ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
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先日開催された『平野富二伝』刊行記念講演会で『日本の近代活字』(asin:494761370X)を久しぶりに眺め、各種資料との出会いに恵まれてしまっている自分こそが「和様二号かな」の一覧から欠けているキャラクターの補充をすべき役割を与えられていることに思い至った。 犬も歩けば棒にあたり、野良研究者も歩けば隠されていた資料にあたる。2007年に『教会撮要』という稀少例に出会った際に着想し、その後作成していた和様二号平仮名の「ほぼ全容」がわかるという触れ込みの資料は、板倉雅宣『和様ひらかな活字』(asin:4947613610)の表を補完する形態で、変体仮名はスコープ外としており、また、いろは仮名にも未発見のものが残っていた。 その後に出会った『からのはうた』や『土佐日記参釈』という和様二号多用例によって、今回、少なくとも「いろは仮名」の全てを網羅することに成功した。 『土佐日記参釈』は「和様
配布資料B面の上の方に並んでいる、東京築地活版製造所の明治19年「新製見本」シリーズについて、お話しさせていただきます。 『アイデア』358号の「日本語活字の文化誌 第3回 うたう活字書体」で触れた通り、この「新調三号」仮名は、筆書きの味を強く残した活字書体の代表として、写植時代とデジタルフォント時代に復刻/翻刻活字を生み出しています。 idea (アイデア) 2013年 05月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 誠文堂新光社発売日: 2013/04/10メディア: 雑誌この商品を含むブログ (3件) を見る「新調四号」の活字としての特徴については、8月10日に発売される『アイデア』360号「日本語活字の文化誌 第5回 正方形とは限らない」で取り上げておりますので、興味のある方は、ぜひご覧になってみてください。idea (アイデア) 2013年 09月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 誠文堂
『タイポグラフィ2つの潮流』(武蔵野美術大学美術館・図書館 武蔵野美術大学造形センター、二〇一三年五月二〇日、デザイン=朴志勲)。 ご覧のようにかなり凝った造本である。二冊を一枚のカバーで包んでいる。 しかも背は綴じが見えている。本来ならここに表紙を貼付けるわけである。それがいわゆる並装(なみそう)本ということになる、いや、厚い表紙を付ければハードカバー(上製本)。並装の場合はこの写真のように糸綴じせずに糊で固めるだけの場合が多い。 「2つの潮流」とはどういうことか? ものすごく簡単に言えば、この二分冊の表紙に印刷された「R」の文字の字体が示している通りである。一つはウィリアム・モリスによる中世復古デザインの流れ。もうひとつはユーゲント・シュティールからロシア構成主義を基盤とする新しい文字デザイン「ニュー・タイポグラフィ」。形からだけ言えば、後者は「サンセリフ」(日本では何故かゴシック体と
タイポグラフィの歴史を5分でダッと説明するストップモーションアニメ(上)が超クールと海外で注目を集めています。 製作したのはカナダのマクマスター大学でマルチメディアを専攻するベン・バレット=フォレスト(Ben Barrett-Forrest)さん(23)。3年目のアニメーション科目の課題でショートアニメを作れと言われて始めたら、ついつい凝ってしまったのだそう。 出身地ユーコンの地方紙はこう紹介してますよ。 「たぶん15~20時間もかければ合格だったと思います。それが始めたらとてもそんな時間じゃ終わらない、課題よりずっと手間かかるってすぐに気づいて。でも、それでもいいやって思ったんです」 結局バレット=フォレスト君は2ヶ月暗い部屋に篭って500ワットの電球で照らしてる熱い中、ダンボールくり貫いて作った292個の文字を並べて2500枚の静止画像を撮影し、そこからストップモーションビデオをつくっ
第一編 文字・表記史研究の目的・方法・資料 第一章 文字・表記史研究の目的 第二章 文字・表記史研究の術語 第三章 書記体の分類と非陳述的書記体 第四章 書記教育史としての文字・表記史 第二編 文字・表記史の原理 第一章 国語文字・表記史の概観 第二章 文字・表記史と表記史資料の普遍性・特殊性 第三章 仮名表記史の原理 第四章 表記史的現象としての表記習慣 第五章 文字・表記史と誤記・誤写 第三編 平仮名史・平仮名文表記史の研究 第一章 平仮名書きの意味 第二章 平安・鎌倉時代における平仮名字体の変遷 第三章 片仮名資料に見える草体仮名の性格 第四章 平仮名書きいろは歌の成立と展開 第五章 「平仮名らしさ」の基準とその変遷 第六章 定家の表記再考 第七章 異体仮名使い分けの発生 第八章 異体仮名使い分けの衰退 第九章 平仮名表記史資料としての書道伝書 第四編 漢字文表記史の研究 第一章 漢
10年ほど前に流行した「フォントいじり系テキストサイト」の先駆は江戸時代にあった。詳しくは『書き文字から印刷文字へ―活字書体の源流をたどる』で熟知すべし。
UCHIDA Akira @uakira2 そういえばBCCKSの『坊っちゃん文字組101年』 http://t.co/wmGX1Vkm には書かれなかった大事なひとことが @sobsin さんの《原寸!「坊っちゃん」本文組100年》(季刊『d/SIGN』8号)に書かれてますね。 @ogwata 2012-03-30 21:30:10 近田火日輝(fireworks.vc) @hi6ikic 読み合わせとかで写植の指定を読み下すとき(あるいはDTP化した今でも)S学館では「ッ」を「ツ・1号小」と呼称するんだけどこれって活字由来の指定なのかなあ。小書きのツって実際に1号下の活字を使ったのだろうか(初号の「ッ」があるのではなく、二号の「ツ」を使ったのだろうか??) 2012-03-30 21:32:34 UCHIDA Akira @uakira2 36頁、昭和22年5月の『国語の新しい書きかた
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