Close-Up Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?『週刊ダイヤモンド』編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 アップルの1次サプライヤーとして、知る人ぞ知る日本の中小企業がアップルを訴えた。サムスン電子のようにビジネスの競合相手としてではなく、パートナーである1次サプライヤーという立場で訴訟の“反旗”を翻したのは、世界でも異例の事件だ。それも、全世界にまで影響が波及するインパクトをはらんでいるのだ。 「リベートを払ってもらう必要がある」「159万ドルを6月第1週までにアップルへ支払ってほしい」 「以下の口座に送金してください。バンク・オブ・アメリカの……」 米アップルの購買担当者が書いたという、生々しいやり取りを記したメールの文面が今、ある訴訟の証拠資料として提出されている。 2014年9月期で売上高1828億ド
有料アプリはもう売れない アプリ「大辞泉」は前バージョンである「デジタル大辞泉」をフルリニューアルし、名称を変更し投入したもの。日本のApp Storeが公開された初期から提供しており、アプリとしては高めな2000円という値段設定ながら、美しいデザインが評判を呼び、目立つ存在だった(以前からのユーザーのため、旧版も新アプリと並んで配信は続いている)。木下さんは当初から開発に関わっている。 リリースから5周年を迎える今年、フルリニューアルに至った最大の理由は「有料アプリが売れなくなった」ことという。現在、App Storeのランキングは無料、有料、そして両方を合わせたものがあるが、総合ランキングに有料アプリがあることはほとんどない。「無料で提供し、アドオンで課金するケースがほとんど。このままこの値段で有料配信を続けていても目につかない。ビジネスモデル自体を根本的に変えなければと思った」(木下
スマホのAV機能の可能性を探る本特集。前回は高音質な再生アプリを手に入れ、ヘッドフォンを選んでみたが、今回はさらに音楽プレーヤーとしての高音質を極めていきたいと思う。 また、後半ではアクティブスピーカーやAVシステムと組み合わせて、高音質な音を楽しむためのアイテムを紹介していこう。 Android端末でデジタル出力が可能!? ヘッドフォンでより高音質再生を追求! 「Androidスマホでデジタル音声出力はできない」と思っている人も多いようだ。iPhoneなどのiOS端末はLightning端子搭載以前からデジタル音声出力ができ、対応した機器と接続すればデジタル接続によって高音質な音楽再生が楽しめた。 一方でAndroidはそのあたりのサポートが遅れており、スマホでもAndroid搭載音楽プレーヤーでも音声出力はアナログのみという状態が続いていた。 だが、実はUSBホスト機能を持ったAndr
コンプガチャ騒動をきっかけに設立されたソーシャルゲーム協会(JASGA)。ソーシャルゲームで発生した問題の窓口となる機関だが、その存在は利用者の間にあまり浸透していない。 前回に引き続き、2012年5月に起きた、いわゆる“コンプガチャ騒動”の顛末と業界の動きを整理している。 コンプガチャ騒動に始まった自主規制の動きとしては、プラットフォーム事業者6社による、通称「6社協議会」にて、2012年5月に「コンプリートガチャガイドライン」が策定されたところまでは前回述べた。さらにその1カ月後の2012年6月22日には、「ゲーム内表示に関するガイドライン」、「リアルマネートレード対策ガイドライン」が策定された。 ゲーム内表示に関するガイドラインとは、有料ガチャのアイテム一覧や、アイテムの出現割合を表示するというもので、アイテムを得るのにだいたいいくらぐらいかかるのかという疑問に応えるものだ。 リアル
進級・進学を機会にケータイやスマートフォンを持つ中学生や高校生は多い。そこで保護者たちが懸念するのが、“ネットいじめ”に巻き込まれないか? という点だ。 2月頃から全国的に、私立中学や高校入試が始まる。3月の二次募集を経て、4月には多くの子供たちが、新しい人間関係をスタートさせる時期である。 中学・高校へと進学する子供を持つ保護者の間では、子供がケータイやスマホを持ち始めることで、“ネットいじめ”を懸念する声が毎年聴かれる。いわゆる「学校裏サイト」がメディアでしばしば取り上げられた2008年頃は、新しい問題の発生という捉えられ方をした。しかし、それらは一部の事例が大きくクローズアップされただけで、学術的な研究結果というのはほとんどメディアで紹介されてこなかった。 ネットいじめについて、インターネットの利用といじめにはどのような関係があるのか。安心ネットづくり促進協議会の調査検証作業部会では
日本で問題視されているネット依存がSNSに対するものだろう。SNSは自己愛を増長する構造になっており、場合によっては自分の幸せを過剰に演出する傾向が現われてくる。 前回までは青少年のネット依存について、韓国の例を見てきた。韓国のネット依存はオンラインゲームを中心としたものであり、他国ではあまり類を見ない特徴的なものである。 一方日本で近頃急速にメディアなどで取り上げられ問題視されているのが、SNSに対する依存である。Twitter、Facebook、mixiが日本においての三大SNSだが、日本で発達したソーシャルゲームもその切り口で一緒くたにされてしまう例も多い。 ソーシャルゲームは、プラットフォーム上にはSNS的な機能はあるものの、各個人のアイデンティティを発揮して個人的な人間関係を築くような仕組みにはなっていない。一時期その傾向もあったが、青少年ネット規制法と出会い系規制により、SNS
LINEの問題点は公式のアプリやサービスだけにとどまらない。アプリストアには非公式のアプリも多数存在し、初めて使うユーザーには公式/非公式の区別が付かない場合も多い。 LINEに関して調べ始めたら、これまでのSNSとは違う面がいろいろ出てきて、とうとう5回目になってしまった。その間にもiOS 6のリリースやらiPhone 5発売やらがあり、アプリのほうもアップデートされて機能が増えている。 執筆時点での最新版であるVer3.1.2では、これまで説明してきた機能も変更が加えられている。例えば「ひとこと」の内容は過去の発言が参照できなかったが、これが可能になった。ただしさかのぼれるのは、自分の発言のみだ。多くの人がリクエストしていたのは、友だちの過去の発言ではないか思うのだが、やはりそのような履歴が残るコミュニケーションは、タイムラインへ誘導するということだろう。 そのほか、友だちリストの管理
人気アプリ「LINE」は、その仕組みから意図しない相手と友だちや知り合いになってしまい、コミュニケーションできてしまう場合がある。そこで懸念されるのが、出会い系サイトなどに悪用される危険性だ。 前回は「LINE」内で行なわれるコミュニケーションについて考察した。意図した相手とのコミュニケーションなら問題ないが、LINEの仕組みでは意図しない相手と友だちや知り合いになってしまい、コミュニケーションが可能になる状況が発生し得る。 1つの例としては、電話番号の持ち主が変わってしまっている場合がある。携帯電話の番号は、契約者が変わると数年間は再割り当てされずに寝かされたのち、別の新規に電話番号が欲しい人に振り出されるようになっている。 あなたのアドレス帳には、5年から10年電話したことがないという人も、まだ入っているのではないだろうか。最近はSNSがあるので、電話しなくても連絡が付くことも多く、す
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