判決後に記者会見する、原告の(左から)古久保さくら・大阪公立大准教授、伊田久美子・同大学名誉教授、牟田和恵・大阪大名誉教授、岡野八代・同志社大教授=京都市中京区で2022年5月25日午後3時41分、千金良航太郎撮影 自民党の杉田水脈(みお)・衆院議員にインターネット上で中傷されて名誉を傷つけられたとして、牟田和恵・大阪大名誉教授ら4人が、杉田氏に計約1100万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が25日、京都地裁であった。長谷部幸弥裁判長(菊井一夫裁判長代読)は「研究者の社会的評価を低下させるものとは認められない」として、請求を棄却した。 原告は関西の女性研究者4人。日本学術振興会から科学研究費(科研費)助成を受け、女性の権利運動や慰安婦問題についての研究を行っていた。