警視庁は14日、国会議事堂前の集会に参加していた30代の男を、警戒中の機動隊員に対する公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕した。同庁によると、逮捕容疑は午後3時45分ごろ、東京都千代田区永田町1丁目の路上でパイプ柵を乗り越えて車道に出ようとして機動隊員に制止された際、隊員の胸を押したというもの。「やっていない」と容疑を否認しているという。
財務省の佐川前理財局長の証人喚問後、初めての週末となった30日、国会議事堂周辺で決裁文書の改ざんに対する大規模な抗議活動が行われ、参加者たちは政府に対し、誰の指示で改ざんが行われたのか明らかにするよう訴えました。 参加者たちは佐川氏が証人喚問で改ざんの経緯などに関する証言を拒否する一方で、政治家などの影響はなかったと断言したことについて、「ちゃんと説明しろ」などとシュプレヒコールを上げました。 そして、誰の指示で改ざんが行われたのか明らかにすることや、安倍総理大臣の妻の昭恵氏などの証人喚問を行うことなどを訴えていました。 家族4人で参加した40代の男性は「公文書を平気で改ざんし、きちんとした説明をしない政府は信頼できません。今の対応は、うそをついているようにしか思えないので、真相を明らかにしてもらいたい」と話していました。 また、40代の女性は「佐川氏の証人喚問は、この問題について、何も説
専門職で年収の高い人を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」を条件付きで容認する方針に転じた連合への抗議デモが19日夜、東京都千代田区の連合本部前であった。日本最大の労働組合の中央組織として「労働者の代表」を自任してきた連合が、働き手のデモに見舞われる異例の事態だ。 「一般の働く人々の権利と生活を守るために動くのが労働組合の役割のはず。連合執行部は今回の一方的な賛成表明を撤回し、存在意義を見せてほしい」 午後7時に始まったデモの冒頭。マイクを手にした男性はこう訴えた。参加者はプラカードやのぼりを掲げ、「残業を勝手に売るな」などとコールを繰り返した。参加者はデモが終わった午後9時までに100人ほどに膨れあがった。 今回のデモのきっかけは、高プロを「残業代ゼロ法案」と批判してきた連合が一転、執行部の一部メンバーの主導で条件付き容認の方針を決めたことだった。連合傘下でない労
「安倍1強」の政治に反対しようと、東京都新宿区の新宿中央公園で9日、安倍政権への抗議デモがあった。デモを呼びかけた団体によると午後7時までに約8千人が参加。「国会開け」「安倍内閣退陣」「NO 共謀罪」などと書かれたプラカードを掲げ、新宿駅周辺を行進した。大阪、名古屋、福岡などでも安倍内閣退陣を求めるデモがあった。 午後5時半ごろ、学生団体「SEALDs(シールズ)」の元メンバーらが関わって設立された市民団体「未来のための公共」がデモを開始。「共謀罪」の趣旨を盛りこんだ改正組織的犯罪処罰法が11日に施行されるのを前に、「テロ対策とうそをつくな」などとシュプレヒコールを上げた。 デモを見ていた川崎市の50代の会社員男性は「デモが増えていると感じる。なかなか日本人は行動しないので、アピールすることも必要なのではないか」と話した。原発反対のデモを中心に参加しているという東京都練馬区の主婦空野真澄さ
東日本大震災から5年の11日夜、脱原発を求める集会が首相官邸周辺であった。市民ら約6千人(主催者発表)が「再稼働反対」「事故は終わっていない」と訴えた。 原発事故後、毎週金曜夜に首相官邸前で抗議行動を続ける市民団体「首都圏反原発連合」が主催し、デモはこの日で187回目。祖父母が福島県に住む津田塾大2年の溝井萌子さん(20)は「原発に頼らない社会をつくるために声を上げ続けたい」と話した。 小泉純一郎元首相は同夜、都内であったドキュメンタリー映画「日本と原発 4年後」の上映会であいさつに立ち、「将来原発ゼロで日本経済が発展していけるよう、粘り強く脱原発運動を続けて欲しい。国民の声が政治を変える」と語った。 大阪では午後6時すぎ、関西電力本店周辺に原発再稼働に反対する市民ら約200人が集まり「すべての原発、いますぐ廃炉」などと声をあげた。 大津地裁が関西電力高浜原発3、4号機の運転を差し止める仮
「保育園落ちた日本死ね!!!」をきっかけとした流れから、国会前での抗議活動がおこなわれた…ということがニュースになっている。 「保育園落ちたの私だ」。そんな紙を掲げた人たちが5日、国会前に集まった。子どもが保育園に入れなかった人、子育てを終えた人、これから子育てする人など、約30人。深刻な待機児童問題に危機感を抱いた人たちがツイッターを通じてつながり、雑談しながら立っているだけの、静かな抗議行動だ。 (中略) ツイッターでは「#保育園落ちたの私だ」というハッシュタグ(検索ワード)ができ、「多くの人が同じ問題を抱えている」と批判が渦巻いた。その中から、「国会前へ」という呼びかけが生まれた。 http://www.asahi.com/articles/ASJ35540VJ35UTIL00N.html 以前書いたとおり、僕はこのような動きは素晴らしいものだと思うし、もっともっと日常的なものである
安保法制反対運動をめぐってたくさんの言葉が生まれている。追いきれないほどである。 顕著な傾向は次のような点にあるのではないだろうか。 (1)現在の運動の可能性を高く評価すればするほど、過去の運動とその歴史を単純化、過小評価してしまう。60年代〜70年代の暴力イメージが強固なものとなる。 (2)現在の運動の中心に設定されているSEALDs(的なもの)――これ自体があるまとまりをもって論じられがちだが、丁寧にみていけば、多様であるし、さまざまな志向性が混じり合っているとも思う。あたりまえといえばあたりまえだけれど――とその他の運動や実践の数々とのあいだに線引きを意図的に行ない、両者のあいだに非対称な価値判断をしてしまう(たとえば、前者は現実的、祝祭的、非暴力的、生産的なのに対して、後者は革命志向、暴力的、「おまかせ民主主義」等々)。 たとえば、この数年の五野井郁夫さんの語りに顕著だと思う。 今
「「なんかSEALDs感じ悪いよね」の理由を考える ──中国や台湾の学生運動との比較から──」(安田峰俊) 視点は悪くないと思うんですが、全体的には“SEALDs非難”という答え先にありきで作られているのでイマイチな内容になっています。 「1:思想的基礎」「2:組織的基礎」「3:大衆的基礎の欠如」「4:運動の戦略・戦術の失敗」という視点は悪くないんですよ。ただ、台湾のヒマワリ学運を評価する上で見落とせない一番重要な視点が抜けています。 国会占拠で物理的に審議を止めさせたのはヒマワリ学運だけ 天安門事件も香港デモも政府側の機能を止める物理的な実力行使には至っていません。なので政府側にはデモを無視して政策を推し進めることが可能でした。もちろん、市街地を広範囲に占拠することで交通などの機能をある程度マヒさせることはできていますが、十分な効果を期待するには明らかに足りないものでしょう。 まして反戦
安保法制(戦争法制)の法案可決後、ネット上では、なぜか反対運動を展開したSEALDsを非難する言論が盛り上がっている。 一番人気を集めたのはこれだ。 「なんかSEALDs感じ悪いよね」の理由を考える ──中国や台湾の学生運動との比較から── この論考は、天安門事件等の学生運動の失敗例と、台湾での成功例を並べているが「出羽守」に陥っている感が否めず、また、SEALDsの運動の射程としてかなり早い時期から2016年の参院選が入っていたことを考えると、現在の到達点で台湾の学生運動とSEALDsを比べるのはフェアでないように思う。というか、台湾の学生運動は、国会(立法院)の物理的占拠もしており、その辺の運動のやり方としては60年安保の時の全学連のやり方に似ている面もあると思うのだが、今、日本でそんなやり方は支持されるのだろうか?? 最後のスローガンの比較も、チョイスが恣意的で適切な比較になっていよ
ここ2ヶ月近く、僕は国会前の抗議活動に参加し続けていた*1。 抗議活動の現場に立ちながら、なぜ自分はこの場に立っているのだろうか、このことをきちんと言語化すべきではないだろうかと、ずっと思い続けていた。法案は可決したものの安保法制に端を発した様々な動きはこれで終わるわけではない。だから今はまだ「一区切りついた」と言うべきタイミングではないだろう。ただ、なぜ自分は国会前に立ったのか、それを整理するにはちょうど良い機会なのかもしれないと感じている。だからこうして、僕はこの文章を書いている。 まず始めに書いておくと、国会前を象徴として全国で繰り広げられている一連の運動を僕は素晴らしいものだと思っている。ただその理由を明確にする前に、一連の運動の中で感じた違和感について大事なことなので少し書いていきたい。 安保法制に反対する人たちが好んで使う表現の一つに「平和国家日本」という言葉がある。抗議活動の
抗議のなか、法律はできた。それでも、自分たちで考え、声をあげた人たちは動き続ける。国会前から日常へと舞台を移し、「2015年安保」の第2章が始まった。 長崎市の予備校生、森爽さん(19)は20日、模擬試験を受けて過ごした。帰宅後、安保関連法の採決をめぐる国会議員の投票行動の記事をフェイスブックでシェアし、「まじで忘れない。選挙行こうよ!」と書き込んだ。「最近、授業も上の空だったので、そろそろ切り替えないと」と笑う。 都内の学生らで作る「SEALDs(シールズ)」の活動をテレビで見て、「ちょっとでも政治的な発言をすれば『お前、何しよっとや』って言われる街では、ただうらやましかった」。でも、人に託してばかりではいけないと勇気を振り絞り、6月、長崎で仲間と団体を作った。人前に出て話すうち、「政治と生活はこんなに密接なんだと気づき、自分が一番変わった」という。 これからは勉強を優先しつつ、発信は続
こんにちは! 9月が始まりましたねー。 歳をとる度、毎日が早く感じられる今日この頃です。 さて、物議を引き起こしている「デモ参加者の人数」 主催者発表:12万人 警察関係発表:3万人 この開きが大きく、物議を引き起こしています。 1-国会前の面積で割出し、3万人という方。 2-国会周辺のデモ参加意思のある方全員カウントすれば12万人という方。 私は個人的にはこんな数字合わせはどうでもいいと思ったが、自分も3万人はあまりに少ないだろう・・・という事で、ブログでも3万人は嘘だと毒づいた責任もあり、無責任なことはよろしくないと思い、人数を検証してみました。 検証もせずに変な情報鵜呑みにして判断するのは良くないですもんね。 結論から言えば、どちらも正解なのかなぁという感想。 国会正門前には確かに3万人程だったと思う。 しかし、デモに参加してない方はそこだけ見てしまう。 駅は規制され、道路も永田町か
参院特別委員会で審議中の安全保障関連法案に反対する高校生らのグループが2日、東京・渋谷でデモを行った。制服姿の参加者もおり、約5千人(主催者発表)が軽快なリズムにあわせて「民主主義ってなんだ」と声を上げた。 主催したのは、高校生らが立ち上げた「ティーンズ ソウル」。大学生の団体「SEALDs(シールズ)」の活動で顔見知りになり、「選挙権が18歳に下げられる中で、高校生も自分らしい言葉で意思表示したい」とSNSを通じて集まった。 友達を誘って参加したという都立高1年の古川はすさん(15)は「人の命を左右することなのに、国民の意見を聞かずに決められてしまいそうで納得いかない」と話した。渋谷では2日、保育士らの団体が主催するデモもあった。
5月28日、経済産業省の前で抗議行動を行っていた3名が、警察によって不当にも逮捕された。ある公官庁が関わる社会問題に対して市民が当該官庁の前で直接抗議を行うことは、憲法により保障された市民的権利の一部であるし、その際、抗議者が敷地の境界線を超えたかどうかという些細な事実は*1、市民の身体的自由を侵害するに足る正当な理由にはあたらないことは明白である。これは政治弾圧である。 したがって、このような極めて深刻な市民的権利の侵害に対して、救援会を中心に多くの人々が不当な逮捕を行った当局に対して抗議を行い、逮捕された3名の支援に尽力しているのは当然である。ところが、それにも関わらず、あろうことか弾圧の被害者である逮捕された3名に対してバッシングを行う市民も一定数いるのである。当局がやることなすことすべて正当化し、政治的な抵抗者を嘲笑する権力の犬と呼ぶしかない人々についてはもはや論ずることはない。問
東京電力福島第一原子力発電所の事故から4年になるのを前に、都内で原発に反対する人たち2万人余りが参加する大規模な抗議集会が開かれ、事故の記憶の風化に警鐘を鳴らすとともに、脱原発の推進や再稼働への反対を訴えました。 東京・千代田区の日比谷公園の会場では、元宇宙飛行士で、福島県で農業を営んでいた秋山豊寛さんが、「私も原発事故で住むところを追われた1人です。この怒りを、デモや集会を通じて国会にぶつけましょう」と訴えたあと、参加者たちが霞が関周辺をデモ行進しました。 主催した団体によりますと、ことしの集会の参加者は2万3000人と、2年続けておよそ1万人ずつ減っているということですが、原発の再稼働に向けた動きもあるなか、粘り強く脱原発を訴え続けたいとしています。千葉県から参加したという69歳の女性は、「都市部を中心に関心が薄まり、風化しているのを感じます。若い世代の参加が少なく、気がかりです」と話
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