Intel 6シリーズチップセットに問題が発覚し、アキバではP67/H67マザーボードが一時的に販売停止となった。年明けからの盛況が一転、各ショップの売り場には大きな穴が空く事態に……。 インテルは2月1日、“SandyBridge”こと第2世代Coreプロセッサーに対応する「Intel6シリーズ・チップセット」に、設計上の問題があることを明らかにした。 今回発表された不具合は、チップセットに内包するSATAポートの品質が時間経過によって低下し、接続されているHDDや光学ドライブなどのデバイスに影響を与える可能性があるというもの。該当するのはSATA 2.0のポートである2番から5番のみであり、0番から1番のSATA 3.0のポートに影響はないという。 インテルはこの問題に対して該当チップセットの出荷を停止し、問題を解決したチップセットの製造をすでに開始している。これらは2月後半から出荷さ
“Sandy Bridge”と呼ばれる第2世代のCore iシリーズが間もなく“正式”に発表されるといううわさ。が、その発表前の新年早々から新世代CPUの性能を検証してしまった! 32ナノプロセスの新世代アーキテクチャとは “Sandy Bridge”は、Coreマイクロアーキテクチャとしては3世代目となる次期Core iシリーズだ。Intelの開発サイクル「Tick・Tock」モデルにおける「Tock」のターンにあたる。「Tick」が新しいプロセスルールの導入であるのに対し、Tockは新しいマイクロアーキテクチャを導入する。その“しきたり”通り、Sandy Bridgeでも、2010年に登場したWestmere世代と同じ32ナノメートルプロセスルールを継続しつつ、新しいマイクロアーキテクチャが導入された。 Sandy Bridgeで導入される新しい機能やWestmere世代からの変更点は
すでにアナウンスされている通り、Coreマイクロアーキテクチャの登場から2年が経過した今年、IntelのTICK-TOCKモデルに従い、新マイクロアーキテクチャを採用したCPUが登場する。開発コード名である「Nehalem」、新ブランド名である「Core i7」といったキーワードのほか、マイクロアーキテクチャなどの詳細も多くの情報が公開されており、期待している読者も多いのではないだろうか。今回、デスクトップ向け製品のテストキットを入手できたので、これを利用してCore i7のパフォーマンスをチェックしてみたい。 ●デスクトップ向けには3製品を最初に投入 今回のテストするCore i7プロセッサはデスクトップ向けの製品で、「Bloomfield」の開発コード名を持つものだ。Bloomfieldは今年中にも発売が見込まれている製品で、ラインナップは表1に示した通りとなる。今回のキットには、「C
東芝が、高性能プロセッサ「Cell」をベースにしたチップを搭載するノートPCを2008年中にリリースする見通しだ。これは、ソニーが「PLAYSTATION」で採用しているのと同じプロセッサだ。 東芝のノートPC「Qosmio G40」は、「Cell Broadband Engine」(Cell/B.E.)プロセッサをベースにしたチップ「SpursEngine SE1000」を搭載する予定だ。Cell/B.E.は、ソニーの「PLAYSTATION 3」(PS3)にも搭載されている。 Cell/B.E.は、東芝がIBMおよびソニーと共同で開発したマルチコアチップアーキテクチャだ。これはIBMの「Power」アーキテクチャから派生したもので、PowerアーキテクチャはかつてAppleのノート型およびデスクトップ型のコンピュータにも採用されていた。現在IBMは、ブレードサーバの製品ラインにCell
■多和田新也のニューアイテム診断室■ 45nmプロセスの廉価版「Core 2 Duo E7200」 ~1GHzのオーバークロック動作を確認 2008年1月に、45nmプロセスで製造される「Core 2 Duo E8000」シリーズが発売された。この45nmプロセスは「Conroe」アーキテクチャにマイナーチェンジを施した「Penryn」アーキテクチャを採用しており、同クロックならば、65nmプロセス製品よりも高い性能を示す傾向があり、人気を集めている。 そして、この45nmプロセスの新製品として4月中旬に発売されたのが、今回取り上げる「Core 2 Duo E7200」である。45nmプロセス製品の廉価モデルとして位置付けられる本製品のパフォーマンスをチェックしてみたい。 ●キャッシュとFSBクロックを制限して価格を抑制 今回テストするCore 2 Duo E7200はすでに発売されており
●Sandy BridgeとLarrabeeが見えるIntelの命令拡張 Intelは、今後CPUの命令セットアーキテクチャを次々に大きく拡張して行く。Intelは、2010年から先も含めた命令セットロードマップを、4月2~3日に中国・上海で開催した技術カンファレンス「Intel Developer Forum(IDF)」で示した。2010年のCPU「Sandy Bridge(サンディブリッジ)」以降は、主に、命令セットを拡張することで、CPUコアの性能を飛躍させて行く。 Intelは、そのための土台となる新命令拡張「Intel Advanced Vector Extensions (Intel AVX)」をSandy Bridgeから導入する。AVXでは、SIMD(Single Instruction, Multiple Data)演算の幅を従来の128bitsから256bitsに拡張す
ソニーが「PLAYSTATION 3」(PS3)を分散コンピューティングプロジェクトFolding@homeに対応させるアップデートをリリースしてから1カ月になる。スタンフォード大学によると、これに対するユーザーの反応は「驚異的」であるという。 PS3が同プロジェクトに対応した2007年3月以降、25万人以上のPS3ユーザーが登録し、ネットワークの演算能力が倍以上に跳ね上がった。 分散コンピューティングは、プロセッサの余力を利用して演算処理を行う手法である。Folding@homeは、PC、Mac、PS3の余剰演算能力を利用して、アルツハイマー病、パーキンソン病、嚢胞性線維症、各種ガンなどの原因を調査している。 多くのPCユーザーがアイドル時のCPU処理能力を提供して地球外の知的生命体探査を助けているSETI@home(Search for ExtraTerrestrial Intelli
Core 2 Duoシリーズの新製品、Core 2 Duo E4300の販売が開始となった。このE4300、動作クロックは1.8GHzとやや低めだが、リテールパッケージの店頭価格が約2万円と安価なため、費用対効果を考えれば充分魅力的なプロセッサだろう。筆者もついつい衝動買いしてしまった。というわけで、早速その実力を試してみたい。もちろん"モノ"が"モノ"だけに、本稿ではオーバークロック動作を中心にテストする。 ついつい衝動買いしてしまった E4300はパッケージがLGA 775、動作クロックが1.80GHz、FSBが800MHz、L2キャッシュが2MBで、65nmの製造プロセスを採用し、TDPは65W。FSBが1,066MHzから下がった以外は、これまでのCore 2 Duoと同様だ。しかしIntelのProcessor Spec Finderで調べてみると、実はコアステッピングが、モ
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