著作者に無断でTwitterにアップされた写真入りツイートをRTした行為が「著作者人格権の侵害に当たる」と判断した知財高裁の判決が、Twitterユーザーに波紋を広げている。 自ら撮影した写真が無断でTwitterに投稿され、投稿者とは別のTwitterアカウントにリツイート(公式RT)されたことにより著作権が侵害されたとして、プロカメラマンがTwitter Japanに対して、投稿者とRTしたユーザーそれぞれの情報開示を請求していた訴訟で、知財高裁が出した控訴審判決がこのほど公表され、その内容がネットで波紋を呼んでいる。 訴訟の経緯はこうだ。原告のカメラマンが撮影し、Webサイトで公開していた写真が、あるTwitterユーザーによって無断でTwitterに投稿された。その後、別のアカウントがその写真付きツイートをRTした。結果、RTしたアカウントのタイムラインには、元写真をトリミングした
事件の概要と一審判決 ざっくり言うと…… 写真家が著作権を有する花の写真を、あるユーザが無断でTwitterに投稿(写真家の写真とディズニーキャラクターとサンリオキャラクターの3枚の画像を同時投稿) →別のユーザがそのまま公式リツイート 写真家が投稿者とリツイート者に損害賠償請求をする前段階として、Twitter社に対して、両者の発信者情報(最新ログイン時のIPアドレス、メールアドレス)の開示を要求(プロバイダ責任制限法4条1項が根拠) ↓ 東京地裁平成28年9月15日判決 http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=86185 投稿者の投稿行為は侵害だとしたが、リツイート者については、著作権(公衆送信権ほか)も著作者人格権(同一性保持権、氏名表示権ほか)も侵害にあたらないとして発信者情報の開示請求を棄却 ↓ 写真家が知財高裁に控訴
米国を除く十一カ国が参加する環太平洋連携協定(TPP)締結に必要な関連法案が二十四日午後の衆院本会議で、与党などの賛成多数で可決され、衆院を通過した。政府・与党は今国会での成立を急ぐが、野党は議論が不十分と反発しており、参院での審議が焦点になる。 法案は、畜産物価格安定法や著作権法などの関連十法を一括して改正する。輸入品増加で影響を受ける畜産農家の赤字を補う制度の拡充や、著作権保護期間の延長などをTPP発効に合わせて実施できるようにする。
書籍の全文検索サービス向けに書籍をデータ化する際、著作者の許諾なく行えるようにするなどの権利制限規定を盛り込んだ改正著作権法が参議院本会議で可決・成立した。 書籍の全文検索サービス向けに書籍をデータ化する際、著作者の許諾なく行えるようにするなどの権利制限規定を盛り込んだ改正著作権法が5月18日、参議院本会議で可決・成立した。来年1月に施行する。改正法の概要や条文、新旧対照表が21日、文部科学省のWebサイトで公開された。 改正著作権法では、デジタル化・ネットワーク化に対応した柔軟な権利制限規定を整備。書籍情報の全文検索サービスや、論文の盗用検証サービスなど、著作物市場に悪影響を及ぼさないサービスの構築ための著作物の利用について、著作者の許諾なく行えるようにする規程を盛り込んだ。 また、学校の授業や予習・復習用に教師が他人の著作物を使って作成した教材を生徒の端末にネット送信する場合は、補償金
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5月10日(木)に発売しました月刊「CGWORLD + digital video」vol.238(2018年6月号)/p74~79「ソーシャルVRプラットフォーム『VRChat』の歩き方」において、使用許諾を取得していない画像が掲載されていることが判明いたしました。 関係者ならびに読者の皆様に多大なご迷惑、ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。 大変申し訳ございませんでした。 当該号については速やかに回収させていただきます。 当該号を購入された方には、大変お手数をお掛けいたしますが、下記送付先まで料金着払いにてお送りいただきますようお願い申し上げます。後日、修正版(増刊)をお送りさせていただきます。 また、当該画像の著作権者の方々には、早急に順次ご連絡し、適切な措置をとらせていただく所存でおりますが、事実関係、また、権利関係の把握に時間を要することも考えられますことから、本
100円ショップ「ダイソー」で販売されているいわゆる「トリックアート」の本で、大学の研究者が考案した作品が無断で掲載されていたことがわかり、出版したダイソーの運営会社の子会社は著作権の侵害を認めたうえで本の販売を中止することを決めました。 錯視について研究している立命館大学の北岡明佳教授によりますと、自分が考案した作品5点が2冊の本に無断で掲載されていることがわかり、中には本の表紙として使われているものもあるということです。 このため北岡教授は先月下旬、著作権の侵害にあたるとして大創出版に本の販売中止などを求める抗議文を送ったということです。 錯視を利用した作品は「トリックアート」の名前で人気を集め、各地で作品を紹介する展覧会やイベントが開催されています。北岡教授は「掲載された作品は自分が発見した錯視をもとにデザインしたもので、無断使用は許しがたい」と話しています。 NHKの取材に対し大創
JASRAC=日本音楽著作権協会は、音楽教室からの著作権使用料の徴収が文化庁長官の裁定で認められたことを受けて、来月から楽器メーカーなどが運営する音楽教室を対象に徴収を始めることになりました。 これを受けて、JASRACは8日、記者会見で今後の方針を説明し、来月1日以降の楽曲の使用分から、徴収を始めることを明らかにしました。当分の間は楽器メーカーや楽器店が運営する全国の7300余りの教室を対象とし、事業者に対して契約の手続きを進めていくということです。 また、個人運営の教室についても、生徒を常に募集しているかなどの条件を設けたうえで、将来的には徴収の対象とすることを考えているということです。 その一方で、音楽教室側がJASRACには使用料を請求する権利がないことを確認する訴えを起こしていることを踏まえ、徴収を拒否する事業者に対しては、判決が確定するまでは督促を行わないとしています。 JAS
こんにちは。 プロフォトグラファーの関です。 昨年の9月に著作権侵害にあいました。 それから知り合いに会う度に、その後どうなったかなど頻繁に聞かれるようになりました。 その騒ぎを知った人からは 「時間もったいないから、もう無視して仕事頑張れ!」 「絶対追い詰めろ」 「ガンダムの著作権自体ダメなんじゃ...」 いろいろな意見を聞けました。 ガンダムの著作権に関してですが、一応サンライズなどにも問い合わせましたが連絡なし。 そもそもそこの著作権じゃなくて、僕の写真としての著作権の問題なので関係ないんですけど。 むしろコスプレに関して著作権のこと言ってたら、夏コミとか冬コミ成立しません^^; むろん、ダメな場合もありますし、公認として許可しているメーカーも多数あります。 結局のところ、訴えることにしました。 詳しく知らない方のためにもあらすじを書きます。 遡ること昨年の9月、FacebookにU
裁量労働について誤ったデータに基づいた法案が出されようとしていることが問題になっているが、そのことで思い出したことがあるので、ここに記しておく。 著作権法の罰則は日本が世界で一番厳しいと言われているが、その世界で一番厳しい罰則を定めることの検討を行う際に用いられた事実に誤りがあった。 そして、その誤りが判明したにもかかわらず、世界で一番厳しい罰則をさだめることについて、再検討もせずに法案が提出され、法改正がなされたのだ、 何でそのことを覚えているかというと、自分が初めて文化審議会著作権分科会法制問題小委員会の傍聴をしたときに、文化庁の側からその誤りの訂正の発言があったにもかかわらず、委員の誰からも異論が唱えられなかったことに違和感を覚えたからだ。 ただし、当時の自分にとっては、罰則規定の強化については、関心を持っていなかったので、とりわけブログ等で言及はしなかったのだけど、今になって思えば
著作権は国際法――主に世界知的所有権機関(WIPO)による1886年ベルヌ条約と1996年のインターネット条約――の対象だが、いまも国内法によって履行、執行されている。著作権法制は国ごとに大きく異なる。もっとも大きな違いは著作権保護期間の長さで、著作者の死後50年(ベルヌ条約の最小要件)から死後100年(メキシコ)まである。 法律の違いはバグなどではなく、特長である。各国が自国の状況に基づいて、著作権法に例外的な免除規定を定める権利を有するように(たとえば、外国の書籍があまり販売されていないインドの著作権法は、公立図書館でそうした書籍を3部までコピーすることを認めている)、その国の国民にとってもっとも有益な著作権保護期間が採用されなくてはならない。ほとんどの場合、もっとも短い期間が好まれることだろう。 しかし、保護期間が国ごとに違っていては、著作権者にとっては煩雑な環境となってしまう。そこ
日本のオンライン海賊版の歴史をふり返ると、時代時代にさまざまなトレンドがあった。Warezに始まりNapster、WinMX、Winny、Share、BitTorrentなどのP2Pファイル共有、YouTubeやニコニコ動画などのストリーミングプラットフォーム、そしてMegauploadやRapidshare、Rapidgator、Uploadedなどのサイバーロッカーへ。 日本でも昨年10月にリンクサイト「はるか夢の址」の運営者や投稿者が摘発され、サイバーロッカーへの注目(というか圧力)が高まっている。ただ、海賊版の世界を観察していると、サイバーロッカー型の海賊版はすでに過去のものになりつつある。たとえば、サイバーロッカー自体の人気は2012年のMegauploadの閉鎖前後にピークアウトし、根強い人気のBitTorrentですら下降の一途を辿っている。 Rapidshare、Megau
水戸芸術館(水戸市)の職員が、人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(こち亀)の作品を無断で改変し、ツイッターで同館を宣伝する内容の投稿をしていたことが14日、朝日新聞の取材でわかった。著作権侵害の可能性を外部から指摘され、同館は投稿を削除した。 問題になった投稿は「こち亀」の8コマの絵の中に、同館のシンボルであるタワーの写真計10枚を合成した画像。同館では昨年10月にタワーのライトアップを始めており、職員が「多くの人に魅力を伝えたかった」と独断で公式アカウントで投稿したという。 同館から経緯の説明や謝罪を受けた出版元の集英社は取材に「著作者の権利を守るために、その都度、適切な対応は行っておりますが、個別の案件についてはお答えいたしかねます」としている。著作権に詳しい中谷寛也弁護士は「個人であっても出版された漫画に無許可で手を加えてネットに投稿し、公衆の目にさらす行為は、著作権法違反の可
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