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必要悪君に関するseachelのブックマーク (13)

  • 「世界の半分をお前にやろう」とゆとり世代に言われた。 - Everything you've ever Dreamed

    ダメになった組織を蘇生させるのは、新しい組織をつくるよりも難しい。そんなネガティブな考えを持ちはじめたのは、営業部再建という名目で各部署へ異動した同僚たちに声を掛けたときだ。かつての同僚たちは言わば同じ釜の飯をべた最高の戦友。「もう一度やらないか」そんな僕の声に、彼らは全員が快く「イヤです」と固辞した。ストレスからの胃痛。理不尽なノルマ。課長である僕の性格。理由はいろいろあるが、一番大きなものは営業部門外注化方針によって先行きの見えない営業部には戻りたくないという至極当然のものであった。 土曜、夜。人の薄情さにやりきれなくなった僕は駅前の居酒屋でカウンターの人となりメソメソ酒を飲んでいた。突然、後ろから声を掛けられた。声の主に覚えはあって、調子なら黙殺するところだけれども、メソメソだった僕は「久しぶりだな」と振り返って返事をした。僕はしくじった直後にしくじりに気づいてしまう。 声の主は

    「世界の半分をお前にやろう」とゆとり世代に言われた。 - Everything you've ever Dreamed
  • デキる部下がやってきた。 - Everything you've ever Dreamed

    部下なし課長の自由を満喫していた僕のもとに、研修を終えた新人がやってきた。思わず、昔、上司に言われた言葉を思い出してしまう。「部下を持つことは、お前にとって間違いなく勉強になる」 研修を終えた新人君に、とりあえず仕事を任せようと思い、契約書覚書の作成を頼んだ。テンプレがあるので、丁寧に取り組めば初めてでも出来る仕事。僕は、余裕を持って「2日でやってくれ」と言ったものの、待てども、待てども、課長終わりましたの報告がない。しびれを切らして進捗を確認すると「自分のキャリアにとってこの仕事がどういう意味を持つのか考えていました」とか言って結局何もやっていない。「もしかして忘れてた?期限2日って言わなかったっけ?」「起算の指定がなかったので」キサン?なにそれまさかおまえバカなと震えている僕に彼は「仕事を任せるときは締切と起算日を指定した上で目的と意義を伝えていただかないと困ります」と宇宙語を続けた。

    デキる部下がやってきた。 - Everything you've ever Dreamed
  • その男、必要悪につき - Everything you've ever Dreamed

    3年前、自分探しを理由に自己都合退職したゆとり世代の元同僚が、雌伏期間中に起業し、取引を求めてきた。実は、この春以来、同僚君からの面談希望の電話とメールが執拗にあった。全部断った。なぜなら、必要悪を自称して《ニート期間=精神的にタフになった期間》とオレ流解釈し、在籍時以上の待遇を求めてきたクレイジーな復職騒ぎ、ストレンジな起業は僕に距離をおきたいと思わせるに十分なものだったからだ。 しかし3年は長い。入社1年以内の離職率が極めて高いウチの会社では大半の人が入れ替わり、元同僚君を知らない人も多い。当時の部長も既に鬼籍に入ってしまった。元同僚君はその隙を突くように、挨拶、挨拶だけ、名刺交換だけ、仕事の話はしませんから、などと能力がない営業マンが言いそうな文句を連発し、期待の新人(52才)に詰め寄りアポイントを取ることに成功したのだった。会社の危機だ。そこで事情を知り、個人的に3万円を貸している

    その男、必要悪につき - Everything you've ever Dreamed
  • 参加した事業説明会の人間力がヤバすぎた。 - Everything you've ever Dreamed

    とある事業説明会に参加した。開始十分前の会場は三代目Jソウルブラザーズのような若者たちと年金生活をしているような老人たち約二十名に占められ、アマちゃんのテーマ音楽がかけられていた。そんな客層と、安直な音楽セレクトが醸し出すインスタントな感じが僕の不安を増幅させた。今考えるとこのとき帰るべきであった。 配られた資料に目を落とすと太文字でこうあった。「私たちは新たな価値を想像します」。表紙で誤字とかふざけてるのか。想像はジョンレノンだけにしてくれ。帰ろう。僕が椅子から立ち上がった瞬間、闇。アマちゃん完全に沈黙。いつの間にか正面のスポットライトのなかにはおばはんが登壇していた。こうして悪魔の事業説明会ははじまったのである。 「…一応仕事ですけど、家族のように頑張ります」おばはんの挨拶は不明瞭なまま終わった。詳細は省くが、おばはんは挨拶の締めで滝川クリステルのアレを二度、繰り返した。アレは美女がや

    参加した事業説明会の人間力がヤバすぎた。 - Everything you've ever Dreamed
  • 意識が高い人が集うパーティーに参加した。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    気が乗らなかったが用事もあるし是非是非と執拗に誘われたしで足を運んだパーティー、もやもやした気分は会場のドアを開けた瞬間に溢れ出てきた大音量のGReeeeNではっきりと後悔に変わった。 知り合い主催の起業パーティー。集まったのはガラがあまりよろしくない二十代の男性と派手な女性、約三十人。いいところもあった。ムスコの立身に感極まった御母堂のほうれい線を流れる涙。会場のいたるところで交わされるハグ。ウィース!というノリのいい歓声。けれどもパーティーの主役が語るビジョンがそれら希少な美点のすべてを台無しにしていた。主催者はスピーチで今回の起業についてこう語りだした。 「大好きな町だけで、大好きな友達だけと…大好きなことだけを…」冒頭からおかしい。壁に映し出される「3D」の文字。「大好きなこの街、この街でしか作り出せないプロダクト。それを近日開設予定の公式ブログで世界に発信していく。私たちは湘南主

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  • 自己都合で退職した元同僚が養育費を求めてストーカーまがいの行為をしてきたので秘奥義を繰り出した。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    僕は小さな品会社の営業課長。ここのところ「自分探し」を理由に自己都合退職したゆとり世代の元同僚(必要悪君)から、縁を切ったはずなのに、トモダチ以上ストーカー未満の行為をされ続けていて甚だ迷惑している。先月のことである。必要悪君から連絡があった。一連の騒動でケータイは着信拒否。なので一身上の都合で現在と別居中の僕が一人暮らしをしているマンションの固定電話に連絡があった。「なぜこの番号を?」疑問をぶつけると「人脈を大切にしますからね、俺は」と必要悪君は言う。初っぱなから噛み合わず、きっつー、って唖然としていると、畳み掛けるように、元課長はやっぱ独身だったんすねー結婚できるタイプには見えなかったもんな〜と聞き捨てならないことを言うのを、ぐっ、とこらえて聞き捨てていると、驚くべきことを彼は言った。「元課長、養育費をください」 元課長、養育費をください。彼は、まるで大事なことのように正確な日

    自己都合で退職した元同僚が養育費を求めてストーカーまがいの行為をしてきたので秘奥義を繰り出した。 - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 自己都合で退職した元同僚が上司にガチで復職を直訴してきて驚いた。- Everything You’ve Ever Dreamed

    (「自己都合で退職した元同僚が半年間のプー経験を売りに在籍時以上の待遇を求めて復帰を希望してきて驚いた。」 http://d.hatena.ne.jp/Delete_All/20120612#1339503482 「自己都合で退職した元同僚が想定外の助けを求めてきて驚いた。」 http://d.hatena.ne.jp/Delete_All/20120902#1346588487 「自己都合で退職した元同僚の自分都合のワンダーな悩みを聞かされた。」 http://d.hatena.ne.jp/Delete_All/20121113#1352757680 のエピローグです。) 僕は小さな品会社の営業課長。不幸な偶然が重なって昨夏「自分探し」を理由に自己都合で退職したゆとり世代の元同僚(自称必要悪君)と団塊世代の部長と僕の三人で飲むことになった。気が合わない者同志なので会話がはずまない。海岸

    自己都合で退職した元同僚が上司にガチで復職を直訴してきて驚いた。- Everything You’ve Ever Dreamed
  • 自己都合で退職した元同僚の自分都合のワンダーな悩みを聞かされた。- Everything You’ve Ever Dreamed

    (「自己都合で退職した元同僚が半年間のプー経験を売りに在籍時以上の待遇を求めて復帰を希望してきて驚いた。」http://d.hatena.ne.jp/Delete_All/20120612#1339503482 「自己都合で退職した元同僚が想定外の助けを求めてきて驚いた。」http://d.hatena.ne.jp/Delete_All/20120902#1346588487 のエピローグです。) 僕は小さな品会社の営業課長。約束があって足を運んだ居酒屋で「自分探し」を理由に自己都合で退職したゆとり世代の元同僚君(自称必要悪君)とばったり会ってしまった。彼とは色々あって縁を切っていた。別に会う必要なんてない、しなきゃいけないことたくさんあるしという宇多田スタンス。だが、哀しいかな、僕の身体に染み付いた、営業マンの習性。そいつに突き動かされて近況をたずねたら、凍えそうなヤモメ見つめ泣いてい

    自己都合で退職した元同僚の自分都合のワンダーな悩みを聞かされた。- Everything You’ve Ever Dreamed
  • 自己都合で退職した元同僚が想定外の助けを求めてきて驚いた。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    (「自己都合で退職した元同僚が半年間のプー経験を売りに在籍時以上の待遇を求めて復帰を希望してきて驚いた。」http://d.hatena.ne.jp/Delete_All/20120612#1339503482 のエピローグです。) 僕は小さな品会社の営業課長。一年前に「自分探し」を理由に自己都合で退職したゆとり世代の元同僚、自称必要悪君から、折り入って頼みたいことがあるという連絡を受けた。自己都合での退職後に在職時以上の条件を求めて復職を申し出てくるなど、いろいろあったが、親切心というのかな、ボランティア精神というのかな、少年期にボーイスカウト活動で養われた、そういう種のものが僕のなかで湧きおこってきて、まあ話を聞くだけならと場末の焼肉屋で会うことになった。 とりあえず中ジョッキ。乾杯。必要悪君は今夏から務めはじめた会社をやめたと言う。理由を尋ねると一ヶ月も働いているのに夏休みをくれな

    自己都合で退職した元同僚が想定外の助けを求めてきて驚いた。 - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 自己都合で退職した元同僚が半年間のプー経験を売りに在籍時以上の待遇を求めて復帰を希望してきて驚いた。- Everything You’ve Ever Dreamed

    昨夏「自分探し」を理由に自己都合で退職したゆとり世代の元同僚君から、会社に戻りたいという連絡を受けた。入社半年での退職。「夏を満喫できなかった」と主張して夏休みを二回取得しての退職。そしてセルフプロデュースの送別会。そんなゴタゴタを経ての退職であったので、正直きっつい、と思ったが、元同僚であるし、武士の情けで人事に頼み込み、面接をすることになった。 人事担当と僕とで面接をおこなった。驚愕した。ゆとり君は、退職後の半年間のプー体験をポジティブにとらえて「精神的な強さが身に付いた」とし、在籍時以上の肩書き、給与を要求したうえ、あろうことか「会社にとっての投資」といってプー時代に納めていない年金・保険料の肩替わりを求めてきた。「精神的に強くなったのはよ〜くわかったよ」というと、なぜか意気揚々とゆとり君は引き上げていった。面接後、部長は「自分の死に場所を見つけられないような出戻り野郎は俺の部隊では

    自己都合で退職した元同僚が半年間のプー経験を売りに在籍時以上の待遇を求めて復帰を希望してきて驚いた。- Everything You’ve Ever Dreamed
  • 送別会がありました。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    送別会のお知らせが回ってくるときの気分は、面白い。辞める人が誰であれ、残される人の少し寂しい気分と、辞めていく人自身の晴れやかな表情が、ひどく、対照的なものですから。今回退職なさるのは、ええそうです、有望と評判の若手社員の腹田さんです。「ゆとり世代」の腹田さんは辞意を明かす際に、こんなふうに、仰いました。 「夏休みが1回しかないなんて信じられないっす。フレックスじゃないのも希望と違うし。仕事も8時間きっちりあるなんて無理っすよ。社員堂がないってのも、自分にはちょっとネー、ぶっちゃけ自分のケーザイ超やばくて、車のローンがあるからメシ代そんなに出せないんすよ。仕事も、しょっちゅう電話とか鳴って忙しいじゃないすか。ま、いろいろあるけれど、端的に言うと自分の場所じゃなかったみたいです、ここ。もう嫌なんすよ」。 そんなナンバーワンよりオンリーワンの(世の人がこれを『ゆとり』と呼んで微笑むそうですが

    送別会がありました。 - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 部下が辞めた - Everything You’ve Ever Dreamed

    今朝、若手社員/ゆとり世代(1988年生)が退職願を出した。理由は、「もっと自由な職場だと思っていた。」「ここじゃない気がして」。夏休みを満喫できなかったという競争社会で育成されてはなかなか発想できない個性的な理由で夏休みを二回、規定の倍、取得した自由では足りなかったようである。僕の落ち度もあったと思う。彼の特性を見極められなかったという点で。奇特性は見受けられたのだけれど。その点は反省しなければ。まあ、事態が深刻にならない時点で関係を終えられるのは幸せなことかもしれない。彼の「ここではないどこか」が見つかることを祈るばかりだ。彼の話は続いた。「ぶっちゃけ辞めたら俺、きついっすよ。部屋に電話がないんすけどケータイ止められたらどうすればいいっすか。彼女と旅行に行けます…。年休いくつ残ってますかね」。*** 今、僕は「退職。会社都合にしてもらえませんかね。有給もないみたいですが、課長なら何とか

    部下が辞めた - Everything You’ve Ever Dreamed
  • ぼくのなつやすみ - Everything You’ve Ever Dreamed

    ゆとり世代の腹田君は期待の若手営業部員だ。「新卒時に500社まわったがどこも自分の居場所じゃない気がして『全社自分から蹴り』、一年間定職につかずスーパーフリーな立場で大学のテニスサークルに残り自己研磨していた」気概を面接を担当した部長に買われて入社した逸材。「刃の鋭さが仇になってどの会社からも敬遠された若い頃の俺によく似ている…」と濁った目を細める部長に、ヤング部長に酷似…僕が一抹の不安を覚えたのは言うまでもない。 僕の懸念などよそに、腹田君の営業部員としての仕事ぶりは、意外にも優秀だった。やたら「ぶっちゃけチョーやばいっす」と言って「仕事上危機困難に直面しているが鋭意努力して遂行中」をアピールするのが陶しいのをのぞけば駆け出しの営業部員としては合格点だった。 だった、と過去形になったのは、休日出勤の際、さいわい同僚に見つかり未遂に終わったが、女子大生の彼女を会社につれてきたからだ。僕が

    ぼくのなつやすみ - Everything You’ve Ever Dreamed
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