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piyologの検索結果1 - 40 件 / 147件

  • クレジットカードの偽決済画面が稼働していたサーバーについて調べてみた - piyolog

    2019年6月8日夜、クレジットカードの情報窃取を目的としたページが稼働していたと情報をいただきました。偽ページが稼働していたドメインやIPアドレスを調べたところ、いくつか興味深い情報が確認できたため、調べた内容をここではまとめます。 偽決済画面だらけのサーバー 情報提供頂いたURLではクレジットカード情報を窃取することを目的とした偽決済画面が稼働していた。 サブドメインには決済代行サービスのペイジェントに似せた文字列が用いられていた。 偽決済画面はワイン販売を行っている会社名がフォーム上部(モザイク部)に掲載。 この会社は2019年2月にWebサイトの改修を目的として一時閉鎖すると案内。 6月に新ドメインでECサイト再開。新ドメインへ移行した理由は「諸事情により」とのみ説明。 問題のドメインsearch-hot.comを調べる 問題のページが稼働していたドメインsearch-hot.co

      クレジットカードの偽決済画面が稼働していたサーバーについて調べてみた - piyolog
    • JTBへの不正アクセスについてまとめてみた - piyolog

      2016年6月14日、JTBは同社のサーバーが不正アクセスを受け、顧客情報が漏えいした可能性があると発表しました。ここでは関連情報をまとめます。 公式発表 今回の不正アクセスによる影響はJTB他、同社の提携サービスを展開している他社にも波及している。 JTBグループ 2016年6月14日 不正アクセスによる個人情報流出の可能性について 2016年6月14日 Re: Occurrence of Unauthorized Access (魚拓) 2016年6月16日 個人情報流出の可能性があるお客様へのご連絡について 2016年6月17日 「なりすましメール」「フィッシングメール」や「なりすましサイト」にご注意ください JTB提携先 NTTドコモ 2016年6月14日,16日 提携先のJTB社のグループ会社サーバーへの不正アクセスに伴う「dトラベル」の個人情報流出の可能性について (魚拓) (

        JTBへの不正アクセスについてまとめてみた - piyolog
      • KDDIの通信障害についてまとめてみた - piyolog

        2022年7月2日、設備障害によりKDDIの携帯電話サービスで障害が発生しました。ここでは通信障害に関連する情報をまとめます。 通信障害発生から復旧発表まで3日以上 au携帯電話サービスがご利用しづらい状況について 障害発生同日8時以降から1時間おきに障害報告が公表されていた。 障害発生・復旧の状況は以下の通り。 対象地域 障害発生日時 復旧作業終了時間 復旧完了日時 西日本 2022年7月2日 1時35分頃 2022年7月3日 11時頃 2022年7月5日15時36分 東日本 2022年7月2日 1時35分頃 2022年7月3日 17時30分頃 2022年7月5日15時36分 影響を受けたのは全国の個人・法人向けのau携帯電話、UQ mobile携帯電話、povo、au回線利用事業者の音声通信、ホームプラス電話、ホーム電話、auフェムトセル、SMS送受信。7月3日11時時点の概算では約3

          KDDIの通信障害についてまとめてみた - piyolog
        • ドコモ口座を悪用した不正送金についてまとめてみた - piyolog

          NTTドコモのドコモ口座を悪用し、不正に盗み出した口座番号、キャッシュカード暗証番号等の情報を使用した口座の不正利用が発生したと報じられました。ここでは関連する情報をまとめます。 勝手に作成したドコモ口座に送金 不正送金の手口 犯人が何らかの方法で口座番号、名義、キャッシュカード暗証番号等を入手。 銀行預金者の名義でドコモ口座を開設。 入手した銀行の口座番号、キャッシュカードの暗証番号を使って「Web口振受付サービス」を利用 サービスを通じて口座預金をドコモ口座にチャージ。 Web口振受付サービスは銀行提携先のWebサイトを通じて口座振替の申し込み手続きができるサービス。 ドコモ口座不正利用の発表相次ぐ 当初被害報告が上がった銀行は七十七銀行だが、その後も複数の地銀で不正利用に関する案内が相次ぎ公開された。 ドコモ口座登録等の受付停止を行った銀行 35行、全ての銀行 不正利用(疑い含む)発

            ドコモ口座を悪用した不正送金についてまとめてみた - piyolog
          • Log4jの深刻な脆弱性CVE-2021-44228についてまとめてみた - piyolog

            2021年12月10日、Javaベースのログ出力ライブラリ「Apache Log4j」の2.x系バージョン(以降はLog4j2と記載)で確認された深刻な脆弱性を修正したバージョンが公開されました。セキュリティ関係組織では過去話題になったHeartbleedやShellshockと同レベルの脆弱性とも評価しています。ここでは関連する情報をまとめます。 1.何が起きたの? Javaベースのログ出力ライブラリLog4j2で深刻な脆弱性(CVE-2021-44228)を修正したバージョンが公開された。その後も修正が不完全であったことなどを理由に2件の脆弱性が修正された。 広く利用されているライブラリであるため影響を受ける対象が多く存在するとみられ、攻撃が容易であることから2014年のHeartbleed、Shellshock以来の危険性があるとみる向きもあり、The Apache Software

              Log4jの深刻な脆弱性CVE-2021-44228についてまとめてみた - piyolog
            • 2020年10月に発生した東京証券取引所のシステム障害についてまとめてみた - piyolog

              2020年10月1日、東京証券取引所はアローヘッドの機器故障によりシステム障害が発生し、終日売買を停止すると発表しました。故障した機器は交換が行われ、取引は翌日再開されています。ここでは関連する情報をまとめます。 機器故障起きるも縮退運用に失敗 障害概要図 アローヘッド内の共有ディスク装置1号機で機器故障が発生した。実際故障したのはサーバー上のメモリ周辺機器とされる。 1号機故障により両現用で稼働していた2号機のみのフェールオーバー(縮退運用)が行われるはずだったが何らかの問題により行われなかった。 共有ディスク装置を使用する相場配信、売買監視のシステムで障害が発生。 障害復旧時に発生する注文データ消失による市場混乱を避けるため当日終日の取引停止の措置を実施。(遮断) フェールオーバー失敗原因は設定ミス フェールオーバーに失敗した理由が特定できたとして10月5日に発表。 障害発生時のフェー

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              • 管理不備と報じられたLINEの問題についてまとめてみた - piyolog

                2021年3月17日、日本国内のLINE利用者の個人情報に対し、国外から技術者らがアクセスできる状態にあったにもかかわらず、規約上で十分な説明が行われていなかったと報じられました。ここでは関連する情報をまとめます。 何が問題と報じられたのか LINEの(主に日本国内利用者における)個人情報保護管理の不備が報じられた。報道で問題として指摘されたのは国内LINE利用者の個人情報移転先である国名の明記。移転先やアクセスを行う国名は原則として明記を行った上、利用者から同意を得るよう個人情報保護委員会が求めていた。 LINEは利用者へ国外で一部利用者情報を取り扱っていたことについて十分な説明ができていないと判断。利用規約において、「利用者の居住国と同等のデータ保護法制を持たない第三国に個人情報を移転することがある」と説明するも国名までは明記していなかった。 今回は管理不備とされる問題が報道で指摘され

                  管理不備と報じられたLINEの問題についてまとめてみた - piyolog
                • 世界各地で発生したランサムウェア WannaCry の感染事案についてまとめてみた - piyolog

                  2017年5月12日頃から、世界各地でランサムウェアに感染する被害が相次いで報告されています。ランサムウェアはWannaCry等と名前が付けられているもので、これに感染する原因として、Windowsの脆弱性、及びその脆弱性を用いたNSAが開発したツールが関係している可能性があると各国のCSIRTやセキュリティベンダが注意喚起等を公開しています。Microsoftは今回の感染事案を受け、WindowsXPなどのサポートが切れたOSを対象とした緊急の更新プログラムも公開しました。 ここではこの世界中で発生したランサムウェア WannaCry の感染被害などについてまとめます。 インシデントタイムライン 以下は主に国内の関連事象を整理したもの。 日時 出来事 2016年9月16日 MicrosoftがSMBv1の使用停止を強く推奨する記事を公開。 2017年1月16日 US-CERTがSMBv1

                    世界各地で発生したランサムウェア WannaCry の感染事案についてまとめてみた - piyolog
                  • AWS 東京リージョンで発生した大規模障害についてまとめてみた - piyolog

                    2019年8月23日 13時頃からAmazon AWS 東京リージョン でシステム障害が発生し、EC2インスタンスに接続できない等の影響が発生しています。ここでは関連する情報をまとめます。 AWSの障害報告 aws.amazon.com AWS障害の状況 障害発生時間(EC2) 約6時間 2019年8月23日 12時36分頃~18時30分頃(大部分の復旧) 障害発生時間(RDS) 約9時間半 2019年8月23日 12時36分頃~22時5分頃 障害原因(EC2) 一部EC2サーバーのオーバーヒートによる停止 制御システム障害により冷却システムが故障したことに起因 影響範囲 東京リージョン(AP-NORTHEAST-1)の単一のAZに存在する一部EC2、EBS、およびRDS。 発生リージョンは東京。東京近郊4データセンター群の内、1つで発生。 日本国内のAWSの契約先は数十万件とみられる。*

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                    • CPUの脆弱性 MeltdownとSpectreについてまとめてみた - piyolog

                      2018年1月3日にCPUに関連する3つの脆弱性情報が公開されました。報告者によるとこれらの脆弱性はMeltdown、Spectreと呼称されています。ここでは関連情報をまとめます。 脆弱性の概要 報告者が脆弱性情報を次の専用サイトで公開した。 Meltdown and Spectre (またはこちら) 3つの脆弱性の概要をまとめると次の通り。 脆弱性の名称 Meltdown Spectre CVE CVE-2017-5754(Rogue data cache load) CVE-2017-5753(Bounds check bypass) CVE-2017-5715(Branch target injection) 影響を受けるCPU Intel Intel、AMD、ARM CVSSv3 基本値 4.7(JPCERT/CC) 5.6(NIST) ←に同じ PoC 報告者非公開 論文中にx

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                      • 不正移管によるドメイン名ハイジャックについてまとめてみた - piyolog

                        2018年9月頃から第三者に汎用JPドメインがのっとられるドメイン名ハイジャックの事例が相次ぎ、これらは不正なドメイン移管手続きにより発生した疑いがあります。ここでは関連する情報をまとめます。 不正移管の手口 のっとり犯が自身が利用するレジストラを通じて他人が所有するドメインの移管申請を行う。 次のいずれか該当する場合に(一時的に)ドメイン移管申請が行われてしまう恐れがある。 指定事業者が承認確認(不承認含む)を行わない(放置する) 登録者または指定事業者がのっとり犯が行った移管申請を誤って承認してしまう 汎用JPが狙われているのは自動承認ルールを悪用しているためとみられる 移管元指定事業者から承認、または不承認が10日以内に確認取れない場合、自動承認となる。 「汎用JPドメイン名登録申請等の取次に関する規則」第11条第2項に則ったものとされる。 第11条(取次にかかる登録申請等に対する決

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                        • 2016年8月末より発生している国内サイト・サービスの接続障害についてまとめてみた - piyolog

                          2016年8月22日頃から、日本の複数サイトで接続し難い、あるいは出来ないといった事象が確認されています。ここでは関連情報をまとめます。 サーバー(Webサイト)への接続等で障害発生しているサービス、サイト 各サイトのTwitter等での発表をまとめると次の通り。 障害発生元 発生原因(運営元発表抜粋) さくらインターネット DoS攻撃、あるいは攻撃と思われる 技術評論社 サーバへのDoS攻撃が検知されたことを受け,サービスが提供できない状態 スラド DDoS攻撃の影響 はてな さくらインターネットDNSサーバー障害に起因 したらば掲示板 ネットワーク障害 ふたば★ちゃんねる サーバ会社よりDoS攻撃との報告 小説家になろう 上位回線の管理会社よりDos攻撃を受けているとの連絡 OSDN DDoS 攻撃の影響 Feeder 全サーバがDDoS攻撃を受けており、サービスをご提供できない状態

                            2016年8月末より発生している国内サイト・サービスの接続障害についてまとめてみた - piyolog
                          • データ移行で発生したみずほ銀行のシステム障害についてまとめてみた - piyolog

                            2021年2月28日、みずほ銀行でシステム障害が発生し、全国で同行のATMが利用できなくなる、キャッシュカードが取り込まれたまま戻ってこないなどのトラブルが発生しました。ここでは関連する情報をまとめます。 取り込まれ戻ってこないキャッシュカード みずほ銀行サイト上に掲載されたシステム障害発生の案内障害が発生したのは2021年2月28日11時頃。障害により各地で生じた影響は以下が報じられるなどしている。なお、法人向けに提供されるサービスでは今回のシステム障害による不具合は確認されていない。*1 障害発生から30時間後に全面復旧をした。 みずほ銀行の自行ATM5,395台の内、54%にあたる2,956台が停止し(2月28日19時40分頃時点)、預金引き落とし等が出来なくなった。*2 台数はその後訂正され、最大4,318台が停止していたことが明らかにされた。 *3 障害発生中は、ATMよりキャッ

                              データ移行で発生したみずほ銀行のシステム障害についてまとめてみた - piyolog
                            • 全国銀行データ通信システムのシステム障害についてまとめてみた - piyolog

                              2023年10月10日、全国銀行資金決済ネットワークは、同社が運用している全国銀行データ通信システムでシステム障害が発生したことを公表しました。この障害の影響により一部の金融機関で送金遅延などが生じました。ここでは関連する情報をまとめます。 560万件の取引に影響 障害が起きたのは全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)が運用する全国銀行データ通信システム(全銀システム)のうち、平日8時半から15時半まで稼働するコアタイムシステムで金融機関との接続に使用される中継コンピューター(RC)。障害は10月10日8時半に発生し、10月12日未明に復旧に向けた対応が完了、同日8時半の切替完了したことで復旧した。*1 全銀システムは1,000超の金融機関が参加しており、1営業日当たりの取引件数は2022年実績で約806万件、約14兆円。*2 今回のシステム障害により金融機関間で行われる送金に遅延や取

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                              • マッチングアプリ「Omiai」会員情報管理サーバーへの不正アクセスについてまとめてみた - piyolog

                                2021年5月21日、ネットマーケティングは同社が運営するマッチングアプリ「Omiai」の会員情報の一部が不正アクセスにより、流出した可能性が高いと発表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 171万件の年齢確認書類画像が流出 www.net-marketing.co.jp 不正アクセスを受けたのはOmiaiの会員情報を管理するサーバー。意図しない挙動がサーバー上で確認され、その後内部点検から不正アクセスの痕跡を発見。 流出した情報は法令で確認が義務づけられた年齢確認書類の画像データ。通信ログ分析から数回にわたり画像データが外部へ流出したと判明。流出した画像データの約6割は運転免許証で、画像データの暗号化も行っていなかった。*1 当初流出の可能性と公表していたが、8月11日の第三報では流出が確認されたことを公表した。 流出アカウント件数 171万1756件 (会員累計数は20年9月末

                                  マッチングアプリ「Omiai」会員情報管理サーバーへの不正アクセスについてまとめてみた - piyolog
                                • 短縮URLサービス利用時に表示された悪質な広告についてまとめてみた - piyolog

                                  2023年11月9日、いなげやは同社一部店舗で掲示していたポスターなどに記載されたQRコードへアクセスした際、予期せぬ不正サイトに誘導する広告が表示され、クレジットカード情報が盗まれる被害が発生したと公表し注意を呼びかけました。ここでは関連する情報をまとめます。 短縮URLサービス中の広告表示を起因とした事案か いなげやはネットスーパーの入会案内として、入会用サイトへアクセスさせるため店頭展示していたポスターや配布していたチラシにQRコードを掲載していた。このQRコードを読み込んだ際に、予期せぬ不正なサイトに誘導する広告が表示される場合があり、今回この不正なサイトを通じてクレジットカード情報を盗まれる事案が発生したとして顧客に対して注意を呼び掛けた。また万一クレジットカード情報を誤って入力するなどしてしまった際はカード会社に連絡を取るようあわせて案内を行っている。*1 同社が公表した資料中

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                                  • トレンドマイクロ従業員の不正行為で発生したサポート詐欺についてまとめてみた - piyolog

                                    2019年11月5日、トレンドマイクロは同社従業員(当時)の内部不正行為で一部の顧客情報が流出し、その情報が同社のサポートになりすました詐欺電話に悪用されていたと発表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 トレンドマイクロの発表 blog.trendmicro.com www.trendmicro.com 2019年8月上旬、ホームセキュリティソリューション利用者の一部がトレンドマイクロサポート担当者になりすました詐欺電話を受けている事実を把握。 詐欺犯が保持している情報を受け、同社が組織的な攻撃を受けている可能性を考慮。 顧客情報の流出は外部からのハッキングではなく、同社従業員による内部不正行為が原因であることを確認。 徹底的な調査は即行われたが、2019年10月末まで内部不正行為によるものと断定できなかった。 同社は洗練されたコントロールを行っていたが、計画的犯行により突破されて

                                      トレンドマイクロ従業員の不正行為で発生したサポート詐欺についてまとめてみた - piyolog
                                    • 江崎グリコの基幹システム移行トラブルについてまとめてみた - piyolog

                                      2024年4月5日、江崎グリコは基幹システムの切り替え後にシステム障害が発生し、同社や販売委託を受けている一部の冷蔵食品の出荷に影響が生じていると公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 障害後緊急対応するも在庫数合わず業務停止 今回システム障害が起きたのは江崎グリコの基幹システムで2024年4月3日の新システムへの移行に伴い発生した。物流、販売、会計などを一元管理するERPパッケージ SAP社製「SAP S/4HANA」で構築されており、「顧客への継続的価値創出を可能にするバリューチェーン構築と経営の迅速な意思決定を目的とした、調達・生産・物流・ファイナンスなどの情報を統合する基幹システム」と同社では説明している。障害原因の詳細は同社から開示されてはいないが、システム障害の問題個所の特定は済んでいる。なおサイバー攻撃によるものではないと取材に答えている。*1 システム障害の影響に

                                        江崎グリコの基幹システム移行トラブルについてまとめてみた - piyolog
                                      • Twitterから流出したとみられる約2億件のデータについてまとめてみた - piyolog

                                        2023年1月5日以降、2億件を超えるTwitterアカウントのデータを公開したと主張する投稿がハッカーフォーラムで行われていたことを複数の報道機関が報じました。*1ここでは関連する情報をまとめます。 自分が影響を受けたのかを確認するには 約2億件のデータに自分のメールアドレスが含まれているか(影響対象か)はHave I been pwnedを使って確認することが可能。 メールアドレス入力後に「pwned?」をクリックし、「Twitter (200M)」と表示された場合は、今回のデータに含まれている。(それ以外のリークに含まれていた場合は別のリーク情報も表示される。) メールアドレスがリークデータに含まれていた場合にTwitter (200M)が表示。 Twitter APIの脆弱性より流出したデータと主張 Twitter APIに第三者が他人のアカウント情報を取得できる脆弱性が2021年

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                                        • WPA2の脆弱性 KRACKsについてまとめてみた - piyolog

                                          2017年10月16日、WPA2のプロトコルに欠陥が確認され盗聴や改ざんの恐れがあるとして脆弱性情報が公開されました。発見者によりこの脆弱性は「KRACKs」と呼称されています。ここでは脆弱性の関連情報をまとめます。 脆弱性タイムライン 日時 出来事 2017年5月19日 Vanhoef氏が研究論文を提出。 2017年7月14日頃 Vanhoef氏が脆弱性の実験をした製品開発ベンダへ連絡。 その後 Vanhoef氏が影響範囲の広さを認識し、CERT/CCと協力し脆弱性情報を開示。 2017年8月24日 ラスベガスで開催されたBlackhatでVanhoef氏が関連研究を発表。 2017年8月28日 CERT/CCから複数の開発ベンダ*1に通知。 2017年10月6日 BlackhatのTwitterアカウントがWPA2をテーマとした発表があるとツイート。 2017年10月16日 SNSなど

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                                          • ログ消去もされていた三菱電機の不正アクセスについてまとめてみた - piyolog

                                            2020年1月20日、三菱電機は自社ネットワークが不正アクセスを受け、個人情報等が外部へ流出した可能性があると発表しました。ここでは関連する情報をまとめます。報道によれば現在も三菱電機は不正アクセスへの社内調査等を進めています。 発端は研究所サーバーの不審ファイル動作 2019年6月28日に情報技術総合研究所のサーバーで不審なファイルが動作したことを社内で検知。 同じファイルが中国、及び国内他拠点で検出され内部侵害の被害を受けている可能性を受け調査を開始。 報道された出来事を時系列にまとめると以下の通り。 日時 出来事 2017年後半? 三菱電機の中国国内子会社でマルウェア感染。 2019年3月18日 三菱電機が中国拠点のウイルスバスター法人向け製品の脆弱性を悪用された攻撃を受ける。*1 : アップデート機能を悪用し中国拠点で侵害範囲が拡大。 2020年4月3日 中国拠点端末より国内拠点の

                                              ログ消去もされていた三菱電機の不正アクセスについてまとめてみた - piyolog
                                            • 米紙が報じた中国による日本の防衛ネットワークの侵害についてまとめてみた - piyolog

                                              2023年8月7日(現地時間)、2020年頃に中国軍が日本政府にサイバー攻撃を行い防衛機密情報にアクセスしていたとして米国のThe Washington Postが報じました。ここでは関連する情報をまとめます。 日本政府のネットワーク侵害を米国が把握 発端となったのは、現地時間2023年8月7日付でThe Washington Postが報じた中国が日本の防衛ネットワークへハッキングを行ったとする当局者の話などを取り上げた記事。2020年秋に米国NSAが日本政府が侵害されていることを確認した後、米国が日本に情報提供をはじめとする本件への対応をどのようにとってきたか経緯や関連事案などをまとめたもの。同紙で国家安全保障やサイバーセキュリティの取材を行っているEllen Nakashima氏の署名記事。氏が面談した米国の元高官ら3人を情報ソースとしているが機密性が高いことからいずれも匿名での取材

                                                米紙が報じた中国による日本の防衛ネットワークの侵害についてまとめてみた - piyolog
                                              • 利用省庁ゼロで廃止された政府共通プラットフォームのセキュリティ機能についてまとめてみた - piyolog

                                                2019年10月8日、読売新聞は総務省が開発費約18億円をかけ政府共通プラットフォーム上に導入したセキュリティ機能が各省庁から一度も使用されずに廃止されたと朝刊一面で報じました。ここでは関連する情報をまとめます。 誰も使わなかったセキュリティ機能 報じられたのは「セキュアゾーン」と呼称されるセキュリティ機能。*1 政府共通プラットフォーム上に実装され、インターネットからは遮断された環境で利用する。 2015年6月に発生した日本年金機構の不正アクセス事案を受け導入が決定されたもの。 平成27年度総務省所管の補正予算案で「一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策」の1つに計上されていたとみられる。 (2) 政府情報システムのセキュリティ対策 33.8億円 政府共通プラットフォーム及び新たな共通ネットワークにおけるセキュリティ対策(情報システムのインターネットからの分離、インターネット接

                                                  利用省庁ゼロで廃止された政府共通プラットフォームのセキュリティ機能についてまとめてみた - piyolog
                                                • 徳島県警察の誤認逮捕事件についてまとめてみた - piyolog

                                                  2017年9月10日、チケット売買を巡り、徳島県警察(三好署)により詐欺容疑で女性Aが逮捕、勾留されていた事件について、別人(女子中学生B)によるなりすましの犯行であり、女性Aは誤認逮捕であったと報道されました。ここでは関連情報をまとめます。 インシデントタイムライン 日時 出来事 2016年8月頃 女性AがTwitter上にチケット売買を書き込み。 2016年8月17日 女子中学生BがAになりすましてC、Dと架空の売買契約。 その後 徳島県内の女子高生C、Dがチケット代として計8万円を振り込み。 2016年9月 チケットが届かなかったとして女子高生Cが被害届を徳島県警察三好署へ提出。 女性A逮捕直前 徳島県警察が女性Aの自宅を家宅捜索。 2017年5月15日 現金をだまし取ったとして女性Aが詐欺容疑として徳島県警察により逮捕。同月送検。*1 :(19日間) 女性Aを勾留。 2017年6月

                                                    徳島県警察の誤認逮捕事件についてまとめてみた - piyolog
                                                  • XZ Utilsの脆弱性 CVE-2024-3094 についてまとめてみた - piyolog

                                                    2024年3月29日、Linux向け圧縮ユーティリティとして広く利用されているXZ Utilsに深刻な脆弱性 CVE-2024-3094 が確認されたとして、研究者やベンダがセキュリティ情報を公開しました。この脆弱性は特定の条件下においてバックドアとして悪用される恐れがあるものとみられており、当該ソフトウエアのメンテナのアカウントにより実装されたソフトウエアサプライチェーン攻撃の可能性が指摘されています。ここでは関連する情報をまとめます。 脆弱性の概要 xzとは主要なLinuxディストリビューションに含まれる汎用的なデータ圧縮形式で、今回問題が確認されたのはその圧縮・解凍ユーティリティであるliblzma(API)を含むXZ Utils。CVE-2024-3094が採番されており、Red Hatによって評価されたCVSS基本値はフルスコアの10。影響を受けたライブラリをリンクしているssh

                                                      XZ Utilsの脆弱性 CVE-2024-3094 についてまとめてみた - piyolog
                                                    • piyokango氏に総務大臣奨励賞 ブログ「piyolog」で「セキュリティ向上に貢献」

                                                      セキュリティ情報ブログ「piyolog」のpiyokango氏などが「サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞」初の受賞者に。 総務省は5月29日、サイバーセキュリティ分野で顕著な功績があった個人や団体を表彰する「サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞」の初の受賞者として、セキュリティ情報ブログ「piyolog」を運営する「piyokango氏」など個人2人と団体1人を選んだと発表した。6月1日に都内で表彰式を行う。 同賞は、地方自治体や民間企業などの現場でサイバーセキュリティ向上の観点から顕著な功績があり、今後も活躍が期待される個人や団体に授与する賞で、今年スタートした。公募や推薦で候補者を募り、選考委員会で受賞者を選んだ。 初の受賞者となったのは、セキュリティリサーチャーのpiyokango氏と、日立製作所Hitachi Incident Response Teamチーフコーディ

                                                        piyokango氏に総務大臣奨励賞 ブログ「piyolog」で「セキュリティ向上に貢献」
                                                      • NTTビジネスソリューションズ元派遣社員による顧客情報の不正な持ち出しについてまとめてみた - piyolog

                                                        2023年10月17日、NTTビジネスソリューションズは同社の元派遣社員が顧客情報の不正な持ち出しを行っていたと公表しました。持ち出された顧客情報はコールセンターのシステムに保存されていたもので、元派遣社員は2013年より不正な行為を及んでいたとみられています。ここでは関連する情報をまとめます。 10年近く前から顧客情報を不正に持ち出し 不正な行為を行っていたのはNTTビジネスソリューションズに2008年6月より派遣されていた元派遣社員(公表時点で派遣会社から退職済)で、コールセンターシステムの運用保守管理を担当していた。10年間で100回以上にわたって不正な取得行為を行っていた。*1 NTTビジネスソリューションズはNTTマーケティングアクトProCXが利用していたコールセンターシステムのシステム運用を行っており、元派遣社員によって不正に持ち出されていた情報はNTTマーケティングアクトP

                                                          NTTビジネスソリューションズ元派遣社員による顧客情報の不正な持ち出しについてまとめてみた - piyolog
                                                        • 偽造マイナンバーカードを使用したSIMスワップについてまとめてみた - piyolog

                                                          2024年4月、偽造されたマイナンバーカードを使用したSIMスワップ事案が発生しました。さらにその後のっとられたSIMを通じて高級腕時計の購入などが行われる被害も発生しています。ここでは関連する情報をまとめます。 SIMのっとられ未遂含め400万円超の被害 SIMスワップの被害を報告したのは、東京都議会議員と大阪府八尾市議会議員の二人。愛知県名古屋市内のソフトバンクショップ(八尾市議会議員の事例ではソフトバンク柴田店)で何者かが契約変更(MNPや最新のiPhoneへの機種変更など)を行い、元々の契約者であった二人が所有するスマートフォンでSIMによる通話・通信ができない被害にあった。 昨日昼頃、スマホにPayPay通知が表示され「1000円チャージしました」と。自動チャージ設定?なんだろうとアプリを確認してもよくわからず放置。(この時にPayPayに確認すべきだった!)午後にメールチェック

                                                            偽造マイナンバーカードを使用したSIMスワップについてまとめてみた - piyolog
                                                          • 国内約200組織へ行われたサイバー攻撃と関係者の書類送検についてまとめてみた - piyolog

                                                            2021年4月20日、国内約200の組織をターゲットにしたサイバー攻撃が2016年に行われていたとして、攻撃に関連するサーバーの契約に係った男を警視庁公安部が書類送検したと報じられました。捜査は現在も行われており他関係者の情報も報じられています。ここでは関連する情報をまとめます。 攻撃発信元サーバーに係った男を書類送検 書類送検されたのは中国共産党員 中国籍の男で、既に中国へ帰国。中国の大手情報通信企業勤務で日本滞在中もシステムエンジニアの職に就いていた。*1 容疑は私電磁記録不正作出・同供用。2016年9月から17年4月、5回にわたり虚偽の氏名、住所を使い国内レンタルサーバー業者と契約。サーバー利用に必要なアカウント情報を取得した疑い。 男は中国国内から契約を行い、転売サイトでアカウントを販売。Tickと呼称されるグループがそのアカウントを入手し一連の攻撃に悪用されたとされる。 捜査にあ

                                                              国内約200組織へ行われたサイバー攻撃と関係者の書類送検についてまとめてみた - piyolog
                                                            • 児童全員同じパスワードで配布されたタブレットで起きた問題についてまとめてみた - piyolog

                                                              2021年9月14日、文部科学相はGIGAスクール構想の先進事例として町田市立の児童に配布されたタブレットがいじめに使われたことを明らかにし、*1 同日に文科省は東京都教委、町田市教育委に事実関係の確認を行った上で個人情報の管理状況が不適切であったと指摘しました。*2ここでは関連する情報をまとめます。 児童全員が同じパスワード 不適切な管理が行われていたのは町田市内の市立小学校で2019年5月に配布されたChromebook。具体的には次の問題があったことが週刊誌、新聞で報じられている。*3 *4 *5 *6 なお、町田市教委はPRESIDENT Onlineが報じた一連の記事に対して同社より取材を受けていないとして内容確認中とするコメントを行っている。*7 児童が端末起動時に使用する認証情報はIDは「所属学級+出席番号」、パスワードは全員「123456789」固定と第三者から容易に類推で

                                                                児童全員同じパスワードで配布されたタブレットで起きた問題についてまとめてみた - piyolog
                                                              • SSRF攻撃によるCapital Oneの個人情報流出についてまとめてみた - piyolog

                                                                2019年7月29日、米金融大手 Capital Oneは不正アクセスにより1億人を超える個人情報が流出したと発表しました。WAFの設定ミスに起因して、Server Side Request Forgery(SSRF)攻撃を許したことにより情報を盗まれたと見られています。ここでは関連する情報をまとめます。 Capital Oneによる公式発表 Information on the Capital One Cyber Incident(米国向け) Information on the Capital One Cyber Incident(カナダ向け) Frequently Asked Questions (1)影響範囲 影響が及んだ人数の内訳は以下の通り。 米国 約1億人 カナダ 約600万人 発表時点でCapital Oneは流出した情報が外部へ出回ることや、詐欺への使用は確認していない。

                                                                  SSRF攻撃によるCapital Oneの個人情報流出についてまとめてみた - piyolog
                                                                • メタップスペイメントの情報流出についてまとめてみた - piyolog

                                                                  2022年2月28日、メタップスペイメントは決済情報などが格納されたデータベースへ不正アクセスが行われクレジットカードを含む情報流出が判明したと公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 複合的な攻撃を半年間受ける 不正利用懸念ありと連絡を受けたのはメタップスペイメントのイベントペイで2021年12月17日にクレジットカード決済を停止。さらに会費ペイを含む3サイトは2022年1月5日までにクレジットカードの新規決済を停止。その後2022年1月24日にバックドアの存在が確認されたことから、トークン方式のクレジット決済サービスを全て停止した。 攻撃を受けていたのは2021年8月2日から2022年1月25日の約6カ月。2021年12月14日にクレジットカード会社から連絡受領しその後調査するも自社での原因特定ができず外部機関でフォレンジック調査を実施。 不正アクセスはメタップスペイメントの決

                                                                    メタップスペイメントの情報流出についてまとめてみた - piyolog
                                                                  • バックドア化したASUS Live Updateを通じた攻撃(Operation ShadowHammer)についてまとめてみた - piyolog

                                                                    Kaspersky LabはASUSが提供するソフトウェア「ASUS Live Update」がバックドア化し、一部ユーザーを対象にマルウエアを配布する攻撃が展開されていたとして調査結果の一部を発表しました。この攻撃を同社は「Operation ShadowHammer」と呼称しています。ここでは関連する情報をまとめます。 Kaspersky Labの調査報告 securelist.com 詳細は2019年4月8日~11日にかけシンガポール開催されるSASで報告される予定。 また同社の調査報告についてMotherboardが取材した記事が公開されている。 motherboard.vice.com 2019年3月21日に取材依頼を行っているがASUSからの返事がない模様。 securelist.com ASUSの反応 Secure your ASUS PC devices now! Down

                                                                      バックドア化したASUS Live Updateを通じた攻撃(Operation ShadowHammer)についてまとめてみた - piyolog
                                                                    • ImageMagickの脆弱性(CVE-2016-3714他)についてまとめてみた 2016-05-04 - piyolog

                                                                      画像処理ソフトImageMagickに複数の脆弱性が存在するとして2016年5月3日頃、CVE-2016-3714他の脆弱性情報が公開されました。ここでは関連情報をまとめます。 ImageMagick 開発チームの情報 2016年5月3日 ImageMagick Security Issue 脆弱性情報 対象 ImageMagick CVE CVE-2016-3714 CVE-2016-3715 CVE-2016-3716 CVE-2016-3717 CVE-2016-3718 影響 RCE 重要度 CVE-2016-3714:Important(Redhat)/緊急(JPCERT/CC) PoC PoC公開あり。 in the wildとの情報もあり。 CVSS(v2) CVE-2016-3714:6.8(Redhat)/9.3(CERT/CC) 発見者 Nikolay Ermishki

                                                                        ImageMagickの脆弱性(CVE-2016-3714他)についてまとめてみた 2016-05-04 - piyolog
                                                                      • ホンダの内部ネットワーク情報を格納したElasticsearchが公開されていた件についてまとめてみた - piyolog

                                                                        2019年7月31日、本田技研工業の従業員のメールアドレスや内部ネットワーク、PCに関連するElasticsearchデータベースが露出していたとして、対応の顛末が発見者により公開されました。この問題は本田のセキュリティチームに伝えられ、問題は解消されているとのことです。ここでは関連する情報をまとめます。 問題の発見者 Justin氏の報告 Honda Motor Company leaks database with 134 million rows of employee computer data https://t.co/IN9IESN0Ae— Justin (@xxdesmus) 2019年7月31日 Justin氏はクラウドフレア社 Trust & Safety担当のディレクター。 何が問題であったか 本田技研工業の従業員の名前やメールアドレス、連絡先の情報、同社内部の端末やネ

                                                                          ホンダの内部ネットワーク情報を格納したElasticsearchが公開されていた件についてまとめてみた - piyolog
                                                                        • 富士通JapanのMICJETで相次ぎ発生した証明書誤交付についてまとめてみた - piyolog

                                                                          2023年3月以降、富士通Japanが提供する地方公共団体向けの住民情報ソリューションである「MICJET」(ミックジェット)において、プログラム不具合に起因するシステム障害によりコンビニ交付サービスで他人の証明書が出力されるなどの誤交付が相次ぎ発生しています。ここでは関連する情報をまとめます。 証明書の誤交付が発生した地方公共団体 富士通Japanが提供する住民情報ソリューション「MICJET」に関連した誤交付が生じたのはこれまでに8つの地方公共団体。MICJETのコンビニ交付サービスにおいて住民票の写し、印鑑登録証明書などで誤交付が発生した。MICJETを導入している地方公共団体は全国で123。*1 誤交付を行った地方公共団体 誤交付された対象 誤交付を行っていた時期 横浜市 他人の住民票(個人番号あり)の写し1件(1名) 他人の住民票(個人番号無し)の写し5件(11名) 住民票記載事

                                                                            富士通JapanのMICJETで相次ぎ発生した証明書誤交付についてまとめてみた - piyolog
                                                                          • 7payの不正利用についてまとめてみた - piyolog

                                                                            セブンイレブンで開始されたスマートフォン決済サービス「7pay」で、セブン&アイホールディングスは2019年7月3日頃より不正利用が発覚したと発表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 公式発表 セブン&アイHD/セブン・ペイ 2019年7月1日 [PDF] セブン&アイのバーコード決済「7pay(セブンペイ)」本日サービススタート! 2019年7月3日 【ご注意ください】ID・パスワードの管理について(削除済み) 7payに関する重要なお知らせ [PDF] 7pay に関する重要なお知らせ 2019年7月4日 チャージ機能の一時停止に関するお知らせ [PDF] 「7pay(セブンペイ)」一部アカウントへの不正アクセス発生によるチャージ機能の一時停止について 2019年7月5日 「7pay(セブンペイ)」に対する不正アクセスの件(第3報)セキュリティ対策の強化を目的とした新組織発足の

                                                                              7payの不正利用についてまとめてみた - piyolog
                                                                            • 不正利用が発生した電子決済サービスについてまとめてみた - piyolog

                                                                              2020年9月15日、ゆうちょ銀が提携するドコモ口座以外の電子決済サービスでも不正利用被害が発生していると総務大臣が明らかにしました。ここでは関連する情報をまとめます。 不正利用が発生した決済サービス 2020年9月16日8時時点で不正利用が判明している、報道されている電子決済サービスは以下の通り。 決済サービス 被害総件数 被害総額 被害発生/判明時期 被害判明銀行 ドコモ口座 189件 2797万円 2019年10月以降 七十七銀、大垣共立銀、中国銀、紀陽銀、滋賀銀、東邦銀、鳥取銀、みちのく銀、イオン銀、ゆうちょ銀、第三銀(全部で11銀行) PayPay 18件 約265万円 2020年1月以降 ゆうちょ銀、イオン銀、愛媛銀 Kyash 4件 53万円 不明(2020年9月7日提携開始) ゆうちょ銀、イオン銀 LINE Pay 2件 49.8万円 不明 ゆうちょ銀 メルペイ 3件 約4

                                                                                不正利用が発生した電子決済サービスについてまとめてみた - piyolog
                                                                              • 警察庁内端末不正アクセスと5万件の脆弱なVPNホストの公開についてまとめてみた - piyolog

                                                                                警察庁は2020年11月27日、庁内の端末が1年以上前から不正アクセスを受けていたことを発表しました。また同時期に公開された脆弱なVPN機器リストについても併せてここでまとめます。 VPNのパスワードが漏れた可能性 不正アクセスが確認されたのは警察庁情報通信局のノートPC1台。業務物品の手配を行う専用端末として利用されていたもの。 ノートPCは他のシステムとは接続されておらず、警察庁は情報流出の可能性は低いと判断。不正アクセスが行われたタイミングでは端末に情報保管を行っていなかった。 複数のIPアドレスから2019年8月から2020年11月中旬まで合計46回の不正アクセスが行われていた。*1 ノートPCからインターネット接続を行う際にVPN機器を利用。このVPNのパスワードが第三者に利用された可能性がある。*2 警視庁からの情報提供を受け発覚 2020年11月25日に警視庁から「不正アクセ

                                                                                  警察庁内端末不正アクセスと5万件の脆弱なVPNホストの公開についてまとめてみた - piyolog
                                                                                • 複数の国内サイトがドメイン名ハイジャックされた件をまとめてみた - piyolog

                                                                                  2014年11月5日にJPCERT/CC、JPRSがドメイン名ハイジャックに関する注意喚起を公開しました。また同日日本経済新聞社が同社サイトがこの攻撃を受けていたことを速報で報じました。*1 ここでは関連情報をまとめます。 注意喚起・対策 JPCERT/CC 登録情報の不正書き換えによるドメイン名ハイジャックに関する注意喚起 JPRS (緊急)登録情報の不正書き換えによるドメイン名ハイジャックとその対策について(2014年11月5日公開) JPRS (PDF) 補足資料:登録情報の不正書き換えによるドメイン名ハイジャックとその対策について JPNIC IPアドレス・AS番号/ドメイン名に関する登録情報の不正書き換えに関する注意喚起 タイムライン 日付 出来事 9月第1週 Volexityが日経で不正なサイトへの接続を確認。 10月9日 VolexityがBlog記事を公開。 10月15日

                                                                                    複数の国内サイトがドメイン名ハイジャックされた件をまとめてみた - piyolog