サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
Appleイベント
wmc-jpn.blogspot.com
【はじめに】 国連女性機関本部が、「月曜日のたわわ」の全面広告について抗議する書面を日経新聞に送付していたとの一部報道がございます。(※1) 報道における国連女性機関の意見について2点の疑義を呈します。 【疑義】 (1)胸が大きな女性の表象が含まれる広告が排除されると、胸の大きな実在する女性が疎外感を持つ場合があります。そうした女性にとってはエンパワーメントとは逆とならないか。 (2)国連女性機関が性的か否かの判断をしミニスカート姿を含め性的であるという基準であれば、国連女性機関の理想とする「女性像」の押し付けとならないか。 【疑義の詳細】 (1)について。そのように疎外感を持つ胸が大きな女性が、「女性のエンパワーメント」の対象外となってしまうことについて疑問があります。日本の広告にはJARO(日本広告審査機構)などが取り扱う案件はありますが、広告の排除や掲載中止はあくまで慎重な議論に基づ
JAと「ラブライブ! サンシャイン!!」のコラボ企画に関連して発生した、キャラクターの担当声優に対する嫌がらせ行為に対し、強い憤りの意を表明します。 本年(2020年)2月12日より開催されているJAと「ラブライブ! サンシャイン!!」のコラボ企画において、展示されたキャラクターの絵が、議論を呼んでいます。そしてこの動きに関連して、当該キャラクターの担当声優に対し、SNSを通じて、礼節のない文面で発言を繰り返し、同作品の制作者側に抗議するよう求めるアカウントも現れました。 もとより、表現の自由は批判を受けない自由ではなく、批判の自由は表現の自由の一環をなすものです。しかし、キャラクターの担当声優は、本件企画の企画者ではなく展示への影響力も乏しい個人であり、そのような個人に対し礼節を無視した文章で発言を繰り返し、義務のないことを行わせようとするのはもはや正当な批判とは言いがたいものです。
【はじめに】 本日10月30日に、文化庁が、インターネット上の静止画のダウンロードを違法化する著作権法改正のための検討を始めたとの報道がありました(※注1)。来月にも具体的な制度設計に入る予定とのことです。 この「静止画のダウンロード違法化」については、漫画海賊版サイトのブロッキング問題を扱う政府の会議においても、検討事項として掲げられて来ました(※注2)。 女子現代メディア文化研究会(以下「当会」)代表の山田は、現役のデザイナー、アートディレクターです。そうしたクリエイティブの現場に立つ者としても、この「静止画のダウンロード違法化」には予てより疑問を持っており、この度は、反対声明を発表させていただく運びといたしました。 【漫画海賊版サイトへの対策を巡る会議の経過について】 漫画海賊版サイトへの対策を巡っては、政府において会議が継続しております。対策案としてブロッキングを含むという本年4月
〜国連女子差別撤廃委員会、「日本における女性の権利」保障〜議題「性的暴力を描写したビデオや漫画の販売の禁止」についての意見書を翻訳しました (In English) Memorandum on "Protecting Women's Rights in Japan" by the United Nations Committee on the Elimination of Discrimination against Women, particularly the section that recommends prohibiting of the sale of video games or manga depicting sexual violence 【Introduction】 On February 16 this year, the United Nations Committ
~国連女子差別撤廃委員会、「日本における女性の権利」保障~ 議題「性的暴力を描写したビデオや漫画の販売の禁止」についての意見書 【はじめに】 本年(2016年)2月16日から国連女子差別撤廃委員会において「日本における女性の権利」の審議がありました。議題の「性的暴力を描写したビデオや漫画の販売の禁止」について意見を申しあげます(なお「ビデオ」は、原文(ow.ly/YaCbm)にて「video games」となっておりますので、ここではビデオゲームと理解します。)。 【意見趣旨】 私どもは「日本における女性の権利」の保障につきましては大いに賛同いたします。一方で、そうした保障をするための手段が妥当であるか否かは慎重に検証したいと考えます。「日本における女性の権利」の保障のための「性的暴力を描写したビデオや漫画の販売の禁止」という手段が妥当であるか否かを問われれば、それは否であると答えなければ
9月21日に、アグネス・チャンさんの公式ツイッターに殺害を予告するコメントが書き込まれていたとの報道がありました。 容疑者が「児童ポルノ」を認めることをアグネスさんに求め、応じないならば暴力に訴えることを旨とする内容です。 自らの意見と異なる意見を持つ他者を暴力により服従させようとすることは、現代の民主主義社会にあっては断じて許されない卑劣な行為です。意見が異なり異論があるならば、暴力に訴えるのではなく議論を行うべきです。 私ども女子現代メディア文化研究会は、「児童ポルノ禁止法」(正式名称「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」)において「児童ポルノ」には創作物全般(漫画、アニメーション、コンピュータゲーム、イラストレーション、グラフィック等のデザイン、絵画、彫刻、インスタレーション等)を含めないことを求めてまいりました(参照:「児童ポルノ禁止法」改正案につい
► 2023 (3) ► 12月 (1) ► 2月 (2) ► 2022 (3) ► 10月 (1) ► 4月 (1) ► 3月 (1) ► 2021 (2) ► 11月 (1) ► 5月 (1) ► 2020 (3) ► 9月 (1) ► 7月 (1) ► 2月 (1) ► 2019 (6) ► 10月 (2) ► 5月 (1) ► 4月 (2) ► 1月 (1) ► 2018 (4) ► 10月 (1) ► 3月 (1) ► 2月 (1) ► 1月 (1) ► 2017 (2) ► 5月 (1) ► 3月 (1) ► 2016 (6) ► 8月 (1) ► 4月 (1) ► 3月 (2) ► 2月 (1) ► 1月 (1) ► 2015 (4) ► 12月 (1) ► 11月 (1) ► 9月 (1) ► 3月 (1) ► 2014 (1) ► 9月 (1) ▼ 2013 (13) ▼
~国連女子差別撤廃委員会、「日本における女性の権利」保障~ 議題「性的暴力を描写したビデオや漫画の販売の禁止」についての意見書 http://wmc-jpn.blogspot.com/2016/02/blog-post.html 2016年2月に当会からリリースされた上記の意見書は、昨今のSNSでの論争の中、リリースまでのプロセスや連名の内容が大きな誤謬をともなって宣伝される例も散見されます。誤謬からデマにつながる恐れがございますので、当該意見書の著作者であり文章責任を持つ当会現代表山田久美子から注意点をお伝えいたします。 当該意見書は作家や漫画家の方のみならず、イラストレーター、美術家、弁護士、法律家、研究者、フェミニスト、元AV女優、元図書館司書、アニメジャーナリスト、シナリオライター、ルポライター、詩人、編集者の方等、職業・立場を超えた大勢の方々にご賛同いただいております。当該意見書
現代美術は往々にして社会に問題提起をします。森美術館におけるこの度の会田誠氏の展覧会、「会田誠展:天才でごめんなさい」をめぐり賛否両論含む議論が生まれたことについては、現代美術の展覧会としての観点からは有意義であったといえます。 作品への感想や意見は、否定的な内容も含め大いに語られると良いでしょう。しかしながら作品の撤去要請については、私ども女子現代メディア文化研究会は抗議いたします。撤去要請は表現の機会を否定することになります。これは表現をする事前の抑制につながり、「表現の自由」が保障されるべき近代国家にあっては、軽々に認められないことです。 もちろん、制作過程に現実の人物に対する虐待が含まれる作品の場合、厳しい取り締まりが必要です。しかし問題とされた「犬」シリーズについていえば、描かれている少女たちは実在しない人物であり、この作品の制作過程においては人権侵害はありません。 また、森美術
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『女子現代メディア文化研究会』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く