三重県が導入している「スニーカーデー」が今年で15年となる。健康増進のため毎週水曜日はスニーカーで出勤するよう職員に促すもので、厚生労働省や県によると、全国唯一の取り組み。当初は職員に戸惑いもあったが、じわりと浸透して足元から心身の管理を見直すきっかけになっている。【井口慎太郎】 毎週水曜日…導入15年、じわり浸透 1月のある水曜日。津市の県庁で幅広い年代の男女職員がスニーカー姿で働いていた。 「週の中日でいい気分転換になる」。行財政改革推進課の加藤栄二さん(40)は語る。普段はスーツだが、この日はスニーカーに合わせて、ニットの上着と綿素材のズボンというカジュアルな服装。