宝塚歌劇団での経験を振り返り考える“やさしさを受け取る心” 江戸川区は、全ての人にとって住みやすいまちを目指して、共生社会の実現に向けた取り組みを進めています。生まれ育った環境や価値観が異なる多様な人が暮らすまちでは、それぞれの人が進学や就職、結婚、転居などの環境の変化を迎えます。期待と不安が入り混じるなかで、前向きに過ごすにはどうすればいいのでしょうか。宝塚歌劇団の月組トップ娘役として活躍された江戸川区出身の美園さくらさんに、現在取り組まれている研究、人生を豊かにする心・感情の在り方をお話しいただきました。 美園さんのご経歴をお教えください。 小さい頃から身近にあふれていた音楽・舞台の世界へ 宝塚歌劇団の舞台女優として2021年8月まで務め、現在は慶應義塾大学大学院で演技指導におけるコミュニケーションについて研究しています。芸術分野に長く身を置いてきた人生でしたので、学問は新たなステップ