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ブックマーク / book.asahi.com (9)

  • 「線虫 がん検診」とは? 研究者・広津崇亮さんが語るその全貌と可能性|好書好日

    文:北林のぶお 写真:山田秀隆 広津崇亮(ひろつ・たかあき)株式会社HIROTSUバイオサイエンス代表取締役 1972年山口県生まれ。97年に東京大学大学院理学系研究科の修士課程修了後、サントリーに入社。1年で退社して同大学院博士課程に入学し、線虫の嗅覚に関する研究を開始。2000年、匂いに対する線虫の嗜好性を解析した論文が英科学誌『ネイチャー』に掲載された。翌年に博士課程修了(理学博士)。日学術振興会特別研究員などを経て、九州大学大学院の助教だった13年、がん患者の尿を線虫が嗅ぎ分けることを発見した。その論文が米科学誌に掲載されると国内のニュースでも話題となり、16年に起業。線虫を利用した早期がん検査「N-NOSE」の実用化を20年1月に目指して、研究開発や関係機関との連携を進めている。 尿を取るだけの高精度ながん検査を実現 ――線虫を使ったがん検診の仕組みについて、あらためて教えてく

    「線虫 がん検診」とは? 研究者・広津崇亮さんが語るその全貌と可能性|好書好日
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    ublftbo 2019/10/13
    “。現在は、すい臓がんで研究を先行して進めているところ。さらには、白血病を含む小児がんを検査するための研究も始まっています。” どうするんだこれ……。/ 先日の⇒http://interdisciplinary.hateblo.jp/entry/2019/10/02/101107
  • 「主役はダーク」書評 怒り心頭の物理学者、科学哲学者と大激論|好書好日

    主役はダーク [著]須藤靖/科学を語るとはどういうことか [著]伊勢田哲治 『主役はダーク』は破格の科学エッセーだ。最新の天文学、宇宙物理学を独特の諧謔(かいぎゃく)を交えて語る。 宇宙は膨張しており、物質は希薄になっていくはずなのに、我々の世界(例えば地球)が物質に満ちているのは、ダークマターのおかげらしい。いまだ直接観測されていないが宇宙の22%を占め、局所的な密度を上げるのに貢献しているという。一方ダークエネルギーはさらに圧倒的で宇宙の74%! 万有引力ではなく、互いに反発する斥力を働かせ、宇宙が一貫して膨張する性質を与えてきた。どちらも物理学で真面目に議論される有力仮説だ。 ともすれば難しくなりそうなテーマだが「最近の世の中は何か暗い」の一文で始まり、国家予算の赤字やら大学生の就職率について嘆きつつ、気づけば宇宙のど真ん中に誘われている。爆笑、苦笑と科学が隣り合わせる筆さばきだ。

    「主役はダーク」書評 怒り心頭の物理学者、科学哲学者と大激論|好書好日
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    ublftbo 2013/07/02
    川端さんはちゃんと「反実在論」て書いてる
  • 森博嗣「相田家のグッドバイ」書評 親の老い、乾いた筆致で描く|好書好日

    相田家のグッドバイ Running in the Blood (幻冬舎文庫) 著者:森 博嗣 出版社:幻冬舎 ジャンル:一般 相田家のグッドバイ [著]森博嗣 かつて揺るぎなく見え「お手」として導いてくれた親がいつの間にか「弱く」なりむしろこちらが保護者だと気づく瞬間がある。その発見はわりと唐突に訪れる。衰えていく父母を見送る過程で、自分自身の育ちを相対化し家族観・世界観に修正を余儀なくされることも。核家族が普通になって祖父母の老いや死を間近に見てこなかったこともあり、我々の多くが年長者の衰えに「慣れていない」からなおさらだ。作は現代の我々の社会で普遍的と思われる、しかし、あまり語られないことを、とびきり乾いた筆致で掬(すく)い上げる。 作中の両親はいずれも一風変わった人々として描かれる。父は、何事にも「理屈が必要」と考えており、例えば二輪車での事故を「二輪故のスリップ」と原因確定する

    森博嗣「相田家のグッドバイ」書評 親の老い、乾いた筆致で描く|好書好日
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    ublftbo 2012/04/10
  • 「あやしい統計フィールドガイド」書評 見分けるポイント、実践的に|好書好日

    あやしい統計フィールドガイド ニュースのウソの見抜き方 著者:ジョエル・ベスト 出版社:白揚社 ジャンル:社会・時事・政治・行政 あやしい統計フィールドガイド―ニュースのウソの見抜き方 [著]ジョエル・ベスト [訳]林大 私たちの社会は、ありとあらゆる種類の数字で語られる。どんな種類の犯罪が増えているのか、どんな病気が増えているのか、あるいは、子どもの学力は? 人々の収入は? それが、私たちの社会観を形作り、政策の基礎にもなる。 ところが、やっかいなことに、統計はうそをつく。数字の取り方次第で、全く違った印象を与えることができる。 フィールドガイドと銘打った書は、こうしたうそを見抜く実践的アドバイスを、具体例を挙げながらコンパクトにまとめている。 まず、最初に強調されるのが、たとえば年間の出生数など、基となる数字をいくつか知っておいたり、あるいは調べたりすること、そして、最も重要な経験

    「あやしい統計フィールドガイド」書評 見分けるポイント、実践的に|好書好日
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    ublftbo 2012/02/08
    これは、とっかかりの本として見て極めて良書なので、読んで損はしないでしょう。新聞社の人がこれを勧めるのは興味深いし、なかなか出来ないことだと思います。
  • 【レビュー・書評】ガロア 天才数学者の生涯 [著]加藤文元 - 新書の小径 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    ガロア 天才数学者の生涯 [著]加藤文元[評者]青木るえか[掲載]週刊朝日2011年2月25日号著者:加藤 文元  出版社:中央公論新社 価格:¥ 882 ■BL的妄想をかきたててくれる なんか有名ですよね、『ガロア』。 数学の天才で若くして決闘で死んだ、という話はやたら知られている。顔はよくわからないが、悪くなさそう。ボーイズラブ小説の登場人物みたいでドキドキさせられる。しかしBL小説の登場人物の職業や家柄がやたら凝ってるのに読んでもまったく実態がわからない(20代で巨大コンツェルンCEOなのに、美少年と恋愛というような)のと同様、ガロアの数学上の業績もまったくわからない。いや、知ろうとしないこっちが悪いんだが、BL小説的なカラッポの印象が強いのだ、ガロア。 なのでこのを見つけた時は「これを待っていた! 遅すぎた発刊だ!」と喜んだ。期待に違わず、最初のほうは「巻を措く能わず」で、という

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    ublftbo 2011/02/22
    なんだこれはとしか言いようがない書評(?)
  • 【レビュー・書評】さらば脳ブーム [著]川島隆太 - 新書の小径 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    さらば脳ブーム [著]川島隆太[評者]谷束[掲載]週刊朝日2011年2月4日号著者:川島 隆太  出版社:新潮社 価格:¥ 714 ■なにもそこまで怒らなくても 「脳を鍛える大人のDSトレーニング」、通称、脳トレ。脳の働きが良くなるというゲームソフトですね。以前試したら脳年齢が実年齢を上回ってまあ、情けないったら。全世界で累計3千3百万。著者はこのお化けソフトの生みの親だ。ヒットと同時に各メディアで「科学的根拠がない」という批判が噴出した。一連の騒動と、脳トレ批判への反論を書で語っている。 脳トレは著者が公文教育研究会との協力で完成させた「学習療法」を応用している。毎日読み書き計算を続けると読み書き計算以外の能力も向上するというもので、高齢者が活動的になり認知機能が向上した、発達障害の子供たちに社会性が出てきたなどの効果があったという。論文は厳しい審査をパスして学術雑誌にも掲載されて

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    ublftbo 2011/02/01
    三段落目、川島氏の論に見事に化かされているように見えるけれども。効果があると謳うことと、効果の証拠が不充分だと指摘することとは、非対称である訳で。効果がないことを立証する責任は特にないですね。
  • asahi.com(朝日新聞社):脳ブームに「待った」 学会「根拠示す配慮を」 - ひと・流行・話題 - BOOK

    脳ブームに「待った」 学会「根拠示す配慮を」2010年4月20日脳科学をめぐる 数年来の「脳ブーム」に対し、「脳科学はそう簡単じゃない」と訴える研究者が相次いでいる。「すぐ役立つ」ばかりを期待する世間に、「応用を安易に語りたがらない科学」が理解を求めている。 大阪大学の藤田一郎教授は、視覚と脳の関係を探る基礎研究者。昨年出した『脳ブームの迷信』(飛鳥新社)で、脳にまつわる様々な風説の横行を嘆き、一例として「脳トレ」を検証した。 2005年の発売から、09年9月末までに世界で正続2作が3218万売れたこのゲームソフトは、正式名称が「東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング」。「音読や簡単な計算で脳の血流が増す」という川島教授の理論に基づいて任天堂が開発した。 ■期待抱かせている 藤田教授は、脳トレが専門用語を交えた説明と「脳が活性化した」など

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    ublftbo 2010/04/20
    概ねナイスな記事。/ 川島氏、疫学や行動科学、臨床に携わる人が見たら呆れ返るようなこと言ってるね。しかも何年も前から同じことばっかり。/ 一応言っておくと、「科学的な根拠」って即ち「効く証拠」ですからね。
  • 【レビュー・書評】血液型の科学 [著]藤田紘一郎 - 新書の小径 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    血液型の科学 [著]藤田紘一郎[掲載]週刊朝日2010年3月26日[評者]谷束■人類はもともと全員O型だった 日人は血液型性格判断というやつが好きである。A型几帳面、O型大ざっぱ、B型マイペース。話のタネとしちゃ楽しいが、実のところ、そんなのはマユツバだなと思っていた。何十億人といる人間の性格がたった4種類って、それヘンでしょう。実際、たいていの科学者は「血液型性格論はエセ科学」とハナもひっかけない。 ところが書によれば、科学的根拠がないのは科学者の言い分のほう。免疫学的にみれば、血液型によって性格がちがうことはありうる、というのだ。賛否両論の血液型性格論を検証している。 ヒトはもともと全員O型だったという。農耕、遊牧が始まると、紀元前2万5千〜1万年にそれぞれの物消化に適合する血液型として、初めてA型、B型が出現する(ついでに言えば、AB型の出現はほんの千年ほど前だ)。 血液型を

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    ublftbo 2010/03/23
    んにゃ。意外と「科学者も」無思慮なこと言うから困るのでありまして。 / 「あっても良いけど(実証科学的に)反証された。」←ここ基本。
  • 【レビュー・書評】代替医療のトリック [著]サイモン・シン、エツァート・エルンスト - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    代替医療のトリック [著]サイモン・シン、エツァート・エルンスト[掲載]2010年3月21日[評者]広井良典(千葉大学教授・公共政策)■「病気の治療とは」、議論の契機に 現在の医療に関する様々な課題が指摘される中で、中国医学など非西洋的な医療や代替医療と呼ばれるものへの人々の関心が高まっている。書は、科学ジャーナリストとしてよく知られた著者らが、そうした代替医療をテーマとして取り上げ、批判的な吟味を行うものである。 「書の目的は、代替医療について真実を探り出すことだ。どの療法には効果があり、どれには効果がないのだろうか?」。具体的に論じられるのは、鍼(はり)、ホメオパシー、カイロプラクティック、ハーブ療法の4分野だが、その検証にあたって準拠とされるのは、医療分野で近年浸透してきた「科学的根拠に基づく医療(エビデンス・ベースト・メディシン)」の考え方と、二重盲検法と呼ばれる方法に基づく臨

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    ublftbo 2010/03/23
    最後の段落。「果たしてそんなことを医学の専門家が考慮しないのか」と考えれば、色々気付けるはずなのだけれど。
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