • 漫画編集者&原作者・石橋和章氏のガンガン、サンデー編集部時代回想が異様に面白い - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                                  ※「さらに表示」をクリックすると続きが読めます ほぼ漫画業界コラム11 本日は趣向を変えて僕の回顧録とします。お題はそうだな…僕が編集者になった2001年〜2003年をテーマを書きましょう。回顧録第1章【エニックスお家騒動】です。 1・就職活動…— 石橋和章 | Zoo | 漫画編集者&原作者&経営者🎨 (@mikunikko) September 1, 2023 ……7人いた編集部は3人になっていた。主要な連載作家はほぼいなくなった。これはガンガンWINGだけでなく、本誌の少年ガンガンや、女性向け漫画誌のステンシル、峰倉和也氏の『最遊記』が載っていたGファンタジーでも起きた現象だ。当時の編集長たちは自分の担当作家を連れだして起業した。この事件は僕に取って漫画編集者の力の強さを教えてくれた。そうか、漫画家は会社でも雑誌でもなく編集者に着いてくるのだと。残された社員たちが怒りと悲しみで騒然

                                    漫画編集者&原作者・石橋和章氏のガンガン、サンデー編集部時代回想が異様に面白い - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                                  • 『ONE PIECE』原作者、尾田栄一郎がNetflixによる実写映像化を受け入れた理由

                                    人気漫画『ONE PIECE』の原作者で、Netflixの実写ドラマの製作総指揮を務める尾田栄一郎。長くマンガの実写映像化は難しいという立場にあったものの、技術革新と映画『少林サッカー』が彼の心を変えたそうだ。

                                      『ONE PIECE』原作者、尾田栄一郎がNetflixによる実写映像化を受け入れた理由
                                    • 北条司が仏紙に告白「漫画を書きはじめたのはお金のためでした」 | 傑作『キャッツ・アイ』『シティーハンター』が生まれた背景

                                      高層ビルが林立する1980年代の東京の中心部──。ネオンが夜の狂騒と裏社会を照らし出し、ときにそれを美しいとさえ錯覚させる。最新のものを追いかけることに陶酔して消費に走る人々が、路地やクラブで裏稼業の世界と交差する。 フランス人が北条司のマンガと聞くと、そんな新宿の風景を思い浮かべる人が少なくない。北条はパリ・ノールヴィルパント展示会場で7月13~16日に開催された日本文化の祭典「ジャパン・エキスポ」にゲストとして招待され、フランスを訪れていた。 フランス人に東京のイメージを植え付けた 代表作の『キャッツ・アイ』(1981‐85年)と『シティーハンター』(1985‐91年)で描かれた都会の風景が、フランス人の思い描く東京のイメージに大きな影響を与えている。フランスでは80~90年代、この2作品のアニメ版が、子供向けテレビ番組「クラブ・ドロテ」で放送された(その際、『シティーハンター』の冴羽

                                        北条司が仏紙に告白「漫画を書きはじめたのはお金のためでした」 | 傑作『キャッツ・アイ』『シティーハンター』が生まれた背景
                                      • その血の運命!ジョジョをヒットさせた椛島一族とは何か?: ムゲンホンダナ(本棚持ち歩き隊!!)

                                        本を購入、解体、取り込んで自作電子書籍化するのが趣味。2011年から始め2023/8/6現在、漫画だけで5558冊を電子化。部屋はスッキリしてます。 >「ジョジョの奇妙な冒険」は氏なくしては存在しない作品である。 ジョジョ第三部のラストページで、 作者の荒木飛呂彦から謝意を伝えられたジャンプ編集者の椛島良介。 その一族がジョースター家並みに濃いということは 他所でやったのにあまり広まってないようなので今回も記事化してみたい。 第一部:椛島良介、その苦悩。 まず椛島氏は新人の頃の荒木飛呂彦に 「マイナーをやろう。メジャー誌にマイナーが載ってるから面白いんだよ!」と、とんでもない提案をしている。(「ジャンプ黄金の軌跡」で引用された週刊文春2009年6月18日号の荒木飛呂彦インタビューより) 椛島氏がなんでそんなことを言ったのか。いや分かるけども。 そんな方針でジャンプで生き残れるはずもなく、デ

                                          その血の運命!ジョジョをヒットさせた椛島一族とは何か?: ムゲンホンダナ(本棚持ち歩き隊!!)
                                        • 実写『シティーハンター』冴羽リョウのアップデートは最大の難関 プロデューサーが挑んだ海外版との差別化|シネマトゥデイ

                                          ユーモアとシリアスを絶妙にブレンド! 実写ならではの世界観を生んだ『シティーハンター』 - (C)北条司/コアミックス 1985 漫画家・北条司の代表作を実写化した映画『シティーハンター』が4月25日に配信を迎えた。世界中で絶大な人気を誇るコミックの映画化に挑んだのは、実写版「ONE PIECE」「幽☆遊☆白書」を成功に導いたNetflix。伝説の主人公・冴羽リョウ役に鈴木亮平を迎えた“はじまりの物語”はいかにして実現したのか。Netflixの高橋信一プロデューサーがその裏側を語った。 【動画】鈴木亮平&神谷明、冴羽リョウが特別対談!インタビュー動画 鈴木亮平の驚異的な献身 (C)北条司/コアミックス 1985 東京・新宿を拠点に、裏社会のトラブルを解決する一流のスイーパー(始末屋)・冴羽リョウの活躍を描く「シティーハンター」。スリリングなアクションとユーモアたっぷりに展開する、魅力的なキ

                                            実写『シティーハンター』冴羽リョウのアップデートは最大の難関 プロデューサーが挑んだ海外版との差別化|シネマトゥデイ
                                          • 『NARUTO』がフランスで育てた「二次創作の文化」とコミュニティ | 孤独な趣味だった「マンガ」を変えた

                                            深い物語について語り合える空間 「CaptaiNaruto」のアドリアンによれば、『NARUTO-ナルト-』は何時間もの議論を生み出すような作品だという。「物語の象徴性や各編の結末についてなど、ストーリーそのものが無限の会話を誘うのです」と彼は指摘する。 さらに、「その世界観と神話的な内容は、日本文化への素晴らしい入り口にもなっていました」と続ける。また、このサイトと掲示板の投稿者の一人が、作品に関する哲学的なコラムを書いていたと振り返る。 「インターネット上のコンテンツや話題は、作品を越えて、その世界観を維持させる方法でもあります。たった30分で終わってしまう一話分の放送や、短時間で読み切ってしまう一巻分の内容を超えることができるのです」と「The Way of Naruto」のdabYoは説明する。 しかし、話は木の葉の里などからは遠く離れ、社会問題にまで飛び火することもあり、しばしば

                                              『NARUTO』がフランスで育てた「二次創作の文化」とコミュニティ | 孤独な趣味だった「マンガ」を変えた
                                            • 『名探偵コナン』はなぜ令和になっても人気なんですか? 初代プロデューサーの諏訪道彦さんに聞いてみた - ミーツキャリアbyマイナビ転職

                                              長きにわたって愛される商品やコンテンツには、どんな魅力、どんな仕掛けがあるんだろうーー。商品企画や開発、マーケティングに携わる人なら、常に考えていることかもしれません。 今回、その疑問に答えてくださったのは、『名探偵コナン』(以下、コナン)のアニメ化を推進し、長年プロデューサーとして作品づくりに関わってこられた諏訪道彦さん。連載開始からおよそ30年、テレビアニメの放送開始・劇場版の公開開始からはおよそ28年という「長寿コンテンツ」の同作ですが、今なお興行収入やファンの数を増やし、進化を続けています。 コナンが令和においてもヒットしている裏側には、一体どのような戦略があったのでしょうか。コナンのヒットを支えてきた諏訪さんの視点は、コンテンツ作りに携わる人以外にとっても大いに参考になりそうです。 諏訪道彦(すわ・みちひこ)さん。大阪大学卒業後、讀賣テレビ放送株式会社に入社。深夜バラエティ『11

                                                『名探偵コナン』はなぜ令和になっても人気なんですか? 初代プロデューサーの諏訪道彦さんに聞いてみた - ミーツキャリアbyマイナビ転職
                                              • 次に来るバンド漫画は『ふつうの軽音部』である──傑出した“普通”で描く生々しさ

                                                『ぼっち・ざ・ろっく!』に『ガールズバンドクライ』ときて、次にくるバンド作品はこれ! な漫画を今回は紹介。 年間数百タイトルの漫画を読む筆者が、時事に沿った漫画を新作・旧作問わず取り上げる本連載「漫画百景」。第四十景目は『ふつうの軽音部』です。 先に挙げた2作を筆頭に、バンドモノが人気を集めている今日この頃、次にくるバンド漫画は『ふつうの軽音部』だと断言します。 既刊2巻とまだ追いかけやすいうちに、ぜひ一読を。 ロックの日である本日6月9日には最新話(25話)が更新され、エピソード的にも今ちょうど盛り上がりを見せているので、タイミングもバッチリです。 少年ジャンプ+で連載中 クワハリ&出内テツオによる漫画『ふつうの軽音部』『ふつうの軽音部』は、2024年1月から集英社の漫画アプリ「少年ジャンプ+」で連載が開始された漫画作品です。 高校入学を機に、軽音部へ入ることを決めた女子高生・鳩野ちひろ

                                                  次に来るバンド漫画は『ふつうの軽音部』である──傑出した“普通”で描く生々しさ
                                                • Netflix映画『シティーハンター』冴羽獠役 鈴木亮平 ガンアクション座談会 前編

                                                  タナカ「COLT PYTHON “RYO SAEBA” Model」 鈴木:これは(私物で)タナカさんのガスリボルバーのパイソンですが、スピードローダーでリロード(再装填)の練習をしようとしたところどうしても斜めに引っかかってしまうので、グリップの左上あたりをヤスリで削っています。初カスタムでした(笑)。撮影用のモデルガンではグリップが薄くなっていたのですが、改良されていたのですか? N:鈴木さんのパイソンのグリップですが、社外品のようですね。かなりいい木が使われているようです。 納富:見せていただいた際、どこのグリップだろうとは思いました。実銃用でもないようですし、どこかサードパーティの製品なのでしょうね。 鈴木:さて、タナカさんは(公式コラボ製品の)冴羽獠モデル(「COLT PYTHON “RYO SAEBA” Model」)を発売されています。製品の開発に苦労されたことはありましたか

                                                  • 江戸時代の伝奇的小説『児雷也豪傑譚』と『NARUTO-ナルト-』の共通点を研究者に聞いたら、想像以上につながりを感じた | NARUTO OFFICIAL SITE(NARUTO -ナルト- & BORUTO -ボルト-オフィシャルサイト)

                                                    江戸時代の伝奇的小説『児雷也豪傑譚』と『NARUTO-ナルト-』の共通点を研究者に聞いたら、想像以上につながりを感じた 『NARUTO-ナルト-』を語る上で欠かせない「伝説の三忍」の自来也、大蛇丸、綱手。実はこの3人、設定が似通った同名のキャラクターとして、江戸時代につくられた作品に「登場」しているんです。 今回は、彼らが活躍する小説『児雷也豪傑譚(じらいやごうけつものがたり)』を題材に、『NARUTO-ナルト-』の共通点や違いを掘り下げます。 ナビゲーターとしてお声がけしたのは、日本文学の研究者である山下則子先生(国文学研究資料館名誉教授)と、浮世絵の研究者である日野原健司先生(太田記念美術館主席学芸員)。お二人とともに、日本文学や浮世絵から『NARUTO-ナルト-』へ受け継がれた“物語”をひも解きます。

                                                      江戸時代の伝奇的小説『児雷也豪傑譚』と『NARUTO-ナルト-』の共通点を研究者に聞いたら、想像以上につながりを感じた | NARUTO OFFICIAL SITE(NARUTO -ナルト- & BORUTO -ボルト-オフィシャルサイト)
                                                    • 第2回 担当100人、連載7人 | マンガ編集者、林士平の即答。 – ほぼ日刊イトイ新聞 | 林士平 | ほぼ日刊イトイ新聞

                                                      『チェンソーマン』『SPY×FAMILY』『ダンダダン』など、 数々の大ヒットマンガを担当する編集者、 林士平さんにたっぷりと語っていただきます! あ、語っていただきますというと違うかな。 どんどん質問するので、どんどん答えていただきます。 あ、それもちょっと違いますかね。 Q&Aみたいなつもりはなかったのですが、 林さんのマンガ製作にまつわるリアルな話がおもしろくて、 ついつい「え、それって‥‥」と質問すると、 すぐにキレのいい答えが返ってくる。 それがまたおもしろくて「え、じゃあ‥‥」と また聞く、また答える、という最高のくり返しだったのです。 聞き手は、自身もマンガ家志望だった、糸井重里。 あと、最近の人気王道作品を一通り読んでいるという理由で 糸井から「おまえも入れ」と言われたほぼ日の永田です。 マンガの表記は、漫画、マンガ、まんがとありますが、 このコンテンツでは「マンガ」で行こ

                                                        第2回 担当100人、連載7人 | マンガ編集者、林士平の即答。 – ほぼ日刊イトイ新聞 | 林士平 | ほぼ日刊イトイ新聞
                                                      • 「何でマンガのことだけこんなうまくいくんだ?」増田こうすけ先生が漫画家になるまでのエピソードが完全に化け物

                                                        マシーナリーとも子 @barzam154__ 担当氏に推されてギャグマンガ日和の増田こうすけ氏のエッセイマンガを買って読んだんだけどすごすぎる なんなんですか あの頃の増田こうすけ劇場 ギャグマンガ家めざし日和 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) amzn.to/3PU2JuL pic.twitter.com/ydN31jNHnG 2024-04-11 17:38:21

                                                          「何でマンガのことだけこんなうまくいくんだ?」増田こうすけ先生が漫画家になるまでのエピソードが完全に化け物
                                                        • 原子力少年の憂鬱──『呪術廻戦』虎杖悠仁の末路を、東京都民の私は見届ける義務がある

                                                          『呪術廻戦』(2018–)の主人公・虎杖悠仁はあまり主人公らしくないな、と感じることがある。 あくまで個人的な印象にすぎないと思っていたのだが、試しにインターネットで検索してみると、似たような感想がいくつかヒットする。一部の読者のあいだではある程度共有されている感覚なのだろうか。 もしそうだとしたら、虎杖に“主人公らしさ”が感じられないのはなぜだろうか。いろいろと理由は挙げられるものの、ここでは1980年代以降の少年漫画の主人公類型という観点から考えてみたい。 結論から言うと、虎杖があまり主人公らしく感じられないのは、彼がこれまでの少年漫画のパラダイムから逸脱する“第三世代の原子力少年”だからではないか。 目次“自分では制御しきれない力を秘めた少年”という主人公類型からの逸脱「原子力少年」第一世代の命題と、第二世代が切り拓いた可能性『呪術廻戦』が徹底的に否定する“原子力の平和利用”という成

                                                            原子力少年の憂鬱──『呪術廻戦』虎杖悠仁の末路を、東京都民の私は見届ける義務がある
                                                          • 【前編】麒麟・川島が300年将棋に打ち込み努力してきた吸血鬼が主人公の漫画『バンオウ-盤王-』を推すワケ 原作・綿引智也&作画・春夏冬画楽×麒麟・川島明鼎談(『週プレNEWS』ロング版) - エンタメ - ニュース

                                                            週プレNEWS TOPニュースエンタメ【前編】麒麟・川島が300年将棋に打ち込み努力してきた吸血鬼が主人公の漫画『バンオウ-盤王-』を推すワケ 原作・綿引智也&作画・春夏冬画楽×麒麟・川島明鼎談(『週プレNEWS』ロング版) 【前編】麒麟・川島が300年将棋に打ち込み努力してきた吸血鬼が主人公の漫画『バンオウ-盤王-』を推すワケ 原作・綿引智也&作画・春夏冬画楽×麒麟・川島明鼎談(『週プレNEWS』ロング版) 『ジャンプ+』で連載中の『バンオウ-盤王-』を絶賛する麒麟・川島明さん。今回は、原作担当の綿引(わたひき)智也先生、作画担当の春夏冬画楽(あきない・がらく)先先生との鼎談を行なった 『ジャンプ+』にて2022年に連載がスタートした異色の将棋漫画『バンオウ-盤王-』。現在大白熱の竜王戦最終局面に到達した本作について、原作担当の綿引(わたひき)智也先生、作画担当の春夏冬画楽(あきない・が

                                                              【前編】麒麟・川島が300年将棋に打ち込み努力してきた吸血鬼が主人公の漫画『バンオウ-盤王-』を推すワケ 原作・綿引智也&作画・春夏冬画楽×麒麟・川島明鼎談(『週プレNEWS』ロング版) - エンタメ - ニュース
                                                            • 児童向けギャグ漫画の金字塔『でんぢゃらすじーさん』ではなぜ人が死にまくるのか - DEATH.

                                                              『でんぢゃらすじーさん』は、小学生向け漫画雑誌『月刊コロコロコミック』などで20年以上にわたって連載が続く、超人気ギャグ漫画シリーズだ。 一話完結で、主人公である「じーさん」が毎回、世の中のさまざまな危険から身を守る方法を「孫」に伝授する……のだが、結果としてさらに危険な事態に陥るというのが、お決まりのストーリー。 第1話ではさっそく、落ちてきた葉っぱが頭に刺さって「じーさん」が死ぬ。その後もとにかく、人がよく死ぬ漫画なのである。展開される笑いはバイオレンス、下ネタのオンパレード。年々表現規制が厳しくなる世の中にあって、なぜ20年間も”無傷”でいられたのか、本当に不思議で仕方がない。 『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』1巻より 作者の曽山一寿さんは2001年、弱冠21歳でこの連載をスタート。その後の人生のほぼすべてを注いで、あの手この手で「じーさん」を殺し続けてきた。 実際にお会いすると、超

                                                                児童向けギャグ漫画の金字塔『でんぢゃらすじーさん』ではなぜ人が死にまくるのか - DEATH.
                                                              • 鳥嶋和彦 鳥山明がトップ漫画家になるまでを語る

                                                                元週刊少年ジャンプの編集長、鳥嶋和彦さんが2023年7月27日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。宇多丸さんと鳥山明さんとの出会いや『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』制作秘話、そしてトップ漫画家となるまでの道のりを話していました。 (宇多丸)じゃあその漫画の編集者のすべきというか、読みやすい漫画のある意味、極意というか、構造を見極めた中で、ちょっと鳥山明先生の話も伺いたいんですが。鳥山さんという才能を最初に発見された時のことって、覚えていらっしゃいますか? (鳥嶋和彦)ジャンプは月例漫画賞と半年にいっぺんの手塚赤塚賞と二つ、あるんですね。で、鳥山さんは実はデザイナー兼イラストレーターで、広告代理店に勤めていた。ところが彼には致命的な弱点があって。朝早く起きられない。だからサラリーマンが無理で、辞めちゃって。で、親の手前、就職活動をしなきゃいけない。で、絵は好きで書けるん

                                                                  鳥嶋和彦 鳥山明がトップ漫画家になるまでを語る
                                                                • Netflix映画『シティーハンター』ってなんでこんなにヒットしているの?

                                                                  Netflix映画『シティーハンター』ってなんでこんなにヒットしているの?2024.05.19 12:0077,407 中川真知子 Netflix映画『シティーハンター』、みなさんはもう視聴しましたか。 私は原作とアニメをこよなく愛し、是非とも自分でも『シティーハンター』を作ってみたいとアニメ業界の門戸を叩き、業界の端っこからレジェンドたち(『シティーハンター』のクリエイターたちのこと)に熱い眼差しを送っていたタイプのファンで、今回の日本初実写ドラマ化を期待半分不安半分で視聴しました。 で、感動しましたね。よくやってくれた、とも思いました。原作に敬意が払われていたし、何より主演の鈴木亮平さんが作品をとても愛しているのが伝わってきました。80年代の作品を蘇らせる上での工夫も十分に施されていたと思います。 でも、この記事で語りたいのは作品の良さや鈴木亮平さんの作り込みではなく(他で語り尽くされ

                                                                    Netflix映画『シティーハンター』ってなんでこんなにヒットしているの?
                                                                  • 鳥山明の名作『SAND LAND』のメディア戦略 バンダイナムコが映画からゲームまで展開する狙い

                                                                    鳥山明の名作『SAND LAND』のメディア戦略 バンダイナムコが映画からゲームまで展開する狙い:グループ総出のプロジェクト(1/2 ページ) 『DRAGON BALL(ドラゴンボール)』『Dr.スランプ』などの世界的大ヒット作品で知られる漫画家の鳥山明。その短編作品『SAND LAND(サンドランド)』の映画が、全国443館の映画館で上映中だ。映画レビューサイト「Filmarks」では4.1という評価を得ている。 原作となる漫画は、2000年5月から8月にかけて「週刊少年ジャンプ」で短期集中連載し、同年11月には単行本が発売された。23年越しに映画化した形だ。映画だけでなく、ゲームの展開も予定している。 この映画からゲーム、そしてプラモデルなどのグッズ販売まで手掛けるのが、バンダイナムコグループだ。映画の制作はバンダイナムコフィルムワークス、ゲームの制作はバンダイナムコエンターテインメン

                                                                      鳥山明の名作『SAND LAND』のメディア戦略 バンダイナムコが映画からゲームまで展開する狙い
                                                                    • 『SPY×FAMILY』を生んだ「少年ジャンプ+」はなぜ、紙媒体がある中で「初回全話無料」に踏み切れたのか

                                                                      日本の音楽・映画・ゲーム・マンガ・アニメなどのエンタメコンテンツが、世界から注目されることが多くなった昨今。そうしたヒットコンテンツの舞台裏で活躍する旗手たちの思考をnoteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦氏が解き明かしていく連載「新時代のエンタメ舞台裏~ヒットにつなげる旗手たち~」の第2回は、集英社のマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」(以下「ジャンプ+」)を取り上げる。 紙媒体の新聞・雑誌は産業自体の存続が懸念され、紙の本も売れにくくなっている中、『SPY×FAMILY』をはじめとする新たなヒット作を生み出し、 2014年のローンチ以降ダウンロード数2700万超、平均MAU(マンスリーアクティブユーザー)が700万/月(Web版含めれば1100~1300万)と、著しい成長を続けるのはなぜなのか。 前編では同アプリや、衝撃を与えた「初回全話無料」サービスの誕生の背景を、集英社で数々のデジタ

                                                                        『SPY×FAMILY』を生んだ「少年ジャンプ+」はなぜ、紙媒体がある中で「初回全話無料」に踏み切れたのか
                                                                      • 300年努力を重ねた吸血鬼が、天才棋士に挑む!異色の将棋マンガ『バンオウ-盤王-』 担当編集者・杉田卓さんインタビュー | コンテンツLOVERメディア U-NEXT SQUARE

                                                                        将棋の奥深さに魅了され、300年にわたり棋力を磨いてきた吸血鬼・月山。正体を隠して生きてきた彼が、馴染みの将棋教室を救うため、最初で最後の竜王戦に挑む──! 集英社のマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」で連載中の『バンオウ-盤王-』(以下、『バンオウ』)は、永遠の命を持つ吸血鬼が名だたる棋士たちに挑む異色の将棋マンガです。たゆまぬ努力で強さを手にした凡才・月山、それぞれの人生を背負って対局に臨む天才棋士たち、その激しく熱い攻防が話題を呼び、「次にくるマンガ大賞 2023」ではU-NEXT賞 Webマンガ部門を受賞しました。竜王戦が開幕し、今まさにクライマックスを迎えるこの作品について、担当編集者の杉田卓さんに制作秘話、自身の編集哲学を伺いました。 永遠の命を持つ吸血鬼が、一生賭けても極めきれない将棋にハマる──『バンオウ』は、綿引智也(わたひき・としや)さんが原作を、春夏冬画楽(あきない・がら

                                                                          300年努力を重ねた吸血鬼が、天才棋士に挑む!異色の将棋マンガ『バンオウ-盤王-』 担当編集者・杉田卓さんインタビュー | コンテンツLOVERメディア U-NEXT SQUARE
                                                                        • 鈴木亮平主演『シティーハンター』が配信開始!Netflixプロデューサーが語る、原作へのリスペクト | GetNavi web ゲットナビ

                                                                          単行本の累計発行部数は5,000万部を突破。1980〜90年代にはテレビアニメも一世を風靡した人気コミックスの「シティーハンター」がNetflixの実写映画として令和の時代に蘇ります。俳優の鈴木亮平さん演じる主人公の冴羽 獠が、現代の新宿で大暴れ。安藤政信さんが演じる相棒・槇村秀幸と息の合ったコンビ、ヒロイン・槇村 香役の森田望智さんと繰り広げるスリリングなガンアクションなどが見どころです。4月25日(木)から始まる世界独占配信に向けて、エグゼクティブプロデューサーである髙橋信一氏にNetflixが送る最新の『シティーハンター』に懸ける思いをインタビューしました。 髙橋信一●たかはし・しんいち…Netflixコンテンツ部門 ディレクター(実写)。2020年入社。Netflixの東京オフィスを拠点に、日本発の実写作品での制作及び編成を担当。2022 Asian Academy Creativ

                                                                            鈴木亮平主演『シティーハンター』が配信開始!Netflixプロデューサーが語る、原作へのリスペクト | GetNavi web ゲットナビ
                                                                          • 猫の日に読みたい漫画『ラーメン赤猫』は心に美味しい 幸せで満腹になれる名作

                                                                            年間数百作品の漫画を読む筆者が、時事的に“今読むべき漫画”や“今改めて読むと面白い漫画”を紹介していく連載「漫画百景」。 十二景目は『ラーメン赤猫』です。 2月22日は猫の日! 一大ジャンルといって差し支えない猫の漫画を紹介するなら今日を置いて他にありません。 その中でも今回は、7月にTVアニメが放送される話題作『ラーメン赤猫』を、“今読むべき漫画”として紹介します。 ジャンプルーキー!からアニメ化まで駆け上がった『ラーメン赤猫』アンギャマンさんによる漫画『ラーメン赤猫』は、現在少年ジャンプ+で連載中の漫画です。舞台は、人語を理解し話す猫たちが働くラーメン屋のラーメン赤猫。 美味しいラーメンと猫の接客という無二の体験を求めて、猫好きを筆頭に多くのお客で賑わうこのラーメン赤猫に、人間の社珠子(やしろたまこ)がバイトで入るところから物語がはじまります。 本作は、2021年11月に集英社のWeb

                                                                              猫の日に読みたい漫画『ラーメン赤猫』は心に美味しい 幸せで満腹になれる名作
                                                                            • 鳥山明はその生涯で何を成し遂げたのか ドラゴンボールが果たしたある「機能」

                                                                              鳥山氏が当時としては異端の作品を生み出した背景には、同氏のグラフィックデザイナー・イラストレーターとしての画力を、漫画に転用したことにある。特に、徹底したデフォルメを行いながらも、元のイメージを崩さずに、かつ違和感を持たれない画法は、名だたる漫画家たちからも高い評価を受けている。 そのような確固とした画力、そしてアラレちゃんや則巻千兵衛が織り成す日常ストーリーに支えられたDr.スランプは、瞬く間にジャンプ内の人気作品となった。また、連載翌年にテレビアニメ化されたこともあり、少年漫画読者のみならず、女性やより低年齢の子供からの支持も得た。 Dr.スランプの連載終了後、84年から連載されたのが『ドラゴンボール』だ。同作で鳥山氏はキャラクターデザインや表現方法をさらに磨き上げ、以後40年もの間人気が継続する大作を生み出した。 ドラゴンボールにおける特徴もDr.スランプと同様だ。細いシンプルな線や

                                                                                鳥山明はその生涯で何を成し遂げたのか ドラゴンボールが果たしたある「機能」
                                                                              • 『葬送のフリーレン』なぜ金曜ロードショーで放送? その狙いを原作から読み解く

                                                                                マンガ大賞2021を受賞した山田鐘人原作、アベツカサ作画の漫画『葬送のフリーレン』(小学館)がTVアニメとなって動き出す。初回を9月29日の日本テレビ系「金曜ロードショー」で2時間スペシャルとして放送する扱いも特別なら、その後も新たに設けられる午後11時からのアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT 」で放送という待遇も特別だ。それだけの価値を『葬送のフリーレン』という作品に認めている表れだろう。特に初回が2時間スペシャルになることは、原作の魅力や特徴を強く伝える効果を持つ。どういうことなのか? 「よくぞ魔王を打ち倒した。」。王のそんな言葉が告げるように、『葬送のフリーレン』という漫画は、冒険者仲間だった勇者のヒンメル、戦士のアイゼン、僧侶のハイター、そして魔法使いのフリーレンが邪悪な魔王を討ち果たしたところから幕を開ける。 普通のファンタジー小説やゲームだったら、エンディングに当た

                                                                                  『葬送のフリーレン』なぜ金曜ロードショーで放送? その狙いを原作から読み解く
                                                                                • 『SPY×FAMILY』作者に聞く「漫画だからできること、アニメではできないこと」

                                                                                  漫画家。大ヒット漫画『SPY×FAMILY』の作者。同作は2019年の3月に漫画アプリ「少年ジャンプ+」で連載がスタート。テレビアニメ化され、2022年4月から第1期、2023年10月から第2期がテレビ放送を開始した。2023年12月には「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」が公開されるなど、その快進撃はとどまることをしらない。 豪華スパイ対談!『SPY×FAMILY』作者×『VIVANT』監修 大ヒット漫画『SPY×FAMILY』原作者としてスパイを描く遠藤達也さん。公安警察時代にスパイハンターとして日本の治安を維持した勝丸円覚さん。フィクションとリアル、それぞれの世界でスパイを熟知する2人による豪華対談が実現しました。『SPY×FAMILY』制作裏話や現実世界のスパイ事情について全8回でお届けします。「創作」と「諜報」で培った一流の仕事術は、どんな職業にも通じる学びを

                                                                                    『SPY×FAMILY』作者に聞く「漫画だからできること、アニメではできないこと」