橋下徹・大阪府知事が率いる地域政党・大阪維新の会が9月府議会に提出する教育基本条例案について、府教育委員会(委員6人)は16日、定例会議で協議し、「この条例ではやっていけない。総辞職するしかない」と反発する声が相次いだ。 同日午後、府教委は維新側と意見交換し、条例案の問題点を指摘する。 条例案では、知事による教育委員の罷免や府立校の全校長公募、高校統廃合などを規定。橋下知事が2008年に任命した陰山英男氏も「横暴としか言えない。(教育委員を)辞めます」と憤りを隠さず、他の教育委員らも「学校現場の現実を無視している」などと批判した。