生命の起源とされる有機物を含んだ試料採取を目指す小惑星探査機「はやぶさ2」計画が、延期の危機に直面していることが分かった。来年度予算編成では、東日本大震災の復興経費を捻出するため、宇宙関係予算は大幅な減額が避けられない上、国家戦略に基づく実用衛星が優先される可能性が高い。予算次第では、はやぶさ2の打ち上げが目標(14~15年)に間に合わず、計画が形骸化する恐れもある。 宇宙関係予算の概算要求額は、今年度予算比5%増の総額3260億円。政府の宇宙開発戦略本部専門調査会は今夏、「日本版GPS」の実現を目指す測位衛星「準天頂衛星」の整備を宇宙政策の最重要課題と決め、内閣府が41億円を要求した。 一方で同調査会は、文部科学省が進める「はやぶさ2」(要求額73億円)などの科学衛星や陸域観測技術衛星「だいち」の後継機(同約200億円)については準天頂衛星より重要度が低いと判定した。財務省は、宇宙関係予
米航空宇宙局(NASA)などによると、米民間会社のスペースX社が8日、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から宇宙船を搭載したロケット「ファルコン9」の打ち上げに成功したと発表した。地球の低周回軌道から再び大気圏に再突入し、太平洋上に着水。民間企業が大気圏に再突入させる宇宙船の打ち上げに成功したのは初めて。米政府はスペースシャトルを来年に引退させる意向で、今回のロケット打ち上げは、民間企業によ
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