今回は、昨年11月24日に日本語が公式に追加された、ドット絵で表現されたアドベンチャーゲーム『The Count Lucanor』を紹介。インディゲームデベロッパー「Baroque Decay」が手がけ、ゲーム配信プラットフォーム「Steam」にて980円で販売されている。 本作は『ゼルダの伝説』、『ゆめにっき』、『サイレントヒル』に影響を受けて制作され、不気味な世界観から「ホラー」とタグ付けされてはいるが、ホラー耐性「0」の筆者でもクリアできたおすすめゲームだ(一部グロテスク表現は存在する)。ゲームを進めるたびに謎が深まる物語や、マルチエンディング制も特徴となっている。 主人公は「ハンス」という少年。彼の家は貧しく、父親は戦争に行ってしまい、母一人子一人の生活をしていた。物語は、早く大人になりたいと願う少年が10歳の誕生日を迎えるところから始まる。早く大人になりたいとは思うものの、まだ子