二十歳を迎え、ふと気付いたら選挙権を手にしていた。ちょっと堅苦しい雰囲気の投票所で1票を投じ、ちょっとオトナになった気分になった。投票初体験は多くの人にとって、そんな感じだったのではないだろうか。今年新たに有権者になった18、19歳の240万人にとっては、これが、ちょっと違うらしい。「選挙が突然向こうからやってきた」というのだ。「さとり世代」「マイルドヤンキー」とも呼ばれる彼らは、選挙権をどのように受け止めているのだろうか。「18歳選挙世代は日本を変えるか」(ポプラ社)の著書があり、100人を超える10~20代とともに若者の意識や実態を調査している原田曜平氏に聞いた。 クルマやブランド物は欲しくない まず、「18歳選挙世代」と呼ばれるのは、どのような世代なのかを見てみましょう。 彼らが生きてきたのは、1990年初頭にバブル経済がはじけ、そこから2010年ごろまでの「失われた20年」と呼ばれ
![マイルドヤンキー「18歳選挙世代」が投票する理由 : 深読みチャンネル : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 1/3](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/395043fb55955a4394a965a1a229ba51b20cd31d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Fphoto%2F20160704%2F20160704-OYT8I50065-L.jpg)