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久し振りにLyle McDonaldのダイエット記事を紹介します。 どなたにも理解しやすいように意訳しました。 ダイエットの鍵…あなたが痩せない理由は? 先ずは巷間に流布する代表的な都市伝説について説明します。 <都市伝説> ・インスリンレベルが高いから ・炭水化物を食べるから ・Sugar ・飢餓モード ・代謝ダメージ(Metabolic Damage) ・代謝率の低下(Slow Metabolism) ・甲状腺ホルモンの低減 ・その他 <補足説明> インスリン 「肥満の原因はカロリーではなくインスリンである」、「インスリンは脂肪の減少を妨げる」といったインスリンを悪者扱いする考え方は、Gary Taubeによって広められました。彼の持論は、“炭水化物が高血糖とインスリンの過剰分泌をもたらし体脂肪の蓄積を促す。故に、炭水化物を食べなければインスリンレベルは下がり肥満は解消する”というもの
『“2013年の米国糖尿病学会(ADA)の食事療法に関する勧告”を引用しつつ、糖質制限食の優位性を強調/広言する某糖尿病専門医』、『学究的な論文は一切発表せず、エビデンスのヒエラルキーとして認められない私的なブログや恣意性で固められた所謂ダイエット本の類を以って、糖質制限食を絶対的/排他的に喧伝し続ける某医師』、『糖質制限原理主義に心酔し、“ダイエットにカロリーは関係なく、炭水化物を食べないことが重要である”と誤情報を拡散し続けるヤフー知恵袋の糖質制限狂信者たち』…こういった人たちによる情報を、いわゆるB層に属する低IQの成人、おマセなだけで分別のつかない小中学生、ニューメラシーを欠く特定層の多くの方が鵜吞みにして信じていることは容易にうかがい知れます。ホントに罪なことです。“無知は至福なり”という言葉はありますが、だからといって真実は語らなくとも良いということには決してなりません。 小生
アトランタBookbinderのロブスター、シンガポールRafflesホテルの中華料理、バリ島アマンキラのナシゴレン、游玄亭西麻布の特選シャトーブリアンetc/etc豪華で美味しいものを食べるのは人生の楽しみの一つです。 しかし、食生活が豊かになり安価で美味しいファーストフードや加工食品が簡単に入手できる現代社会では、栄養素の過剰摂取による肥満や糖尿病/脳卒中/心臓病/脂質異常症/高血圧など生活習慣病が増加しているのが実状です。このような状況下で、一部の医師やフィットネス専門家が無責任な情報を撒き散らしていることは御貴承の通りですが、メディアやジャーナリストだけでなく、大学や組織から発表されたプレスリリースにおいてさえも、健康関連の情報が針小棒大に報じられていることは実に憂慮すべき事態です。 就而、TV番組やインターネットで頻繁に見られる誇張された疑わしき情報を幾つかピックアップしてみまし
肥満率が世界的に右肩上がりに増加し、健康やダイエットへの関心が高まっている中で、一般市民のみならず一般開業医/栄養士/パーソナルトレーナーの間においても、減量の代謝プロセスについての無知や誤解が広がっているのは驚くべきことである。 . 大半の人が脂肪はエネルギー又は熱に変換されると信じている。これは質量保存の法則に違背します。このような誤解はエネルギーのイン&アウトを信条とし、エネルギー産生に焦点を当てた大学の生化学講座が原因になっていると思われる。その他の誤解として、脂肪の代謝物質が糞便として排泄されるとか、或いは、筋肉に変換されるというのもあった。 本論では新しい計算方法でどのように体重が減少するかを示します。 落としたいウェイト 炭水化物やタンパク質を過剰に摂取すると、トリグリセリドに変換され脂肪細胞の脂肪滴に蓄積される。過剰な脂質は変換の必要性も無く、分解及び再エステル化される。
筋肉が1ポンド増える毎に、代謝量は1日当たり50~100kcal増幅する!? 米国では、“Power of 10: The Once-a-Week Slow Motion Fitness Revolution”の著者Adam Zickermanは、「筋肉を3ポンド(約1.36kg)増やすと、カロリー消費量は一ヶ月当りで約10,000kcal増幅する」、つまり「これは一週間で25マイル(1マイル=1609m)のランニング、又は一ヶ月で25回の有酸素運動に相当するカロリーをソファーに座ったままで消費できるということである」と言っています。 日本のダイエット&フィットネス界でも、「筋トレで筋量を増やすと基礎代謝量が上がり、脂肪燃焼/カロリー消費が促進する。従って、ダイエットには筋肉を付けて基礎代謝量を高めることが大切です」と主唱するパーソナルトレーナーが跡を絶ちません。 洋の内外を問わず、このよ
論文を読んでいると“Metabolically healthy obesity”という言葉が散見されます。これを和訳すると“代謝的に健康な肥満”の意になりますが、米国医師会は肥満を疾患と認める決定を下しているので、健康な肥満って有りえない筈です。 御貴承の通り、心血管疾患はメタボリックシンドロームの主たる臨床的帰結(clinical outcome)とされていますが、韓国の成均館大学校の研究者Dr Yoosoo Chang et al.は、心血管疾患を患っていない健康な韓国人を対象として、心臓を取り囲むように走っている冠動脈のカルシウム石灰化スコアを調べた結果、肥満者は石灰化プラークの形成が多い傾向にあることが明らかになり、代謝的に健康な肥満という概念は否定されました。 JACC Journal of the American College Cardiology April 2014 M
「インスリン分泌を昂進させるのは糖質だけです」と云う誤情報が流布されていますが、タンパク質(特に分岐鎖アミノ酸)がインスリンの分泌を促進させることは周知の事実であり、このことは数多くの文献が示していることです。 タンパク質を多く含む食品群がインスリンのスパイク(急上昇)の原因になることは、既に “第557回の糖質制限ダイエットvsインスリン” でも説明しましたが、今回はもう一件のピアレビュー(査読)論文を紹介したいと思います インスリン指数(Insulin Index)って何だかご存知ですか? インスリン指数とは、食物を摂取した後にどれだけ多くのインスリンが分泌されるのかを表すものです。しかし、グリセミック指数(GI値)についての査読論文は240件有余ありますが、インスリン指数に関する文献は限定されています。インスリン指数という用語でMEDLINEに記載されている査読文献はたったの16件だ
パラダイムシフトとプロパガンダ 政治的/社会的に無関心な所謂アパシー層と云われる人、或いは論理的思考やニューメラシーを苦手とする人であっても、なんらかの価値観なしに生きて行くことはできません。このような場合に、特定の指導者、自分の所属する会社、あるいは宗教団体などに同一化し、特定の人物や組織の価値観を、そのまま自分のものとして受け入れるという選択肢があります。ただし、本人は、借り物の価値観ではなく、あくまでも自分自身の価値観であると信じています。身近なところではいわゆる会社人間や糖質制限ダイエット狂信者と称される人たちなどもその例であり、このタイプの人間が圧倒的に多いことを歴史的事実が示しています。 政治家が良く使う『民意』という言葉には美しい響きがありますが、政治学の分野では一般大衆をプロパガンダによって意図的に操作または把握することも包含しています。第1次世界大戦では大量のビラやポスタ
久しぶりにヤフー知恵袋を覗いてみました。 一部の “糖質カット狂信者”と称される人たちの、非科学的かつ独善的で、而も品位を欠く横暴な言動がひときわ目立ちます。おまけに某医師の糖質制限ダイエット本をクドイほど紹介しているのも見るに忍びません。 このような中で、特定少数の優良回答者の皆さんの御活躍ぶりに、衷心よりエールを送りたいと思います。 欧米で典型的な低炭水化物/高タンパク質ダイエットと言えば、“炭水化物20%未満、脂質50%以上、タンパク質30%”を意味します。話題のスーパー糖質制限ダイエットの栄養比率は、凡そ“糖質12%、脂質56%、タンパク質32%(低炭水化物/高脂肪/高タンパク質)”となっており、『血糖値を高めるのは糖質だけである。炭水化物を摂取さえしなければ、カロリーを気にせずに肉や魚をお腹いっぱい食べられる。しかも空腹感を感じにくいのでストレスが少なく無理なく痩せられる』といっ
両方の長所を最大限に引き出すには、本来ならば別の日(期間)に行うことが理想的です。 しかし、社会的な時間制限がある中で、多忙な人達の多くは、同じ日に続けて行っています。 それでは、どちらから始めたら良いのでしょう? この質問には、各人の目標設定を明確にして語る必要があります。 そして、人の常、世の常として、二つのことを引き続き行う時は、二番目が手薄になる傾向が底流にあることを忘れてはいけないでしょう。 <筋量・筋力アップを目的とする場合> 云うまでもなく高強度のウェイトトレーニングを行うことです。 有酸素運動で筋肉を増やすことはできません。 大事なことは、激しいトレーニングで筋グリコーゲンは枯渇状態になり、筋タンパク質の異化も起こっているので、次にやるべきことは「食べること」「休養すること」であって、有酸素運動をすることではありません。但し、低中強度で20~30分程度の有酸素運動であれば、
三大栄養素の摂取について様々なことを書いてきましたが、それらのおさらいとしての恰好の英文記事がありましたので、和訳(ダイジェスト)して紹介します: 基礎熱力学の第一法則(エネルギー保存則) ◆ 摂取量>消費量、つまりオーバーカロリーなら太ります。 ◆ 摂取量=消費量、つまり現状維持です。 ◆ 摂取量<消費量、つまりアンダーカロリーなら痩せます。 基礎熱力学の法則は人間には適用できないと唱える人達がいます。それは、彼らが単純に間違っているだけで、かれらの研究を支えているデータそのものに必ず欠陥があります。例えば、アンケートを含む観察実験では、肥満者は摂取量と消費量を大体30%の誤差で、過小報告/過大報告していることが、これまでの20~30年に亘る数々の研究を通じて判明しています。肥満者がウソをついていると言う訳ではなく、皆さんも経験があると思いますが、正しい摂取量と消費量を把握することが非常
ブログ名 科学的根拠に基づくダイエット(EBD) ブログ紹介 学識と経験の浅いトレーナー/栄養士! お金や知名度のためにおかしな言動をする一部の医師や大学教授! 視聴率/販売部数を大命題とするTV番組やマスメディア! 巷間で語り継がれる都市伝説/Bro-Science! ダイエットに関する誤情報が氾濫しています。 ヤフー知恵袋では回答の8割が玉石混交です。 当ブログでは “Evidence-Based Diet (EBD)”の情報を発信しています。 糖尿病は肥満と密接に関係するので、米国糖尿病学会のガイダンスや気になる研究論文についても取り上げています。また、世を騒がせた新型コロナについても詳しく説明しています。 堅苦しい記事だけではなく、息抜きとして「コーヒーブレイク」や「雑談あれこれ」を挿入しているので、軽い気持ちで読んでください。 Good luck & Best regards,
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