スナノミから子どもを守れ=ケニアに靴を スナノミ症にかかった足の指=2016年11月、ケニア・エスンバ村(日本リザルツ提供) スナノミ症という感染症が、アフリカなどの貧困層の子どもたちを苦しめている。予防のため靴を履いて歩けるようにと、運動靴を集めて送る活動が日本で始まった。 スナノミとは文字通り、砂にいるノミの一種で、人の指などに取り付くと皮膚の中に卵を産んで増殖。敗血症や破傷風、リンパ管炎、全身の壊死(えし)など深刻な症状を引き起こし、死に至ることも。靴を履き、スナノミが付いてもきれいな水で洗ったり、清潔な器具で治療を受けたりすれば治るが、貧しい地域ではままならない。結核やHIV、マラリアなどとともに恐ろしい感染症となっている。 支援活動を始めたのは、飢餓と貧困の問題に取り組むアドボカシー(政策提言)型のNGO、日本リザルツ(白須紀子代表)。駒沢大生の白石陸さん(20)がインターン