著者の略歴- 1951年福島県に生まれる。1979年お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科人間発達学専攻修了。現在、順正短期大学幼児教育科教授、日本教育思想史専攻。『日本女性生活史4 近代』(共著,東京大学出版会,1990年)『「性を考える」わたしたちの講義』(共編著,世界思想社,1997年)他。論文「教育家族の成立」『叢書 産む・育てる・教える一匿名の教育史1〈教育〉-誕生と終焉』(共著,藤原書店,1990年)「母性,父性を問う-子産み,子育てにおける男と女」『性というつくりごと』(共編著,勁草書房,1992年)他 近代を研究していた筆者が、自分の問題意識に引きずられて、近世へと踏み込んだと、あとがきにある。 実に自然な発展であり、本書の真面目さが良く伝わってくる。 私も近代=明治維新を専攻していた頃、江戸時代へと問題関心が遡っていったので、 筆者の気持ちはよく分かる。 近代から近