化粧品販売のラッシュジャパン(本社・神奈川県愛川町)の「フカヒレ漁反対キャンペーン」が消費者の批判を受け、縮小を迫られている。3日と8日に東京都内の店舗で予定していた「フカヒレ漁の残酷さ」を訴えるパフォーマンスを中止、全国156店舗で販売予定だったキャンペーン用チャリティーせっけんの扱いも約90店に減らしたという。宮城県気仙沼市の水産関係者らが「サメ漁への根拠のないマイナスイメージが広がる」とキャンペーンに反発していた。 同社は先月30日に始めたキャンペーンの目的を「生きたままヒレを切り取り、魚体を海に捨てるフィニングの残酷さを指摘する」と説明。サメ水揚げ日本一でサメ漁を東日本大震災からの復興の起爆剤に位置づける気仙沼市水産関係者は「肉や皮、骨など余すことなく利用する気仙沼のサメ漁まで誤解を受ける」と、同社に表現への配慮を申し入れたが、受け入れられなかった。 同社には、消費者から電話や