日本の子供たちに「将来の夢は?」と聞けば、サッカー・野球選手、パイロット、宇宙飛行士といった答えが上位を占めるのは今も昔も変わらない。ところが、同様の質問をアメリカの子供たちに投げかけると、上記の職業のほかに「将来はプロポーカープレイヤーになりたい」という答えが少なくない。 「ポーカーは世界的に普及している対人ゲームの究極系。アメリカのポーカーの世界は、プレイヤーの数もファンの数も日本とは桁違いです。アメリカではハリウッドスターやテニスプレイヤーと同じくスターが存在して、それが生まれる土壌があります」 そう語るのは、昨年12月、韓国で開催されたポーカー世界大会「World Poker Tour」(以下WPT)のメインイベントで優勝。10万ドル(日本円で約1000万円)の賞金を獲得した横澤真人さん。21歳にして日本人として初めてとなるWPTのタイトルホルダーになったことで、日本のポーカー界は