【1.本書の紹介】 本書の著者は、京都の小西美術工藝社の社長です。 最近は、様々なところで、日本の生産性、特に観光業の収益を増やすべきだと言って、活躍されています。 実際に京都の二条城などをプロデュースして、観光客を増やしています。 著者の主張は簡単。 日本には、世界でも珍しいほど、観光の要素が詰まっているので、それで稼ぎましょう! つまり観光資源に働いてもらいましょう!と言うことです。 日本の産業、特に電機機器などは衰退が激しいです。 しかし、世界的にみても、観光業は伸びているし、日本はまだまだ改善の余地があるそうです。 さて、どうすれば、日本の生産性があがるのでしょうか? そして、どうすれば明るい日本になるのでしょうか? 【2.本書のポイント】 文化財業界は様々な問題を抱えているからこそ、それを正すことにチャンスがあり、伸びしろがある。 観光産業は、世界のGDPの10%を占めるものだが