ここではコミュニティーの皆さんから投稿を募集しています。 『BLOOD MOON』を聴いての評論・感想など、我こそはと思う方はふるってご参加下さい。 投稿は、こちらのアドレスへメールでお送り下さい。 e-mail :: blood_moon@moto.co.jp
50分に満たない時間の中で 大谷隆之 励まされながら、同時に打ちのめされる。現実を見つめる視線の強さに魂を揺さぶられながらも、でも最後にはまた、未来に一歩踏み出す勇気を取り戻している。50分に満たない時間の中でそんな相反する感情を何度も経験しながら、この数週間ずっと、佐野元春 & THE COYOTE BANDの最新作『BLOOD MOON』を聴き続けている。 打ちのめされるのはシンプルな言葉だけで綴られた12編の物語が、今僕たちが直面しているこの世界と怖ろしいほどシンクロしているから。それでいて励まされるのは、ときに聴き手を突き放すような辛辣なイメージも提示しながらも、バンドの音そのものが確実に希望を奏でているからだ。たとえばアルバムタイトルにもなっている「紅い月」。十代から佐野元春の音楽を聴きつづけてきた自分にとって、この曲の語り出しは誇張ではなく衝撃だった。 愛とか自由について 語り
2005年12月21日。元春が'80年代に発表したアルバム8タイトルが、紙ジャケット&リマスタリングで蘇る。オリジナルのLP盤がそっくりそのままCDサイズにミニチュア化された紙ジャケだけでもファン心をくすぐるが、さらに注目したいのがリマスタリング作業によって「蘇った」サウンドの素晴らしさだ。元春自身も「サウンドを聞いたとき、本当に感動して涙が出てきた」と言うほど、ブラックビニールのオリジナル盤が持っていたサウンドの情感が忠実に再現されている。そこで今回は、サウンド&レコーディングマガジンの國崎編集長をホストに、'80年代~'90年代の作品を多く手がけたマスタリングエンジニアである田中三一氏、そして2000年以降の作品と今回のリマスタリング盤を手がけた前田康ニ氏を迎え、元春との4者対談の模様を、全4回でお伝えしたい。 國崎●まずはこの対談を読んでいる佐野元春ファンのために、「マスタリングとは
2005年12月21日。元春が'80年代に発表したアルバム8タイトルが、紙ジャケット&リマスタリングで蘇る。オリジナルのLP盤がそっくりそのままCDサイズにミニチュア化された紙ジャケだけでもファン心をくすぐるが、さらに注目したいのがリマスタリング作業によって「蘇った」サウンドの素晴らしさだ。元春自身も「サウンドを聞いたとき、本当に感動して涙が出てきた」と言うほど、ブラックビニールのオリジナル盤が持っていたサウンドの情感が忠実に再現されている。そこで今回は、サウンド&レコーディングマガジンの國崎編集長をホストに、'80年代~'90年代の作品を多く手がけたマスタリングエンジニアである田中三一氏、そして2000年以降の作品と今回のリマスタリング盤を手がけた前田康ニ氏を迎え、元春との4者対談の模様を、全4回でお伝えしたい。 國崎●まずはこの対談を読んでいる佐野元春ファンのために、「マスタリングとは
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