韓国で福島第一原発の処理水海洋放出決定に対する抗議が過熱する中、韓国で暮らす日本人にとって心配な事態が起きている。日本政府に対する韓国の学生団体の不法行為を与党の国会議員が擁護し、警察が取り締まりを放棄しているのだ。今後在韓邦人に同様の危害が加えられたときに、韓国の警察は本当に日本人を守るのだろうか? 違法行為を取り締まらない警察 ソウルの日本大使館が入るビルの入り口で韓国の学生団体が不法な座り込みを続けている。警察は排除しておらず、韓国政府がウィーン条約に違反している状態が続いている。 この記事の画像(3枚) 事の発端は4月16日、韓国大学生進歩連合など革新系の学生団体がソウルの日本大使館前歩道で強行した無許可の抗議集会だ。団体は「日本政府の福島汚染水海洋放流決定を糾弾する(※韓国政府を始め、韓国では処理水を汚染水と呼んでいる)」と主張し、日本の相星孝一大使に抗議書簡を渡すため大使館への