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いつの間にか第39期(1期は3ヶ月)を迎えている、 スピードハック研究会 ですが、私がいつもこの講座で意識しているのは、 1.やりたいことがあるけれど、時間がない! 2.やりたいことはないけど、時間がない! の2タイプの人々に役立つことです。 第1のタイプの人の悩みは、一見わかりやすいものです。 だってやりたいことをたくさん抱えているけれど、会社などに行かねばならず、時間が取れないわけです。 が、よくよく考えてみると、本当にそうか、と疑問の部分もあるのです。 「やりたいこと」にもよりますが、前からやりたかったゲームがあるということなら、まずやってしまったらいいのです。 なんならば、有休でも取って一週間、可能なかぎりゲームにのめり込んでみたらいいのです。 つまり、時間を作ってからやりたいことをやるのではなくて、やりたいことをまず、やってしまえばいいのです。 そうすれば、「時間がない」というこ
最初は「仕事中にマンガを読みたくなったら」と考えたのですが、思いとどまりました。 仕事中にオフィスでマンガに没頭するのは、かなり難しいことだと思います。 しかしネットゲームなら、仕事をしているフリをしてできる環境も、あるように思います。 本線と脱線 という考え方があります。 まずこの考え方を捨てましょう。 仕事をするのが本線であって、ネットゲームをするのは「脱線」である。 そう考えるだけで「脱線はいけない!」と思いとどまれるなら、この考え方でいいです。 が、私はそうはいかないケースを想定します。 これ以外の考え方が必要だと思うのです。 「小分け」にすれば取りかかれる? 仕事に少しだけ手をつけて、ネットゲームはそれからにしよう、というのも1つのアイディアなのですが、これもつねに有効とはいえません。 そんなことを考えても、かまわずネットゲームする人が多いはずですし、本当に仕事に10秒だけ手をつ
Windowsのタスクバーの配置を画面左サイドから画面上部に移したら視線移動が減って作業効率がアップした、という話です。 きっかけは山田祥平さんの以下の記事 » 山田祥平の No Smart, No Life: 体はひとつ、ウィンドウはたくさん ついでにいえば、ぼくはタスクバーをデスクトップ上部に移動して使っている。ウィンドウのメニューやリボンコマンドの操作と同じように上部に向かって振り上げる動作を統一でき、結果としてマウスの移動距離が少なくてすむからだ。 余談的な扱いでしたが、自分的にはむしろここがヒットしました。 使い勝手はサイドより「上」 記事を読み終えるなり、すぐにタスクバーを上部に移してみたところ「あ、これはいいかも」と感じました。 以下は直後のツイートです。やや慎重な言い方ですが… 今日、この記事を読んでタスクバーを上部に配置してみた(これまでは左サイド)。 確かに、タスクバー
Obsidianは、パソコン内に.mdファイルを作って情報を保存します。 その.mdファイルは、中身は普通のテキストファイルです。データベースではなく、ごく普通のテキストエディタから開けるファイルです。 たとえば、それはどのような違いを生み出すでしょうか。 答えは、Summonです。 情報のSummonに違いが生まれます。 たとえばSpotlight MacのSpotlightは、設定しておけばアプリケーションだけでなく書類やPDFファイルも検索してくれます。 で、Obsidianが作るのはテキストファイルなのでした。 つまり、それも検索対象になりえます。 ファイル数が多いとさすがに少し待たされるものの、何一つアプリケーションを切り替えることなく、ダイレクトに情報を取り出せます。 テキストファイルという情報単位を作るからこそ、OSの標準的な機能と親和性が高いのです。 でもって、このことは「
ながらくライフハックでは、 記憶力に頼らない と言ってきました。 これにはもちろん一理あります。 記憶力は、やっぱりいいかげんなものだからです。 いざ記憶に頼って仕事を再開しようとすると、何をしていいのかさっぱり思い出せなくなることがあります。 記憶力に頼っていたら、そもそもミーティングをすっぽかした、ということも起こります。 だから手帳や、Evernoteや、タスクリストや、アウトラインというものが登場したのです。 シゴタノ!読者にはおなじみの「レシピ」は、ひとつの究極形態でしょう。 レシピを見れば、仕事の手順がすべて書かれている 安心して、高速に仕事を進めていくことができる 私もこのやり方を支持してずっとやってきました。 これでうまくいく人が、やり方を変える必要はまったくありません。 けれども私はここで少しだけちがうことを述べるつもりです。 記録の他に、記憶力も最大活用しよう、というこ
最近テキストファイルにハマっている倉下です。 前回紹介したObsidian(.md)は、特別なデータベースを作るのではなく、実体としてはmdファイルというテキストファイルで情報を管理しています。 (外見) (中身) だったら、普通にテキストファイルで管理するのと同じじゃないのか、という疑問が出てきますね(私は出てきました)。 今回は、そのことについて考えてみます。 ファイルの作成がラクチン Obsidianを使うメリットの一つ目は、ファイルの作成が楽チンなことです。 単純な新規作成も、一つ押すだけで、フォルダ指定などは考えなくてもよいですし、それ以上に、リンクにしたキーワードのファイルを作成するのはもっと楽チンです。 情報管理において、情報の新規情報が簡易であることは極めて重要です。たとえばそれは、「即座にメモできる環境を整えよ」と口を酸っぱくして言われていることからもわかります。 自分で
Obsidian: A knowledge base that works on local Markdown files. 最近よく見かけるようになった、単独のページ(独立的なページ)をリンクでつないでいくことが可能なツールです。 Obsidianは、特に以下の特徴を持ちます。 ローカルファイル カスタマイズ 操作性 ウィンドウの分割 ローカルファイル Obsidianは、最近珍しいローカル型のノートアプリです。 つまり、クラウド(サービスのサーバー)にデータを保存するのではなく、自分が使っているパソコン内にデータを保存します。 クラウド型のツールは、ブラウザさえ使えれば、どのような環境でもデータにアクセスできる利便性がある一方、セキュリティーが厳しい作業環境では使えないデメリットがあります。 その点、ローカル型のツールは、端末の制約は受けるものの、ネットに接続しなくても使えるメリットが
この記事では、以下について書いています。 現在行っている消耗品管理の手順 得られるメリット 消耗品のストックを最適化できる 価格変動に合わせて注文先を変えられる ブランドスイッチのトライアル&エラーを追跡できる 物流の負荷を最小化できる(はず) まずは記録から 現在行っている消耗品管理の手順 準備 「消耗品管理」という専用プロジェクトを1つ作ります。 その上で以下のように、定期的に注文する消耗品をTodoistに登録しておきます。 注文は火曜日にまとめて行うので、くり返し頻度は7の倍数日にします。 コメント欄にはその商品の直リンクと価格を入力しておきます。 毎週火曜日を消耗品を注文する日と決めています。 ▼1.火曜日になったら、当日注文予定の消耗品在庫を確認 たすくまに「消耗品注文」というリピートタスクがあるので、このタスクを開始。 iPhoneでTodoistの「消耗品管理」プロジェクト
ウェブの記事は原則として知ったその場で読まずに、InstapaperかPocketに登録したうえで後でまとめて読むことにしている大橋です。 InstapaperやPocketに登録するのは以下のような記事です。 TwitterやFacebookなどで流れて来た記事 Google検索でたまたま目に留まった、そのときの検索とは直接関係はないが気になる記事 InstapaperやPocketで読んでいる記事中で紹介されている別の記事 例外としては、何かについて調べ物をしているときは、Google検索の検索結果から次々と新しいタブに記事を開いて、その場で目を通していきます。 とはいえ、ここではざっと目を通すだけで「あとでしっかり読みたい」と思ったときはやはりInstapaperかPocketに登録をします。 この記事では、以下について書いています。 「読む」には2種類ある Instapaperの特
私が、「ビジネス心理についてウェブ記事を一本書く」という仕事を「二つ返事」で引き受けたにもかかわらず、いざ書こうと思うと、まったく筆が進まない、という状況にあるとします。 原因はいろいろ考えられるでしょう。 「ビジネス心理」ならネタがたくさんあると思ったが、いざ書こうとしたらそんなに無かったことに気づく 逆に、ネタがたくさんありすぎて、決められない そもそも「ビジネス心理学」って存在するのかについて思い悩み始める あたりでしょうか。 これらはどれも「原因」に違いはないと思うし、真実らしく見えますが、現に仕事ができないときに起こっていることはこんなことではありません。 内面に取り込んできた「掟」のせいで、自分なりのやり方を「禁止」されて(して)いることが、最大にして最悪の問題なのです。 「人間ああなったらおしまいやな」 「掟」はさまざまな人物によって私の中に内面化されます。 たとえば父親がい
毎日1つ、使用していないiPhoneアプリを削除している大橋です。 今年の6月30日に、「そうだ毎日1つずつ、ずっと使ってないアプリを削除しよう」と思い立って、その日から毎日1つずつ削除し始めたのです。 毎日と言いつつ、実は見送っている日もあります。 削除を続けるうちに難易度が上がってきて、 「このアプリは捨てがたい…うーん。このアプリも…ぐぬぬ」 と悩んでいるうちに時間が過ぎてしまい「時間切れ」になるためです。 今日までの45日間に36個のアプリを削除することができました。 36個ってけっこうすごい数です。 使ってないアプリが36個もあったのですから。 その結果、 どのアプリを削除するかの難易度がどんどん上がっていく一方で、 日々の「アプリを探す時間」がどんどん短くなってきました。 アプリを減らしてみて初めて、「使ってないアプリはノイズになっていたんだな」という当たり前の事実に気づかされ
最近になって、このテーマが増えてきていますが、 行動記録がだらしないと、みるのもイヤになる といった訴えをよくうかがいます。 しかし私は、それは絶対にちがうと考えます。 もし模範的行動ばかりがズラリと並んでいるタスクログを目にすることがあったら、私なら気持ちが悪くなります。 ためになる本を読んで、少しヨガをしてから、英語の勉強がしたかったのに、気がつくとネットサーフィンしてばかりいた というのはきわめてまっとうです。まともな神経の持ち主だという気がします。 このような脱線がまったく起こらず、お母さんがいつも目を細くして頭をなでてくれるようなログだけが並んでいるとしたら、体は大人になっているのに、誰かに支配されている印象以外、何も見つけられそうな気がしません。 なにが自分にとって本当に大切なことで、どのくらい勤勉に仕事をし、どのくらい休憩するのがいいことなのかまで、すべて自分で決めるというの
読み終えたとき「あぁ、これは人が虎になる話じゃないか」と『山月記』のことを思い出したのです。 タイトルのとおり、一人の人物が終戦後の焼け野原から事業を創業し、着々と成果を収め、業容を拡大していく過程が描かれ、頂点に到達したところで一気に転落していくというストーリー。 全5巻なのですが、最終巻の5巻中盤までは多少のピンチに陥りつつも、足を引っぱるライバルがルール違反をしまくるおかげで、結果としては悠然と勝ち上がっていきます。 さながら「半沢直樹」を見ているような痛快さです。 それが、最後の最後で転落。 転落の詳細は描かれませんが、だからこそ『山月記』のラストシーンとだぶるのです。 彼ほどの人物でも最後には虎になるのか、としみじみと諸行無常を感じます。 スケールの差はありますが、僕は僕なりに分相応に身につまされるところが多々あり。 そして何よりも本書を通じて、一事業家としての事業戦略や戦術、そ
重度のWorkFlowyユーザーの倉下です。 今回は、Firefoxの拡張機能で無茶便利なものを見つけたので紹介します。 簡単に言えば、WorkFlowyやScrapboxをサイドバーで表示し続けられる拡張機能です。 導入 Workflowy Sidebar Scrapbox Sidebar Firefoxの拡張機能にはサイドバーを使ってページを表示させるものがいくつかありますが、上記の二つは特定のページを表示させることに特化した拡張機能です。ちなみに、両方入れると切り替えて使えるので便利です。 標準では左側に表示されますが、設定で右側にすることも可能です。 両方のアドオンを入れている場合は、「WorkFlowy」の部分をクリックすることで、Scrapboxに表示を切り替えることもできます。 基本的には、これだけの機能です。 何が便利か? 以前の記事でも書きましたが、アウトライナーに限らず
マネーフォワード ME歴7年超の大橋です。 マネーフォワード MEに、 モバイルSuica チャージ用のクレジットカード(ビックカメラSuicaカードなど) の両方を連携している場合、モバイルSuicaにチャージしたときの明細は、上記2つから落ちてくることになります。 両方とも取り込むと、データが重複して残高が合わなくなるのではないか?、という不安に駆られます。 結論から言うと、両方とも取り込んでもデータは重複せず、残高も実際のモバイルSuicaと一致します。 気になっている方は続きをどうぞ。 前提 モバイルSuicaのチャージはクレジットカード(ビックカメラSuicaカード等)で行う モバイルSuica、クレジットカードともにマネーフォワード MEに連携済み 取り込み時の流れ クレジットカードでモバイルSuicaにチャージすると、以下の順番にマネーフォワード MEに落ちてきます(タイミン
日々、それこそ空気を吸うように記録を続けている大橋です。 記録をするのが当たり前になっているので、特に続けようと意識しなくても続けられています。 毎日体温を計れば自分の平均体温が分かるのと同様に、毎日記録することによって平均的な自分というものを把握できるようになります。 もちろん、記録を取らなくても、人には記憶という“ストレージ”が標準装備されていますので、こちらを使っても同じように把握はできます。 でも、記憶はしばしば知らぬ間に意図せずして改竄されていたり、抜け落ちていたりすることがあり、これを頼りにするのは一定のリスクを伴います。 特に、ミスの許されない仕事においては記憶ベースでは心許ないわけです。 プロとして仕事をしているのであれば、記憶ベースではなく記録ベースで行くほうが確実でしょう。 このあたりは、以下の佐々木正悟さんの言葉の通りなのですが、 料理が上手な人は料理を記憶できた人の
佐々木さんはほぼ100%の仕事を家でこなす在宅ワーカーで、その環境だけならば「私と同じ」はずなんですが、とにかくいろんなことが速い。 打ち合わせしているときも異様に決断が速い。 この人、何も考えず、何も聞かずに「いいと思います。やりましょう」って言ってるだけなんじゃないか。 賛成意見をいただける時は、本当にそういうレベルで速い。 ※Kindle Unlimited対象です。 これではまったく無責任かつ単なるバカヤローな印象しかなく、たいへん困ったものです。人にどう思われているかなど、本当にわかったものではありません。 いっぽうで、 なぜ人々は、あんなにあれこれ時間をかけて、考え込んでしまうんだろう? と思うことはあります。つまり、これは個性の問題なのかもしれません。決断力というような話ではなく。 「いいと思います。やりましょう」 と私が言っているときには、ほとんどの場合、娘が私の提案に賛成
可能な限り「読む」タスクを「聴く」タスクに置き換えるようにすることで、インプット量を増やしつつアウトプットのた… Scrapboxは僕の中では「生け簀」のような位置づけで、ここに“放流”することで、既存の豆論文たちとキーワードを介してつながります。 さまざまな疑問が立ち上がってきますが、一文に要約すれば、「なぜScrapboxが生け簀になり、他のツール(たとえばEvernote)はそうならないのか」となるでしょう。 さっそく考えてみましょう。 生け簀(いけす)は、漁獲した魚介類を販売や食用に供するまでの間、一時的に飼育するための施設である。いけす、生簀とも表記する。 飲食店では大きい水槽が、海であれば浅い海域に網でぐるっと囲んだ領域が「生け簀」として使われます。そこは、「捉まえた」魚を「生きたまま」「泳がせておく」ために使われます。もちろん、必要になれば、即座に(漁獲のような手間を掛けずに
ここ最近はRoam Researchに投入したデジタル日記の読み返しに精力的に取り組んでいる大橋です。 これまでにも何度か折に触れて読み返しているのですが、どういうときに「折に触れる」のかというと、 そういえば○○マネージャという変わった人がいたな → 具体的なエピソードは? 秀丸エディタを使い始めたのはいつだっけ? 「超」整理手帳はついての自分の感想をまとめて読みたい といった「検索要求」が不意に発生したとき、です。 そのときは、ピンポイントで知りたいことがあるわけなので、日記の全ファイル横断検索(秀丸エディタのgrepという機能を使います)で見つけ出して、必要な箇所を拾い読みすることで満足できます。 ただ、この拾い読みだけではその当時の自分が置かれていた状況が完全には思い出せないために、拾い読みした内容を誤解する可能性があります。 コンテクストによって意味が変わることがあるからです。
可能な限り「読む」タスクを「聴く」タスクに置き換えるようにすることで、インプット量を増やしつつアウトプットのための余力と時間を確保しようとしている大橋です。 以下の記事の続きのような内容です。 » なかなかアウトプットできないのはインプットしすぎているからかもしれない 日々PCやiPhoneにたくさんの「読み物」が押し寄せてきますが、これらは可能な限り「聴く」ようにしています。 特に対談やインタビュー記事は目で読むよりもむしろ耳で聞いた方が入りやすいです。 一方、スクリーンショットや図表がふんだんに含まれる記事は「読む」あるいは「見る」方が手っ取り早い場合があります。 そういった記事であっても、しかし、とりあえず聴くことで今の自分に必要な情報か否かは判断できるので、とにかく聴くことにしています。 僕はiPhoneを使っているので、画面上端から下に向かって二本指でスワイプすると、画面内の文章
30年近くデジタル日記を書きつづけていますが、いつかこの日記を何らかの形にまとめてみたいと考えている大橋です。 どのようにまとめればいいかを模索しつつ、同時にそもそもなぜまとめたいのか、自分でもうまく説明できないでいました。 それでもとにかく日記は書き続けているので、「データ」は蓄積され続けます。 「特にまとめることなどしなくても、ときどき思いついたときに読み返せばそれでいいではないか」 そう思ったこともありました。 それでも、日記をランダムに読み返すたびに「うわー、これほんっっと面白いな~」と我ながら心から楽しく感じていたので、この楽しみをもっと手際よく身近にできないものか、という気持ちは抑えがたい。 展開は知りすぎるほどに知っているのに何度も見てしまうシリーズドラマのように。 そうであるならば、いつでも見返せるようにDVD BOXを買い求め、しかも好みの名場面に片っ端からインデックスを
ScrapboxとRoam Researchは、ページの関連性を重視している点は似ているものの、それ以外はまったく異なる思想で作られているツールです。 ですので、単純に比較してどちらが優れているなどとは言えません。レッドソックスとレアル・マドリードのどちらが強いのかと聞かれても困ってしまうでしょう。やっているゲームが異なるのです。 さまざまな違いがあるのですが、一番大きいのは「主役」でしょう。 二つのツールでは、主役が異なっています。 二つの主役 Roam Researchにおける主役は、そのツールの使用者(つまり自分)です。 ページの基本構成が「デイリー」になっていることからもそれは明らかです。 その日に、使用者が、何をしたのか・考えたのか・読んだのか、がベースになって情報が記録されていくのですから、視点の中心は「使用者」と言えるでしょう。 一方で、Scrapboxにおける主役は、「情報
1993年1月9日から日記を書き続けている大橋です。 書き方や書くツールはどんどん変化してはいますが、とにかく書き続けています(まもなく30年)。 改めて、 なぜ日記を書きつづけているのだろう? 惰性で書いているだけ? 何かメリットがある? 人におすすめできる? といった疑問が次々湧いてきて、というより、書き続ける中で常にこれらの疑問が頭の片隅でくすぶり続けていて、いつか解消できたらいいなと思っていました。 胸を張って「だから、あなたも日記を書きましょう!」と言えるようになりたいからです。 そう言える日が不意にやってきました。 今日です。 これまでの日記の歴史 最初は紙のノート(B5サイズの大学ノート)に書き付けていましたが、1994年6月にパソコン(Windows3.1搭載のDOS/V互換機!)を購入したのを機に、デジタル日記に移行。 そこから、テキストファイル(秀丸エディタ)で月ごとに
理解できているつもりだったこと もともと僕が理解していたところの整理と整頓の違いは以下。 整理:不要になったものを廃棄する 整頓:今後も使うものを定位置に戻す おう、わかりやすい。悪くないじゃないですか、これで。 新たに出会ったシンプルで分かりやすい説明 これよりもずっとシンプルで分かりやすい説明に、まったく別の目的で読んでいた以下の本の中で出会いました。 整理 ──「整理」とはすなわち、いらないものを捨てるということだ。 だからゴミが出なければ整理したことにはならない。 そこで求められるのはジャッジする力。 整頓 ──「整頓」とは、そうして残したものに、すぐに取り出せるようにインデックスを付けること。誰でもピックアップすることができるように整えることが「整頓」なのである。 いや、言っていることはほとんど変わらないんです。 ただ、僕の理解していた、 整理:不要になったものを廃棄する 整頓:
今さらながらアウトプットがボトルネックになっていることに気づいた大橋です。 いま、Kindleで以下のコミックを読んでいるのですが、 この中で以下のような指摘がありました。 非ボトルネックは余剰能力を抱えているからボトルネックよりも早く需要を満たすことができる。 だからボトルネックの処理能力を超えて非ボトルネックを休まず働かせていると、その余剰能力で余剰在庫を作ってしまうんだ。 非ボトルネックをボトルネックより働かせても生産性は向上しない。 逆に目標から遠ざかることになる。 これだけでは「え? どういうこと?」と混乱してしまうかもしれません。 この指摘は工場における生産性に関するものです。 でも、僕はこのくだりを読みながら(実際にはコミックなので分かりやすいイラストを見ながら)、別のことを考えていました。 そして、「そうか、自分にとってはアウトプットがボトルネックになっているんだ!」と気づ
Scrapboxは時間を超越します。 それは、「一年前に保存した情報が今日役に立つ」、といったことではなく──それは記録全般に言える話です──、自分の中にある情報構造が死滅しても情報が利用可能だ、ということです。 どういうことでしょうか。 そのことを考えるためには、まず非Scrapbox的な情報整理ツールを覗いてみる必要があります。 入れ子状の情報整理ツール 非Scrapbox的な情報整理ツールと言えば、たとえばEvernoteが思い浮かびます。情報の大分類ごとにノートブックを作成し、その中にノートを分類していく。そういう使い方です。 長期的に情報を保存していくことが、情報活用においては必須ですが、使っている期間が長くなればなるほど、保存する情報の種類・属性も増えていき、それに合わせてノートブックの数も増えていくのが常態です。 あまりに数が増えると手に負えなくなってくるので、ノートブックを
Nature Remo(ネイチャー・リモ)を使い始めてからまもなく10ヶ月(2019年8月19日に導入)。おもにエアコンの制御のために合計4台(オフィス、リビング、寝室、実家寝室)を稼動させています。 10ヶ月使ってみて、改めて便利だと感じていることをまとめてみます。 出先からエアコンの制御ができる アプリから各部屋の室温を確認できる オートメーションで快適な室温を維持できる IFTTT、アレクサ、Google Homeと連携できる Nature Remoの弱点 出先からエアコンの制御ができる iPhone(A)に専用アプリをインストールし、iPhone(A)とNature Remo本体(B)との連携およびNature Remo本体(B)とエアコン(C)との連携を行っておくことで、以後はこのiPhone(A)からNature Remo本体(B)を介してエアコン(C)を制御できるようになりま
「計画通りに進められない」 とは、ある界隈でひんぱんに目にする言葉です。 だからこそ、 なんとかうまく進められる計画の立て方を知りたい 予定どおりにできなくても罪悪感を持たない などのアドバイスがなされるわけです。 それもそうですが、その少し前に、 「思った通りに進めよう」 という「思い」さえなければ、「なんとかうまく進められるより高度な方法への努力」や「罪悪感」と無縁でいられるのです。 「思った通り」 ということは、「思う」のが先であり、「事実」はそのあとにくることになります。 つまり、 無意識にでも未来を予測する こうなったらいいという願望を抱く 願望を実現するためのタスクを仮定する やるべきタイミングを迎える といったような流れがあるということです。 不確かな大前提の上にのっかっている このうちまず、「無意識にでも未来を予測する」段階に無理があります。 明日がどういった日であるかをま
以前は放置しがちだったKindle版の本(以降、Kindle本)を、先月から少しずつですが毎日欠かさず読めるようになった大橋です。 そのために工夫していることについて書きます。 前提は、 iPhoneとiPadのKindleアプリを使う たすくまを使う です。 なぜ、読めないのか? Kindle本は、紙版の本と違って物理的な存在感が薄いため、積ん読率が異様に上昇します。 どれもこれもいますぐ読んでしまいたいのに、ライブラリを開くと、自分で買ったはずなのに、無限にスクロールするのではないかと思えるくらいのおびただしい数の未読本に圧倒され、すぐにアプリを閉じたくなります。 そんなことは不可能なのにどこかで「全部読もう」と思っているためです。 アプリを閉じたくなるのは「全部読めないなら、もう読まない」と拗ねているのでしょう。 全部読めなくても、少しだけなら読めます。 少しだけでも毎日読んでいれば
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