大手ジーンズメーカー・エドウイングループ(東京・荒川)が証券投資の失敗によって出た200億円以上の損失を隠すために不正経理を繰り返していた、と全国紙にすっぱ抜かれた。報道を受けてエドウイングループは事実関係を明らかにした。 『8月上旬に当社グループの経理責任者が急死したことに伴い、当社グループによる証券取引において損失が発生していたこと、及び、損失発生に関連して不適切な会計処理等が行われていた可能性があることが判明しました。徹底した調査を行うことが最重要であるとの認識のもと、外部の法律家等によって構成される第三者委員会を設置しました』 同社は、2008年のリーマン・ショックによる混乱で、証券投資で200億円以上の運用損が発生。融資を受けていた銀行などには、損失を隠蔽した決算書類を提出していた。さらに驚きなのが、実は、8月上旬にグループの経理担当の取締役が自殺していたのだ。この経理担当者が持