首都東京が壊滅したら?考えたくない事態ですが、首都壊滅は創作ではよく見られるテーマです。第40回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した映画『シン・ゴジラ』でも、ゴジラによって都心が壊滅的被害を受け、政府中枢が立川の災害対策本部予備施設に移る展開があります。これは実際に、都心に壊滅的な被害が出た場合、政府の災害対策本部が移る代替拠点として定められています。 しかし、実際に東京が壊滅的な事態になる事はあるのでしょうか? 例えば、最も可能性が高い首都直下地震として政府が想定するマグニチュード7級の地震では、都心は震度6強の揺れに見舞われるとしています。主要な政府庁舎はこれに耐えられるよう建設・改修されているので、機能喪失の可能性は低いと考えられています。 しかし、最近は首都圏が壊滅的な被害を受ける、様々な事象の想定を求める声が高まっています。震度7の強烈な地震の発生や、富士山・浅間山の噴火による