1~2歳、2~3歳の子どもで、テレビやDVDなどのメディアの視聴時間が長くなると、発達スコアが低くなることが9月19日、千葉大学と国立成育医療研究センターの研究グループの分析で明らかとなった。メディアの視聴時間が長くなると、1~2歳ではコミュニケーション領域のみが、2~3歳では粗大運動、微細運動、個人-社会の3領域で発達スコアが低くなった。一方で、1~2歳、2~3歳でコミュニケーション領域の発達スコアが高いと、メディア視聴時間が短くなることも分かった。 これまでの研究では、メディア視聴時間が長い子どもは発達が遅くなるといった報告があったが、メディアの視聴時間が長いから発達が遅くなるのか、それとも発達の遅い子どもはメディアの視聴時間が長くなるのか、従来の解析方法では分けて検討することができなかった。 そこで、千葉大学予防医学センターの山本緑助教と国立成育医療研究センターエコチル調査研究部の目