ドーナツが、21世紀になって3度目のブームを迎えている。今回は、フワッとしたとろけるような食感のものが人気だ。これまで、ドーナツの主流はケーキ生地だったが、今人気のフワフワドーナツは、発酵させたブリオッシュ生地で作られている。 ブームになっているのは、こうしたブリオッシュ生地のドーナツを売る新しい店が、増えたからだ。たとえば、フランス料理レストラン「ラシーヌ」などを運営するグリップセカンドが、ドーナツ販売を始めたのは2020年7月。その後グループ内の3店でもドーナツを販売するようになった。福岡から青山に上陸したパン屋の「アマムダコタン」が、今年3月18日に東京・中目黒に「I’m donut ?(アイムドーナツ?)」を開業したときは、あっという間に行列店になり人気が続いている。 最近注目されている、韓国発のクァベギもブリオッシュ生地が基本形。クァベギとは、韓国語でドーナツの意味である。そのう