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はじめに 最近プログラマーとしてのキャリアに一区切りつけようと思っており、これまでのプログラミングの勉強の集大成となるブログを書きたくなったので書く。初めてプログラミングをして、フロントエンド開発をして、サーバーから値が返ってきたときは「どういう仕組みで値が返ってきたんだ?」と疑問に思っていた。ずっと理解したくて理解できていなかった。だからずっと勉強していた。そして最近になってようやく自分の言葉で説明できるようになった気がしたのでブログを書きたい。 2015 年版が自分の原点であり、この記事を書くモチベーションになった このような記事は実は過去に存在している。 FYI: https://blog.yuuk.io/entry/2015-webserver-architecture その記事はサーバーがどういう仕組みで動いていて、どのように進化し、2015 年に至るかを解説してくれた記事だ。自
少し前からライブラリを読むトレーニングを始めたのですが、最近ようやく読み方がわかってきたので、やり始めた頃に知っておきたかったことをまとめます。 これから JavaScript/TypeScript で書かれたライブラリを読んでみようと思っている方の助けになれば嬉しいです。 「私はこういう道具を使ったり、こういう工夫をしています」みたいな感じの内容ですので、もし「もっといい読み方があるよ」みたいなのがありましたらIssueなどで教えていただきたいです。 (※ライブラリを読むにあたって、ブラウザの話と NodeJS の話があるのですが、似てる点がほとんどなのでごった煮します。) エントリポイントを探す ライブラリを読むにあたって そのライブラリが持つ module がどう協調して全体が作られるのか その関数は正確にはどういう挙動をするのか などを考えると、ユーザーから渡された入力や呼び出しが
毎年無限スクロールの実装をしているのだが正直なところ実装したくないので依頼されたときの反論材料として実装したくない理由を言語化しておこうと思う。 無限スクロールとは 無限スクロールが何を指すかを知らない人のために解説すると、ページにコンテンツを足す方式でページネーションする UI を指している。例えば Twitter のように下にどんどんコンテンツが伸びていく UI が良い例だろう。そのような UI を無限スクロールと呼ぶことが正式なのかは知らないが、このような体験の実現を支援するライブラリに infinite-scroll というものがあり、少しは普及している呼び方なのだと思い無限スクロールという言葉を使う。一方で WEB フロントエンド文脈で無限スクロールと言うと複雑 GUI やドローイングツール実装における "無限平面" のようなニュアンスもあるが、今は無限平面のことを指しているわけ
注意 この記事は 2020 年 09 月 24 日現在、古い情報となりました。 eslint-plugin-prettier の利用は非推奨であると公式がアナウンスを出しています。 そのことについては Prettier と ESLint の組み合わせの公式推奨が変わった にてまとめましたので、こちらもご覧ください。 また eslint-plugin-prettier は公式推奨ではなくなりましたが、それは Editor などの外部環境の進化によるものでこのプラグイン自体に何か問題が起きたわけではありません。 そして eslint-plugin-prettier を利用した設定方法、特に eslint-plugin-prettier と eslint-config-prettier が何を解決していたかを知らないと、prettier-eslint が何をどう解決したかを理解できないはずなので
「Firebase は安いし楽だしマジ最高」という一心で技術選定してしまったプロダクトが成功して見えてきた課題、割高なコスト・権限管理・カスタマイズ性、そして (特性やスキルセット的に)RDB 製品が適していたのに無理やり Firestore を採用したことによるデータ不整合。 その結果チーム内で Firebase を抜ける機運が高まるも、Firebase べっとりなアプリケーションすぎて移行しづらいといった問題に出会うかもしれません。 そのような場合に備え、Firebase の存在を隠蔽して開発することに挑戦してみましょう。 注意: Firebase を剥がしているときに「俺、次は絶対そうするわ」と感じたものを書いているだけであり、まだ実際にはこのパターンでプロダクション導入していません。 あくまで個人開発で試してみていけそうと思ったので、提案しますという体です。 また Firebase
React のコンポーネント周りの用語ってごっちゃごちゃになった経験はありませんか? 友人と話すときなどはなんとなくのニュアンスで伝わるので気にしていなかったのですが、型注釈つけるときやコードリーディングするときに言葉の定義がわからなくなって何回も調べるといったことをよくやるのでこれを機に整理しようと思います。 本記事では JSX 以外にも createElement 記法の知識も要するので、自信がない方は公式やどうして JSX を使ってもエラーにならないのか?をご覧ください。 ここでは React のドキュメント JSX Elements Components TypeScript の型定義 JSX.Element ReactElement DetailedReactHTMLElement DOMElement FunctionComponent Component ReactNode
お願い 「C10K 問題とは何か」がわかる方は是非 Issue や Twitter などで教えてください。 追記: 自分の立場 1req ごとに 1 native thread を割り当てていたら、クライアントの数が増えれば増えるほど負荷が高まるのは当然だ。ただハードウェアの性能的に余裕があっても性能が劣化することがあり、それを C10K 問題と呼ぶ。C10K 問題は fd, pid の枯渇、スレッドを固定長サイズで確保することによるメモリの無駄遣い、コンテキストスイッチコストを含む。これを解決する方法が 1req ごとに 1 native thread を割り当てない技術で、シングルスレッド+イベントループ+IO 多重化といったテクニックや M:N モデルにつながる。 追記: @naoya_ito さんに解説してもらった当時の歴史的背景 https://twitter.com/naoya
前に書いた ESLint と Prettier の共存設定とその根拠について が公式推奨が変わったことにより一部間違った情報になっているのでその訂正記事です。 該当記事に書いた内容は Prettier と ESLint の関係を読み解く上で役立つ情報だと思うので、警告とこのページへのリンクを書いた上でそのまま残しておきます。 (追記) この記事の内容も間違った内容を書いていました。なので一度大幅な訂正をしています。prettier-eslint も推奨ではありません。 変更点の要約 Prettier と ESLint の組み合わせについて公式 の推奨方法が変わりました。 きっといつかこの情報も古くなるので直リンクではなく、ドキュメントの GitHub のリンクを貼っておきます。 ドキュメント自体のリンクはこちらです。 新しいドキュメントを要約すると、 Linter と Formatter
先日 フロントエンドの Monorepo をやめてリポジトリ分割したワケ というブログがバズっていた。そのおかげか、Twitter でもモノレポに関する言及がちょこちょこあった。一家言あるドメインなので書きたい。ただの一家言(a.k.a お気持ち)なのでぜひ皆さんの意見も聞いてみたい。 tl;dr 別に自分はどっち派とかではなく、どっちも選ぶ。強いて言うならリポジトリ分割派で、依存更新がしんどくなったら monorepo 派。 免責 モノレポに対する一家言を書きたいだけであって、内容自体はフロントエンドの Monorepo をやめてリポジトリ分割したワケ と全く関係なく、そのブログで述べられている施策については何も言及しません。ただ一つ言及するとしたら肉の部位がコードネームに採用されているのは良いと思いました。🍖🍖🍖 モノレポにしたくなる状態の前提にあるもの 前提は元記事と同じように
最近会社で Next.js のチュートリアルを担当することがあったり、これからもあるので資料として記事をしたためておこうと思う。 対象は、React は知っているけどこれから Next を学ぼうとする人が想定。 つまり React 単体と Next の差分をまとめる。 React そのものから学びたい人は別の資料にアクセスした方が良いだろう。 Next の学習教材 とりあえず公式だけ読めば良い。(これでいまブラウザバックされたら面白いな・・・) 主に二つあり、 ドキュメントや API: https://nextjs.org/docs/getting-started チュートリアル: https://nextjs.org/learn/foundations/about-nextjs を読むと良い。 Next は何を解決しているか、何が嬉しいか 元々は SSR のための煩雑な手続きをしなくてい
2023 年度の僕のエラーハンドリング について書きたい。 昨日Safe Data Fetching in Modern JavaScriptを読んでいて、fetch に限った話ではないが一家言ある内容だったので書きたくなった。 おそらくやりすぎだとか非効率と言われる点はあると思うので、みんなの一家言も教えて欲しい。 対象は Typescript での サーバー開発想定だが、TS であればクライアント開発にもほとんどに当てはまる話だと思う。 例外のスローではなく Result 型を使う Result は失敗するかもしれないという文脈を与えてくれる型 エラーハンドリングの戦略として例外を投げるのではなく、Result 型を返すやり方がある。 Result 型というのは export type Result<T, E> = Ok<T> | Err<E>; export interface Ok
自分のブログを辿ってみたところ Rust を 2020 年には書いているようだが、初心者を名乗らせていただく。なぜならブログのネタにする以外で Rust 書いたことないし、これも調べながら書いているからだ。もっと練習したい、どこかに Rust を書ける機会ないかな〜チラッチラッ 👀 なぜありふれていそうな題材で書くか 題材はありふれているし解説もたくさんあるが、それらを読んで理解できるのか?という疑問がある。というのも、所有権、借用、ライフタイム自体についての説明は至る所で見るが、これらが無いと何が大変なのか、導入することで何が解決されるかがよく分からないと思うからだ。勿論、そのような点まで解説してくれているものもたくさんあるが、正直なところ Not for Me だった。何が Not for Me だったかというと、C++ の知識やコンピュータサイエンスの知識があることが前提になってい
実質無料で使える Hosting Service の比較や使い分けの紹介 2021 (Firebase Hosting, Cloudflare Pages, Vercel, Netlify, GitHub Pages, Amplify, CloudRun)2021-10-04 ホスティングサービスに何を使えばいいのか分からないという話はよく目にしますし、僕もたまに思います。 そこでこれまで自分が使ったサービスの特徴や for me, not for me な点を紹介します。 静的ページ、および NextJS を前提としたサービス選定で、Firebase Hosting, Cloudflare Pages, Vercel, Netlify, GitHub Pages, Amplify, CloudRun を紹介します。 また、それらはフリープラン前提の話であり、not for me な点は課
働いていないことへの言い訳記事です。 この夢のような生活がもうすぐ終わるので書きたくなりました... ちなみにサムネイルは「仕事」でぱくたそで検索したら出てきました。 「エレベーターも給料も下降中の写真素材」というタイトルです。 https://www.pakutaso.com/20140914273post-4629.html 何をしていたのか 会社を辞めて約 1 年ほどプログラミングの勉強をしていました。 前職では「みんなのレベルが高くて着いていけないな〜」って感じることが多く、その原因のほとんどが知識や経験不足に依るところだったので、そういうのを先に補ってから働いた方が良さそうと思って辞めました。 いわゆる異業種からのキャリアチェンジでプログラマとしてのキャリアを始めたので、知識や経験は同世代の人たちに比べるとかなりのハンデがあり、そのハンデを埋めるための勉強をしました。 プログラミ
GW なんも予定がなくてブログ書くかソシャゲやるか昼から酒飲むしかやることがないです。だから予定があったら使っていたであろうお金でソシャゲに課金したらめちゃくちゃ強くなりました。やったー。友達にはドン引きされましたが、GW に予定がある人よりかは節約できていると思います。そんなソシャゲもやることなくなって暇なので酒飲みながらブログを書きます。今日は WebRTC です。 免責 筆者は RFC を読んでいません。これは「そもそも WebRTC それ自体 の RFC なんてものは存在しないもんね〜」という意味でなく、ICE や SDP の RFC すら読んでいないという意味です。そのため WebRTC そのものの解説として読むと良くない表現が含まれるかもしれません。ただし自分が WebRTC でカメラ映像を送る実装を動作させ、そのコードの解説という点では間違ったことは書いていないはずです。動作
新規開発の設計支援や古いコードベースを甦らせて欲しいという相談をもらったときに、最初にちょろっとコードだけお手本的なコードを書いてから引き渡しているのだが、そのときに必ず結合テストを書くようにしている。 3, 4年前から僕と付き合いがある人からすると、 「「「あの sadnessOjisan がテストを書くだと!!!」」」 という感じだと思うのだが、最近はテストに思うところもあってちゃんと書いている。 そしてそのテストコードだが、基本的にはアプリケーションから分離して書いている。その話をしたい。 OGP OGP は野方ホープで海苔が分離されて出てきた時の画像だ。 アプリケーションから分離したテストとはどういうことか 最終的にはテスト対象のサーバーを Docker コンテナで固めて、そのコンテナに対して HTTP リクエストを投げてその結果や DB の中身を検証するコンテナを docker
「private 関数にはテストを書かない」というのが多数派だと思う。だが昨日、仕事で In-source testing を書いていたらふと private 関数にテストを書きたくなった。そこで、In-source testingができる環境下でもprivate 関数にテストを書くべきかを X で聞いてみたら何か盛り上がっていた。 (In-source Testing: https://vitest.dev/guide/in-source.html) 反応を見る限り、やはり「private 関数にはテストを書かない」の方が主流だった。Kent Beck先生の http://shoulditestprivatemethods.com を紹介するツイートにもそういった反応が寄せられていた。(ぶんぶんさん、教えてくれてありがとうございます。) (このサイト面白すぎますよね・・・) 自分の立場を
Firebase Authentification は OAuth 2.0 フローにのっとったログイン方法以外にも Email/Password を使ったログイン方法も提供しています。 このログイン形式をちゃんと使おうとすると、これまでは Provider が担ってくれていたパスワードの編集、パスワードの再発行、メールリンクでのログイン、アドレスの本人確認など様々なことを考慮しなければいけません。 この記事ではそういった考慮をした Email / Password ログインに挑戦します。 基本的にはmanage-users, password-auth, email-link-authといった公式ドキュメントを読むと IPASS ログインに必要なことは書いてあるのですが、action URL を自前で用意するフローを採用するとそれらのドキュメントで賄えなくなり試行錯誤をたくさんしなければい
クソコードを読ませない💩 https://uit.connpass.com/event/291443/ 免責事項 「クソコードという言葉を使うな」と思った人、いると思います。 攻撃的で、解像度も荒くて、建設的でない言葉だと私は思っています。 一方で、目にすることも多い言葉であり、具体例に関してはふわりとした共通認識が持たれているのと、そういったコードに対するダメージコントロールの話なので、便宜上クソコードという言葉を使います。とあるソースコードに対してクソコードと呼ぶのはよくないですが、クソコードという概念そのものについて話すことに対しては有益だと思います。 自己紹介 sadnessOjisan JS/TS, Rust, 最近 Go, PHP マイブーム: 優光というラーメン屋 クソコードとは何か クソコードとは何でしょうか? 知りません。 インターネットミーム? https://tog
忘年会の時に、「おじさん(私のこと)って自分のことをできないエンジニアであるふりをするけど、どうして?」って言われたのだが、いざどうして自分がそういうふりをするのかを言語化しようとしたら難しかったので、時間をかけて言語化してみた。 ぶっちゃけ自分はできないエンジニアではないと思っている まず「できる」「できない」の定義だが、ここではしない。 いろんな人と比較されて「できない」側の人間として扱われてきた自分にとってその定義は考えたくない。 「できない」の定義は人を傷つけると思うのでしたくない。 なのであくまで読者の感覚的な尺度で解釈して欲しい。 自分はいわゆる別業種からの転向組で、エンジニアとして働き始めたのは 2018 年なので今年で 5 年目エンジニアだ。別業種からの転向ということでコンピュータサイエンスを大学で学んだ者・小学生の頃からバリバリやってきた者・新卒でエンジニアになって研修や
この前ポジショントークしたらそれなりに反響があったので書いてみる。 これまでの人生を振り返ると毎年ラジオや電話や配信サービスを作っている気がするし、なんかそういう仕事が回ってくることが多い気がする。 最近自分なりに答えが出たかなと思ったことがあるので言語化してみようと思う。 OGP は Flux ぽい画像だ。 注意・免責事項 ここにあるソースコードは不完全です。これは私が元々手元で実験していたボイラープレートであるとはいえ、いろんな仕事で培ったノウハウ的なものも含まれているので、念には念を入れて意図的に要件が透けそうな箇所は削除しています。 その結果元々のボイラープレートと乖離してしまい、動作しないコードになっています。ただ概念を伝えるには十分なコードになっているはずなので、脳内補完してください。質問は Twitter のメンション、もしくは Issue でのみ受け付けます。 (完全版を書
さて、年末が近づいてきましたが今年も 「Redux 使うべき使わないべきか」という話で盛り上がりましたね。 僕もずっと悩める人なのですが、@f_subal さんの Tweet や @takepepe さんの Next.js の状態管理 2020 が示すように Read 要件・Write 要件の多さで使い分けるという指針には深く納得をしました。 Redux の代替になるツールやノウハウもより活発に出てきて、Redux 以外の選択肢を考えるにあたって様々な学びがあった 1 年でした。 自分も色々と Redux 以外の選択肢を試していたのですが、その中で「やっぱ Redux を使えばよかった」と思ったときがあったので、これから Redux を剥がそうと考えている人に向けてその失敗談を語りたいと思います。 自分も手探りで正解がわかっていないところなのでアドバイス・反論・指摘などがあれば頂きたいです
Storybook first な開発とは Storybook での呼び出され方を意識しながらアプリケーションコードを書くことをそのように呼んでいます。 道具に設計がひきづられるのはアンチパターンと言われそうな気もするのですが、コンポーネントのカタログを整備していくことは、コンポーネントが良い感じに再利用可能な形で分離できるということでもあり、やっていくとむしろ正道に近づいていくと思います。 Storybook First のコンポーネント設計や型定義をすると、パーツに限らず Storybook でカバーできる範囲が広がり、ページそのもののサンドボックスを作れます。 そして API がない状態でもデータを使って開発ができたり、特定のスナップショットの再現やタイムトラベルに近いことも可能になるというメリットがあります。 つまり、ただのコンポーネントカタログとしてではなく、開発のためのサンドボ
先週、A Tour of Go やってみた TIL というブログを書いてみた通り、Go言語を始めた。 で、ちまちま勉強をしていたのだが、つい最近たまたま ISUCON の過去問をやる機会があって Go のスコアを見たら初期値ですら、チューニング済みの他の言語のスコアを超えていて、絶対に習得するぞの気持ちにさせられた。 ちなみに私はどう言うわけかフロントエンドのソースコードをビルドしたら vite が走ってファイルハッシュが全部変わって、ベンチマークからアクセスできなくなって0点でした。対戦ありがとうございました。 なにはともあれ、本番は絶対にGoでやるぞの気持ちを新たに Go の習得に励んでいた。前のブログでは、文法が分かったから HTTPサーバー DB Connection / Migration 境界値チェックや型推論 テスト スキーマ駆動開発 コンテナデプロイ あたりをやってみたいと
一昨日くらいに 「DIP してもどうせ辛くなるよね」的なことを適当にツイートしたら引用 RT や RT 後言及やエアリプで言及された上に「こいつは設計を何も理解しとらん」みたいなことを言われた。「俺は本当に何も理解していないのか?」と不安になったので、自分の考えをちゃんと書いておこうと思った。先に自分の立場を言うと、なんたらアーキテクチャとか SOLID 原則は有用だし自分も使うが、それを厳守しようとは思っていないと言う立場だ。 DIP とはなんだったか DIP(依存性逆転の原則)は SOLID 原則の一つで、一言で言うと「抽象に依存させると依存関係が逆転する」といったものだ。何のことやらという風になるので例だけ挙げると、UserRepository と UserService があってこのように定義すると class UserRepository { get() { return dat
まだまだ 2022 年の振り返りが終わらないぜということで今日は dotfiles の振り返り。dotfiles はその変遷を見ると面白いので、毎年やろうと思い早速やっていきたい。 ちょっと前に M2 の MBA 買って、dotfiles を一新した。 これが今の dotfiles だ。 https://github.com/sadnessOjisan/dotfiles コンセプト 自分は Mac しか使わない が、WSL 環境も持ってるのでシェル周りの環境は移せるように作っておく(原神しかしないけど・・・) make all だけでセットアップが完結する 手作業はしない なるべく標準に準拠し、プラグインやライブラリへの依存を減らす。入れる場合も単体で剥がせるものを選ぶ。 シンボリックリンクを貼って、dotfiles の変更が即時に反映されるようにする .config など XDG に準拠
preact なんとなく理解した記念ブログです。 もともと React を読むつもりが挫折したので慣れるために preact を読みました。 おかげで仮想 DOM の悲鳴が聞こえるようになりました。 preact とは React の軽量版・サブセットです。 公式では Fast 3kB React alternative with the same modern API. Components & Virtual DOM. と説明されています。 (p)react には、 状態を持て、書き換えも可能である 状態を書き換えるとそれに対応して HTML が書き換わる という特徴があります。 それがどのようにして実現されているのかを見ていきましょう。 前提となる知識 preact のコードリーディングを進める上では VNode というオブジェクトに慣れる必要があります。 これは JSX を仮想 D
Blog を作りました!!!!! 会社を辞めて 5 ヶ月経とうとしており、ついに堕落しきった生活による危機感が生まれはじめました。 その危機感が結実したものがこの Blog です。 で、Blog を作ってみたものの書く内容が特にないので、まずはこのブログをどうやって作ったかについて書きます。 「こういう記法にちゃんと対応できてる?」を試す目的でもあります。 技術スタック 根幹になっているものは、 TypeScript Gatsby です。 元々は amdx + NextJS, もしくは完全自作 SSG を考えていたのですが、 ブログは完璧を目指しているといつまでも完成しない ということは知っているので、自分にとって自信があるツールとして Gatsby を選びました。 しかし、ただ使うだけなのはチャレンジ性がなかったので、TypeScript を使ってみることにしました。 昔の Gatsby
Rust 分かんないッピ ・ε・ Rust の文字列周りのプラクティスを基礎から勉強してみようと思って勉強したのでそのときのメモをまとめます。 Rust は GC を持たない なぜ Rust の文字列周りの型があんなに大変なことになっているかは、Rust のメモリモデルと Copy の仕組みを学ぶことで理解できた気がしたので、メモリの話から始めます。 FYI: https://www.reddit.com/r/rustjerk/comments/ovx0uq/the_two_major_ways_rust_changed_my_life/ GC とは まずは GC からです。 GC とは Wikipedia をそのまま引用すると ガベージコレクション(英: garbage collection; GC)とは、コンピュータプログラムが動的に確保したメモリ領域のうち、不要になった領域を自動的に
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