10月8日の皆既月食を、1億km以上離れた位置にあった水星探査機「メッセンジャー」も見ていた。地球の影に入って消えていく月を動画で見ることができる。 【2014年10月14日 水星探査機メッセンジャー】 10月8日に見られた皆既月食は、地上だけではなく1億km以上彼方の水星からも観測された。画像は、部分食が始まるころ(日本時間18時18分)から皆既食が始まるころ(同19時18分)まで、水星を周回する探査機「メッセンジャー」が2分おきに撮影した写真をつなげたものだ。月が地球の影に入り、かき消されたように見えなくなるようすがわかる。 メッセンジャーは2011年3月に史上初めて水星の周回軌道に入り、3000周以上の周回を重ねながら地図作成や元素組成の調査などを行った。所定の観測ミッションは終了しており、あと5か月で燃料を使い果たして水星地表に落下し、運用終了となる見込みだ。 メッセンジャーがとら