千葉県松戸市で東日本大震災の募金活動を行っていた高校生が男に暴行を受け、義援金が奪われた事件で、県警は21日、住所不定、運転手村山弘樹容疑者(27)を強盗傷害の疑いで逮捕した。 発表によると、村山容疑者は3月19日午後0時30分頃、松戸市日暮の新京成電鉄八柱駅前のビル内で、募金の集計をしていた県立高校の男子生徒2人に「誰に断って商売しているんだ」などと言って暴行を加え、顔などに軽傷を負わせたうえ、義援金約1万円を奪った疑い。村山容疑者は「お金がなくてやった」と容疑を認め、「恥ずかしいことをしてしまい、お金を返したい」と話しているという。県警は、防犯カメラの映像などを基に村山容疑者を割り出した。