こんにちは、あるいはこんばんは。村山です。皆さまGoogleアナリティクス4(以下、GA4)との戯れには慣れてきましたでしょうか。GA4の使い方は「完全に理解した」という方もいれば「まだまだこれから計測実装していくから触っていない」みたいな方もいらっしゃるのではないかと思います。 今回は、後者である「これからGA4を計測実装していく」方にむけて、どのようにGA4の計測実装を推進したら良いのか書いていこうと思います。 どのようなイベントを計測するべきか? データに関わる方が1名と少ない場合 データに関わる方が2名以上の場合 データ計測の設計書となるドキュメントが必要だ GA4はさまざまなイベント計測方法がある GA4管理画面内の「イベントの変更」 GA4管理画面内の「イベントの作成」 GA4管理画面内の「オーディエンストリガーイベント」 GTM内からイベントタグの発火 GA4の計測設計にはN
JADEファウンダーの長山です。 いよいよ Universal Analytics (以下UA) の死が近づく中、Google Analytics 4 (以下GA4) が使いづらい、という声を聞くことが増えてきました。特に広告運用者にとってはまだまだ使いづらいことが多い、という点は、すでに弊社ブログでも小西が書いた通りです。しかし、どうしてこうなっているのか、について考察した記事は今まであまり無かったように思います。 少し歴史を振り返ってみましょう。現在のUAは Google が一から開発したものではありません。Urchin Software という会社が開発したアナリティクスサービスを Google が 2005 年に買収したものです。Urchin は買収時点ですでに10年近い歴史を持つソフトウェアで、Web におけるユーザー訪問の分析に特化する形でプロダクト開発が続けられていました。現
こんにちはあるいはこんばんは。村山です。 分析する場面にて、 GA4 を ユニバーサルアナリティクス のように使いこなせている方は、そこまで多くはないのではないかと思います。そこで、今回は Googleアナリティクス で分析するという目的から、 どのように ユニバーサルアナリティクス で対応していたことを GA4 で実現するための考え方やコツを紹介します。 なぜ、アナリティクスのデータを見るのか ユニバーサルアナリティクス と GA4 でのレポートUIの違い アナリティクス環境への混乱 GA4 移行における混乱を考える ユニバーサルアナリティクス のレポートUIを考察する GA4 のレポートUIを考察する GA4 を見るときに意識したいこと GA4 に慣れるためのUIUXを考える GA4 に慣れるためのUI モニタリング分析には GA4 のライブラリを活用する ライブラリの構成 コレクショ
こんにちは!JADEの郡山です。 2023年7月から従来のバージョンのGoogleアナリティクス「ユニバーサルアナリティクス」が順次計測を停止していき、いよいよGA4へ完全移行する段階が訪れました。 同じ「Googleアナリティクス」というアクセス解析ツールではありますが、UAとGA4は計測する仕組み(仕様)がまったくの別物となっています。 ゼロからGA4を学び、向き合い、活用することが求められるわけですが、 一方で「UAではこういう仕組みでデータを集計していた」という知識をお持ちの方ほどUAとGA4の仕様の違いに頭を悩まされることも多いのではないでしょうか。 今回はGA4の基本的なデータである「ユーザー」指標について、 UAとGA4でどのような仕様の違いがあるのかを解説してみます。 管理画面に表示されているデータは、一体どんな仕組みで集計されたものなのか。 その仕組を、(基本的な部分だけ
世の中にはブログ、ニュースサイト、ECサイト、サービスサイトなど、さまざまなタイプのWebサイトがある。ECサイトであれば、膨大な商品があり、商品1つにも色違い、サイズ違いなどがある。また、ニュースサイトなら、1日に何百記事も新規公開されている。1冊目の書籍には、こうしたWebサイトのタイプの違いによるSEOについては詳しく踏み込んでいない。そこで参考になるのが次の本だ。 2冊目:『いちばんやさしいスマートフォンSEOの教本 人気講師が教える検索に強いスマホサイトの作り方』(江沢真紀、コガン・ポリーナ、井上達也:著 インプレス:刊)本書では、実際のWebサイト制作において、サイトのタイプ別に配慮すべきポイントを画面を示しながら詳しく説明している。スマートフォンを前提として書かれている点もありがたい。「実務的な面での基本になる書籍だ」と伊東さんはオススメの理由を説明してくれた。 検索エンジン
こんにちは、JADEの小西です。 広告に携わるみなさまGA4はもう使っていますでしょうか。まだあまり使えてない、ユニバーサルアナリティクスと画面が違って慣れていないだけかもだけど何が変わったの?という段階の方がもう一歩GA4へ踏み込めるよう、ユニバーサルアナリティクスにはできなかったことでGA4ならではのレポーティングで、なおかつごく基本的な設定のみで簡単に確認できることのみをご紹介します。 「カスタムイベントも計測して探索レポート駆使してゴリゴリユーザー行動の分析をしている」くらいの方には特に参考になりませんので今後の村山と郡山の記事を楽しみにお待ちください。 準備:まずトラッキングパラメーターをつける まず、どの広告プラットフォームか、どの広告キャンペーンかなど必要充分な粒度で把握できるようにしましょう。 GA4利用前提でのトラッキングURLのおすすめのつけ方は以前ブログに書きましたの
SEOを考えたWebサイトの運営を行う上で、Search Console 内の1つの機能である検索パフォーマンス レポートで確認できるデータを活用しないという選択肢はありません。 検索パフォーマンス レポートでは、Search Console で設定した自身の関わるWebサイトのプロパティ範囲内という制約こそありますが、Google 検索を利用した検索ユーザーのGoogle 検索結果ページ上での行動データを確認することができるためです。 上記での行動データというのは、Google 検索で検索したユーザーが「どのような検索キーワード」で検索して、検索結果に表示された自身の関わるWebサイトの「どのページ」をクリックし、サイト内へ流入しコンテンツを閲覧することになったのかをデータを指します。 Webサイトをより良くするためのSEOを考えた改善施策に必要不可欠となる行動データを確認できるSear
個人ユーザーだけでなく、「はてなブログMedia」などを通して多くの法人の「言葉」も伝えてきたはてなブログ。このたび、新たな法人向けブログ利用プラン「はてなブログBusiness」をリリースしました(背景について詳しくはこちら)。 新プランのオプションには、ブログをサブディレクトリに設置できる機能も用意。長年、SEO専門家として活躍している辻正浩さんも設計に加わり実現したこの機能は、昨今のSEOの潮流を踏まえて非常に有効です。 『週刊はてなブログ』では本プランのリリースを記念し、「連続企画:コンテンツと企業 2020」を実施。今回から全5回に渡り、Webマーケティングのプロに企業ブログの現在について伺っていきます。 初回となる今回は、はてなブログの開発・運営を取り仕切る、はてな大西康裕(id:onishi)と、SEO専門家・辻正浩(id:t-w-o)さんの対談を敢行。昨今のコンテンツマーケ
SEO でよく語られるサイトマップは、一般的には www.example.com/sitemap.xml などのように保存されて公開される、XML やテキストファイルなどの形式で記述されたページ一覧ファイルです。 ここでは、通常の Web ページ上で人間が見る「サイトマップ」と区別するため、検索エンジン等向けで人間が直接読むことを想定しない HTML ではないサイトマップを「XML サイトマップ」として呼称します。 一般的には XML サイトマップは SEO のベストプラクティスとして扱われています。しかしそれは正しい認識ではありません。必ずしも全ての環境でのベストプラクティスではないのです。XML サイトマップを無配慮に公開することは、SEO 上のデメリットになりえます。 実際、私たちが特定サイトの SEO のアドバイスに入る際、既に公開されている XML サイトマップを撤去していただく
ときにバズり、多くのユーザーに出会う。あるいは、普遍的な情報で、長くユーザーに読みつがれる。ときに企業は、このようなユーザーとの幸福なコミュニケーションをオウンドメディアを通じて築きます。しかし一方で、オウンドメディア運用が企業のマーケティング活動の一環である以上、「ユーザーとの出会いには、どのような意味があったのか」を可視化することが求められます。 ユーザーが自社のサービスに好感を持ってくれた。ユーザーがメディアを通じてサービスやプロダクトの利用者になってくれた。こうしたコンテンツの先にある「メディアを運用する意味」を具体化すためには、メディアにどんなユーザーが来訪し、どのような行動をとったのか、などの要素を解析することが必須です。では、企業が見るべき、「オウンドメディアが生み出す数値」とは。 はてなブログの法人向け新プラン「はてなブログBusiness」のリリースに合わせて『週刊はてな
こんにちは、JADE取締役の小西です。2022年もそろそろ終わるところ、JADEも創業してから3年半、つまりわたしも2019年にJADEに参画してから3年半経つこととなりました。 JADEに参画する前はWeb広告運用代行を請け負う会社を営んできて、それを休止してSEOと広告を中心にコンサルティングをする会社をはじめるということで、周りからは理解ある言葉も、理解ない言葉も聞いたものです。 SEOなんて今さら効くの? SEOなんてうまくいってもGoogleに対策される、いたちごっこでしょ 人のサイト上位表示させられるくらいなら自分でサービスやったほうが儲かるでしょ(だから嘘でしょ) この、理解ないほうの言葉はどこから出てくるのか、それは本来的な(真っ当な)SEOの業務を見たことがなく、世間で発信されている情報あるいは話に聞く内容から得る印象が強いものであって、SEOはブラックボックスである、秘
先日、はてなブログBusinessプラン開始の対談記事が週刊はてなブログで公開されました。株式会社はてなの大西さまと私が、9月18日に公開された企業向けのはてなブログ新プランである、はてなブログBusinessのサブディレクトリオプションについて対談しています。 blog.hatenablog.com 弊社ではこのサブディレクトリオプションの設計に協力しております。 このプランの大きな利点は企業サイトのサブディレクトリにブログを設置でき、SEOの価値が期待できることです。企業ブログを外部ドメインではなくサブディレクトリに展開することには、SEOの観点で大きな利点があります。 実際、株式会社JADEのコーポレートサイトを作る際に必須要件として考えた事がサブディレクトリにブログを置ける事でした。私たちもはてなブログのシステムを利用していまして、いまご覧のこの記事もサブディレクトリで公開されたは
先週、(株)はてな様の「週刊はてなブログ」誌上にて、はてなブログBusinessプランのリリースを記念して、名古屋を地盤に企業ウェブサイトのコンサルティングを手掛けてらっしゃる運営堂の森野誠之さまと「地方の小さな会社によるオウンドメディア活用の可能性」をテーマに対談させていただいた模様が記事として公開されました。 blog.hatenablog.com 対談の中で、「コンテンツが飽和してきたと言われているけど、それは実は東京目線の話で、地域に根ざした方々による魅力的なコンテンツに出会う機会ってまだまだ少ないですよね」という点で森野さんと意見が一致したのが印象的でした。 ちなみに、私は奈良出身ですが、「奈良 観光」でGoogle検索すると観光ガイドページがたくさんヒットするのですが... ハッ......! ...... LINEトラベルさんには奈良県はすっかり鹿王国扱いされているようです。
自社名や自社サービス名などをGoogleで検索すると競合他社の広告が出てきて、お金もかかるわクリック取られるわで辛い、という話は多くの広告主さんから本当によく聞きます。 費用と広告成果的なダメージはもちろん、◯◯社に広告出された!商標侵害だ!と恨みを覚えたり、出しちゃったほうもいやそんなつもりなかったの出てる…、と申し訳ない気持ちになったり、 と、この背景を知らないがために人々の間にいらぬ怒りと悲しみを生じさせ、本当によくない仕組みだな、と思います。 確かにこの問題はシンプルではないのと、Googleとしてももし防ぐにしても難しい側面もあるのはわかります、が、さすがにここ最近の広告表示の仕方はひどいと感じられるものがあります(※1)。 いまいちどGoogleによく考えていただきたく、また、みなさんにも間違った矛先に怒りをぶけないようにしていただきたく、この記事を書きます。 (株式会社JAD
いわゆる運用型広告と言われる広告、特にGoogle広告やFacebook広告あたりは、どんどん扱いやすいものになっていっていますが、その反面、何がどうなっているかわかりにくくもなっています。 自動化が進んで設定と運用は簡単になったけれど、ターゲティング機能や配信面や広告フォーマットなどが複雑かつ多種多様になっていっているということが大きいのですが、実際の運用をしていない方からするとちょっと何を言っているかわからないでしょうしこちらとしても自分で何を言っているかよくわからなくなるのですが、 広告運用者以外の方と運用実務の担当者とが少しでもスムーズに意思疎通できるよう、知っていただきたいことを書きます。 (株式会社 JADE 小西一星) わかりにくいけど、扱いやすい わかりにくいことの例えの話を一つ。 かつて手動設定と入札管理が当たり前の頃、Google広告(当時はGoogle AdWords
はじめに:SEOにユーザー行動は必要? ※この記事は、2022年の年末に実施されたISM LT祭りにおいて、筆者が話をした「Land&Surf分析って何やるの?どうすればいいの?」の詳細解説記事になります。 はじめましてJADEの山田です。 皆さんは、こんな話聞いたことありませんか? 「今のSEOにはユーザー行動が重要だ!」 「直帰率や、回遊率がランキングに影響を与えている!」 SEO担当者の方でしたらこういった話を耳にしたことがあるかもしれません。 では、本当に重要なのでしょうか? もし重要だとしたら、どういう分析を行いますか?どういう施策を打ちますか? ここまで答えられる方はそんなに多くないのではないかなと思っております。 そこで今回のブログでは以下の2つについてお話をしたいと思っております。 SEOにおけるユーザー行動の重要性について ユーザー行動の分析方法 SEOにおけるユーザー行
こんにちは、株式会社JADE創業者の長山一石です。今日は、「JADEがどのような考え方に基づいてWebマーケティングの戦略を作っているか」という点を、特に検索エンジン最適化 (SEO) の観点からお話ししたいと思います。 しばしば担当者から聞かれる SEO 上の悩みとしては、「さまざまな施策がアイデアとして出たり、コンサルティング会社から勧められたりするが、それらをどういうふうに優先づけするかが難しい」というものがあります。「まずはこれをやればいい」というような普遍的なものがあれば楽なのですが、あらゆるサイトに共通する優先順位というものは存在しませんから、実際には担当者がリソースと睨めっこしながら優先順位とタイムラインを決め、どの順番で施策を実行していくか決める必要があります。この時、SEO の考え方が平面的だと、優先順位の付け方がうまくできません。JADE では、できるだけ解像度を高く、
Google は、2022年5月25日、コア アルゴリズム アップデートのリリースを発表しました。ロールアウトは6月9日まで続き、その間、検索結果にはさまざまなクエリで変動が見られました。このレポートは、このコア アルゴリズム アップデートについて、日本における日本語の検索結果に、どのようなジャンルで、どのような動きが見られたのかをまとめたものです。 定期的にリリースされるコア アルゴリズム アップデートに関して、インターネット上では数多くの情報が出回っていますが、誤解を生むような表現が多く、参考にはならないものが多くあります。誤った情報が過度に拡散されることを防ぐために、JADE では今回、コア アルゴリズム アップデートで何が起こっているかについて、弊社の見解を発表することとしました。この分析は、あくまで JADE が入手した情報に基づくものであり、Google 公式のものではありませ
こんにちは、あるいはこんばんは。村山です。早速ですが、SEOのニュースです。 ただいま、日本ではサイト内検索結果ページを利用したスパムが急増しております。しっかりと対応することでスパムに利用されない、被害を最小限に抑えることが可能です。サイト内検索結果ページを利用したスパムの手法を理解し、対策していきましょう。 サイト内検索ページについて サイト内検索ページとは サイト内検索結果ページと検索エンジン サイト内検索結果ページは、どのように検索エンジンによって発見されるのか? サイト内からのURL発見パターン サイト外からのURL発見パターン インデックスの可否 サイト内検索スパムの手法と実例 許すまじスパマーの手法 サイト内検索スパムに汚染された実例と増加傾向 スパムに汚染された実例 考えられるスパムの目的 スパムに汚染されたURLの増加傾向 スパムに汚染されていないか確認する方法 Sear
こんにちはあるいはこんばんは。村山(X id:muraweb_net)です。 ユニバーサル アナリティクス が2023年7月に終了し、少しずつデータが停止されるプロパティが増え、いまや GA4 で主に分析される方も増えたかと思います。 ユニバーサル アナリティクス の次世代版としてリリースされた GA4 も分析において得意な面と不得意な面が存在します。 分析で得意な面を活用しつつ、不得意な面を他ツールでカバーして分析する方法を紹介します。 GA4 が得意な定量分析 全量データを扱うアナリティクスツール 全量データと個票データ 定量分析と GA4 定量分析と定性分析 GA4 による定性分析の限界 定性分析は Microsoft Clarity で行うという選択肢 Microsoft Clarityで可能なモニタリング GA4 と Microsoft Clarity を連携することで得られるも
こんにちはあるいはこんばんは。村山(twitter id:muraweb_net)です。2023年6月末に ユニバーサルアナリティクス が終了し、2023年7月から本格的に GA4 を利用することになりました。慣れないUIに戸惑っている方が多いかもしれません。今回は、 GA4 で利用できるようになったレポート機能である「探索」について紹介します。 モニタリング分析とアドホック分析 モニタリング分析 アドホック分析 GA4 の「レポート」と「探索」 GA4 の「レポート」でのモニタリング分析 GA4 の「探索」でのモニタリング分析とアドホック分析 GA4 の「探索」レポート活用例 自由形式 自由形式でレポートUI内でデータ分析するケース 折れ線グラフ ドーナツグラフ 地図 テーブル 自由形式にてデータエクスポートした後にBIツールで分析するケース GA4 からデータをエクスポートし外部BIツ
どのような施策で改善したのか 実行いただいたSEOに関する施策 ブログの分離 ナビゲーション動線の改修 FAQコンテンツの再配置 広告のデータを活用したSEOに関する施策 広告文を分析し、titleとdescriptionの改善 施策の効果 分断されがちなSEOと運用型広告 分断とは何か? 分断と連携、それぞれの影響 コンテンツを改善するということ なぜこんなにも多くの業務ができるのでしょう? どのような施策で改善したのか どのような施策で改善したのかの具体の前に、JADEで対応している業務を一覧で記載してみます。 SEOのコンサルティング 運用型広告のコンサルティング Google ビジネスプロフィールのコンサルティング Google アナリティクス 4(以下、GA4)のデータを利用した分析 Microsoft Clarity を使った分析 GA4の計測実装 データポータルでのダッシュボ
JADEファウンダーの長山です。今日は表題の通り、「高度に発達したSEOはプロダクト改善と区別がつかない」という話をしたいと思います。 きょうの献立 検索インタラクションモデルについて プロダクト改善へのフィードバックとしてSEOを捉える 実際の施策例 (Crawl, Index, Click) 検索インタラクションモデルについて 昨年から弊社では、JADE独自のフレームワークである検索インタラクションモデル (Search Interaction Models; DCIR - QCLS) に基づく発信を何度か行ってきました。このフレームワークに基づいた分析や提案は2021年から行っていましたが、2022年になって、外部に対してより積極的にこのモデルを打ち出す方向性へシフトしました。 blog.ja.dev もともとこのフレームワークは、SEOを再定義し、その外延を定めるということを目的と
検索広告で集客をしているとよく頭を悩ませることの一つとなるのが、自社名や自社商品名などである固有名詞で検索されたときに表示する広告、つまり指名検索の広告です。 指名検索広告で予算の多くを使ってしまって新しい施策に費やせない 認知度を上げれば上げるほどクリックが増えてお金がかかる 自社名での検索なのにお金がかかるなんて釈然としない 用意できる広告予算の大半を指名検索広告に使ってしまうこともありますし、すでに知ってくれている人に対してアプローチすることにお金を使ってしまって、まだ自社を知ってくれていない、新たな人を呼び込む施策に積極的に取り組めないなんていうもどかしさを覚えることもあります。 指名検索広告のコストを下げることができないか、無駄にお金を使っていないか、次に紹介する手法と合わせてぜひご検討ください。 完全に停止して自然検索でカバーできないか検討し、試してみる 自然検索1位に表示され
こんにちはあるいはこんばんは。村山です。 ユニバーサルアナリティクス終了までの期日が差し迫る中、GA4を導入するための計測設計、計測実装にあたふたする方も加速度的に増加しているのではないでしょうか。今回は、GA4を計測実装する上でも重宝するGoogleタグマネージャー(以下、GTM)に関して思うことをつらつらと書いてみます。 GA4を計測実装する様々な手段 アナリティクスの計測実装とタグマネージャーの関係 データ計測のためのHTMLの改修という課題を解決したタグマネージャーの登場 便利すぎるタグマネージャーによる弊害 データの計測実装でも無理ができてしまう GTMはわりとなんでもできてしまうツール GA4の導入は急ぎたくなるけど、しっかりと計測要件を定義しスケジューリングするべき GA4を計測実装する様々な手段 GA4を導入する際に必要な計測実装は様々な手段が存在します。現時点で選択できる
JADEの伊東です。 2022年9月13日から16日にかけて開催された世界最大級のコンテンツマーケティングカンファレンス「コンテンツマーケティングワールド2022」(Content Marketing World 2022)に参加してまいりました。 この記事では、主にキーノートに登壇した二人のスピーカーのセッションをご紹介します。 同カンファレンスは、”Content Marketing”という言葉を生み出したファウンダーのJoe Pulizzi氏が、その啓蒙の場として開始したイベントです。 「欧米のコンテンツマーケティングでは今、何がアジェンダとなっているのだろう?」 「コンテンツマーケティングに関する新しい視点が欲しい」 こういったことに興味をお持ちの方にとっては、気づきになる何かがあるのではないかと思っています。 いつもは遅筆の私がいつになくチョッ早で書きあげました。 途中、筆をおこ
こんにちは。はじめましての方ははじめまして。 「バカに毛が生えたブログ」(バカ毛)をやっております篠原誠(@fuguti)と申します。 好きなお酒は日本酒です。お酒は弱いです。 2021年11月より株式会社JADEにジョインすることになりました。 そこでこれまでのどんなことをしてきたのか経歴や入社までの経緯を含めて自己紹介も兼ねて書かせていただきました。 これまでの私の経歴 私の経歴を簡単に時系列で書いていきます。 1社目:飲食店 新卒で飲食の24時間営業のチェーン店で、最終的に店長をやってました。 5年ほど働いたもののあまりにも過酷だったため退職しました…。 (3ヶ月の無職期間) ボーッとしていました。 2社目:SEO支援会社入社 + ブログの開始 2007年からSEOの支援会社に入り、初めてSEOに触れたのがこの時期からです。 SEOが何なのかも知らなかったので、面接前日ちょっとSEO
2022-09-29 追記: Helpful Content Update の初動で落ちたとみられるサイトの傾向を見ながら、これからについても考察する記事を出しました。ぜひご一読ください。 ja.dev Google は8月18 日(米国時間)、Google 検索の新しいアップデートである"Helpful Content Update" を行うと発表しました。 ロールアウト開始は8月22日週とされ、まずは英語圏に数週間をかけて展開予定とされています。 developers.google.com 今回のアップデートは、「人が人のために書いた、より独創的で役立つコンテンツ」「人間優先のコンテンツ」(people-first content) をGoogle検索において評価する、としています。 このアップデートについての概要及び意図や背景の解説については、渡辺隆広さんの記事に詳しく書かれており、
ユニバーサルアナリティクス(以下UA)のデータ処理がされなくなる予定の7月1日まで2ヶ月を切りました。GA4への移行や導入支援などのサポートをしている弊社ではUAで対応していたことのほとんどはGA4で対応していて、UAではしづらかったような分析もできるようになりWebサイトの改善施策の提案も質も向上しました。 しかしながら未だに悩んでいる領域があります。それは広告運用のためのアクセス解析です。この記事及び今後のこの記事で、広告運用におけるGA4では何ができて何ができないかを書きます。広告運用代行業者及び広告主の方がGA4へどう向き合うべきか、参考にしていただければと思います。結論づけはしていません。 また、この内容は現時点での公式の情報やわたしが検証できていることなどに限ります。今後仕様は変わってできなかったことができるようになるかも知れませんし、わたしが検証しきれていないこともあるかもわ
どの検索クエリ(検索語句)に広告を表示するか、どれだけ表示できてクリックを得られるかは、検索広告を配信する目的を達成するために特に重要なことです。そして、広告表示を狙いたい検索クエリをなるべくたくさんカバーするためには、部分一致キーワードをうまく使わなければほぼ不可能です。類似、派生まで含めたすべての検索クエリをあらかじめキーワードとして広告管理画面に登録するべく網羅しておくのは現実的に難しいです。毎日Googleで行われる数十億回の検索のうち15%はこれまで検索されたことのない検索クエリだからです。 つまり、過去の実績の検索クエリデータだけでなく、これから生まれるであろう検索クエリのうち広告表示をしたい検索クエリをある程度予測しながら、それらをカバーできるように部分一致キーワードを活用した設定をしておく必要があります。 では部分一致キーワードはどう活用したらいいのか、ただ単になんとなく狙
みなさんこんにちは、伊東考(こう)です。 「いつもなんとなくやっていることだけど、そういえば詳しくは知らなかったかも」 な事象にDeep Diveする「考」シリーズの爆誕です(バチバチ)。 記念すべき第1弾は、「キーワードツール考」。 今回は、特にサードパーティー製キーワードツールの謎に迫ります。 ここでいうサードパーティーとは、Google公式ツールに対するAhrefsやMozなどのことを指します。さて、みなさんはサードパーティー製キーワード調査ツールとGoogleキーワードプランナーをどのように使い分けていますか? 「Ahrefsだと、各キーワードの検索ボリューム以外にも様々なオリジナル指標があって便利!」 という人もいれば、 「Googleが公式に出しているツールが一番正確に決まっているから不要」 という人もいると思います。 更には、そもそも「サードパーティーのキーワードツールは、デ
検索広告を出稿する際にチェックするべきこととして、検索広告の成果に限らず、自然検索の結果にも影響するポイントがいくつかあります。 ここに挙げることは、SEOを仕事にする人にとってはごく簡単なことですが、SEO担当がいないWebサイトでは見かけることも少なくない問題です。そんなとき、広告運用者のあなたがこれらのことを知っていれば、SEOのことに少し貢献できる可能性があります。 特に、広告運用者にも影響が強く、またSEO的にも知っておいた方がいい点をピックアップしてみました。ぜひチェックしてみてください。 1. wwwありとなしとでどうなるか確認する これは、 www なし ( たとえば https://ja.dev/ ) www あり ( たとえば https://www.ja.dev/ ) で、それぞれどうサイトが表示されるか、ということです。 一般的には次の状態が望ましいです。 wwwあ
みなさんこんにちは、伊東考(こう)です。 「いつもなんとなくやっていることだけど、そういえば詳しくは知らなかったかも」な事象にDeep Diveする「考」シリーズの第2回。 第2回のテーマは、「NAP考」。 日本で独自に生まれたMEOという言葉の謎とともに、時に過剰に重視されるNAP(Name, Address, Phone number)について考えてみたいと思います。 「ローカルSEOの話なら、私は関係ないや」 と思われたかもしれません。 離脱しないで!(懇願) 実務でのかかわりは少ないかもしれませんが、ユーザーとしてはGoogle Mapsを使うことはきっと多いでしょうし、検索クエリ全体における地域意図クエリの割合は40%ともそれ以上ともいわれる今日、ローカルSEOの考えの一端に興味を持つことは損はないでしょう。 www.seroundtable.com Googleの地図関連サービ
広告運用の仕事に長く携わっていると様々なトラブルや課題などに直面しますが、中でもお金に関する問題は、広告運用全体に対して特に影響を及ぼす問題だと言えます。お金の問題でつまづいていると新たな施策を実行することはもちろん、安定した結果すらも生み出すことが難しくなります。 この記事では、自社運用、代理店運用どちらの広告主企業の担当者様でもぜひ知っておいてほしい、広告システムのお金周りの仕様と広告予算の考え方について5つのことをご紹介します。 1.レポートの費用と媒体社からの実際の請求額は違う 広告媒体によって詳細は異なりますが、次の2つは異なることがあります。 広告配信結果のレポートの費用 (広告媒体社からの)実際の請求額 前者は、広告管理画面のキャンペーンレポート画面に表示される費用で、後者は、利用明細や明細書、履歴などといったような名目で出力できる情報です。 誤解を恐れず言えば広告配信結果の
現在JADEでは人材を大募集していまして、知り合いにも直接声をかけているのですが、 「怖そう…」 「野武士の集まりでしょ?」 「順位が上がるアイディアを3秒以内に10個言えないと罰があるんでしょ?」 などなどと言われまして、一体なんだと思われてるのでしょうか。 実際には至って穏和、和気あいあい、背中を見て覚えろ的な職人感も皆無になっていまして、普通に組織作りを進めていっています。 心理的負担なく相談と質問ができる文化作り、何ができたら職階が上がるかある程度明確な評価制度、勉強会と情報共有の仕組みなどなど構築していっていますし、最近はTGIFもはじめました。 JADEを知ってもらうために様々お伝えしたいことがあるのですが、今回は、コンサルティング案件の請負体制、チームの取り組み体制についてお伝えしたいです。 もともと「広告とSEOとを連携して進める」と意識して進めてきましたが、今ではそれが変
こんにちはJADEの小西です。 少し前に品質スコアに関して誤解をしている話題を見かけまして、気になってTwitterでも検索エンジンでも改めて探してみると間違った解釈を書いているところがたくさんあるようです。昔に比べて自分の周囲では聞かなくなった話ですがまだまだ誤解は多いのだろうなと思い、どうしても正しく伝えたくなってこの記事を書きます。 品質スコアを気にしすぎてはいけない理由 広告のオークションに使われるものではないから “品質スコアは、広告オークションにおける評価材料にはなっていません”と公式ヘルプにも書いてあるとおり、これ自体を高めたからといってオークションに勝てるようになったりクリック単価が下がったりするわけではありません。オークションにも影響する別の要素を高めると品質スコアも高まることはあるので、品質スコアは参考指標として使えるものではあるのですがあくまで参考レベルですし、参考に
※2023年8月10日追記 この記事の手順通りにレポートを作成して「データセットの設定エラー」になることがあるという連絡を何件かいただきました。 エラーになるケースとならないケースがあるようですが、弊社では再現できていなく、公式の情報も見当たらなく原因はわかっておりません。 推測としてはデータソースを作成するときの条件や、広告アカウントごとにデータソースの仕様が異なることなどが考えられますが、詳細は不明です。 何か判明し次第本記事あるいはSNSなどでお知らせします。 「JADEのブログを見て作った”レスポンシブ検索広告のアセット毎のデータのレポート”が使えなくなってしまった」と困っていらっしゃった方、お待たせいたしました。 改めまして、JADEで広告運用を中心にしている畑田です! 2023年2月に公開した「RSAのアセット毎データを見るためのレポートの作成方法」ですが、2023年6月時点で
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