神奈川県藤沢市が発注した水道事業を巡り、市の課長補佐が業者に入札に関する価格などを漏らした見返りに現金10万円を受け取ったなどとして、警察は課長補佐と業者の役員を贈収賄の疑いで逮捕しました。 逮捕されたのは藤沢市土木経営課の課長補佐、小林健一容疑者(46)と、東京・千代田区のコンサルティング会社「日本水道設計社」の社長、秋山治容疑者(54)の2人です。 警察の調べによりますと、小林課長補佐は、去年藤沢市が発注した下水道の設計業務を巡り、秋山容疑者に入札に関する価格などを漏らした見返りに、賄賂として現金10万円を受け取ったなどとして、収賄の疑いが持たれています。 警察によりますと、小林課長補佐は当時、藤沢市の土木関係の予算の管理などに関わり、予定価格なども把握していたということです。 警察は捜査に支障が出るとして2人の認否を明らかにしていません。 警察は関係先を捜索するなどして、入札の詳しい