民主党の細野豪志政調会長は14日のフジテレビの番組で、東日本大震災の復興予算が「全国防災対策費」として被災地以外で使われている問題に関し、「これからは被災地以外には予算を使わないという方向性を明確にすべきだ」と述べた。 細野氏は「当初は被災地に限定する考えで(政府から)法律を出したが、自民党の意見で日本全体に(予算を)付けよう、と判断した。全体としては間違ってなかったと思う」と指摘した上で、「被災地以外は落ち着きを取り戻しており、変えていい」と話した。 また、細野氏は、次期衆院選マニフェストでの原発政策について「政府も党も(2030年代に原発稼働)ゼロとなるように政策資源を投入する方針を出している。それは明記する」と語った。【笈田直樹】