「いじめられたくない」と書き残して自殺した茨城県取手市の女子中学生について、茨城県は市の教育委員会が設置した第三者委員会が遺族の要望で解散したことを受けて、特例として、市ではなく県が主体となって自殺の背景などを調べる新たな調査委員会を設置する考えを明らかにしました。 これを受けて4日、茨城県は遺族に対し、特例として市ではなく県が主体となって自殺の背景などを調べる新たな調査委員会を設置する考えを伝えました。 具体的には、知事部局に調査委員会を置き、委員の人選は遺族側と協議して決めるなどとしています。法律では、自殺の背景を調べる第三者委員会は学校か市町村の教育委員会が設置することになっていますが、今回は遺族と市教委の信頼関係が損なわれているとして特例として条例を設け、県に新たな調査委員会を設置するとしています。 父親の中島考宜さんは「まずは第一歩が進んだと思っています。時間をさかのぼって調査に